「不動産サービスのプロになる」人事ローテーションでキャリアステップ
現在の業務
ビルやマンションのオーナー様のご相談窓口として賃貸運営・管理のご提案を行い、物件の運営・管理をお任せいただくのが私が所属する賃貸事業部受託チームの役割です。われわれのお客様は、不動産管理を本業としない一般法人様や個人の方々となります。入出金管理やテナント対応の手間を省きたいという方から、埋まらない空室に悩みを抱える方、現在の委託先の管理会社に不満がある方など、オーナー様が抱えるニーズや課題は多種多様です。競合他社も多い中、他部署や三菱地所グループ各社との連携で、多面的なワンストップ・サービスを提供できるのが当社の強みです。「オーナー様が何を考え、今後どうしていきたいのか」を捉えた解決策のご提案に努め、それを採用していただけたときには大きなやりがいを感じます。
これまでのキャリア
新卒で入社後、東京の本社に配属。最初の6年間は住宅の賃貸運営に携わっていました。賃貸物件の入居者の募集や管理、建物の修繕が必要な場合の対応などがその業務内容です。ビルは基本的に法人がテナント様となるのに対し、住宅はエンドユーザーのお客様が借り手であり、「住まい」をお任せいただく責任の重みは常に感じていました。6年を経て、今度はビル部門に挑戦してみたいと希望を出し、異動したのがビル受託営業部です。それまでの賃貸管理業務から新規開拓営業へと仕事内容も変わり、新たなスタートを切りました。3年を過ごした後、2019年から今の関西支店賃貸事業部に異動。本社に比べ少数精鋭で業務を進めるこの部署では、ビル・住宅どちらも取り扱う機会があり、これまでのキャリアで培ってきたものを総合的に発揮することが求められる日々を過ごしています。
年次を重ねるごとに実感するのは、「誠実であること」の大切さです。どの部署でどんな業務をしていても、仕事は人と人の関係性で成り立つもの。お客様や協力会社、同僚など、関わる人すべてに誠実でありたいと思っています。
乗り越えたハードル
入社3年目で、初めて新築賃貸マンションの募集業務を任されたときのこと。それまで経験してきた既存物件のリーシングとは異なり、新築物件では「全室が空室」という完全にゼロからのスタートになります。入居者様を集めるため、物件専用ホームページや駅貼りポスターをつくったり、竣工前内覧会を開催したりと、私にとっては未経験の業務の連続でした。当然ながら困難も多かったですが、物件の受託担当者や上司など、周りの人が「私に期待して任せてくれたんだ」という思いから、「何があってもやり抜こう」と覚悟を決めて挑みました。上司や広告代理店とともに練りに練った広告物が駅に貼り出されたときの感動は、今も忘れられない思い出です。最終的には全住戸を満室にすることができ、嬉しかったですね。
今後のビジョン
今の仕事はルーチンワークが少ないのが特徴で、経験と自分自身のアイディア次第でお客様から物件をお任せいただけるかどうかが変わってきます。問われるのはお客様のニーズを的確に聞き取り、それに対し自社のリソースを活かして応えていく力。私は今年で受託営業が6年目になりますが、先輩たちと比べるとまだまだ成長の余地があると感じます。なので、まずはこの部署でよりお客様から信頼を得られる営業になるのが目標です。より長期的には、現在の営業の立場をいったん離れ、受託したビルの管理運営やリーシング※業務にも挑戦してみたいです。そこで経験を積んだ上で、再びこの受託営業の仕事に戻ってこられるのであれば、さらに深いご提案がお客様にできるのではと思っています。
※賃貸物件に対してテナント付けを行うこと
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