皆が行きたいと思える店づくりを目指す。ゼットンで働いたことで気づいたこと。

皆が行きたいと思える店づくりを目指す。ゼットンで働いたことで気づいたこと。

皆が行きたいと思える店づくりを目指す。
ゼットンで働いたことで気づいたこと。

このストーリーのポイント

  • 「3年間修業し、独立したい」。その想いを抱いてゼットンで働くことを決める
  • どのポジションであっても、成果を導くことにこだわる
  • 成長の機会が得られるのも、ゼットンだからこそ。着実に成長していきたい

「店づくりは、人づくり 店づくりは、街づくり」を経営理念に、地域の皆様に愛される店づくりを目指すゼットン。2025年3月からは、新社長の下で新たなスタートを切った。次なるステージに向けて成長戦略を加速する同社にとって、成長意欲に溢れる人材は事業の原動力。ダイニング事業部の部長を務める近藤も、その重要性を実感している。自分を育んでくれた会社に感謝し、今後は若手により多くのチャンスを提供したいと考えている。

PROFILE
株式会社ゼットン

ダイニング事業本部
ブランドダイニング事業部 事業部長
2006年中途
情報社会政策学部卒

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愛知県出身。中学・高校とバスケットボールに熱中。「より高度なプレーを学びたい」とNBAの試合を見続けていた。友人や仲間と盛り上がりながら見るのが好きだった。それが、「自分のお店を持ちたい」と思うきっかけとなる。ゼットンに入社したのもそのため。だが、店長やエリアマネージャーとして現場で活躍し続けるうちに、「やりたいことができるなら、この会社でチャレンジしてみるのも良いのでは」と気づく。

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自分の店を持ちたい、その一心でゼットンに入社

学生の頃から、自分のお店を持ちたくてたまりませんでした。イメージしていたのは、スポーツバーです。元々、米国のプロバスケットボール・NBAが大好きで、皆で一緒にお酒を飲みながら試合を観戦できるお店を手掛けたいと思っていました。自分の趣味をカタチにできる。そんな生き方に憧れていて表現方法の一つがお店だったんです。

そのため、皆と同じように就職活動をするかどうかは悩んでいました。ただ、大学に行かせてもらった親には感謝していたので、一旦は店舗向けの総合サービス企業に勤務したんです。今思えば、「飲食の世界に突き進む」という覚悟がまだなかったのかもしれません。有線放送の営業に従事しましたが、どこかのタイミングで辞めようとずっと思っていました。予想通り、半年ほどで退職しました。やはり、自分の夢を諦められなかったからです。

「今度こそ、飲食企業に入ろう」と決心し、ネットで探してみました。そのときに、出会ったのがゼットンでした。社名はどこかで聞いたことがありました。すごくオシャレなお店で勢いがありそうな印象がありました。ネットで調べたら、偶然にも社員を募集していたので応募することにしたんです。

1日でも早く自分の夢を叶えたかったので、どんなに厳しいことがあっても、3年間は真剣に店舗運営を学び、修行しようと考えました。どうせやるならアルバイトではなく、社員として入社し、最後は店長を務め上げ、ノウハウや資金を貯めてから独立しようと思い描いていました。

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店長として新店立ち上げに挑む

ゼットンに入社後、最初に配属になったのは、アイランドカルチャーライフスタイルを提案するハワイアンカフェ&レストラン「アロハテーブル」のカフェでした。主に接客を担当していました。ここでの在籍期間は短かったですね。一年ぐらいで別の店舗に異動となり、その翌年には念願の店長に昇格することができました。ここまでは、自分の思った通りのスピード感で進みました。「いよいよ、自分の夢に近づいた」。そんな気持ちの高ぶりを感じていた気がします。

しかも、当時のゼットンは今と比べると会社の規模が小さかったですし、ブランドに関する規約も厳しくはありませんでした。むしろ、店長に委ねられる裁量や権限がかなり大きかったんです。もちろん、上司の確認は取っていましたが、自分らしく突き進んでいくことができました。それだけに、仕事にのめり込んでいき、自分が独立してお店を持つ以上にゼットンの店長として仕事のやりがいを見出すことが楽しくなって来ました。

試行錯誤を重ねながら店舗を作り上げていく毎日は本当に楽しい日々でした。お客様を呼ぶために、テラス席のテーブルや椅子を増設したり、メニューを幾度も変更するなど細かな工夫を施していきました。おかげで、僕は自分がやりたかった多くのことを実現できてしまい、会社を辞めて独立する理由がなくなってしまったんです。

ただ、いつも順調だったわけではありません。店長として2店目に挑んだ新店立ち上げのプロジェクトは、僕にとっては難易度の高い仕事でした。その店舗は、6階建てのビルのうち、4つのフロアを占めていました。しかも、1階がバー、2階がダイニングスペースで3階が個室、4階がバンケットなどと、フロアごとにテイストが異なる複合業態で、座席数は全部で220席ほど。ゼットンとしてはかなりの大型店です。当時の、この店舗の最大の課題は集客でした。立地的に、人通りが少なく、利益どころか売り上げを立てることすらままならない低空飛行が続いていました。今振り返っても、本当に、苦しい日々でした。

「何とかしなくては」と思い、ゼットンが経営するブライダルレストラン「徳川園」や各種セミナーに研修に行き、ウェディングプランナーにブライダル集客のノウハウを教えてもらったり、近隣の企業や美容室に営業するなど、やれることはすべて行いました。徐々に数字が伴ってきたものの、最終的に軌道に乗せるまでには2年ほど掛かりました。まだまだ、自分が未熟だったということを痛感させられましたね。

