NTTデータ北海道なら、文系出身×IT未経験であってもSEとして活躍できる
NTTデータ北海道なら、
文系出身×IT未経験であってもSEとして活躍できる
このストーリーのポイント
- 大好きな北海道をITの力で支えていきたい。その一心でNTTデータ北海道に入社
- スポーツで鍛えた、チャンスを自らの手で掴む姿勢で責任重大な役割に挑む
- 現状に満足したくない。さらなる高みを目指してスキルアップに励む
北海道にいながらも大規模なプロジェクトに携われる。それが、NTTデータ北海道で働く魅力だ。研修制度が充実しているし、サポート体制も確立されているので、バックグラウンドが文系、理系のいずれであっても着実に成長していける。問われるのは、いかに自分の強みを発揮し、社内での立ち位置を作り上げていくかだ。入社5年目の三田も、その真っ只中にいる。
株式会社NTTデータ北海道
三田 拓己
法人ビジネス亊事部法人システム統括部ユーティリティビジネス部
2020年4月入社
人文学部英米文化学科
北海道出身。高校では野球、大学ではラクロスとずっとスポーツに夢中になってきた。掲げた目標に向かって、仲間と共にチャレンジし成果を導き出していくことが楽しかったからだ。その姿勢は、社会人になってからも変わらない。文系学部出身、未経験で飛び込んだITの世界だったが、入社3年目には早くもプロジェクトリーダーに。その後も、活躍のフィールドを広げている。
ITを通じて、地元・北海道に貢献したいと決心
学生時代に打ち込んだのは、ラクロスでした。「地上最速の格闘球技」とも呼ばれる熱いスポーツです。しかも、練習漬けと言っても良い毎日。まさに、ラクロスに捧げていました。ポジションは、FO (フェイスオファー)。クォーターの開始時と得点後、コートの中心で笛の音と同時にボールを取り合い、試合の流れを作り出していく役割を担っていました。試合では、「絶対にボールを取ってみせる」という強い気持ちで臨んでいました。チームで優勝を味わうことはなかったものの、個人としては2年連続でベストプレイヤーに選ばれた他、代表チームに入ることもできました。
就職活動での軸は、生まれ育った地元・北海道に貢献できる仕事に就くことでした。観光業、農業・水産業など北海道には色々な強みがあります。何が最も大きなインパクトをもたらすことができるかと考え、「ITである」と結論付けたんです。
NTTデータは、日本最大手のSIerであることは知っていました。そのグループ会社である当社なら北海道への貢献ができるのではないかと思い、興味を持ちました。そして、まずは会社説明会に参加してみたんです。
元々、当社に対しては、「NTTデータブランドを背負っている会社で、北海道では圧倒的な存在」というイメージがありました。ただ、実際に説明会で話を聞いてみると、「我々はチャレンジャーです。さらなる高みを目指して日々取り組んでいます」とアピールしていました。高いチャレンジ精神を持つ社風に「会社とともに自身も成長していける環境に違いない」と確信を持つことができました。それが、入社への大きな決め手となりました。
他にも、IT業界の最先端技術・情報など多くの知見が得られるだけでなく、若手であっても上流工程から一貫して関われる点も魅力でしたし、NTTデータグループである安定感や充実した福利厚生にも惹かれました。
実際に参加した採用面接が、想像以上に自然体で臨めたのも印象的でした。「いずれはIT営業を手掛けたい」という想いを社長に伝えることができたのも、そのためかもしれません。私自身、営業が自分の強みを最も活かせる仕事だと思っています。自分の希望を叶えるためにも、まずはITの知識が必要になってくると考えており、当面はIT営業を手掛けたい想いもアピールすることができました。
もちろん、文系学部出身でIT未経験の私がSEとして通用するのか、そもそも向いているのかという不安が全くなかったわけではありません。ただ、「トライをモットーとする自分なら何とかできるのではないか」という気持ちがありました。実際、入社前に会社から内定者のフォローアップを目的として配布されたテキストや独学用に購入した書籍を通して、SEとしての基本知識が身につき、不安が徐々に解消されていきました。
周囲のサポートを得ながら、少しずつ自信を培う
