技術力で、人々の「当たり前」を支える。その社会貢献の実感が成長の原動力になる。
技術力で、人々の「当たり前」を支える。
その社会貢献の実感が成長の原動力になる。
このストーリーのポイント
- 北海道で働けること、人間関係のよいことに惹かれて入社
- 自動改札機や交通信号機など、社会のインフラを見守る
- フラットな社風と充実の研修制度で着実な成長
暮らしに関わる様々な機器・システムの導入から運用、保守、交換を担うオムロン フィールドエンジニアリング北海道。同期入社の2人が、仕事を通じた社会貢献の喜びについて語る。
オムロン フィールドエンジニアリング北海道株式会社
三浦 周人
旭川テクノセンタ テクノ釧路
2019年入社
電気電子工学科卒。札幌市出身。広く社会に貢献できること、北海道で働けることに惹かれて、入社する。施工エンジニアとして成長を続ける。
山本 匠悟
札幌テクノセンタ テクノ苫小牧
2019年入社
札幌市出身。説明会で感じた社風の温かさ、人間関係のよさに惹かれて、入社する。カスタマーエンジニアとして成長を続ける。
大好きな地元・北海道で働きたくて
──学生時代と就職活動について振り返ってください。
山本 学生時代の4年間はコンビニのアルバイトに打ち込みました。レジ打ちが速く正確にできるようになると、自分の成長が感じられて楽しかったです。
三浦 山本くんは一つのことにコツコツと取り組むのが得意だけれど、それはアルバイトで培われたものかもしれませんね。私の学生時代の思い出は、サークル活動です。奇術部に所属し、バルーンアートを担当しました。保育園や老人ホームなどに出かけて披露すると、皆さん喜んでくれるのが嬉しかったです。
山本 コミュニケーション力は三浦くんの強みだと思うんですが、そうやって幅広い年齢層の人と接したことで磨かれたのでしょうね。
三浦 ありがとう。我々が仕事で触れるのは様々な機器・機械だけれど、その向こうには利用者様やお客様がいらっしゃるわけで、その意味でもコミュニケーション力は大切だと感じています。学生時代の経験が今の仕事に活きているのは間違いありません。
山本 お互いに札幌出身ですが、北海道で働きたいというのは、私の就職活動の軸の一つでした。
三浦 北海道で暮らしている人は北海道が大好きだから、それが自然な選択かもしれません。北海道は自然豊かで暮らしやすく、食べるものも美味しいから、どうしても地元愛が強くなります。私はそれに加えて、専攻だった電気の知識を活かせること、インフラ領域の仕事を通じて社会に貢献できることが、就活の軸でした。
山本 私は大学の先輩が働いていること、北海道で働けることが、オムロン フィールドエンジニアリング北海道を知ったきっかけでした。
三浦 私の場合はナビサイトでした。五十音順で上の方に表示され、しかもやたらと社名が長かったことで、目に留まりました。「オムロン」という名前も、“あのオムロンのグループ会社なんだ”と印象に残りました。
山本 「オムロン」知ってたんですか。私は恥ずかしながら、知らなかった。世間的には、体温計のイメージが強いかもしれませんが。それでも興味を持ったのは、好きな機械いじりができそうと思ったからでした。
最終的な入社の決め手は、説明会に参加したときに感じた人間関係のよさです。採用担当者同士が楽しそうに会話している様子を見て、居心地がよさそうだと思ったんです。実際に入社してみて、その印象は正しかったと実感しました。
山本 同感です。私も人間的に素晴らしい先輩が多いと感じました。明るくて穏やかな社風は、当社の大きな魅力だと思います。
三浦 エンジニアというと“技術一筋の職人”のようなイメージで、とっつきにくい人が多いのではと思っていました。ところがそんなことはまったくなくて、優しい先輩ばかりです。一見、無愛想な感じの先輩でも、思い切って質問するととても丁寧に教えてくれますし、人間関係には本当に恵まれています。
縁の下の力持ちならではのプライド
――現在のお仕事について教えてください。
山本 私はカスタマーエンジニアとして、人々の生活に欠かせない機器・システムの維持管理、補修等を担当しています。具体的にはコンビニのレジや駅の自動券売機、自動改札機、ガソリンスタンドの自動釣銭機、コインパーキングの発券機・精算機などです。
三浦 まさに“正しく動いて当たり前”の機器ばかりですね。その当たり前を支えることが大きな使命なんですね。
山本 自動改札機などは定期的に点検を行いますが、それ以外は不具合などが生じた際に現場に駆けつけて補修を行います。例えばコンビニのレジならば、お釣りが出ない、変形硬貨が詰まった、というようなトラブルがあります。ヘアピンなどの異物が混入することも、皆さんが思っている以上に多いんですよ。
三浦 コンビニの店員さんも、買い物のお客様も困りますよね。
