信託銀行ならではの多様な事業領域と一緒に働く「人」に惹かれる。

信託銀行ならではの多様な事業領域と一緒に働く「人」に惹かれる。

信託銀行ならではの多様な事業領域と一緒に働く「人」に惹かれる。

このストーリーのポイント

  • 福利厚生と事業領域の幅広さ、人間関係の良さを決め手に入社
  • さまざまな業務を経験する中で、自分が本当にやりたい仕事を見つける
  • 今後は、成長領域である海外事業でパフォーマンスを発揮していきたい

事業領域が幅広い上に、社員一人ひとりの人柄や価値観が自分にフィットしていることを痛感。「この会社なら伸び伸びと仕事ができるのでは」と考え、三菱UFJ信託銀行へ。その期待を上回るステージが待っていた。さまざまな勤務先で多様な経験を積み、ビジネスパースンとしてのスキルを培うことができた。それらを活かして、さらなる活躍を目指している。

PROFILE
三菱UFJ信託銀行株式会社

菊池 智実

インベスターサービスバンキング部
企画グループ
2017年入社

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商学部卒。入社後、二社で勤務。システム関連の業務に従事し基礎を培う。海外関連の業務を希望し、2022年に現部署に異動。以来、海外の拠点絡みのプロジェクトを次々と手掛ける。今後は海外業務を経験し、さらに活躍のフィールドを広げたいと考えている。

最大の魅力は「人」。「一緒に働いてみたい」と心から思えた

中学・高校に続き、大学でもバスケットボールに打ち込んでいました。準体育会バスケットボール部に所属し、週に3日ほど行われる練習に参加していました。良い気分転換になっていた気がします。

就職活動では、金融を中心に海運や商社など色々な業界を見ていました。金融をメインとした理由は、さまざまなフィールドで活躍することができると思えたからでした。

会社選びの軸は三点ほどありました。まず一つ目は福利厚生の充実度です。やはり、休暇など福利厚生がしっかりしていると安心なので、その点は気にしていました。二つ目が事業領域の幅広さです。さまざまな業務を展開している会社の方が多様な経験を積めるので、自分の得意分野を見つけやすいのではないかと考えました。もう一つが「人」です。お会いした社員の方々が、「一緒に働いてみたい」と思えるような人柄や雰囲気であるかどうかも重視していました。

いずれにおいても、評価が高かったのが三菱UFJ信託銀行でした。特に、自分のスタイルや価値観にフィットする方々が多かったのは大きな決め手となりました。実は、大学の先輩が三菱UFJ信託銀行で働いていました。そのご縁でOB訪問をさせていただいていたのですが、生き生きと働かれている様子が伝わってきました。他にも、面接や座談会などを通じてお会いした皆さんが穏やかな方々ばかりで、こういう人たちに囲まれて仕事ができたら働きやすいだろうと感じました。

もう一点、成長機会に溢れていると思えたことも入社の決め手となりました。金融ならではかもしれませんが、業務にキャッチアップしていくためには幾つかの資格を取得する必要があります。三菱UFJ信託銀行では、支援体制も充実しているので勉強ができる場としては申し分ないと判断しました。それだけに、内定をいただけた時点で何も迷わずに入社することを決めました。

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幾つかの関連会社で勤務。システムプロジェクトの基礎を学ぶ

入社後、2週間の新人研修を経て配属されたのが、業務企画IT企画部(現:デジタル戦略部)でした。ここは、システムの企画を担っている部署です。システム部門は希望した3つの部門の中の一つでした。ただ、この分野の知識を持っていたわけではありません。理由はシンプルでした。「OB訪問をさせてもらった先輩社員と同じ部門で働いてみたい」と思ったからでした。

当初は、グループ会社である三菱UFJトラストシステムでの勤務となりました。この会社は、金融ITのプロフェッショナルとして三菱UFJ信託銀行と日本マスタートラスト信託銀行の多様な業務をIT面から支えています。そのため、三菱UFJ信託銀行の社員もこちらで数多く働いていました。

私自身は、ここで配属先研修を3カ月ほど受講。その後、先輩の下でOJTにより実務をスタートしました。具体的には要件定義やプログラミング、プロジェクト推進などに従事しました。当然ながら、最初は何もわかりません。1年位はいつも先輩とペアで動き、2年目に入った辺りから徐々に業務を任されるようになりました。主に日本マスタートラスト信託銀行向けの案件に対応していました。

三菱UFJトラストシステムには3年半ほど在籍しましたが、初めて大きなプロジェクトに関わった時の印象は今でも忘れられません。日本マスタートラスト信託銀行で長年に渡り使用されてきたWeb系のシステムが古くなってしまい、更改することになりました。驚いたのは、システム更改プロジェクトのスケール感でした。おかげで、「こういう仕組みで動いているのか」「システムの裏側はこうなっているのか」「プロジェクトではこういうプロセスが必要なのか」など、デジタルの基本的な知識を身に付けることができました。それらは、今でも役に立っています。

その後、日本マスタートラスト信託銀行でも勤務しました。ここは、資産管理業務を専門に扱っている会社で三菱UFJ信託銀行も出資しています。私の立場としては、システム開発から今度はユーザー側に代わったという形になります。こうした流れは珍しくなく、周りを見渡すと三菱UFJ信託銀行から来ている同僚が沢山いました。

