こだわっているのは「挑戦」と「責任」。お客さまと向き合いながら、成長を続けたい。
このストーリーのポイント
- 目の前の誰かを支えたいという想いを抱き、総合的な金融サービスを提供できるみずほ証券に惹かれて入社
- 持ち前の負けず嫌いで、2年目には社長賞を受賞
- 「プラネットブース」で銀行、信託銀行との連携業務に挑戦
グループ連携によるサービスの幅の広さ、柔軟なワークスタイルなどに魅力を感じてみずほ証券に入社。1年目から結果を残し、2年目には自ら法人顧客をメインターゲットにアプローチするなど、常に前を向いて道を拓いてきた。今も現状に満足することなく、さらなる成長のために挑戦を続ける。
-profile-
中村 紗希
みずほ証券株式会社
リテール・事業法人部門 渋谷支店 課長代理
2016年入社/商学部商学科卒
東京都出身。「目の前の相手を支える」という価値観を大切にしている。平日は仕事や自己研鑽に集中し、土日はプライベートを存分に楽しむことを心がけている。リフレッシュ法は旅行やラクロスの試合に出場すること。
“目の前の相手”を支えたい
大学入学と同時に始めたのがラクロスです。それまでまったく経験がなかったのに、自分が主体となって部活に参加できることや先輩たちの真剣かつ楽しそうな部活の雰囲気に惹かれたことがきっかけで体育会女子ラクロス部に入りました。ポジションはディフェンスです。
ラクロスは見た目以上に厳しいスポーツで、体力的にも、精神的にも大変でした。それでも仲間と力を合わせてチームのために流す汗は、とても心地よいものでした。プレーヤーと兼任でトレーナーも務め、チーム全体のフィジカル強化にも貢献しました。メンバー1人ひとりに合わせてメニューを考案したり、けが人がいたら症状に合わせてメニューを変更したり。目の前の仲間のために力を尽くす日々は、やりがいあるものでした。
ラクロスを通じて私は、目の前の相手を支えることにやりがいを感じるようになりました。就職活動もこの“軸”を大切にし、金融業界を選びました。
金融業界での仕事は、目の前にいるお客さまのために力を尽くすことです。お客さまに必要とされ、期待に応えることは私の価値観に合致するものであり、きっと大きなやりがいが得られると思いました。
特に証券業界はどこで買っても同じ商品を扱っているだけに、自分ならではの力量でお客さまに選んでいただけるかどうかが決まります。自分の努力次第でお客さまに貢献できる業界であることにやりがいを感じました。
その証券業界でみずほ証券を選んだのは、銀行や信託銀行といったグループ会社のソリューションを活用してお客さまに一番必要とされるものを提供できると思ったからです。他の金融グループも同様の連携を強みとしていましたが、みずほ証券が最もグループ内の結びつきが強いと感じました。
みずほ証券は投資家サイドのみならず、投資銀行といった発行体サイドでもトップクラスの実績を誇っています。将来の自身のキャリアアップを考えたとき、より可能性が拡がっている点も魅力的でした。
また、全国勤務で幅広い経験を積んでいく「M職」とエリア限定で専門性を磨く「A職」という2つの職系があり、職系転換が可能であることから、女性として長く働く上で柔軟にワークスタイルを変えていける点にも惹かれました。
小さな1歩の積み重ねが大きな成果に
入社して配属されたのが渋谷支店です。同期は6人。負けず嫌いの私ですから、その中で絶対に1番になるという決意のもとでのスタートでした。
仕事は新規のお客さまにお取引いただくための新規開拓です。私は毎日100件のアプローチをすると決め、日々住宅街やオフィス街を歩き回りました。すると3週間目、ポスティング中の私の背中に「みずほさん?」と声をかけてきた男性のお客さまがいらっしゃいました。私が以前名刺とパンフレットを投函したお宅の方でした。振り返った私にそのお客さまは「実はね」と話し始め、お母さまの相続について困っていることがあると相談してくださったのです。お客さまは、相続した株を現金化したいのに信託銀行に預けっぱなしになっているため、どうしたいいかわからないとお困りだったとのこと。私が投函したパンフレットを目にして、一度相談してみようと思っていたそうです。そのタイミングで私の姿を見かけ「もしや」と思ってお声をかけてくださったとのことでした。
これがきっかけでそのお客さまの相続についてのお手伝いをさせていただき、最初の新規開拓に結びつけることができました。同期の中で一番乗りの開拓となりました。愚直に、粘り強く、基本を繰り返すことが、成功への唯一の道です。これは、ラクロスで勝利をつかむために毎日素振りを繰り返すことにも通じると思いました。
あまり負けず嫌いであることを強調しすぎると、まるで一匹狼のような働き方を連想されるかもしれません。しかし決してそんなことはなく、支店には互いに支え合い、励まし合う風土があります。
新規開拓中に突然先輩から電話がかかってきて「こっちは終わったから、合流して一緒に回ろうか」とサポートしてもらったこともありました。私が新規開拓に成功したときは、同期も含めて支店の全員が自分のことのように喜んでくれました。このように周囲に支えてもらって新人時代を過ごしたからこそ、これからは私が新入社員や若手に声をかけて支える番だと思っています。お互いをサポートし合う当社のカルチャーは、こうして受け継がれてきたのでしょう。
自ら壁に挑戦してつかみ取った社長賞
