社会のインフラに相応しい広大なフィールド。100人100様のキャリアを実現できる。

社会のインフラに相応しい広大なフィールド。100人100様のキャリアを実現できる。

社会のインフラに相応しい広大なフィールド。
100人100様のキャリアを実現できる。

さまざまな事業を展開し、社会や顧客を支える三菱UFJ信託銀行(以下、MUTB)。業務領域が幅広いだけに、成長の機会に溢れています。それぞれの部署で業務を遂行する中、どのような働き方やキャリアを志向することができるのでしょうか。そして、働いている社員には何が期待されているのでしょうか?それらを紐解いていただくために、人事部長と3人の若手社員に語り合ってもらいました。

PROFILE
三菱UFJ信託銀行株式会社

森 将行

執行役員 人事部長
1994年入社/商経学部卒

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MUTBに入社後、リテール営業を皮切りに法人営業や人事企画・採用、不動産営業などさまざまな業務を経験する。2022年4月に執行役員人事部長に就任。以来、人事運営全般を統括する。


戸塚 菜月

不動産コンサルティング部
2022年入社/法学部卒

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専門知識を活かした仕事に携わりたいと考え、MUTB入社後、不動産鑑定士資格の取得を目指す特別コースを利用。見事合格する。現在は、不動産コンサルティン部の提案チームで不動産投資やプロ投資家への提案などの業務に従事する。


李 雪媛

クレジット投資部
2020年入社/政治経済学部卒

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「人」の良さに惹かれMUTBに入社。希望通りに市場関連の部門に配属される。現在は、不動産関連商品に対する投資を手掛ける。専門性を高め、将来は海外拠点で勤務したいと思い描いている。


藤田 凌

証券代行部 事務・システム室
事務管理課
2021年入社/法学部卒

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業務内容が幅広い中で専門性が培える点や職場の雰囲気に魅力を感じ、MUTBに入社。現在は、証券代行部にて株式事務に関する実務面での改善提案・支援やシステム面での保守・開発業務を担っている。

──現在の仕事内容について教えてください。

戸塚 私は不動産コンサルティング部の提案チームに在籍しています。担当している仕事は、主に二つあります。一つが不動産エクイティ投資です。投資対象不動産の投資分析や見込利益の算出、投資実行後の期中管理などを行っています。もう一つが、不動産のプロ投資家に向けた提案です。所有されている大型不動産の専任窓口を獲得できるよう働きかけています。

李 私が在籍するクレジット投資部は、「オルタナティブ資産」(非伝統的資産)の運用を担っている部署です。私自身は海外、特に米国の不動産証券化商品への投資を行っています。具体的には、銀行の自らの資金(自己勘定)で上場REITや私募REIT、国内外の不動産私募ファンドなどの商品に投資しています。

藤田 僕が在籍しているのは証券代行部です。この部署では、株主総会の支援や配当金の支払いなど、株式に関する事務実務からIR・SR等のサポートまで多岐に渡って委託会社様を支えています。私は事務システム室の一員として、主に招集通知などの通知物の発送と議決権行使書の集計に関する業務に携わっています。

戸塚 不動産投資のやりがいは、経済のダイナミズムを肌で感じられることです。投資にあたっては、さまざまな切り口から分析をして今後の動向を予測しなければいけません。不動産マーケットのトレンドを把握するためには専門的な知識が求められます。それらが年々身に付いてきているので成長実感を味わえます。

李 市場のフロント部署にいるので、業務の成果を直ちに数字に反映できます。それがやりがいです。当然ながら、投資にあたっては不動産マーケットだけでなく世界的な経済動向を緻密に分析した上で自分の意見を提示しなければいけません。その読みが的中し、ファンドのパフォーマンスを向上できた時は最高ですね。

藤田 証券代行事業は専門性が問われます。それだけに、自分が培ってきた経験や知識、スキルを駆使して委託いただいた会社さまに新たな気付きや課題の解決策をもたらすことができた時は嬉しいです。

森 皆さんがそれぞれの持ち場で責任を持って業務に取り組んでくれている姿が伝わってきました。頼もしい限りです。

──MUTBの特徴と実現できる働き方について教えてください。

森 MUTBで働く中で感じることができる大きな特徴の1つは事業スケールの大きさです。不動産を扱う会社としては日本最大級ですし、証券代行においても国内の全上場企業の4割以上を引き受けています。まさに、巨大なインフラ企業だと言えます。本当に多くの企業を下支えしているので誇りを持って働けますし、幅のあるキャリアを形成していけます。その一方では、専門性もMUTBの生命線です。それぞれの領域のプロとして、お客さまに期待されているので、お客さまがお気づきでない課題にも目を向け、色々な提案をしていかなければいけません。自ずと求められる役割が大きくなりますが、特定の業務において真のプロフェッショナルを目指していくことができます。いずれを選ぶかも、本人が決められます。

