人生で大切にしていること、商工中金で働く意味とは何か──。 自分自身と徹底的に向き合い、“マイパーパス”を考える。

人生で大切にしていること、商工中金で働く意味とは何か──。 自分自身と徹底的に向き合い、“マイパーパス”を考える。

人生で大切にしていること、商工中金で働く意味とは何か──。 自分自身と徹底的に向き合い、“マイパーパス”を考える。

このストーリーのポイント

  • パーパスのファシリテーターに立候補した理由
  • 85名と社長を含む経営層が集まったワークショップから得た気づきや学び価値観や考えの変化
  • 時代や環境の変化とともに、商工中金はこれからもより良い会社になっていく

商工中金が2022年3月に経営層と現場職員が一丸となって策定した企業理念(パーパス)、「企業の未来を支えていく。日本を変化につよくする。」──。このパーパスを制定するだけで終わらせるのではなく、パーパスを職員一人ひとりが自分ごと化してほしい。そして、変化の激しい時代において、職員一人ひとりが自身を見つめ、個性を活かしながら自発的にキャリアを描いていくことこそ、お客さまである中小企業の未来、変化につよい日本をつくるのではないだろうか──。そうした考えのもと、自身が会社に存在する意味、働くうえでの羅針盤となる“マイパーパス”を、全職員につくってもらうプロジェクトが始動しました。全職員4,000名超に“マイパーパス”を考えてもらうワークショップのファシリテーターに手をあげたのが、85名の有志職員たち。その中から3名のファシリテーターに、どのような想いを抱いて活動しているのか、意気込みや商工中金に期待する未来について語ってもらった。

PROFILE
株式会社商工組合中央金庫

矢部 彰太

千葉支店 営業課長

キャリア採用で2018年に商工中金入社。経営ビジョンのアイデア募集で、チームメンバーとともに企業理念の見直しを提言。



鈴木 麗奈

さいたま支店

2022年に商工中金入社。2023年の営業窓口デビューを目指し、現在ジョブローテーション中。



平田 隆史

資産サポート部 主任調査役

2008年入社。本店営業部、金沢支店で営業窓口として活躍後、現在は資産サポート部でリテール業務を統括。

商工中金の未来を思い描き制定したパーパス。全職員が共通の志を持つために、私は活動する。

—— 矢部さん、商工中金がパーパスを制定した経緯を教えてください。

矢部:2020年に、商工中金の将来を見据えた経営ビジョンのアイデア募集がありました。そこで、私のチームは商工中金が変革するために、理念ベースで組織を変えていくことが大切だと考え、企業理念の見直しを提言しました。その提言が採択されたことがはじまりです。そのあとは年次も立場も違うメンバーで、商工中金のあるべき姿や未来像について議論して、パーパスを言語化していく作業を行いました。メンバー一人ひとり、仕事に対する想いや価値観、重要視していることが異なり、とても刺激的な経験ができたと感じています。特に入社1年目のメンバーの発言は、「自分が社会のために何ができるか」という純粋な視点に立ったものが多く、商工中金の仕事の原点を改めて思い起こされた気がしました。その後は、全職員での議論を経て2022年3月にパーパスミッションが決定しました。

—— パーパスのファシリテーターに立候補した理由を教えてください。

矢部:パーパスを制定する社内チームに参加したことがきっかけです。パーパスが決定したあとも、パーパスを起点に職員全員が同じ想いを持ってお客さまや仕事に向き合えるようにしたいと考えて、ファシリテーターにも立候補しました。何もないところからアイデア出しをして形にしたパーパスを、全職員に自分ごととして捉えてもらうために何をすべきなのか。今回ファシリテーターとして参加した皆さんが真剣に考えてくれている姿を見て、純粋に嬉しかったです。ワークショップを通して、私たちのチームが生み出したパーパスが会社全体に広がっていき、組織が変わっていくことにワクワクしています。

平田:これまで、パーパスや組織構造というものを知識としてインプットする機会は多かったのですが、アウトプットする機会はありませんでした。そんななか、今回パーパスのファシリテーターを募集するという話があり、チャレンジしました。

鈴木:面白そうだったからです! 自分が変化するなかで、会社も一緒に変わっていけたらいいなと思って、応募しました。

shokochukin-st02.jpg

—— 85名と社長を含む経営層が集まったワークショップはどうでしたか?

