未知だからこそ、可能性に満ちている。新しい出会いが、自分を育ててくれた。

未知だからこそ、可能性に満ちている。新しい出会いが、自分を育ててくれた。

未知だからこそ、可能性に満ちている。
新しい出会いが、自分を育ててくれた。

このストーリーのポイント

  • 初めての土地での生活を、不安いっぱいでスタート
  • 先輩の指導で、プラスαの提案の大切さを学ぶ
  • ユーザーとの触れあいを通じて、仕事の醍醐味を実感

「as human, for human」というステートメントに共感して入社したパラマウントベッド。営業の現場で接した利用者様の言葉に、自らの提供する価値の重さを知る。その喜びが、次の成長への原動力となる。

PROFILE
パラマウントベッド株式会社

K.N.

営業本部 福岡支店
※取材当時
2021年入社

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経営学部経営学科卒。東京都出身。入社後、福岡支店に配属。まったく知らなかった土地で社会人としての生活をスタートさせ、現在は鹿児島県・宮崎県を担当。着実な成長を実感している。

若手から主役となれる環境に惹かれて

5歳で始めたテニスを大学卒業まで続けました。高校時代は、母校の18年ぶりの全国大会出場にも貢献。大きな目標を立てて、それを達成したときの喜びは何ものにも代えがたいものだと知りました。
残念ながら大学時代は怪我に悩まされることが多く、なかなか満足のいく練習ができなかったことが心残りです。

その怪我の経験もあって、就職活動では人の健康や命に関わる仕事がしたいという思いを持ちました。その中でも医療系の仕事は、社会の重要なインフラの整備に貢献できる仕事だと感じました。
パラマウントベッドのことを知ったのは、就職活動を始めてからです。それまでは社名も知りませんでした。
印象に残ったのは、国内トップシェアを誇るということと、「as human, for human(人として、人のために)」というステートメントです。まさに社会に不可欠な企業だと感じました。

入社の決め手となったのは、少数精鋭の会社で、若手のうちから責任ある仕事を任せてもらえるという点でした。私は会社に入ったら歯車の一つとして働くのではなく、自らがエンジンになりたいと思っていました。そうした思いをかなえられるのがパラマウントベッドだと感じたからです。
また、採用担当者の人柄にも惹かれました。常に学生のことを気にかけてくれ、困っていることはないか、サポートは必要ないかと話しかけてくれ、心から人のためになりたいと思っていることが感じられたからです。「as human, for human(人として、人のために)」とは社内外問わずのステートメントであると感じ、自分もその一員になりたい!と思いました。

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温かく迎え入れてくれた支店

総合職入社なので、全国転勤があるというのは理解していたつもりです。ただ現実問題として受け止めていなかったこともあって、新入社員研修の途中で福岡支店の配属を言い渡されたときは、想定外すぎて言葉もありませんでした。気持ちの準備不足だったわけで、我ながら甘かったと思います(笑)。
ずっと東京の実家で暮らしてきた私が、知り合いのまったくいない土地にいき、初めての1人暮らしをすることに..不安だらけで、赴任の際の飛行機では本当にお腹が痛くなりました(笑)。

福岡支店に赴いたのは新入社員研修が終わってすぐ。ゴールデンウィーク明けでした。住まいは会社が支店から徒歩5分の場所に独身寮 (借上げマンション)を用意してくれたので問題はありませんでした。
福岡支店の皆さんは、不安だらけの顔でやって来た私を温かく迎え、受け入れてくれました。私が1人でいるとすぐに誰かが話しかけてくれ、「困っていることはない?」「慣れた?」などと気遣ってくれました。会社とはどういう場所なんだろう、先輩とうまくやっていけるかという不安もありましたから、とても気持ちが楽になりました。
同期の仲間も全国に配属となり、福岡支店には私を含めて2人が配属されました。同期が一緒だったのはとても心強くて、仕事で戸惑うことがあると、すぐに相談しあっています。時に支え合い、時に刺激し合える同期は私にとって大切な存在です。

1年目はメンターと呼ばれる先輩がマンツーマンで指導してくれました。お客様への訪問に同行し、隣で商談する様子を見せてもらったり、帰りの車の中ではその振り返りをしてもらったり。実際の業務を間近で見ながら、仕事を一つひとつ覚えていきました。
先輩がよく口にしていたことは「常にプラスαを考えろ」ということでした。例えばお客様からカタログが欲しいと言われたら、注文されたカタログだけでなく、別の製品のカタログも一緒にお届けするようにします。それによって先方の満足度も上がり、自分に対する信頼度も高くなっていくと感じています。
社会人1年目に教わったことは非常に強く心に残るものですが、この言葉は今も私にとって財産です。

