食べることの喜びを、人々に伝えたい。営業の最前線で感じる、「ソントン」ならではの醍醐味。

食べることの喜びを、人々に伝えたい。営業の最前線で感じる、「ソントン」ならではの醍醐味。

食べることの喜びを、人々に伝えたい。
営業の最前線で感じる、「ソントン」ならではの醍醐味。

このストーリーのポイント

  • 自信を持って売れる商品があると確信してソントンに入社
  • 若手でもチャレンジができる環境がある
  • 自分の提案が商品となってスーパーの棚に並ぶ喜び

1942年の創業から、ソントンは人々の食卓に笑顔を届けてきました。その伝統は、今も脈々と受け継がれています。若手社員であっても、大手メーカーの重要プロジェクトを任される。ソントンの営業は、常に挑戦と成長の舞台です。

PROFILE
ソントン食品工業株式会社

永井 優斗

東海支店 営業課
2019年入社

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神奈川県出身。生物資源科学部食品ビジネス学科卒。“食”のビジネスに携わりたいと考えて、ソントンに入社。名古屋市の東海支店に配属され、若手の営業担当として成長を続ける。

「いい会社だね」と家族が喜んでくれた

幼い頃から食べることが好きで、将来は“食”にまつわる仕事がしたいと思っていました。大学で食品ビジネスを学ぶ学科に進んだのも、そのためです。
研究室で学園祭に参加した際は、規格外のサツマイモを使った「芋餅」を商品として開発。学園祭にいらっしゃる客層を考えて商品の特徴や価格などを設定し、販売しました。商品企画から販売まで、トータルにプロデュースすることができたのはいい思い出です。

就職活動での軸は“食”でした。食品メーカー、商社、卸など、フードビジネスに携わる業態に絞って企業研究を行いました。ソントンを知ったのは、大学で開催された合同企業説明会がきっかけです。それまで知らなかったのですが、説明を聞いたところ、家庭用、業務用と幅広い商材を扱っていて、私たちが普段食べているお菓子やパンなどにも使われていることに興味を持ちました。
説明会で、社員の方々に質問した際、皆さん笑顔で丁寧に答えてくださいました。その時の温かい雰囲気が印象的で、きっと働きやすい環境なんだろうと感じました。
メーカーや商社など、いくつか内定をいただいた中で最終的にソントンに決めたのは、自信を持って売れる商材だと確信したことが一番の理由です。食品安全マネジメントシステム「FSSC22000」 の認証取得など、徹底した品質管理体制にも魅力を感じました。その姿勢がある限り、私自身が将来にわたって胸を張って売れると確信しました。
家族にソントンに入社すると報告したところ、とても喜んでくれました。両親も祖母も「ピーナッツクリームの会社だよね」とソントンのことを知っており、「いい会社を選んでくれた」と嬉しそうでした。家族がソントンのことを知っていてくれたこと、そして喜んでくれたことが本当に嬉しかったです。

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先輩と一緒に訪問して基礎から学ぶ

入社後の半年間は、工場や全社の各部門で研修を受けました。工場は全国に4ヵ所。2週間から3週間ごとに各工場で製造ラインを経験したほか、開発担当の方と一緒に試作品もつくりました。
工場はメーカーにとってものづくりの最前線です。特に製造の仕事の大変さを知ったことは、営業の仕事をする上でとても勉強になりました。製造現場での仕込み工程や、出来上がった製品の仕上げ工程、出荷されるまでの保管や安全・安心を担保するための品質管理がどのように行われているのかを実際に体験し、お客様の手元に商品が届くまでにこれだけ多くの工程を経ていることに驚きました。ピーナッツクリームを強みとしているソントンではアレルギーの取扱いは厳重に管理されており、製造計画を立てる上ではアレルギーコンタミが起きないように製造順番が決められています。こういった事情を知らずに、営業担当が急な製造をお願いしても現場は対応できないのです。食品メーカーの営業として知っておくべき知識を、研修でしっかりと学べたと思います。

研修終了後、配属先が決まりました。私はまさかの東海支店。全国転勤のある総合職でしたから可能性はあったわけですが、想定外でした。愛知県は私にとって縁もゆかりもない土地で、知り合いも全くいません。不安が先行した配属でした。
もっとも今振り返ってみると、私にとっていい経験になったのは間違いありません。東海支店では、個性豊かな先輩方に囲まれ、様々な考え方や価値観に触れることができました。 また、初めての営業活動では、お客様とのコミュニケーションを通して、相手の立場に立って考えることの大切さを学びました。一人暮らしでは、家事や生活費の管理など、全てを自分で行う必要があり、責任感と自立心を養うことができました。

