未知だから、ワクワクできる。挑戦こそ、レオン自動機での醍醐味。

未知だから、ワクワクできる。挑戦こそ、レオン自動機での醍醐味。

未知だから、ワクワクできる。
挑戦こそ、レオン自動機での醍醐味。

このストーリーのポイント

  • 毎日新しいことに挑戦したいとの思いで、文系ながら機械メーカーへ
  • 国内で経験を積み、入社前から抱いていた海外駐在の夢をかなえる
  • 「何とかなるさ」の精神で、アメリカでも確かな足跡を刻む

海外に関連した仕事がしたいと選んだレオン自動機。文系ながらゼロから技術を学び、自分を磨いてきた。その結果実現した、アメリカ駐在の道。挑戦の日々が、自分を大きく育ててくれた。

PROFILE
レオン自動機株式会社

C.W.

第二アジア営業部
2014年入社

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現代教養学部人間科学科卒。新入社員研修を経て技術サービス部に配属され、2018年に渡米。約5年間にわたってレオンUSA技術サービス部で業務を担当。2023年8月に帰国し、同9月より現職。

「きっと海外に行ける」と信じて

私が通っていた小学校の学区内に大きなメーカーの工場があり、従業員の子どもたちがたくさん同じ学校に通っていました。その中には帰国子女も多く、スペインやブラジルから帰ってきたという子どもたちの話を聞くことが多かったです。知らない国の話にはいつもワクワクし、漠然と海外に憧れを抱くようになりました。

私は同じことを繰り返すルーティンの生活が苦手で、昨日より今日、今日より明日と、日々違うことを経験するのが好きでした。私は文系で機械のことは何も知らず、レオン自動機は完全に未知の世界でしたから、きっと毎日新しいことに出会えると思ったのです。文系だからと、不安に思うことはまったくありませんでした。
面接では、海外の拠点で活躍したいという希望も話しました。ただ当時、海外に駐在していたのは男性ばかり。女性はいなかったと思います。それでも「何とかなる。きっと行けるはずだ」と根拠もなく考えていました。この「何とかなるさ」の精神は、私の持ち味です。

覚えているのは、会社説明会のことです。私は手を挙げて「機械化するということは人の仕事を奪うことになりませんか」と質問しました。すると「人から仕事を奪うためじゃなくて、人にもっとクリエイティブな仕事をしてもらうために機械化をするのです」という返事でした。これを聞いて私は深く納得し、こういう考え方の会社に入りたいと思いました。

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新しいことをゼロから吸収する

私は新しい世界に触れるのが楽しみでしたから、最初から技術サービス部で仕事がしたいと思っていました。ところが新入社員研修では、私だけが秘書室に行くことになったのです。そこで私は社長に向かって直々に「当社の技術や機械を知らずに仕事はできません」と言って、技術サービス部で働きたいとアピールしました。きっと社長はびっくりしたでしょう。そのせいかどうかわかりませんが、配属先は希望通り技術サービス部に決まりました。
社長には「海外にも行ってみたいです」と話しました。社長はそのことを覚えており、その後も折に触れて私に「早く行けるといいね」と声をかけ、背中を押してくれました。こんなふうに会社のトップとフランクに接することができるのは、当社ならではの大きな魅力です。

念願の技術サービス部に配属されたのはよかったのですが、機械の知識がゼロだった私は、スタートボタンを押すのさえ怖くてできませんでした。ただ、新しいことに挑戦するのは大好きだったため、時間はかかっても、一つひとつ学んでいくのは楽しかったです。機械の知識、電気の知識、食品の知識…。すべてが私にとっては新鮮でした。
そんな私を職場の先輩方が育ててくれました。時に私が「それは違うと思います」なんて生意気なことを口にしても、穏やかに誤りを正してくれました。愛のある指導をしていただいたと感じています。

レオン自動機の技術サービス部は、来客テスト、出荷前のテストや納入業務を担当しています。それだけでなく、お客様に新しい食の提案を行い、それを作るための新しい配合や機械を提案しています。これは非常にユニークな点で、技術サービス部ならではの醍醐味です。
ある時、イチゴを生産しているお客様から、余ってしまったイチゴをどうにかできないかというご相談をいただきました。私はそのイチゴを使った新しいメニューを提案。実際に試作もして、お客様にお見せしました。最終的にお客様は私の提案を気に入ってくれて、正式に製品化するために当社の機械を購入してくださったのです。お客様の困りごと解消に貢献できたこと、自分のアイデアがきっかけで生まれたお菓子が市場に出回っていることを、とても嬉しく思いました。

