リアルタイムにダイナミックに、ニューヨークでマーケットと対峙する。金融のプロであり続ける意志と覚悟。

リアルタイムにダイナミックに、ニューヨークでマーケットと対峙する。金融のプロであり続ける意志と覚悟。

リアルタイムにダイナミックに、ニューヨークでマーケットと対峙する。
金融のプロであり続ける意志と覚悟。

PROFILE
三菱UFJ信託銀行株式会社

H.K

ニューヨーク支店
クレジット投資グループ 課長
2011年入社
大学院工学院 北方圏環境政策工学専攻

大学での専攻にとらわれない
新たなフィールドへの挑戦。

──学生時代の専攻を教えてください。

土木を専攻し、雪崩に関する研究に取り組みました。雪崩のスピードや破壊力などをシミュレートしたモデルを作り、防災等に役立てる研究です。研究室の専門外のテーマを選択したため、プログラミング言語からモデルの式、取り入れるべき要素など、ほとんど自分で調べて研究を進めました。大学が示した道を進むのではなく、失敗しながらも自分で解決策を模索して、いろいろと試行錯誤・挑戦を繰り返して成果に結びつけるというのは、大変ながらも非常に楽しかったという記憶があります。

──学生時代の取り組みは就職活動に影響しましたか?

専攻していた土木以外の分野にも幅広い業界・企業にもアプローチし、既成概念や固定観念にとらわれずに就職活動を進めました。その中でも興味を惹かれたのが金融業界です。経済の中心を担うことに加え、モノがないサービス業であることから、自分自身の力で付加価値を高めることができる仕事と感じました。信託銀行を選んだのは業務の幅が広いこと。一つのことに縛られず、さまざまなことに挑戦できる機会があると思いました。最終的に三菱UFJ信託銀行を選んだのは、面接で感じた雰囲気の良さなど、フィーリングが自分に合うと感じたからです。

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自らの意志でキャリアを形成。
ニューヨーク支店で社債投資業務を担当。

──海外勤務に至るまでのキャリアを教えてください。

私は入社時に自身が希望するキャリアを明確に伝えました。最初は、個人のお客さまと直接接することのできるリテール営業を担当したいこと、そこで信託銀行の業務の基本を学び、その後市場部門、つまりマーケットに関わる仕事をしたいと考えていました。その希望が叶い、初期配属はリテール部門の営業店、入社3年目に資金為替部に異動となりました。ここでは銀行間取引であるインターバンク業務を担当。その後クレジット投資部に異動となり、今に続く社債投資業務を担当するようになりました。さらに金融マーケットをリアルタイムに接し、そのダイナミズムを肌で感じたいと思い、海外赴任を希望し、現在ニューヨーク支店に勤務しています。

──ニューヨーク支店での仕事内容を教えてください。

ニューヨーク支店で、ローカルのアナリスト4名と駐在員2名の6名チームで社債投資業務を担当しています。米国企業が投資対象で、現地のアナリストのスキルを活用した個別企業の分析を通じ、投資対象となる企業の選定や保有している銘柄を管理しています。投資先は100を超える企業。各企業は業種が異なるのは当然のこと、会社の歴史、ビジネス戦略もさまざま。それらを丹念に調べ、時には投資先企業との直接対話を通じ、今後どうなるかというストーリーを描き、投資先として妙味があるかを判断しながらポートフォリオを管理しています。また、金融の中心であるニューヨークではリアルタイムで膨大な情報が流れてきます。それらの膨大な情報を精査しながら、日々のマーケット動向を把握・予測して投資判断を行っています。

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日々の情報に迅速・的確に対応。
時代の先を読む金融のプロへ。

──仕事のやりがいを教えてください。

金融のマザーマーケットであるニューヨークで、日々リアルタイムかつダイナミックな市場の動きを体感できる仕事にやりがいを感じています。時には突然大きなニュースが出てきます。たとえば直近では、米地銀の経営破綻がありました。報道された瞬間に市場はどう反応するのか、他への波及効果はどうなのか、自分たちが投資している企業への影響はどうなのか、これらをスピーディーに分析・判断し、投資行動に移す必要がありました。こういったタイムリーな対応は現地にいるからこそできる部分であり、貴重かつ重要な経験だと感じています。また自身が描いたシナリオが的中した時、マーケットが厳しい環境のときでも、ポートフォリオを適切に維持管理できた時なども、やりがいを実感します。

──今後の目標を教えてください。

常に追求しているのは金融のプロフェッショナルであることです。そのために、まず現在の担当である社債投資業務を掘り下げ、近い将来は株式など他のプロダクツも経験したいと考えています。社債投資業務は個別企業を見極めていくことですから、ボトムアップ的な見方になりますが、加えてマクロ的視点も身に付けたいと思っています。市場の動きでなく、世界経済や政治を取り巻く環境がどのような方向に変わっていくのか、固定観念にとらわれず、中長期的に把握・判断する知見を身に付けることで、時代の先を読める金融のプロでありたいと思っています。

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いつか、三菱UFJ信託銀行で成し遂げたいこと

今後も時代は変化し、マーケットの環境も変わり、向き合うべきテーマも変わっていきます。その中で、金融のプロフェッショナルであり続けるためには、今の自分に満足することなく知識と経験をアップデートしていくことが必要不可欠です。マーケットの世界に正解はなく、さまざまな人がさまざまな見解を持っています。その中で自分はどう考え、どう行動に移していくのか。これを突き詰めて腹落ちするまで考えることで、付加価値が生まれると思いますし、自分の成長にもつながっていくと思っています。

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