
企業年金のフロントで展開する、年金を切り口にした幅広い提案活動。お客さまが前に進む力になりたい。
企業年金のフロントで展開する、年金を切り口にした幅広い提案活動。
お客さまが前に進む力になりたい。
人が前進する一歩に貢献したい。
そのフィールドを三菱UFJ信託銀行に見出した。
──学生時代の取り組みを教えてください。
5歳から約20年間、クラシックバレエを続けていました。バレエの舞台は華やかな世界ですが、そこに至る過程は地道な取り組みの積み重ねであり、そのルーティンを繰り返すことで、舞台への道が開かれます。大学時代、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」で主役を演じました。私の踊りを見た方から「感動した。一歩踏み出すきっかけになった」と言われ、その言葉に励みをもらったことから、「老若男女問わず貢献できる仕事」が就職活動の軸となりました。人の背中を押す、前進する一歩に貢献できる仕事に就きたいと思うようになったのです。そして、幅広く業界を見ていく中で金融に出会いました。
──入社動機を教えてください。
私が最終的に魅力を感じたのは、「ヒト・モノ・カネ」という生活の重要なリソースに関わる業界で、金融、日用品、人財に関わる業界に絞って就職活動を進めました。当時私が考えていたのは、就職活動の軸とした“人が前進する一歩に貢献できること”と、ワークライフバランスが充実していて“バレエを継続できること”の双方を満たす業界・企業です。それを実現できるのが金融であり、中でも信託銀行は幅広く専門的なソリューションを提供している点に惹かれました。三菱UFJ信託銀行を選んだ理由は、担当者が一番親身になって対応してくれたから。個別に時間を取っていただき、一人の人として対応していただいたことが強く印象に残っています。人を大切にする姿勢・社風に魅力を感じて入社を決めました。
企業年金の健全性を維持・確保する提案活動から、
人的資本経営、エンゲージメント向上まで。
──現在の仕事内容を教えてください。
入社以来、一貫して年金営業に携わっています。現在は、総合電機業界をはじめとしたメーカーのお客さま約10社を担当。ここでいう年金とは企業年金であり、国の公的年金制度を補完すべく、私は、各企業が独自に設けている退職者への給付制度(企業年金制度)の運営をトータルサポートする役割を担っています。主な業務は、健全な企業年金制度の運営を行えるよう制度や運用の側面から提案していくこと。企業年金は導入すれば終わりではなく、時代や環境の変化に応じて、柔軟に給付制度や運用を変えていく必要があります。当初想定していた退職金が、環境変化で時代にそぐわないことも発生します。お客さまである各企業さまは、常に退職金給付の最適化を求めていらっしゃり、私たちはその最適化に向けた提案を実施し、企業年金の健全性を維持・確保していくことをミッションとしています。
──企業年金だけにとどまらない領域を担当されていると聞いています。
退職者へ給付する企業年金は、「人」=従業員の人生に深く関与するものです。したがって、近年重要視されている人的資本経営の実現にも関わってきます。たとえば、在職中は給与+将来の安心を提供しキャリアを積んでもらい、そして退職後も安心かつ豊かな生活を築いてもらう仕組みの構築。キャリア採用や柔軟な定年制度の導入など、働き方も変化しつつあります。そうした人事面の施策を含めた「人事・年金制度一体化」提案を進めています。また、従業員の会社に対する愛着心や思い入れであるエンゲージメント向上に向けて、資産形成支援の提案も実施。このように企業年金を切り口に、人事・組織開発のサポートなど、幅広い分野を担当しています。
「ネットゼロ」を目指す前例のない案件での学び。
お客さまを導いていく手応えに感じるやりがい。
──印象に残っている取り組みについて教えてください。
多角的に事業展開されていらっしゃるメーカーのお客さまから、前例のない提案依頼を頂戴し、短期間で本部・営業一丸となって取り組んだ経験です。そのお客さまは、製品の製造をはじめ流通から販売に至るまで、事業活動全体で発生する温室効果ガスの排出量を「ネットゼロ」とする目標を掲げられていました。目標達成に向け、事実上の炭素除去が期待できる商品への投資を検討されており、当社にとっては商品受託拡大のビジネスチャンスでした。最終的にこの案件自体が見送られ、新ビジネスとして成約には至りませんでしたが、本取り組みが評価され既存取引の拡大につながりました。ビジネスが成立しない場合でも、案件に一つずつ丁寧に向き合うことで信頼関係を構築し、中長期的に取引拡大につながる可能性があることを学びました。
──仕事のやりがいを教えてください。
企業年金の世界では、法改正や運用環境の変化等があり、多くのお客さまは刻々と変わる環境にどのように対応するのが良いかを模索されています。そのようなお客さまに対して、当社全体の知見を活かし、他の専門部署の方も含めチーム一丸となってお客さまの課題解決に向けた提案活動を行っています。地道に対話を重ねることでお客さまの課題解決につながり、最終的に三菱UFJ信託銀行との取引拡大に繋がった時はやはりうれしいですね。
いつか、三菱UFJ信託銀行で成し遂げたいこと
お客さまから生のお声を直接聞ける営業として、世の中の変化とともに生まれるお客さまのニーズを汲み取り、潜在的な課題解決にもつながるような新たなソリューション提供を行いたいと思っています。そして、そのソリューションが多くのお客さまに活用いただけるようになれば当社としても新たなビジネスチャンス拡大が期待できると思いますので、そのような観点を持った営業活動も行っていきたいと思います。