世界が待っている、革新を。
このストーリーのポイント
- 高い技術力がメーカーから選ばれ続ける理由
- トピー工業でしかできない圧倒的売り上げを経験
- 多様な領域や世界で活躍できるフィールドがある
-profile-
小林 靖
トピー工業株式会社
営業本部 建機営業部 OTR営業室
2009年4月入社
経済学部 経営学科出身。入社以降、一貫してプレス/商用車・建機ホイール事業部に籍を置くが、携わってきた業務は「建機ホイール生産管理」「乗用車ホイール営業」「建機ホイール営業」と多岐にわたる。
世界中の建機メーカーから選ばれ続けるサプライヤーとして
自動車用ホイールを製造している商用車・建機ホイール事業部で営業を担当しています。私が任されているのは「建機」と呼ばれる、ショベルカーやクレーン車やフォークリフトなど建設機械向けの大型ホイール。トピー工業は、完成車をつくる建機メーカーのサプライヤーという位置付けです。たとえば、鉱山ダンプトラック用のホイールはもともと超大型なのですが、リムの直径1.6m、重量3tという世界最大級の製品を当社の綾瀬製造所で生産しています。またこのマーケットでは世界シェア80%を誇り、もちろんトピー工業が独走しています。
ホイールは自動車の「重要保安部品」のひとつにも指定されており、特に建機ではデザイン性よりも品質が重視されます。ホイールが原因でタイヤの空気が漏れやすかったり、パンクしやすかったりすれば、建設現場での大事故にもつながりますので当然と言えば当然。大型ホイールは真円に仕上げることが難しく、高い品質を担保するためには高い技術力が求められます。当社が世界中の建機メーカーから選ばれ続けている背景には、間違いなく技術力があると自負しています。
ただし難しいのは、建機用ホイールは複雑な構造をしているため、材料調達にも生産工程にも時間がかかる点です。せっかく建機メーカーから品質で信頼を得ていても、受注した数を納期までに生産・納入できなければその信頼は一気に損なわれます。営業職は情報収集や、商品の売り込み、価格交渉というスキルにスポットがあたりがちですが、デリバリー管理という地道な業務でも、営業の手腕が問われます。そのため、生産管理部門との密な連携がとても重要。私は営業部に転属する前に、建機ホイールの生産管理を担っていたため、その経験は大いに役立っていると感じます。ジョブローテーション制度のおかげですよね。
多くの仲間と協力し、圧倒的な売上を達成
以前は、乗用車用ホイールの営業をしていたこともあります。乗用車となれば街中を縦横無尽に走り回っていますので、自分が手がけた商品を身近な場所で見かけることも多い。トピー工業の中でもわかりやすい喜びが味わえていたと思います。一方、現在の建機用ホイールは街中で見かける機会はとても少ないですが、実は事業としての収益率も高く、社内での存在感も際立っている気がします。その中で私個人だけでも、年間の売上は30億円近くありますので、それもまた営業パーソンとしては鼻が高いところです。いまでも大学の同級生と会う機会がありますが、これだけの規模のビジネスを若い時期から動かしている同世代は他にはいません。もちろん30億円という売上は営業だけの功績ではなく、製造や経理などを含めた数多くの仲間たちの努力の賜物。営業はそうしたサイクルのアンカーだと思っています。
多彩なスキルを身につけるべく、自己研磨を続ける
今後に向けて私が目指しているのは、海外営業の担当を任されることです。アメリカにはトピー工業のグループ会社があり、そこに駐在するという道もあります。また、南米、オーストラリア、アフリカ、ロシア圏など、世界各国の新規開拓に挑む道もあります。建機用ホイールは海外にも客先を多く抱え、大きな売上も上げています。これまで国内営業で培ってきた自分のスキルがどれだけ世界に通用するのか、挑戦してみたいですよね。そこに向けて、語学力の習得にも力を入れていきたいと思っています。
さらに視野を広げると、資材調達や購買の業務にも関心があります。これまで「モノづくり」の生産管理、「売り」の営業を経験してきたので、ビジネスパーソンとしてもっと幅広い能力を身に付けたいという気持ちは持ち続けています。
-メッセージ-
自分の就職活動を振り返ってみると、特に業界を絞らずにいろいろな企業を見てきた気がします。さまざまなところに目を向けることで自分がやりたいことも整理されるし、判断基準もつくられていくものです。就職活動は、実は人生の視野を広げる大きなチャンスでもあると思いますよ。