東海支店に配属され、OJTがスタート。支店内の先輩とともに、お客様を訪問することから仕事が始まりました。
仕事の内容は、パンやお菓子の中に詰められているジャムやクリームなどの販売です。これらの詰め物はフィリングと呼ばれており、カレーパンの中のカレーもその一つ。お客様はフィリングを使ってパンやお菓子を製造しているメーカー様のほか、ベーカリーチェーンや外食チェーン、喫茶店など。卸を通じて販売する場合もあり、多岐にわたります。
担当するお客様によって営業のスタイルは様々で、朝一番に今日のアポを取ってその日のうちに訪問することもあれば、2週間前にアポを取らなくてはならないお客様もいます。支店の先輩たちと一緒に行動しながら、お客様に合わせた営業スタイルを学んでいった、そんな1年目でした。

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大手顧客の競合コンペを一任され、感じた喜びと未熟さ

大手製パンメーカー様を1人で担当することになったのは2年目になったばかりのときでした。東海支店にとって最も大きな取引先であるだけでなく、ソントン全社で見ても重要な取引先の1社です。そんな大切なお客様を任されることになり、思わず「僕で大丈夫ですか」と口走ったものでした。
当初は、不安が先行しましたが、周りの先輩方がしっかりとフォローしてくれるので心配はありません。大きな責任を任されたことに、身が引き締まる思いでした。
そのお客様から1本の電話がかかってきたのが、2年目の7月のこと。営業としてひとり立ちし、ようやく仕事のペースにも慣れた頃でした。電話を取った私の耳に入ってきたのは「定番のパンをリニューアルすることになったので、中のフィリングも新しく提案してほしい」というものでした。しかも競合コンペです。
大手製パンメーカー様が定番商品をリニューアルするわけですから、お客様にとって重大な決断です。しかも、この定番商品には長年ソントンのフィリングが使われてきました。代々の先輩方が受け継いできた商品なのです。提案期限は3日後。プレッシャーに押しつぶされている暇はありません。私はすぐさま走り出しました。

提案に際してはリニューアルに向けたフィリングのサンプルを提出しなくてはなりません。私は支店の先輩に相談するとともに、工場の開発担当者にも連絡して協力を依頼。リニューアル品の商品設計をお願いしました。もちろん工場にとっても重要な製品ですから「絶対にコンペに勝ちたい」と快く協力を受けてくださいました。
ソントンの開発担当者は、長年の経験と高い技術力を持っています。 お客様のニーズを的確に捉え、最適な商品を提案してくれると確信していました。
この時学んだのは、部署は違っても一つのチームとして取り組むソントンならではの一体感です。私のような2年目の新人であっても、皆さん、部署の垣根を越えて喜んで力を貸してくれました。
一方で、提案に向けて営業として社内を巻き込んでいくには牽引力が必要ですし、そのためには誰からも認められる知識、経験を身につけなくてはなりません。当時の私は未熟であり、もっと成長する必要があると感じました。

提案の準備には文字通り無我夢中で取り組みました。初めてのことでもあり、とにかく目の前の壁を越えることに精一杯でした。その結果、コンペには無事に勝つことができました。お客様から電話がかかってきて結果を知った瞬間は、嬉しいというよりは、とにかくホッとしたというのが本音でした。すぐに支店の先輩や開発担当者に報告し、ご協力へのお礼を伝えました。

本当に喜びがわいてきたのは、リニューアルされた定番商品のパンが、スーパーの棚に並んでいるのを見たときです。すぐに私もそのパンを棚から手に取って、購入しました。リニューアルとはいえ、自分が開発に携わった商品が形となって世の中に送り出され、実際に人々の手に取っていただけるわけです。食品メーカーならではの醍醐味をこのときに実感しました。

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新規開拓にもチャレンジしたい

現在も引き続き大手製パンメーカー様を担当しています。加えて、新規取引先の開拓にも力を入れるようになりました。新人の頃は目の前の取引先のことで精一杯でしたが、今は東海支店全体のことも考え、数字を伸ばしていくにはやはり新規取引先が必要だと実感しています。
そのために展示会などへの出展にも力を入れています。BtoBの取引につながるトレードショーで、ディスプレイや演出なども私たち営業がアイデアを出してブースを運営します。営業でありながらこうしたイベントに関われるのも、当社ならではの面白みです。

製パン業界でのソントンの知名度は高いですが、一方で外食業界などでの認知はまだまだ低く、当社の製品を「製パン用」と思われている外食店様も多いようです。そうした方にソントンの魅力をアピールし、より多くの外食・喫茶業態でも採用されるよう、働きかけています。

今後の目標は、まずは東海支店全体の売上を今まで以上に伸ばしていくことです。そのためには新規開拓にもっと力を入れたいと考えています。
個人としては、営業で培った市場ニーズをキャッチする力を活かして、いつかは商品の企画開発に挑戦したいと考えています。当社には半期に一度、上司と仕事の振り返りを行う場が用意されていますので、焦ることなく、目標に向かって成長していきたいと思います。

後輩の皆さんに対しては、自分なりのこだわりを持っている方と一緒に働きたいと思っています。どんなことでもいいので、これだけは譲れないとか、これは人に負けないとか、自分なりのしっかりとした軸のある方に期待したいですね。
そして何よりも食べることが好きな人に、応募していただきたいと考えています。

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