資産運用会社でのハイブリッドな営業人材になりたい

資産運用会社でのハイブリッドな営業人材になりたい

このストーリーのポイント

  • 自分の成長、会社の成長を実感できる仕事
  • 若手育成の強い想いがある会社。入社後すぐに、マーケット観を養う機会を得る
  • 社内の連携がスムーズなので、お客さまに迅速に対応できる。チームワークと雰囲気の良さも魅力

人と違ったことをしてみたいと、大学では株式投資部に入部。投資の面白さや、奥深さを知る。それをもっと広めていきたいと考え、旧三井住友アセットマネジメント(2019年に大和住銀投信投資顧問と合併し、社名変更)に入社。「日本一の資産運用会社を目指す」という会社のビジョンも決め手の一つになった。入社1年目は投資信託の販売促進資料の作成業務に従事。2年目からは機関投資家向けの営業を担当しているが、経験や知識がまだまだ足りないことを痛感せざるを得ない。ただ、立ち止まっているわけにはいかない。どうしてもわからないことや、解決できないことがあれば、周囲のメンバーに協力を仰ぐようにしている。粘り強く取り組み続けてきたことで、お客さまからの信頼を得て、自分宛に照会が来ることが増えたように思う。

Profile

三井住友DSアセットマネジメント株式会社

機関投資家営業第一部 2017年入社
国際総合科学部経営科学系

入社後、営業推進部や資産運用サポート部(研修)などの部署を経て、現在は機関投資家営業第一部で、公的年金向けの営業に副担当として従事している。経験豊富な先輩が多いなか、専門知識が足りない自分は、持ち前の行動力、コミュニケーション力を活かして、ハイブリッドな営業人材を目指している。

成長産業で働きたいと思い、資産運用会社を選ぶ

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大学では株式投資部に入部しました。といっても、投資に特別の興味があったわけではありません。テニスやダンスのような一般的なサークルではなく、新しいことかつ珍しいことに挑戦してみたいという思いで入部しました。もともと人と違ったことをしてみたいという性格でした。株式投資部の活動では、部員から少しずつ資金を募り、チームごとに銘柄分析およびプレゼンをします。そのなかで最も成長性を見込めると思われる銘柄を部員全員で選び、集めた資金を一括投資します。半年~1年ほど保有して利益が確保できればみんなでシェアをするという仕組みでした。私もどの企業が今後成長するのかを考えながら銘柄探しをしていました。自分が選んでプレゼンした企業が部内で選ばれた時は、利益がでるか日々ドキドキしていました。結果は購入時よりも2倍の価格になり、その利益で部員と食事に行ったのが楽しかったです。他にも、高校生に投資教育を行うといった活動にも携わりました。私自身は、2年生のときに部長を務めました。学生の間でメジャーではなかった株式投資部にいかに部員を集めるかに苦心しましたが、今ではその勧誘活動も良い思い出です。

就職活動で軸としたのは、成長産業で働くということでした。大学生活の4年間、ベンチャー企業でインターンシップをしていました。インターンシップでは、社員一人ひとりの成長が会社の成長につながる姿を垣間見ることができました。そして、私も成長産業で働き、会社の成長とともに自分自身も成長していきたいと思いました。また、株式投資部で投資の魅力に触れた経験から、金融業界には興味がありました。そのなかで、成長産業だと感じたのが「資産運用業界」でした。当時、当社は大手の運用会社で唯一、直販ビジネス(運用会社が直接投資信託を販売するビジネス)を手掛けており、当社自ら投資信託の魅力を広めていきたいという姿勢を強く感じました。自社のプロダクトを自ら販売していくという気構えに惹かれたのです。加えて、『日本一の資産運用会社を目指す』というビジョンにも共感できるものがありました。その目標に向かって自分もチャレンジしてみたい。そんな気持ちになれたのが入社の決め手です。

