自ら限界はつくらない。それがオリックスのスピリッツ。

自ら限界はつくらない。それがオリックスのスピリッツ。

自ら限界はつくらない。
それがオリックスのスピリッツ。

このストーリーのポイント

  • 幅広い商材に関わりたいと考えてオリックスへ
  • 法人営業で、極意は無理と決めつけないことと学ぶ
  • 自由かつ無限の船舶ビジネスでさらなる成長を目指す

最初に配属された法人営業の現場で、オリックスならではの営業マインドを学ぶ。その経験を生かし、今は船舶ビジネスの最前線で活躍する。「できないことはない」の精神で、道を開く。

PROFILE
オリックス株式会社

山岸 伸彰

輸送機器事業本部 船舶投融資グループ
2019年入社/政治経済学部経済学科卒

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北海道出身。入社後、法人営業本部に配属となり、福岡支店で法人営業に携わる。2023年に輸送機器事業本部船舶投融資グループに異動し、現在に至る。

衝撃だった、5連休の取得で5万円支給

オリックスと言えばプロ野球というイメージしかなかった私が衝撃を受けたのは、「リフレッシュ休暇取得奨励金制度」を知ったときでした。なんと5営業日以上連続して年次有給休暇を取得した社員には5万円の奨励金が支給されると聞いて、「まさか⁈」と驚いたものでした。有給休暇が取りやすいだけでなくお金までもらえるとはなんていい会社だろうと思うよりも、学生に向けて調子のいいことを言っているだけなのではないかと勘ぐったほどです。
入社すると、当然ですがそれが本当のことだと分かりました。今では私はもちろん、周囲の仲間も全員この制度を利用しワークライフバランスの充実に役立てています。

就活に際して当初私が考えていたのは、商社で幅広い商材に携わりたいということでした。高校でホームステイ、大学で短期留学を経験し、住んでいた学生寮では日常的に海外からの留学生と交流していた私は、これまでに培ったグローバルな感覚を、商社でなら生かせるのではと思ったのです。ただ話を聞いたところ、エビならエビ、鉄なら鉄と特定の商材を長く専門的に担当することが一般的と聞き、飽きっぽい私にとってそれは少し厳しいのではと感じました。

オリックスに出会ったのは、そんなタイミングでした。所属していたゼミにオリックスの人事部門の方が来校し、企業説明をしてくださったのです。「リフレッシュ休暇取得奨励金制度」に衝撃を受けたのは、そのときでした。
エントリーシートを提出し、先輩社員にも接するうちに「オリックスの雰囲気は自分に合っているのでは」という気持ちが次第に沸き起こってきました。言葉にしづらいのですが、穏やかな人が多く、ギスギスしていなくて、社長も“さん付け”するような風通しのよさがあります。金融業界でありながら自由な雰囲気があり、服装もカジュアルな印象でした。ここなら自分らしく伸び伸びと働けると確信し、入社を決めました。

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どんな状況でも絶対に提案する

入社して配属された先は福岡。正式には西日本営業部九州営業チームです。北海道で育ち、学生時代を東京で過ごした私にとって九州は文字通り未踏の地でした。不安を抱えながらの赴任だったことは確かですが、今ではリタイアしたら福岡で暮らしたいと思うほど、大好きな土地になりました。
ここでの私の仕事は、アミューズメント業界の顧客へのソリューション提案です。例えば「投資をしたい」というご相談があれば不動産や太陽光発電などの投資案件を紹介し、経費削減のご相談ならばオリックスグループの幅広い商材からコスト削減に効果的なものをご紹介します。私が担当していたのは長崎・佐賀・宮崎。博多駅前の拠点から車で何時間もかけて、顧客のもとを訪ねたものでした。

印象的だったのは2年目のことです。1年目は先輩に同行して仕事を覚え、そろそろ“ひとり立ち”というタイミングで新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発令されてしまいました。
顧客にはなかなか会えず、やっと面談できても「売り上げゼロで投資どころではない」という反応を多くいただきました。政府系金融が金利0%で融資していることもあり、資金調達のご相談もいただけない状態だったのです。
まさにお手上げではあったのですが、どんな状況でも絶対に提案できることがあると考えるのがオリックスらしいところ。私もそれならばとコスト削減に的を絞って、電気代やコピー用紙代の削減などを顧客に提案し、ご契約をいただきました。幅広い商材があることに加え、自社にない商材ならどこからでも調達してきて顧客ニーズに絶対に応えようとする姿勢、何もせずに「それは無理」と決めつけることはしないという姿勢は、オリックスのDNAだと感じました。
この姿勢は現在の船舶投融資グループでの仕事においても貫いています。決めるのは我々ではなく顧客であり、顧客に提案もせず無理だと決めつけることは絶対にありません。