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結果はすべて自分に跳ね返ってくる

入社半年後には1人で行動するようになりました。担当は北九州エリアです。
仕事は、一般のご家庭にベッドや車いすなどのレンタルサービスをしている取引先に対する営業。我々の取引先は複数のメーカーの製品を扱っているので、その中でパラマウントベッド製品を優先的にお勧めしてくれるように働きかけをしています。担当したのは約40社。初めての土地を車で訪ねて回るのは、道もわからず、苦労しました。
もちろんお客様との会話も、最初はなかなかうまくできませんでした。製品の知識が十分でないため、質問されてもすぐに答えることができず、会話が止まってしまいます。そんなときは支店に帰ってすぐに先輩に相談。手の空いている先輩が気軽にロールプレーイングをしてくれたり、アドバイスをしてくれたりしました。
そんな中で嬉しかったのは、初めての受注です。1年目の9月の最後の週でした。嬉しさのあまり取引先の担当の方と一緒に記念写真を撮らせてもらったほどです。今でも忘れられない思い出です。

2年目から、鹿児島県と宮崎県を担当しています。月曜日は福岡支店でミーティング等を行い、火曜日の朝に九州新幹線で南下して鹿児島入り。ホテルを拠点にレンタカーで営業活動を行い、金曜の夜に福岡に帰るというのが現在のパターンです。担当している取引先は約200社。2県にまたがって数多くの取引先があるので、現地に張り付いていないとなかなか回りきれません(笑)。
私の営業活動の基本は、製品の説明会です。事前にアポイントを取って、取引先の社員の方々に集まっていただき、製品のPRをします。この説明会を各地で行いながら、その合間にアポなしでも訪問して、別の取引先ともコミュニケーションを重ねていきます。
鹿児島県と宮崎県は私の担当ということがはっきりしていますから、このエリアに関する数字はすべて私の責任です。良くも悪くも、自分の頑張りがストレートに結果に跳ね返ってくるわけで、それは営業の醍醐味ですね。幼い頃からのテニスによって私はずいぶん負けず嫌いになりましたから、大きなやりがいを感じながら仕事に取り組んでいます。

時には個人のお宅を訪問することもあります。メーカーの社員として、製品にちょっとした不具合等が発生してしまった際には、取引先から連絡をいただき、直接対応する事も。
例えば「エアマットレスのリモコンが効かなくなったので様子を見てほしい」というようなケースです。だいたいの場合、故障や不具合ではなくて、設定が間違っていたり、コンセントがうまくささっていなかったりということがほとんど。嬉しかったのはその際に利用者様が「このベッドでなきゃダメなのよ」とおっしゃってくれたことです。私が製品をPRするのは販売代理店に対してですが、その先にいる利用者様がこんなに喜んで使ってくれていると知って、本当に誇らしい気持ちになりました。

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デザインされた営業をする

営業する上で心がけているのは、やはり1年目のマンツーマンで教わった「プラスαの価値を届ける」ことです。
カタログを複数お持ちしたり、依頼された日にちよりも1日早くお届けしたり。ささいなことですが、こうしたことを積み上げていくだけで、自然とお客様の信頼度が上がってくることを実感します。
当初は窓口でカタログを受け取るだけだった販売代理店の方が、いつの間にか私を中に迎えいれ、今ではコーヒーを出してくれるようになりました。その結果、立ち話でなくイスに座ってじっくり話ができ、「Nさん、最近よく寄ってくれるよね」と言ってもらえたこともありました。「Nさんのこと、信用しているからこの製品を注文するよ」と言われたときは、本当に嬉しかったです。

鹿児島県と宮崎県を任されたときは、とにかくがむしゃらに走り回っていました。しかし最近では営業活動をデザインして進められるようになりました。
まずは最終的なゴールを見据え、それに対していつ・誰と・どういった話をするか、反省点があればすぐに改善。PDCAを素早くまわしながら営業活動に臨んでいます。それによって運に左右されず、再現性のある営業活動ができるようになりました。このやり方は具体的に誰かに教わったわけではないですが、福岡支店に着任して最初に同行させてもらった先輩がお手本を見せてくれていたと思います。
こういうふうにデザインされた営業をするようになった結果、ある新製品では全国トップの数字をはじき出すことができました。自分にとっての大きな成長だと感じています。

もし九州に来ないで、あのまま東京で仕事をしていたら、自分の殻を破ることはできなかったと思います。何も知らない土地に来たからこそ、自分から外に向かって動き出さなければ何も得られないと感じ、積極的に新しいことに関わろうと考え、行動しました。成長という視点から、全国転勤というのは非常に意義深いことだと思います。
今は転勤をネガティブにとらえることはまったくありません。むしろどこに行くことになってもやっていけるという自信がつきました。これからも「負けず嫌い」な性格を武器に必死に頑張っていきます。

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