入社後は、NTTデータグループに属する地域会社の新入社員が合同で受ける新入社員研修が2ヶ月間行われました。例年は東京にて集合形式で実施されていたのですが、私のときはコロナ禍真っ只中であったので、自宅からリモートでの参加となりました。
学習プログラムとしては、まずは社会人としてのビジネスマナー研修から入り、その後プログラミングの仕方を学んでいきました。初めての経験でしたが、「やればできそうだ」という感覚を持てました。もちろん、わからないこともありましたが、そんなときには理系学部出身の同期にアドバイスをもらうなど、何かと助けてもらっていました。おかげで、充実した研修期間を過ごすことができました。
研修を終えた段階で配属先が発表されました。私の所属先は、法人ビジネス事業部でした。その名の通り、北海道内の法人企業を担当している部署で、お客様へのシステム提案から開発、保守・運用までを担っています。現在、法人ビジネス事業部は、営業統括部とシステム統括部の二つの組織で構成されています。さらに、システム統括部は小売業を担当するリテールビジネス部とインフラ系企業を担当するユーティリティビジネス部に分かれています。
私自身は、リテール向けの開発業務からスタートしました。働き始めてみると、職場の雰囲気がイメージと違いました。もの凄い緊張感の中で皆さんが働いていると思っていたんです。ところが、実際には年次を越えてフランクに会話をしていたり、時には笑い声が聞こえてきたりととても和やかな職場でした。社員同士の距離感が近く、気さくさや、明るさが感じられました。
実務として最初に手掛けたのは、NTTデータ本体との合同プロジェクト。そこで私が担当したのは、詳細設計と呼ばれるプログラム内部の仕様を設計する工程でした。もちろん、最初は何もわかりません。育成担当の方に教えてもらったり、先輩方にもサポートしていただきながら、与えられたタスクを一つひとつこなしていきました。特に、育成担当の方は私と同様に文系学部出身者でしたので、「ここで躓いてしまうのではないか」というツボを押さえた上でアドバイスをしてくれていました。
苦労したのはプログラミングでした。それこそ、プロジェクトによって使用するプログラミング言語、書き方、フレームワークが違ってきます。それらを覚えるまでは大変でした。それでも、1年間業務に携わる中で、設計からテストまで一通りのシステム開発を経験することができ、「SEとしてやっていけそうだ」という自信を持つことができました。
もっと言えば、文系学部出身だからこその強みにも気づきました。それが、コミュニケーションスキルです。SEと聞くとパソコンに向かってひたすらプログラミングをしている印象があるかもしれませんが、当社ではお客様や社内の多くの関係者と会話をする機会が多々あります。自分の意思を言語化して、相手にわかりやすく伝えたり、道筋を立てて考えなければいけません。その点では、文系学部出身の自分は向いているのではないかと思いました。
試行錯誤を繰り返し、「intra-mart」の第一人者に
そんな私が入社2年目に任されたのが、「intra-mart」の営業支援でした。「intra-mart」とは、企業内のさまざまな業務をデジタル化し、そのプロセスをつないで自動化することを目指したシステム共通基盤です。開発したのは、NTTデータのグループ会社。その製品を当社もパートナーとして拡販していくことになったんです。
そこで、「開発部門からも営業支援を手掛けるメンバーを出そう」ということで、任命されたのが私でした。正直言って、最初の段階では「intra-mart」の存在自体を知りませんでしたし、「一体どんな仕事をするのだろうか」という不安もありました。ただ、話を聞いていくうちに、「この製品を北海道に広げていく仕事だ」と理解ができ、私が将来的にやりたかった営業に近い仕事だと感じました。もちろん責任も感じましたが、誰もが経験できる仕事ではないのでやりがいの方が大きかったですね。
実際、営業担当に同行してお客様先へ訪問し、「intra-mart」の特徴を説明したり、お客様の課題をお聞きし、それに対して「intra-mart」で何を実現できるのかをご提案するのが、私の立場でした。