そうした“MUTBらしい働き方”を支える制度や取り組みを進めていますが、まだまだ完成しているわけではありません。お客さまからの要求はますます多様化、かつ高度化しています。それらに対応していけるような育成制度や人事制度を作り上げていく必要があると思っています。

藤田 私もMUTBが専門性を磨ける職場であると痛感しています。実際、証券代行事業では、この道何十年というベテランの方々が多数活躍されています。その人たちに頼ってばかりではいけないので、私ももっと体系的な知識を醸成していこうと考えています。

森 そこはすごく大切なことです。幾ら専門性が重要だと言っても、属人的になってはいけません。誰であってもノウハウを引き継いでいけるような育成プランも考えて行く必要があります。「プロフェッショナルジョブ(PJ)人事制度」もその一環だと言えます。

李 私もこの組織に異動してきた当初は、どういう考え方で投資をしているのかすぐにはわかりませんでした。しかし、最近は情報の共有化が進められているので、そこにさまざまな情報や知見が蓄積されてきています。それらを学んでいくことで、スピード感を持って成長していける環境だと感じています。

戸塚 「PJ」とはどのような人事制度なのですか。

森 特定領域の専門人材をその領域のプロとしての評価基準で処遇していく人事制度です。処遇は外部マーケットに合わせた水準となっており、2024年4月から導入しました。人財も多様化している中で、制度や働き方も多様化させていくことが大切です。皆さんはMUTBでどんな働き方を望んでいますか。

戸塚 私は、専門スキルを培いたいと思ったのでMUTB入社後、不動産鑑定士の資格取得を目指す特別受験生制度を活用しました。ですので、今後も不動産を軸に歩んでいきたいと思っています。ただ、一度は他部門を経験して外から不動産事業を見ることも必要な気がしています。

李 社内では資格取得支援制度を利用しながら、日々の業務で必要な知識を習得しています。それらを活かして、将来的には海外での勤務を実現させたいです。

藤田 元々、色々な業務に携わりたいと思っていました。最初に証券代行事業に配属されたのですが、ここで自分の軸が割と形成されてきていると感じています。現状は、バックオフィスの部署なので、今後はフロントやミドルも手掛けてみたいですし、一度は他の部門も経験したいです。

森 同じ業務であっても立場を変えてみるのは良いと思います。見え方が違ってきます。また、証券代行事業を主軸にしたいのであれば、機関投資家側の立場やお客さま側に身を置いてみるのも良いアイデアです。いずれも、MUTBなら経験できます。

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──働いている社員に何を期待されますか。

森 MUTBは、社会のインフラだと思います。社会やお客さまにいかに貢献できるのかを常に考える社員であってほしいです。なので、社会をしっかりと支えていくという使命感と誇りを持って働いてもらいたいです。
もう一点は、謙虚に学び続けてもらいたいということです。毎日仕事をしていると新たな発見があります。それらを自分の糧にしていく謙虚さ、誠実さを持つことで人は成長していけます。

藤田 誠実さは、一番大事なところだと思います。そのためにも、何事も自分事として捉え、責任感を持つことを意識しています。

森 MUTBでは、自身でキャリアを切り開いていくという考えを持っています。なので、自己研鑽の機会は幾らでも提供したいと思っています。人生のハンドルを握れるのは、自分だけです。そのための支援は、会社として一切惜しみません。

戸塚 その通りだと思います。ただ、まだ入社3年目の私だと迷う時もあります。そうした場面で自分の上司以外の管理職との「クロス1on1ミーティング」や先輩社員による「メンター制度」などが用意されているのは心強いです。

李 私も「メンター制度」を毎年利用して、海外経験者の方から色々なお話しを伺っています。英語の研修も充実しているので有難いです。

藤田 人事異動だけでなく、一定期間業務を経験して視野を広げてみるという仕組みも全社レベルで推進していただけたらと思います。

森 それはすごい重要ですよね。「社内副業制度」は今所属している部署での業務は継続しつつ、自分が興味のある領域の業務にも携わることができる制度です。自身の視野を広げる良いきっかけになると思います。興味があったら活用してみてください。