入社早々、日々のマーケットレポート作成に挑み、市況感を養う

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入社後はまず、営業推進部(現投信サービス部)に約1年間在籍しました。公募投信の販売資料やマーケット資料の作成が主な業務でした。まず担当したのが、「マーケットレポート」作りです。銀行や証券会社等をはじめとする販売会社の若手の方に向けて、毎日当社からマーケットの情報などを発信しています。「これに携わると、成長につながるよ」と上司に言われて取り組んだものの、その日のマーケット動向に加え、200文字程度のトピックを書くのは、想像していた以上に大変でした。何しろ、まだまだ知識が浅い状態だったので、マーケットの見方やネタ探しの仕方が良くわからなかったからです。私と同世代の若手販売員に読んでもらうには、どんなネタを書くといいのか、自分で考えて見つけてくるものの、言い回しや表現などをたくさん修正されたのを昨日のことのように覚えています。レポート作成に慣れるために、上司に相談して前もってドラフトを作成したり、金融に関する直近1週間のイベントスケジュールや他社のレポートをチェックしたりしながら、インプットする情報量を増やすよう努力しました。また、マーケットレポートは配信して終わりの仕事ではなく、いかにPV数を向上させるかも重要になります。そこで、見せ方や伝え方を色々と工夫しました。販売会社への投信営業担当の方にアプローチして、販売会社にメールで配信してもらえるようお願いしたこともありました。おかげで、半年ほど続けた頃には業務にも慣れ、締め切りに余裕を持ってレポートが完成できるようになりました。販売会社の方から、「読んでいますよ」という激励の声をいただくこともできました。毎日続けて良かったと本当に思います。あの時に諦めず続けたことで、マーケットに関する市況感も養うことができ、お客様に自信も持って話せるまでになりました。また、精神的にも強くなった経験です。あの時に、厳しさもありましたが懇切丁寧に指導してくれた上司のおかげだと、すごく感謝しています。

入社2年目の2018年5月に運用コンサルティング部(現機関投資家営業第一部)に異動しました。機関投資家にも幾つか種類があり、私は国民年金や地方公務員向けの年金団体などの公的年金のお客さまを担当しています。営業とはいえ、プロダクトの売り込みというよりも、ご契約いただいているプロダクトの運用状況の報告や、日々の照会対応を担当しています。

入社当初の「マーケットレポートの作成」の経験は、現在の仕事にも活かされています。今の業務は社内の様々な部署と連携することが多く、運用部署をはじめ、資料を作成ずる部署、データを取りまとめる部署、契約書を作成する部署、資金繰りの対応する部署など、多岐に渡ります。協力を得られやすいよう、こちらの意図ができるだけわかりやすく伝わるよう努めていますが、他部署を巻き込むコツもマーケットレポートの作成業務で学んだことのひとつではないかと思っています。また、お客さまに訪問する際に切り出す話題にも、「これなら興味を持っていただけるのでは」というネタ探しの感覚が役に立っています。他にも、お客さまからの照会に対応するにあたって、締め切りを強く意識するようにしています。今では照会が私宛に寄せられることが増えつつあり、自分が認められ、信頼されていると実感できます。

知識量のアップとお客さまとの関係維持が、現在の課題

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現在の仕事において、自分の今の知識に満足しているわけではありません。やはり、まだまだ不足していると感じます。公的年金の分野には理解しておくべき専門知識が多数あり、先輩やお客さまは10年以上もの経験を持つベテランばかりで、駆け出しの私とでは差があります。知識が足りないと、何が課題なのか、どんなステップで解決していけば良いのか、どうすれば効率的に進められるのかもイメージができず、自ずとレスポンスも遅くなってしまいます。そこで、何かわからないことがあれば、チームの先輩や関係部署の方に教えてもらうようにしています。お客さまからの照会にもパターンがあるので、先輩が対応された過去の照会内容はとても参考になります。また、営業という立場でいうと、お客さまとの関係をいかに維持していくかも重要な課題です。お客さまとの関係が悪くならないよう、信頼関係を築いていかなければいけません。今は副担当であるものの、主担当が不在の際は私が業務を取り仕切るので責任は重大です。常に緊張感、責任感を持って臨むようにしています。

前向きに頑張ろうと思える理由として、チームの雰囲気がとても良いことがあげられます。公的年金向け営業に携わるメンバーは4人で、少数ながら1つのチームとしてお客さまの対応に日々努めています。また、社内にはアクティブな方が多く、色々なサークルや社内イベントがあり、コミュニケーションも円滑です。私も登山やスノーボードなど様々な社内イベントに積極的に参加しています。世代を越えて仲が良く、役員との距離感も近く、風通しの良さを感じています。

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今後まずは、機関投資家向け年金営業としての実績を積み重ね、できるだけ早く主担当としてお客さまの対応をできるようになりたいと思っています。その後、将来的には入社のきっかけともなった投資信託の営業にも挑戦してみたいです。機関投資家向けの年金営業と個人投資家向けの投資信託の営業をハイブリッドにこなせる、そんな人材になることを目標にこれからも業務に真摯に取り組んでいきたいと思っています。

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