自身の持つ経験と、三菱UFJ信託銀行のノウハウ・ネットワークを想いでつなぎ、新たな化学反応を起こす。

自身の持つ経験と、三菱UFJ信託銀行のノウハウ・ネットワークを想いでつなぎ、新たな化学反応を起こす。

自身の持つ経験と、三菱UFJ信託銀行のノウハウ・ネットワークを想いでつなぎ、
新たな化学反応を起こす。

PROFILE
三菱UFJ信託銀行株式会社

Y.K

グリーンインフラ・デベロップメント(出向)
兼務 オルタナティブ商品開発部
2019年入社

とてもユニークなキャリアを重ねていらっしゃいますね。

そうかもしれません。新卒入社した道路工事会社では東日本大震災によって損傷した高速道路の復旧工事に従事し、地方公共団体では土木技術職員として土木工事の設計・積算・発注・監督業務などを担当しました。前職は電力事業会社で、水力発電所の候補地選定から計画策定、調査・設計、許認可取得、地権者交渉、事業性評価など、一連の水力発電所開発業務に携りました。そんな私が縁もゆかりもない信託業界に転職しようと思い立ったのは、水力発電開発で地元住民の方との話し合いを行う中で、地元還元の仕組みが必要だと痛感したからです。電力開発では地元住民の反対の声も上がりますが、発電所が地域の発展や地元住民の生活向上につながると実感できれば、二人三脚で事業を推進できるかもしれない。そのためには発電所の収益を裏付けとする投資商品を開発し、地元の方々にその投資商品を所有してもらえばいいのではないか。そう考えて三菱UFJ信託銀行の門を叩きました。面接で自分の考えを述べたところ「私たちも同じことを考えていたんだ」と意気投合し、入社の決断に時間はかかりませんでした。

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地元へ還元できる投資商品の開発は実現できましたか?

現在はオルタナティブ商品開発部で再生可能エネルギーを中心とする内製インフラファンドの組成に取り組んでいます。政府が「GX実現に向けた基本方針」で官民合わせて150兆円の投資をめざすと明示したように、GXは日本経済を牽引する成長産業の一つと目されており、現在日本各地で脱炭素社会の実現に向けた再生可能エネルギープロジェクトが計画・実施されています。しかし、三菱UFJ信託銀行は信託銀行であり、直接再生可能エネルギー事業を取り組むことはできません。そこで、社長に掛け合い2024年4月に子会社(銀行業高度化等会社)としてグリーンインフラ・デベロップメント社(GID)を立上げました。私は兼務・出向の形でプロジェクトを主導し、再生可能エネルギー発電所の開発から投資商品の組成までを推進する役割を担っています。現在担当する水力発電所は建設段階に入り2027年度には完成、その後1~2年のトラックレコードを積んだ後、投資商品としてリリースする予定です。地元へ還元できる商品開発までは、道のり半ばといったところでしょうか。

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前職までの経験はどのようなところに活かされているのでしょうか?

「実現力」でしょうか。日本にとって再生可能エネルギーの開発は極めて重要です。投資家とインフラ資金需要の橋渡しとなるインフラファンドはその推進力となるものであり、大きな注目を集めています。しかし、それは簡単に実現できるものではありません。例えばある地域に陸上風力発電所を建設すればこれだけの発電量が見込まれ、このくらいの経済効果が生まれるという試算があったとします。しかし、それはまだ机上の理論であり、実現できるかどうかは別です。私は土木工事を発注者側・施工者側の立場で経験しており、ボトルネックへの感度が高いと思います。風力発電であれば、計画の初期段階でブレードを運搬するためのインフラ作りから考えます。水力発電であれば、河川のどの場所からどのように取水すれば土木工事が簡単かつ安価にできるのかをまず検討します。机上の計画を実現していくためには、現実課題を解決する現場の知識が必要不可欠。その意味で、私のこれまでの経験とそこで培ったスキル、知識は無駄なく活かされていると思います。

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他業界から信託銀行へ転職を考えている人にメッセージをお願いします。

信託ビジネスは幅広く、さまざまな業界にまたがる事業を展開しています。私の例に限らず、他業界での経験は大いに役立つばかりでなく、金融と結びつくことで化学反応を起こし相乗効果を生み出します。求められているのは、自分のもつキャリアと三菱UFJ信託銀行のノウハウ・ネットワークを活かして、何を成し遂げたいのかという“想い”です。その“想い”は、異なる業界で、業務に真正面から真剣に取り組んできたからこそ形成されるもので、きっと誰にも真似できないものです。三菱UFJ信託銀行には成し遂げたいことがある人に惜しみなくサポートする企業文化が根づいています。入社した暁には、ぜひあなた自身がエンジンとなり、熱い想いをもって三菱UFJ信託銀行を動かしてほしい。三菱UFJ信託銀行なら、それが可能です。

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