
異動はさらなる成長を遂げられるチャンス。スギ薬局で掴んだ、人との繋がりと成長
異動はさらなる成長を遂げられるチャンス
スギ薬局で掴んだ、人との繋がりと成長
このストーリーのポイント
- 会社説明会で話を聞き、働くイメージをはっきりとつかめたのがスギ薬局
- 新店舗の立ち上げを経験。従業員の教育に力を入れて円滑な店舗運営に貢献した
- 店舗を異動するごとに成長を感じられ、仲間とのつながりも増える
入社2年目にして仕事をほかの従業員に教えていく立場に。ここまで成長できたのは、新入社員時代の手厚い研修制度と、店舗の異動を経て積んだ経験があったからだ。今後の目標は店長への昇進。その先はスギ薬局全体を盛り上げるべく人事系・採用系の部署に挑戦したいと考えている。
株式会社スギ薬局
菊池 辰哉
関西営業四部阪神西宮店
2023年入社
ヘルスケア商品の展開に力を入れている点と、社風に惹かれて入社。現在は昨年オープンした新店舗を円滑に運営すべく、共に働く従業員の教育に力を入れている。店舗での勤務と並行しながら、リクルーターとしても活躍している。
「この人たちと一緒に働きたい」と思えたのがスギ薬局
大学時代はボーリング場でアルバイトをしていました。子どもの頃から、両親によくボーリング場に連れて行ってもらうくらい身近な存在だったからです。ボーリング場では常連のお客様と何気ない会話をすることが多く、一人ひとりの人柄がわかるくらい深い関係性を築けたのを覚えています。この経験からお客様と近い距離で関われるような、いわゆるBtoCの企業で働きたいと思うようになりました。
大学で心理学を専攻する中で将来は、心の健康だけでなく身体の健康もサポートしていきたいと考えるようになりました。そこで浮かんだのがヘルスケア業界です。ヘルスケア関連の仕事であれば、身につけた知識が日々の生活にそのまま活かせるため、魅力を感じました。ヘルスケア業界のうち、人々の健康をトータルサポートする身近な存在として、ドラッグストアへの就職を視野に入れました。
数あるドラッグストアの中からスギ薬局にした決め手は、2つあります。1つは、ヘルスケア商品の接客がしやすい環境が整っているから。スギ薬局は他社に比べてヘルスケアの売上比率が高く、お客様が必要としている商品の提案がしやすいと思いました。
もう1つは、スギ薬局の雰囲気が自分に合っていると感じたから。説明会で、リクルーターの先輩社員がお客様との心温まるエピソードを話してくれた時に、この会社でならお客様と深く関わり、自分も成長できると確信しました。面接中も人事担当者が私の話を丁寧に聞いてくれて、共感してもらえたのがうれしくて。最終的には「この人たちと一緒に働きたい」と思えたので入社しました。
入社後は研修や手厚いフォローが充実
入社後3ヶ月間は、配属先の店舗でOJTがありました。OJTでは、先輩社員に一つの業務がマスターできていることを確認してもらったうえで、次の業務を教えてもらえます。わからないことがそのままにならない安心感がありましたね。おかげで接客をはじめ、商品の発注や在庫管理など、できることが少しずつ増えていきました。
また、業務や商品の知識を学べるeラーニングも役に立ちました。eラーニングの内容は毎月変わり、お客様からの需要や問い合わせが多いテーマを勉強できます。たとえば、3月に出題されたテーマは花粉症。ちょうど花粉症にお困りのお客様が多く来店されるタイミングで、勧めるべき薬の特徴や、症状を防ぐための知識を前もって身につけられました。おかげでお客様に色々聞かれた時も、自信を持って受け答えができました。
そして、新入社員時代の心の支えになったのがメンター制度です。入社後1年間他の店舗の先輩社員がメンターを務めてくれて、定期的な面談やチャットを通して相談に乗ってくれました。
ある時期、仕事で少し気持ちが落ち込んでしまったことがあります。ですが、同じ店舗の人には心配をかけたくなくて、悩みをつい溜め込んでしまいました。そんな時、メンターの先輩に相談したら「私も経験したことがあるよ」と、気持ちに寄り添ってくれました。また、私には考えもつかなかったアドバイスをもらえて、前向きになったのを覚えています。初めての仕事を次々と覚えなければならない新入社員時代は、不安がつきものだと思います。スギ薬局に入社した皆さんには、ぜひメンター制度を活用してほしいです。
担当コーナーの売上アップで会社に貢献
入社してからおよそ半年後の冬、お菓子売り場の商品展開を任された時のことです。クリスマスやバレンタインのイベントを通して、お菓子の需要が高まる時期でした。ニーズの増加に合わせて、より多くのお客様に商品を手に取ってもらえるような売り場を作りたい。そう思った私は、まず社内で指示されたお買い得品や、前年度のデータから予測した売れ筋の商品を、棚の目立つ場所に並べる工夫をしました。