山本 そうなんです。だからスピーディーな対応が求められるんです。今でも印象に残っているのは2年前のことです。冬の夕方、駅の自動改札機が止まってしまって駆けつけることになったのですが、現場に到着するだけで1時間もかかってしまいました。北海道ならではの距離の遠さに加え、冬期の道路事情もありました。やっとの思いで到着したところ、目にしたのはめったにないような重度故障。原因を突き止めるのにも、補修するのにも時間がかかってしまい、最終的に基板を交換して対応を終えるまで、3時間もかかってしまったんです。
ようやく復旧したときの「寒い中、本当にありがとうございました」というお客様の言葉は嬉しかったです。今も忘れられません。
三浦 その気持ち、よくわかります。
山本 困難な対応を完遂できたという達成感と同時に、大勢の人々にとって必要不可欠の機器を支えているという実感は、この仕事の一番のやりがいですね。
三浦 私が担当しているのは、交通信号機です。古くなった信号機の補修など、現場の責任者である施工エンジニアとして、協力会社の作業員さんの監督を行っています。北海道の海辺の町だと海風の影響を受けて信号機が錆びやすく、障害が出ることもあるので注意が必要です。
山本 もし交通信号機がストップしてしまったら大混乱ですよね。
三浦 ええ。万が一にもそうならないよう、施工には万全を期しています。私が印象に残っているのは3年目に初めて工事の受注から施工完了まで、一通り担当したことでした。金額的にも大きな工事でしたので、終えたときの達成感は非常に大きかったです。
山本 私が手がけるレジや自動改札機などが、ちゃんと動いて当たり前の機器であるのと同様、信号も正しく稼働して当たり前と思われていますよね。誰もそれを疑っていません。
三浦 その通りだと思います。そもそも信号に不具合が発生するなんて誰も想定していないでしょうし、古い信号が新しい信号に交換されても、気づく人はまれだと思います。だからその信号のある交差点を通るとき私は、「オレがこの信号を取り付けたから、車も人も安心して渡れるんだぜ」と、つい心の中でニヤリとしてしまうんです。
山本 私もその気持ち、よくわかります。
三浦 人々の暮らしの中で当たり前に動いているものを技術力で支える、まさに縁の下の力持ちとしての誇らしさを感じる瞬間です。
充実のワークライフバランス
――会社の魅力について教えてください。
三浦 エンジニアとして魅力に感じるのは、教育体制が充実していることです。技術力を学べるだけでなく、ロジカルシンキングやリーダーシップなど、ビジネススキルも広く学べる機会が用意されています。
山本 どんな研修が印象に残っていますか。
三浦 一番役に立ったと感じているのは、クリティカルシンキングの研修ですね。私は監督者として現場で作業員の方々に指示を出す立場にありますが、作業がうまく進まないときに、手当たり次第に指示を出すようでは現場は混乱してしまいます。現状を冷静に把握し、原因がどこにあるかを順序立てて突き止めた上で、指示しなくてはなりません。そうした対応を行うためにも、クリティカルシンキングの研修は非常に役立っています。
山本 私は、休みを取りやすい点が気に入っています。入社前は、社会人ってなかなか休めないものだと思っていたのですが、当社はそんなことはまったくなくて、周囲に気兼ねすることなく、好きなときに有給休暇を取得できます。最近では月に一日は有給休暇を取るよう、指示されているほどです。
社会インフラを見守ることを使命としているので会社自体は365日・24時間、稼働していますが、効率よく人員の運用ができているので、休みもしっかり取れるわけです。
三浦 我々は独身ですが、先輩方は家族としっかり休日を楽しんでいるようですね。
山本 北海道は広いので単身赴任の先輩もいて、皆さん、休みには家族と過ごされているようです。充実したワークライフバランスを実現できる会社だと思います。
三浦 基本的には転勤ありの全域型での働き方となるのですが、本人が希望すればエリア限定勤務も可能です。もちろん担当業務など会社との調整は必要であるものの、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる点は魅力です。
山本 私の業務ではレジや自動改札機、精算機など多様な機器を担当しているため、幅広い知識が求められます。今後はさらに技術に磨きをかけて、カスタマーエンジニアのスペシャリストとして成長していきたいと思います。
三浦 私もスキルを磨いていきたいと思っており、そのために資格取得に挑戦します。当社には資格取得費用をサポートしてくれる制度もあるので、ぜひ活用したいと思います。技術力を高め、会社にさらなる貢献をしていくことが今後の目標です。