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お客様の怒りを感謝に変える

アメリカ駐在が決まったのは5年目のことです。秋田への出張中に、役員から「アメリカに行ってほしい」という電話が入りました。あまりにも急で心の準備もできていなかったので私は「ちょっと考えさせてください」と答え、その後、帰りに車を運転しながら「海外に行きたくて入社したんだから、行かない理由はない」と考えて、駐在を決意しました。
行き先はアメリカ東部のニュージャージーオフィスです。当時は東部地区の市場を本格的に拡大していこうという時期で、そのための戦力として私に白羽の矢が立ったということでした。大きな責任を背負っての駐在でしたが、ここでも持ち味の「何とかなるさ」の精神を発揮。ワクワクしながら日本を飛び立ちました。

レオンUSAでの所属も日本と同様、技術サービス部でした。来客テストや機械の操作指導、お客様のサポート、新製品の展示会などが主な業務です。お客様は多岐にわたり、ユダヤ系や中華系、メキシコ系、南米系など、実に多様な食を扱っていました。食ばかりでなく、背景にある文化や宗教の違いなども一つひとつ学べたので、日々、新しいことが吸収できました。
大変だったのは、現地で20年、30年と働いてきた代理店の方々とのコミュニケーションでした。日本からいきなりやってきた若い女性の提案なんて、なかなか耳を傾けてもらえなかったのです。この壁は一朝一夕には乗り越えられないと思ったので、私はお客様の対応はとにかく丁寧に行い、私と仕事をしてよかったと思っていただけるように心がけました。
例えば機械のテストがうまくいかなかったら、なぜうまくいかないか、どう対応すればいいか、納得していただけるまで丁寧に説明しました。小さいことですが、その積み重ねによって、次第に代理店の方からも信頼をいただけるようになったと思います。

アメリカ駐在で思い出深いのは、3年目に出会った、メキシコ系のパンの中にソーセージを入れたいというお客様です。とても難しいご注文で、テストだけでも3日間、深夜まで繰り返したほどでした。ようやくうまくいったので実際にお客様の工場で生産してみることになったのですが、実際の製造条件がテストとはまるで違っていて、それまでの苦労が無駄になったと感じたほどでした。だからといって投げ出すわけにはいきません。必死になって安定して製造できる条件を見つけ出し、マニュアルにしてお客様にお渡ししたときは、達成感で涙が出たほどでした。
「このままでは機械を返品する」とまで怒っていたお客様も、この結果に喜んで、感謝の言葉を口にしてくださいました。ここまで私を動かしたのは、絶対に諦めないという意地と責任感だったと思います。
この機械で製造されたパンは、今もきっと売られているでしょう。遠いアメリカで、私の手がけた機械でできたパンを誰かが食べてくれているというのは、本当に嬉しいことです。私なりに足跡を残せたという想いでした。

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先輩から受け継いだバトンを後輩へ

当初アメリカ駐在は2年の予定でしたが、「もっと修行したい」との思いで、自ら希望して延長していただきました。それでも、そろそろ5年になるというタイミングでアメリカを離れ、日本に帰ることにしました。個人的にはもっといたかったのですが、後輩にも海外駐在の道を用意してあげなければと思ったのです。
私は女性で初めてアメリカ駐在の希望をかなえることができました。けれどそれは、女性で初めての営業、女性で初めての海外出張、女性で初めての海外駐在と、多くの先輩たちが“女性初”という歩みを刻んでくれたからこそ開けた道だと思うのです。そのことを忘れてはいけないと思いましたし、私の後任としてアメリカにやってきた後輩たちにも伝えていきたいと思っています。
先輩から後輩へ、しっかりとバトンを渡していくことを大切にしたいと思います。

帰国後、海外営業として台湾とオーストラリアを担当しています。私にとって初めての営業としての仕事です。
着任して間がないのでわからないことばかり。焦らず、1歩ずつ進んでいくつもりです。レオン自動機の機械をお客様に認めてもらうには、まず私という人間を信頼していただくことが大切だと思うので、丁寧に人間関係を築いていきたいと考えています。

当面の目標は海外営業として早くひとりだちすることです。その先については具体的なイメージはないのですが、私がたくさんの人に助けられながら育ってきた分、今度は私が誰かを助けられるような人間になりたいと思っています。後輩の皆さんにロールモデルと思っていただけるようになれたら、嬉しいですね。
レオン自動機は、本当にいろんなことに挑戦させてくれる会社です。文系だからって臆することは何もありませんし、女性にも活躍の場が広がっています。好奇心の強い方、毎日新しいことを体験したい方には、本当にお勧めの会社だと思います。

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