また、本部から指示された商品以外を自由に置けるフリースペースには「今トレンドのお菓子を置こう」と、近くのスーパーやコンビニを常にチェックし、新商品で目を引きそうなものや、売れ行きの良さそうな商品をリストアップしていきました。あわせてSNSも見ながら、話題の商品を発注してフリースペースに並べていきました。
その結果、お菓子売り場の売上が前年度比130%を記録。これまで、先輩方から過去の売上データの読み方や、データを活かした売り場作りの考え方を教えてもらっていました。その教えを活かして取り組んだ結果、目に見える形で成果を生み出せた忘れられない経験です。
従業員の教育に力を注いだ結果、新店舗の運営が軌道に乗る
入社2年目の10月、新しくオープンする店舗の立ち上げメンバーに次長として迎え入れられました。新店舗を運営するためには、売り場のレイアウト作りや商品の仕入れ、従業員の教育を一から行う必要があります。どれも大変でしたがその分やりがいも大きく、特にやりがいを感じたのは、オープニングスタッフとして採用した従業員の教育でした。
教えるのに意識した点は3つあります。1つ目は、業務に取り組んでもらう前に、私自身の経験を交えたエピソードを話すこと。成功体験や失敗談も含めてです。そのうえで効率的に業務を進めるコツや注意点を話すことで、仕事に取り組むイメージを持ってもらいやすいようにしました。2つ目は、具体的なフィードバックをすること。たとえば薬の接客をしてもらっている時に「科学的に証明されていない表現は使わないように」と教えたり、自分が手本を見せながら改善してほしいポイントを伝えたりしました。
そして3つ目は、失敗を恐れず自信を持って働いてもらえる雰囲気を作ること。相手が多少のミスをしても「少しずつ慣れていけば大丈夫ですよ」と声をかけ、ミスを引きずらないように心がけていました。
ほかにも、一通り作業をしてもらったら「ありがとうございます」と、感謝の気持ちを伝えることも大事にしていましたね。お店全体が明るく楽しい雰囲気になるよう、できる限りの工夫をしていきました。
新店舗がオープンしておよそ2ヶ月。今は皆さん、こちらから指示を出す前に主体的に行動してくれるようになりました。わからないことは私に積極的に聞いてくれるようにもなり、一緒に働く仲間として良い関係性が築けていると感じています。基本的な業務は任せられるようになったので、今後も教育に力を入れて、お客様により質の高い接客サービスを提供できるようにしたいです。
異動をポジティブに捉えてほしい
通常業務と並行して、入社1年目の夏からリクルーターとしても活動しています。就職活動中に感じたスギ薬局のポジティブなイメージや社員の人柄の良さを、ぜひ就活生の皆さんにも伝えたいと思ったからです。
会社説明会で就活生と話をしていると、「面接が心配」と相談されることがよくあります。緊張で頭が真っ白になって、面接官とうまく話せないことを心配している人が多い印象です。そんな人には「緊張するのは当たり前。一個や二個の失敗は面接官も気にしていないよ」と声をかけています。そのうえで、用意してきたエピソードを一字一句暗記するのではなく、聞かれた時に自分の言葉で話すのが大事だと伝えています。
また、スギ薬局の社員は平均1年ごとに店舗を異動しますが、「異動が不安」と話す就活生の声も。その気持ちは、本当に良くわかります。当然、異動先ではお客様の顔ぶれが変わりますし、業務のやり方もお店によって多少異なります。私も当初はせっかく慣れてきた頃に新しい環境へ移ることに、不安を感じていました。
ですが、何店舗か経験するうちに不安は少なくなりました。むしろ、会社が「新しい環境でも頑張れる」と期待してチャンスを与えてくれているのだと、前向きに考えられるようになったんです。実際にお客様の来店数が多い店舗に異動した時は、限られた時間の中で優先順位を考えながら作業をしたり、指示出しをしたりする力が身につきました。
そして、異動を重ねる分関わる従業員が増えていき、困った時に頼れる仲間も増えます。そんな仲間とのつながりは、日々仕事をするうえで大きな支えとなっています。就活生の皆さんには、異動を自分が成長できる機会として、ポジティブに捉えてほしいです。
先日、総合職の採用に貢献したリクルーターの一人として、社内で表彰されました。まさか表彰を受けるとは思っていませんでしたが、就活生一人ひとりにしっかりと向き合うことができた証だと受け止めています。一人でも多くの方にスギ薬局で働きたいと思ってもらえるよう、これからも活動を続けていきます。
今後の目標は、店長に昇進すること。店長になればさらに新たな経験を積めますし、視野も広がるでしょう。自分の裁量でお店を作っていく達成感を味わえたらと思っています。その先のキャリアとしては、より多くの人と関わりを持てる人事系、採用系の部署にも興味があります。新店舗で従業員の教育に力を入れた経験や、リクルーターの経験から、自分の知見を人に伝えたり、人に寄り添ったりするのが得意だと感じているからです。今後のキャリアをより充実したものにできるよう、スギ薬局で新たな挑戦を重ねていきます。