この会社では業務企画推進部の一員として、ITを利用した新たなシステムの企画やプロジェクトの推進、業務の効率化に向けた施策の検討・実施などを行いました。在籍期間は1年半ほどでしたが、開発サイドとユーザーサイド両方を経験することによって得られた知見は貴重なものとなりました。

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念願であった海外プロジェクトを担当。周囲のサポートに感謝

ほどなく、三菱UFJ信託銀行に帰任することになりました。これには私自身、かなり驚きました。これほど短いスパンでの異動は社内では珍しいからでした。配属先は、インベスターサービスバンキング部。ここは、受託財産部門の一角として海外の資産管理業務の企画推進を担う部署です。企画グループと営業推進グループの二つから構成されていて、私は前者に属しています。

実は上司には以前から、「海外系の仕事にトライしてみたい」と要望していました。海外は今、一番の成長領域であり、自分自身でも入社してからずっと興味を持っていました。その想いを叶えていただけたのかもしれません。タイミングもあるとはいえ、希望を聞いてもらいやすいのは、三菱UFJ信託銀行ならではの良さだと思います。

海外業務となるとまたイチから学んでいく必要があります。当然ながら、わからないことが沢山ありました。嬉しかったのは、そんな私に同じチームの皆さんが一つひとつ丁寧に教えてくれたことでした。またOJTのような形でメンター役の先輩から教えていただく機会もとても有り難かったです。

この部署では、二つの大きなプロジェクトに携りました。一つは、異動してから1年後に経験した、海外支店の業務再編プロジェクトでした。海外のある国で三菱UFJ信託銀行の海外支店と海外子会社が併存していて、どちらも類する業務を行っていたため、海外支店に業務を集約することにしました。その案件に私はサブリーダーとして参画することになりました。求められたのは、こちらは1年間という期限の中でやり遂げることです。しかも、トップダウンの案件でしたから失敗は許されません。その意味ではかなりプレッシャーがありました。

ただ、幾らトップからの命題であったとしても強引に進めるわけにはいきません。「どこに業務の課題があるのか」「現場の状況はどうなのか」「何が最適なのか」「どういうスケジュール感で進めていけば良いか」…、それらに関して現地のスタッフと密にコミュニケーションを図っていきました。現地のスタッフも日本人だけではありません。海外のメンバーも多数在籍しています。価値観や考え方が違う上に、本部とは距離が大きく離れていて時差もあるだけに、調整にはかなり苦労しました。

もう一つは、新規システム開発プロジェクトです。海外支店で数年前から手掛けている業務を支えるシステムインフラを構築しようとしています。こちらは、去年に立ち上がり、今まさに私がプロジェクトリーダーとなって取り組んでいます。まずは、3年を目安に1拠点での開発・導入から着手し、段階的に他の拠点にも広げていく予定です。最終的には7年、8年後に海外の全拠点へと展開することを目指しています。

この案件の難しいところは、海外のシステム開発子会社と組んで海外拠点のメンバーとやりとりしながら進めていくことです。現地でどのような業務を行っているのかを理解し、その上で必要なシステムの要件を提示し、海外子会社に伝えていかなければなりません。しかも、今利用しているシステムとの連続性や業務の継続性も考慮する必要があります。当然ながら、言語はすべて英語。しかも、私には海外での業務経験がありません。それだけに、とてもチャレンジングな案件といえます。幸いにも同じ部署には、海外業務に精通した先輩がいるので、わからないことがあればその都度聞きながら慎重に進めています。

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キャリアを広げるためにも、今度は海外拠点で働いてみたい

これまで3つの部署で色々なプロジェクトに関わってきました。いずれも大きな案件であったので、カウンターパートとなる部署も数多く、やり遂げるためにかなり苦労しました。「どう開発したら上手く進められるのか」「見極めるべきポイントはどこにあるのか」など、まだまだ自分が簡単にできるとは思っていないものの、ベースとなる考え方や方法論は割と身に付いてきた気がします。特に、海外の人たちと一緒にプロジェクトを進める際のポイントは学ぶことができました。もちろん、それも先輩らの指導があったからこそなので感謝しています。

他にも、成長につながる制度が用意されているのも三菱UFJ信託銀行ならではです。例えば、希望する部署や業務にチャレンジできる「キャリアチャレンジ制度」は、多くの先輩や同僚が利用し、経験の幅を広げています。私もチャンスがあれば手を挙げてみたいと思っています。

私自身の今後の目標は、できるだけ早い時期に海外拠点で働くことです。やはり、その経験があった方が本部での企画業務がしやすい気がします。長期的なキャリアビジョンは、現在在籍している受託財産部門で担当する業務領域を広げていき、この分野のプロフェッショナルとなることです。そのためにも、海外での業務経験やプロジェクトマネジメントに関する知識、そして英語力などを積極的にインプットしていきたいと考えています。

今就職活動を進めている皆さんは、今の時期をチャンスと思って、ぜひ色々な業界・会社の人と会って話を聞いてください。どの会社も自社の魅力や特徴を喜んで教えてくれるはずです。そうした機会は、就活生ならではの特権です。その中で、自分に一番向いている会社を見つけてもらいたいと願っています。もし三菱UFJ信託銀行に魅力を感じていただけるのであれば、その想いをぜひ聞かせてほしいと思います。

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