人の数だけ道がある。成長の可能性は無限大。
このストーリーのポイント
- 「人と接する仕事」「成長できる環境」を求め、トモズに入社
- 新店の立ち上げで店舗でのチームワークの重要性を知る
- 本部総務人事部への異動で、自らの新しい可能性に挑戦する
人と接することが好きで、接客の仕事に携わりたいと思いトモズに入社。5年近く店舗で経験を積んで本部へ異動し、総務人事部新卒採用担当としての挑戦を始める。コロナ禍という逆風の中、新たな成長へのスタートダッシュを切った。
-profile-
山崎 知佳
株式会社トモズ
総務人事部(人事担当) 登録販売者・管理栄養士
2015年入社/応用生物科学部栄養科学科卒
学生時代に学んだ“食”の知識と人当たりの良さを強みに、ドラッグストア業界を志望。トモズ入社後は売場担当者として4店舗を経験した後、現在は総務人事部で新卒採用を担当する。今後は人材の採用や育成を通じて、自身のキャリアを磨いていきたいと考えている。
夢中になった学生時代。そこから可能性が広がる
大学生活で特に打ち込んだのは、テニスサークルの活動と接客業のアルバイトです。
テニスサークルは、友人の付き添いでたまたま訪ねたことがきっかけで入りました。テニスの経験はほとんどありませんでしたが、努力して練習を重ねることで少しずつ上達し、気づけば夢中になっていたことを覚えています。テニスサークルの活動を通じて、上を目指して成長していくことの楽しさを知ることができました。
大学在学中に接客業のアルバイトをいくつかこなしました。笑顔で接客することはもちろんですが、ベビーカーのお客様が来店した時は席を少しずらしてあげたり、子供を連れているお客様が来店した時はペーパーナフキンを多めに入れてあげたり、きめ細やかに対応しました。
その結果、接客コンテストで認められ、表彰をいただくことができました。学生時代のアルバイト経験が、今の私の「強み」になっていると実感していますし、自分を成長させてくれた貴重な時間だったと思います。
サークル活動や接客のアルバイトを通じて、私は「人と接することが好き」で「成長できる環境を求めている」と気がつきました。そこで見つけたのが、ドラッグストア業界でした。
ドラッグストアは業界としても成長を続けており、自分の強みである「接客」をしながら多くの経験を積めるチャンスがあると思い志望しました。
その中でトモズを選んだのは、成長企業であり、首都圏に密着して店舗を展開している点です。総合職であっても基本的に転居を伴う転勤がないため、仕事とプライベートを両立できる環境があると感じて入社を決めました。また住友商事グループの一員という安定した経営環境にも、強く惹かれました。
前向きの失敗は責めないのがトモズのカルチャー
入社して恵比寿店に配属され、化粧品の担当として店舗業務の基礎を学びました。節目となったのは、3店舗目の千葉県にある新店への異動でした。
新店のためすべてがゼロベースからの立ち上げとなりました。しかも千葉にはトモズのお店は少なく、力のある競合店がしっかりと根を張っている。いわば完全アウェイ状態での出店です。
異動の打診があったときは、簡単なことではないけれど、ぜひ挑戦したいと思いました。新たな学びや、成長できる可能性があると考えたからです。
とはいえ競合店の強い地域に乗り込んでの新店の立ち上げは、やはり簡単なことではありませんでした。オープン初日こそ、物珍しさもあって多くのお客さまがお見えになりました。しかし、それも初日だけ。その後の集客には非常に苦労しました。
集客に苦労した原因の一つに、チームワーク不足があります。当時は新店ということもあり、1人1人がバラバラに動いていてスムーズな接客やチームでの連携ができていない印象がありました。そこで、店舗内のチームワークをより良くするために、人間関係作りに力を入れました。パートスタッフ全員に気を配り、細やかなコミュニケーションと、的確な指示を心がけました。
始めは自分の仕事をこなしながら他のメンバーに気を配らなければならず大変でしたが、毎日継続することで店舗内のコミュニケーションが活発になり、パートの方々も自ら動いてくれるようになりました。