2年目、私は自ら上司に申し出て、法人顧客をメインにアプローチすることになりました。1年目の社内コンクールで同期に成績が及ばず、とても悔しい思いをしたからです。2年目こそ一番になりたい、そのためには得意な仕事だけでなく新しい仕事にも挑戦しなければならないと考えました。上司は私の希望を受け止めてくれ、私に財団法人、学校法人にアプローチすることをアドバイスしてくださいました。
“みずほValue”の1つとして「変革への挑戦」を掲げる、みずほフィナンシャルグループ。みずほ証券でも、社員1人ひとりの挑戦を強く後押しする風土があります。自ら法人営業に挑戦したいという私の希望がかなえられたのも、みずほらしさです。
法人営業の難しさは、いかにしてお客さまの信頼を勝ち取るかということにあります。すぐに結果は出ません。まず先方の運用規定や過去の運用経験をヒアリングし、課題を解決できるソリューションを提案することが求められます。そこで私は質問を繰り返して、事業以外での収入確保や保有資産の有効活用などお客さまの潜在的なニーズを掘り起こすことに注力しました。時間はかかったものの、これが開拓に至る最短距離でした。
そこで私は闇雲にアプローチするのではなく、事前に情報を収集し仮説を立て、時には質問を繰り返して、お客さまの潜在的なニーズを掘り起こすことに注力しました。
こうした取り組みが功を奏し、アプローチを続けていた学校法人との成約に成功。この結果が評価され、社長賞を受賞することができました。2年目にしての受賞はまったく予期しないことだったので、支店長に呼ばれて「社長賞だよ」と告げられたときは嬉しいというよりも驚いたというのが正直なところです。私にとっての大きな成功体験となりました。
3年目からは「プラネットブース恵比寿」で、グループ会社のソリューションを活用してお客さまに貢献するという、入社当初にイメージしていたやりがいを実感しながら働いています。「プラネットブース」は総合金融コンサルティングをワンストップで提供するため、みずほ銀行と同じ建物・フロアに設置されたブースです。例えば銀行を訪れたお客さまが「証券投資に興味があるけれど、どのように始めればいいかわからない」というニーズを抱えていらっしゃれば、すぐにご相談いただくことができるわけです。グループ会社のソリューションを利用できることに魅力を感じて入社した私にとって、銀行連携業務はいつかは挑戦したいと思っていた業務であり、任せてもらえることに対する喜びとそれに伴う責任の重さを感じました。
私にとっての新しい挑戦が始まりました。
総合力でお客さまに寄り添いたい
「プラネットブース」を通じて私が取り組んでいるのは、銀行、信託銀行との連携強化によって、お客さまへのソリューションの幅を広げることです。時お客さまの案件によっては銀行、信託銀行の担当者と連携するも必要です。
例えばこんなことがありました。私は「時々、遊びにおいで」との言葉に甘えて、ある法人オーナーさまのオフィスへ月に1部度の頻度で通っていました。お邪魔した際には時間のほとんどを世間話やお客さまの事業についてのお話を伺い、仕事のお話は少しだけでした。あるとき、そのオーナーさまが「カナダドルを小切手で送金したいのに、金融機関で断られてしまった」と漏らされたのです。それを聞いた私は早速みずほ銀行に相談。少し無理をお願いして、特別に送金を実行してもらいました。「お客さまのために」という志はお互い共通のものですから、こうした協力も実現しやすいのだと思います。
この結果、お客さまには大変喜んでいただき、最終的には他社の運用もすべて当社に移していただけました。オーナーさまの「中村さんだから信用している」「任せておけば安心」という言葉は、私にとって最高の喜びです。
「プラネットブース」での仕事は私にとってさらなるキャリアアップへの第一歩です。まずは連携業務にしっかりと従事し、法人やオーナーさまに対して総合金融コンサルティングを提供していきたいと考えています。もちろんグループ連携といっても簡単ではなく、みずほ銀行との定期ミーティングへの参加などを通じて、目指すべき方向のベクトル合わせに取り組んでいます。
仕事以外でも大きなステップアップがありました。最近結婚したことです。今後出産や育児といったライフイベントと仕事をどのように両立していくかという課題に直面するでしょう。もちろんみずほ証券には女性が長く活躍するための制度・環境が整っており、私も長く働くつもりでいます。渋谷支店には2人のお子さんを育てながら活躍している先輩もいて、その姿は私の目標です。
自己管理を徹底し、主体的に仕事に取り組むと同時に子育てもしっかりこなしていく先輩たち。その姿には決して無理をしている感じはなく、むしろ楽しみながら仕事と子育てを両立させているように超えます。私も、自分の実現したいことをしっかりとかなえている、かっこいい社会人になれたら、と考えています。
私が大切にしている価値観の一つが「挑戦」です。
お客さまに価値あるソリューションを提供するためにどんな提案を行うかは、自分次第。常識にとらわれない提案をすることで、お客さまと一緒に未来を拓くことができます。そのためには自分自身の成長が不可欠であり、みずほ証券はそのための学びの費用等を支援してくれます。私も自己啓発としてアナリスト試験やTOEICの勉強を続けています。社員の挑戦をサポートしてくれる姿勢は、みずほ証券の大きな魅力といえるでしょう。
そしてもう一つ大切にしているのが「責任」という価値観です。挑戦の結果はすべて自分に跳ね返ってきます。そこから逃げることなく、お客さまの未来に対して責任をもつ、そんな責任感が不可欠です。
こうした価値観を共有し、真摯に向き合える方と一緒に働けたらと考えています。皆さんの挑戦をお待ちしています。
みずほ証券についてもっと知りたい方はこちらへ