4年目、初めての異動が決まりました。新しい職場は東京本社の輸送機器事業本部。まったく想定していなかった異動でした。
海外人材育成を目的に開催された社内研修を通じて、英語でビジネスができることを評価されたのではないかと思っています。オリックスは大きな組織ですが、このように社員一人一人のポテンシャルを見て、新たな挑戦を促してくれる環境があるのです。

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世界の動きをダイナミックに感じながら

オリックスの船舶のビジネスは、大きく分けて2つあります。1つが船主としての事業で、もう1つがファイナンスです。
船主としてのビジネスは60年以上の歴史があり、自ら船を所有して海運会社などに貸しだして運航してもらうというスキームです。ファイナンスは船舶を担保に貸し付けを行うシップファイナンスが中心で、最近は船舶関連の会社への事業投資なども行っています。このように船主とファイナンスの両方を手がけている会社はかなりユニークで、他には思い当たりません。
船舶関連のマーケットは浮き沈みが激しく、低迷しているときは投資先も見つかりません。しかしオリックスならば不動産や環境エネルギーなど他分野に投資ができます。これはオリックスならではの大きな強みでしょう。

私自身はこの船舶投融資グループに異動してから、船舶のオペレーティングリースに対して国内投資家から資金を集める仕事に従事しました。投資家は飲食業や不動産業、IT企業など多種多様。九州時代に培った「何もしないで決めつけるな」の精神を大事に提案を行い、会社自体に投資意欲がなくても経営者の資産管理会社でそのニーズを発掘できたこともありました。
その後はシップファイナンスや事業投資のチームに移り、以前から関心のあった事業投資に携わっています。ここでのビジネスは非常に面白く、バランスシート上のデット(借入金など)とエクイティ(株主資本)の両方に携わりながら、基本的に自由に稼いでいくことができます。融資で稼いでもいいですし、投資で稼いでもいい。顧客のニーズに合わせて、融資と投資を使い分けて提案しています。
とはいえ、このチームに移ってまだ間もないため、実行にまで至った案件がないのが悔しいところ。今は全力で案件の発掘、ソーシングに取り組んでいます。

船舶業界は非常にプレーヤーが多いことが特徴で、例えばレーダーなどを製造する舶用機器メーカーだけでも山ほどあります。その中には事業承継に悩んでいる会社もあり、事業投資の提案を行うことができます。あるいはオリックスが出資するのではなく、舶用機器メーカー同士のマッチングを提案することもあります。このように相手のニーズをくみ取りながら自由な発想で提案できるところが、船舶投融資グループで働くことの一番の醍醐味であり魅力です。
また、世界の物流の9割を担っているのが海運であり、地政学的なリスクも含め、世界の動きがダイレクトに反映される点もこのビジネスの面白いところです。例えばヨーロッパから日本に船でモノを運ぶ際、今は紛争の関係で地中海を通ることができないのでアフリカのケープタウンを大回りしなくてはなりません。それは時間が余計にかかるため船の供給が減ることにつながり、「お金を多く払うから優先的に運んでほしい」と希望する人が必ず出てきて、マーケットは活況に向かいます。
さらにアメリカ合衆国での新大統領就任をきっかけに、この先世界はどうなるか。何かが動けば必ず何かが起きる、バタフライエフェクト的な動きが感じられるのも船舶ビジネスの面白みです。

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やりたいことが必ず見つかるオリックス

今の目標は、金融のプロフェッショナルになることです。
現在の部署では収益の計算などはシステムに頼らずに自分たちで行うため、金融の深い専門知識が求められます。英語で海外の顧客とやり取りすることもあり、海運のプラクティカルな面からアカデミックな面まで、幅広く吸収できます。金融のプロを目指していく上で格好の環境ですので、当面はここで自分を磨いていくつもりです。

オリックスの魅力は、誰でも自分のやりたいことが見つかるほど、事業領域が広いことです。メーカー以外の機能はすべてそろっており、さらにはメーカーへの事業投資によってメーカー機能を手に入れることもできます。
やりたいことが必ず見つかるし、やりたいと思えばそのチャンスを与えてくれる、そんな会社だと思います。
私自身、九州時代に辞令を受け取って初めて“オリックスって船もやっているんだ”と知ったほどです。

オペレーティングリースやシップファイナンスなど、言葉の響きはクールかもしれませんが、実際の営業は泥臭い仕事もあります。だからどんな状況でも、置かれた場所で精いっぱい目の前の仕事を頑張れる人が求められています。
大切なのは、自分で考え、自分で行動を起こす力。目的意識を持ちながら自らその達成に向けて汗をかける方と、一緒に働きたいと思います。

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