ドラッグストアの仕事で重要なことは、1人ひとりが自分を磨きつつ、売場ごとに支え合い、そして店舗全体で力を合わせることです。そんな思いで業務を続けた結果、お客様の数も少しずつ増え始め、地域に溶け込むことができた成功体験は今でも忘れません。
けれどもドラッグストアの仕事は試行錯誤の繰り返し。成功だけではなく失敗も多くありました。それでも前向きの失敗ならば決して責められることがないのが、トモズという会社のよさ。常に店舗主導での取り組みを掲げており、現場にはどんどん挑戦させてくれます。こうしたカルチャーがあるおかげで、誰もが成長できる場と環境を作ってくれているのだと思います。
1人ひとりの「社員」を見てくれる会社
入社5年目、大きな転機がやって来ました。店舗を離れ、総務人事部の新卒採用担当に異動したのです。
トモズが成長していく上で、人の力は絶対に必要です。そのためこれまでも採用には力を入れてきましたが、さらに強化するために新しい力が必要となり、私に声がかかったのです。
それまでずっと店舗で仕事をしてきて、本部への異動はあまり想定していませんでした。そのため「なぜ私が?」という戸惑いもありましたが、私にとってこれは成長への大きなチャンスだと受け止め、異動を決めました。
実は私は4年目に自ら希望して新卒採用のリクルーターを務めていました。そのとき私は学生1人ひとりに細かく気を配り、寄り添うことを心がけました。そうしたスタンスが評価され、採用担当として見込まれたようです。単に年次やキャリアで採用担当への異動を命じられたのではなく、私という個人の力を認めてもらったことはとても嬉しく、チームのために力を発揮したいと決めました。このように社員個人をしっかりと見てくれるのも、トモズの魅力です。
総務人事部の仕事は店舗の仕事とはガラッと変わり、とても刺激的な毎日を送っています。合同説明会などでのプレゼンテーションだけではなく、インターンシップや説明会の企画、リクルーターの教育など仕事は多岐にわたります。
また、総務人事部に異動直後から新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、当社の新卒採用活動も大きな影響を受けました。想定していた採用活動はまったくできず、猛烈な逆風の中でなんとか前に進もうと日々努力しています。
この逆風を乗り越えたとき、きっとまた一つ、成長を実感できるはずです。
選択肢の広さが、可能性の広さに
トモズに入社するとき、漠然と店舗で経験を積んで、いつかは本部で仕事をするのだろうなと思っていました。とくに具体的なキャリアビジョンが胸にあったわけではありません。いつか店長になれたらいいなというぐらいの気持ちでした。
けれど道は一つじゃないのがトモズのキャリアのいいところ。ずっと店舗で働く人もいるし、店舗から本部へ、そしてまた店舗へ戻るという人もいます。最初から道を決めておく必要はなく、働きながらゆっくりと考えればいいし、途中で道を変えてもいいんです。
選択肢が広いということは、それだけ可能性も広いということ。トモズにはいくらでも挑戦できる環境があります。
だからこの先のキャリアについても、絶対にこうしたいと決めているものはありません。総務人事部に異動したことで、本部の仕事には今まで知らなかった仕事が他にもたくさんあることを知り、勉強になる毎日です。その一方で現場経験も忘れたくないという思いがあり、次の異動では店舗に戻りたいとも考えています。
そんなふうに本部と店舗の異動を繰り返して、両方に軸足を置きながら、本社での俯瞰的な視点と現場の視点の両方を忘れずにいたいですね。もちろん選択の幅は広いから、この先、希望は変わるかもしれません。やりたいことに挑戦できるのが、トモズのよさです。
最近結婚し、今後のキャリアについて考える機会が増えましたが、産休・育休を含め、女性が長く働くための制度はしっかり整っていますから、いずれ出産・育児を経験することになっても、トモズで働き続けたいと思っています。
振り返れば、今まで私という人間に対して会社はたくさんの投資をしてくれ、しっかりと育ててくれました。いつかはその恩返しをしたいという思いがあります。たとえば教育の業務を通じて、人の育成に取り組むというのもその一つでしょう。これからも先輩たちにフォローしてもらいながら自分自身も成長を続けていきたいと考えています。