僕自身が常にこだわっていたのは業績の向上です。それは1店目から変わっていません。
どれだけ素晴らしいサービスや美味しい料理が提供されたり、どれほど内装が恰好良くて、チームワークが素晴らしかったとしても採算があっていなければお店が続かないと焦りや不安を覚えながら取り組んでいました。自分のスタイルを譲りたくなかったので、スタッフとは何度か衝突することもありました。それでも、「近藤さんと仕事をしたいです」と言ってくれる仲間がいて、嬉しかったですね。それで、引き続き結果を出すことを自分に課し続け、何とかやり遂げることができました。今の自分があるのは、あのときの葛藤があったからこそだと確信しています。その後も店長としてのキャリアは続き、そのお店を含め3つの店舗で店長を務めました。

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事業部長に昇格してからも自らの手で物件を開発

それらを経験した段階で、「もう店長としてはやり切った」と判断したときに、改めて「自分の店を出そう」という気持ちが込み上げて来ました。そんなときに、上司から複数店舗を統括する「エリアマネージャーをやってみないか」と声を掛けられたんです。店長としては、「学び尽くした」と思っていただけに、エリアマネージャーへの昇進は当時の僕にとって、ステップアップできる絶好の機会です。「自分自身の仕事のレベルや領域を上げていきたい」「もっと高みを目指していきたい」という想いが強かったので、二つ返事で打診を受け入れることにしました。

エリアマネージャーになってからも、僕のスタンスは変わりませんでした。徹底的に業績を意識し続けました。店長であったとき以上にこだわっていた気がします。見える世界観も違いましたからね。エリアマネージャーになったのは、僕にとっての二回目のターニングポイントであったかもしれません。

6年ほどエリアマネージャーとして業務に従事した後、今度は事業部長への昇進を提示されました。特に驚きはありませんでした。むしろ、心の中では「自分にやらせてほしい」と思っていたぐらいです。僕がメインで担当することになったのは、入社以来関わってきたアロハテーブル・ブランド。仙台から関東、名古屋、大阪などに約15店舗を構えています。そのほかにも、幾つか個別ブランドの店舗も受け持っています。マネジメントしているスタッフの数は、合計で120名ぐらいになります。

就任した当時は、コロナ禍だったこともあり、一時は厳しい時期もありました。しかし、この2年ほどはメニュー数の大幅な拡充などに取り組み、客足が伸び続け、アロハテーブルのほとんどの店舗で売り上げを拡大しています。また、平行してコスト管理を徹底したことで事業部としての業績も好調です。おかげで、先日会社から優秀賞を受賞することができました。僕と店舗の間には、エリアマネージャーと料理開発担当がいるのですが、彼らとの連携が上手く行っているおかげだと思っています。本当に、素晴らしいチームができています。

個人的には、自分でデベロッパーと交渉し物件を開発した店舗が、オープン後に見事ブレイクしていることが喜びです。千葉駅に隣接する商業施設に、2024年11月にオープンした韓国料理店、韓国カフェ 「イヨサンソウル(143 seoul)」です。なかなか、事業部長自ら物件を取りにいくことはないのですが、経営陣もサポートしてくれ、僕としては「これは絶対に流行る」と見込んでいた通りの結果になったのでワクワクしています。

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いつの時代にあっても、ゼットンで働く魅力は変わらない

僕が入社してもう20年近くが経ちます。当然ながら、飲食業界におけるゼットンの立ち位置も大きく変わってきました。入社当時の売り上げ規模は20億円ぐらいだったと記憶していますが、今やグループ全体で140億円を突破し、7倍に成長しました。飲食業界における、ゼットンの知名度は飛躍的に向上していると思います。

規模が大きくなっても、僕が感じるゼットンらしさは今でも変わっていないと自負しています。その一つは、風通しの良い社風です。上下のメリハリはありながらも、社長や副社長を含め「さん付け」で呼び合う文化が根付いています。また、僕は若い頃から自分がやりたいことを明確に発言してきましたが、頭ごなしに「駄目だ」と言われたことは一度もありません。それどころか、挑戦する従業員には常にチャンスを与えてくれる会社だと思っています。

僕自身にとっての当面の目標は、この事業部の売上規模を3年で1.5倍にすることです。そのためにも、担当するブランドの店舗数を増やしていきます。現状、アロハテーブルで15店舗、それ以外の業態で6店舗。合計21店舗を擁していますが、これを31店舗まで拡大する目標を掲げています。もちろん、既存店の安定成長も大切な職責の一つです。ゼットンにおける展開ブランドを構築していくことが、僕に託されたミッションです。

それが実現できれば、今以上にチャンスやポストが生まれるはずです。20代の若手にも活躍の可能性を示すことが可能になると考えています。そうした流れが生まれれば当然ながら、社員の生活も豊かになるでしょうし、やりがいや働きがいも高まると思います。僕の中では、売上規模を3倍にする将来をを思い描いています。できるだけ近い将来実現したいと考えています。

この機会に、ゼットンにはチャレンジできる環境が用意されていることを就活生の皆さんにお伝えしたいです。それだけに、「仕事を通して自分を磨いていきたい、成長させたい」といった、チャレンジ精神旺盛な方には絶好のフィールドです。僕自身もそういう方と一緒に働けることを楽しみにしています。

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