そうは言っても私はもちろん、当社においても初めて関わることになった製品でしたから、社内に有識者はいません。そこからの出発だったので、近くの誰かが答えを持っているわけではないのです。自分で色々と試行錯誤を繰り返し、正解を模索していきました。当然ながら、なかなか答えにたどり着けないときや、導き出した答えに自信がないことも多く、その点で苦労しました。
ただ、社内の上司や先輩方は製品知識がなくても、答えを導き出すロジックについては、知見が豊富であったのでかなりサポートしていただきました。また、NTTデータグループ内の他社とも連携を図りながら進めていきました。社内はもちろん、日本全国、世界中に仲間がいることは、NTTデータグループの強みだと改めて実感しました。
その甲斐もあって、営業支援に入った2年目辺りから「intra-mart」を活用した開発案件の要望が寄せられるようになりました。特に、最初の案件は私にとって印象的でした。
お客様は北海道内の卸売業者でした。既に構築されている基幹システムに「intra-mart」のワークフローである電子稟議を連携させたいというオーダー。プロジェクトリーダーを私が務め、社内から数名のメンバーを呼んでチームを編成しました。ただ、私以外のメンバーは「intra-mart」に触るのは、その時が初めて。当然ながら、最初は思うようなスピード感で業務が進められず、苦戦しました。そこで、「intra-mart」の開発元に協力を仰ぐなどして、想定通りの期間内で何とかやり切ることができました。
この案件を通じて私は、お客様から寄せられる難易度の高いご要望や開発チームにおける課題にいかに向き合い、最善の解決方法を見つけていくかという調整能力・管理能力を磨くことができました。それが、プロジェクトリーダーとしてだけでなく、将来プロジェクトマネージャーになったときの振る舞いに繋げていくことができると実感しました。プロジェクトリーダーは計画通りにプロジェクトが進むよう調整する役目があり、プロジェクトの実行に責任を持つ立場である一方、プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの総責任者として全体を管理しプロジェクトの成功に責任を負う立場なので、自分の今後のキャリア形成に活かしていきたいです。
その後も「intra-mart」を活用する案件に、プロジェクトリーダーとして携わりました。いずれも貴重な経験であったと思っています。それもあって、社内では「『intra-mart』の第一人者と言えば三田」という立ち位置を確立することができました。また、お客様の幅もかなり広がってきており、『intra-mart』を担当するメンバーも増えました。その意味では、会社から託された一つのミッションは、果たせたと自負しています。
自分にとっての新たな強みを確立していきたい
現在私は、在籍する部署がユーティリティビジネス部に移り、インフラ企業に向けた案件を主に担当しています。北海道のインフラを支える会社とお仕事をすることで、ITを通じて北海道に貢献していけるという実感が味わえています。それは、当社で働く醍醐味であると改めて実感しています。「intra-mart」に関して社内で最も精通しているということで、時々新規のお客様への営業にも同行しています。
会社の魅力という点で、ぜひお伝えしたいのは一体感を持って働けることです。例えば、年度の始まりには経営幹部が会社の方針を社員全員に向けて発表します。会社が目指すゴールを皆で共通認識として持つために行われており、その姿勢は素晴らしいと思います。また、若手であってもどんどんチャンスを与えてくれることもやりがいに繋がっています。スピード感を持って成長していける会社であるのは、間違いありません。
そうしたフィールドで、今後はこれまでよりも桁が一つ違う大規模なプロジェクトをプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーとして成功へと導いていきたいです。また、私が今掲げるスローガンは、「NEXT STAGE」です。自分としての新たな強みを習得していきたいと考えています。マネジメントスキルの向上もその一環として捉えているので、社内の研修も積極的に受講するようにしています。
就活生の皆さんには、自分の人生のロードマップをじっくりと考えたうえで納得のいく答えを出していただきたいと思います。焦る必要はありません。それが、最終的には正解になると信じて突き進んでください。