──今後のキャリアについてお聞かせください。

戸塚 不動産投資に派生した業務に携わりたいと思っています。立場を変えてみるのも面白いかもしれません。その一方、将来ライフステージが変わった時に、自分の思い描いているキャリアが分断されないかという点は気になっています。

李 最終的に海外拠点で働くとなると、伝統的な資産投資も網羅する必要があります。足りないスキルを補うためにも、別の部署で経験を積まないといけません。いつまでにそれが達成できるのか、思い描いている通りに進むのかが不安です。

藤田 企画系の仕事をやってみたいです。そのためにも、色々な仕事を経験する必要があるのはわかるのですが、最終的に自分が思い描いた通りに行くのかどうかわかりません。そこは漠然とした不安があります。

森 ライフステージに関しては、色々な問題が直結してきます。会社としては、制度をかなり整えてきているので最大限活用してもらいたいです。キャリアが分断されることなく安心してキャリア形成ができる制度やフィールドを整え、人事運営をしていきたいと思います。
思い描いているキャリアゴールにたどり着けるのかという不安は良く理解できます。自分が思い描くキャリアを歩むためにはまずはそれぞれの持ち場でしっかりと責任を果たすことです。与えられたフィールドで確り実績を出し責任を果たしている人に様々なチャンスは与えられますので、結局は、それが近道だと思います。同時に、「これをやりたいんだ」と言い続けることも大切になってきます。ただ、途中で希望が変わることもあるかもしれません。それも人生なので、柔軟に考えてもらいたいです。

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──お互いに質問してみたいことがありますか。

森 皆さんが仕事をされている中で、最も自分にスイッチが入るのはどんな時ですか。

戸塚 二つあります。一つは、社内外の方々に頼られた時です。もう一つは、誰かの役に立ちたいと考え行動している時です。

李 私はシンプルです。収益を上げた時ですね。もちろん、最終的にはチームの一人ひとりがそれぞれに設定された数字目標を達成することがゴールになってきます。目標をクリアできた時には、より一層スイッチが入ります。

藤田 僕は課題を見つけた時です。課題の大小は問いません。「こうすれば解決できるのでは」と考え提案し、その課題を乗り越えるために色々と試行錯誤したり、調整する時間が一番好きです。

戸塚 せっかくの機会ですので、私たちからも質問して良いですか。人事制度の見直しをどのように行われているのでしょうか。

森 これに関しては、色々なものにアンテナを張って意見を拾い集めた上で必要と考える見直しを随時行っています。具体的には、組合からの意見のヒアリングもあれば、各部店長との面談、臨店を通じての社員の皆さんからの要望の拾い上げ、他社の人事部との意見交換などが挙げられます。さまざまなリソースを基にアイデアを抽出し、人事部で議論を重ねています。ただ、完成形はありません。常に社員の皆さんが働きやすい、そしてモチベーションが上がる制度・仕組みは何かという自問自答を繰り返しています。

李 会社としての女性の活躍推進に対する取り組みをお聞きしたいです。

森 これに関しては継続的に取り組んでいます。基本的には三つの柱があります。一つ目は女性自身とその上司の意識改革です。二つ目は、出産・育児と仕事を両立できる制度づくりです。三つ目は、実際に女性を登用していくことです。その三つをグルグル回していく必要があります。

藤田 色々な研修メニューを用意していただいています。ただ、実務への活用があまりできていないような気がします。

森 研修は二つに大別されます。一つは、各部門の実務スキルを習得する研修です。もう一つが、ビジネスパーソンにとってベーシックなスキルを身に付ける研修です。後者はすぐには実務に直結しないかもしれませんが、将来的なキャリアパスの中で役立つ日がくるはずです。そのような研修メニューもトレンドに合わせて毎年見直すようにしています。
皆さんのお話をお聞きして、キャリア観がそれぞれであることを理解しました。色々な考え方があって良いのです。いずれにも対応できるのが、MUTBの人事運営だと思っています。
最後に、若い方は早い段階から自分のキャリアや可能性を狭めすぎないでほしいです。その上で、様々な経験を経ながら自分が得意とする専門領域を一つは身に着けていっていただきたい。当社には様々な領域の事業があり、様々なキャリア構築が可能ですので、きっと自分に合った、自分がやりたい仕事・キャリアが見つかると思います。
これは、就活生の皆さんにもお伝えしたいです。MUTBには広大な事業フィールドがあります。「これをやりたい」と思えるものが必ず見つかると信じています。そういった視点でこの会社を見ていただきたいと思っています。

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