鈴木:その日は全国各地から約30名の職員が集合しました。ほぼ全員「はじめまして」。まずは職員同士がお互いを知るために一人ずつ自己紹介をし、「“パーパス”とは何か?」「なぜいま“パーパス”が求められているのか?」など、“パーパス”についての講演、その後4名のグループに分かれて“マイパーパス”を策定するワークショップといった流れで開催しました。私は社長と入社5年目の方、入社31年目の方と一緒にグループワークをしました。それぞれの価値観の違いに驚きを覚えましたが、考え方が少し似ている部分もあって、共感することが多かったです。

shokochukin-st03.jpg

shokochukin-st01-2.jpg

平田:私のグループは、よりフラットな立場で話せるよう、あえて年次などは公表しませんでした。他の方の考えを聞いたり、自分の考えを皆さんに伝えることでかなりの気づきがありました。今は本部の企画セクションにいるんですが、どうしても予算や制限となることが最初に頭に浮かび、「あぁ難しいな」と考えてしまうことがよくあります。今日のワークで若い方々と話をするなかで、「とにかくやってみよう」という発想に触れ、改めて初心に帰ることができました。

shokochukin-st01-3.jpg

—— 鈴木さん、ワークショップを通じてご自身の価値観や考えに変化はありましたか?

鈴木:もっと自分のことを知ろうと考えるようになりました。自分の考えを外に出すことで周囲の方とより深く理解しあえ、お互いの力をあわせながら社会を少しでもよい方向に変えることができると今回のワークショップを通じて学びました。なので、自分のことをまずはしっかり考えられるようになりたいと思います。

—— 平田さん、矢部さん、パーパスをきっかけに、商工中金はどう変わっていくと考えていますか?

平田:よりチャレンジできる機会が増えるんじゃないかと思いました。今までですと、失敗を恐れるという雰囲気もあったかもしれません。これからは、トライして、失敗して、その繰り返しでどんどん色んな物が出来ていく、そして変化につよくなるということが実現する企業になると感じました。

矢部:時代や環境が変化し、今までのビジネスモデルや考え方を続けるだけでは行き詰ってしまうのではないかという危機感が、パーパス検討当初からありました。パーパスは「私たちがなぜいるのか」「何のために働いているのか」という原点の志を言語化したものです。この志を職員全員が共有し、ボトムアップで商品や社内ルールなどを時代にあった形に変革していく必要があると考えています。自分たちが社会にどう影響を与えていきたいか、という純粋な起点を根底に持っていれば、これから先、より良い会社になっていくのだと思います。

shokochukin-st01-4.jpg

—— ファシリテーターとしての意気込みを教えてください。

鈴木:参加されるメンバーの皆さんが自分のことをしっかり考えて、自分の本音で会話できるような空間をつくれるファシリテーターになりたいです。

矢部:経営ビジョンで一緒に活動したメンバーが目指した想い、そして一緒にブラッシュアップしてきたメンバーやファシリテーターの皆さんの想いを受け止め、会社がもっと良くなるよう、人一倍頑張りたいと思います。

—— 平田さん、これから変化していく商工中金を志望する学生の皆さんに向けてメッセージをお願いいたします。

平田:“マイパーパス”を策定するワークショップを終え、再び全体で集まったときの職員一人ひとりの表情は、充実感と活力に満ちた表情でした。そこに年次や役職の違いはなく、「商工中金の職員」としての自覚を強く持った、一人ひとりの姿がありました。商工中金はこれからより一層ワクワクするような金融機関になってくると思います!ぜひ一緒に働きましょう!

shokochukin-st01-5.jpg

TAGS TAGS

商工中金について詳しく知りたい方はこちら

SHARE