自分も会社も、自分の想いをまっすぐに発信できる職場つくりを目指して。
このストーリーのポイント
- 自分の気持ちに嘘をつかないことが仕事選びのポイント
- どんな仕事も相手の気持ちを知ることから始まる
- 頼られることから、さらなるやりがいが生まれていく
Profile
村上 智美
関西酵素株式会社
管理部総務課
2012年2月中途入社
総合管理学部総合管理学科
もともと「0」か「1」という性格でアクティブな生活を送ってきた村上さん。そんな性格からか新卒では営業として活躍し、より自分らしく、自分の想いを素直に出せる職場を探して、関西酵素に転職し、職種は営業から会社をささえる管理部門へキャリアチェンジ。社内のあらゆる部署と関わり、皆に気持ち良く働いてもらうにはどうしたら良いか。なかなか語られないバックオフィスの仕事とやりがいについて語ってくれた。
自分らしく働くことの大切さを痛感
学生の頃から、どちらかというとアクティブで楽しいことが大好きな性格で、予定表を埋めていくのが好きでした。沢山の人々と会えるイベントに参加したり、アルバイトや習い事、サークル活動、友だちとの遊びなど、とにかくスケジュールを毎日入れるようにしていましたね。今日は何時にここに行ってこれをする、今週はこれとあれをするなど、きっちりと計画を立てていました。
そういう性格もあって、就活の時は、「バリバリ外に出て行って仕事がしたい」「男女平等に、頑張りが公平に評価される会社」を軸に会社選びをしていました。もちろん結婚・出産してもイキイキと働いていきたいと思っていますし、自分らしく社会で活躍して認められている、そんなカッコいい社会人に憧れていました。
そんな私が最初に入社したのは大手不動産会社。賃貸不動産の営業職として入社し7年間在籍しました。数ある不動産会社の中から私に期待していただいたお客様のために一心不乱で働いていましたし、「村上さんに担当していただいてよかった」という言葉をいただいたときは本当に嬉しかったです。一方で会社からの要望もありました。それを達成するという目標と、私がお客様のために本当に役に立つご提案をしたいというズレが徐々に大きくなってきてしまったんです。業務量も決して少なくはない環境だったので、モヤモヤが次第に増えていくようになりました。そうした中で結婚をして、改めて自分と家族のことを考えたとき、就活のときに自分が思っていた「自分らしくイキイキ働きたい」ということと「家族との時間も大切にしたい」という気持ちが強くなり、転職を決意。転職活動中にたまたま関西酵素と出会い、管理部門という別職種であったものの、アイディアをカタチにしていくという会社の理念や、仕事とプライベートの時間を大切にする考え方、社長も社員と同じフロアに席を置くようなフラットな職場環境にも共感しましたし、職種は変わることには少し不安もありましたが、営業時代に自分が介在したことに感謝されることにやりがいを感じるということも分かっていたので、今度はお客様ではなく、社員を支えることもやりがいを持てるのではと考えて、入社を決めました。
全ては相手を理解することから。
入社後は総務・人事を中心に管理部門の仕事をしてきました。具体的には、会社の行事運営、有給消化の促進活動、社員の健康サポート、防災訓練の実施、就業規則の見直しなどです。今はさらに担当領域が広がっており、新卒採用活動における会社説明会や面接、社員教育、従業員の勤怠管理など幅広い領域を経験させてもらっています。
「遊びゴコロをプラスする」を掲げている関西酵素の競争優位性はまさに人そのもの。それだけに採用業務は責任重大です。当社は新卒採用に力を入れており、入社後ギャップなどを防ぐためにも、採用活動を通じて当社のことを十分に理解いただく必要があります。そのために採用ホームページや説明会などの情報提供には力を入れています。そのような中、昨年、会社説明会に来てもらった学生にアンケートを取ったところ、参加者の満足度が予想以上に低いことが分かりました。そこで会社が伝えたいことを中心に採用活動を設計するのではなく、学生が知りたいこと・楽しんでもらえることを中心に採用活動を刷新することを経営に提言し、答えはもちろんOK。すぐに承認をもらうことが出来ました。インターンシップは1日開催のものから、学生が思いっきりチャレンジできるような3日間のリッチコンテンツに大幅に変更、説明会もこちら側の情報提供に終始するものではなく、学生同士が話す機会を作ることにしたのです。参加者同士でグループを作り、お互いをどう見ているのか、などを個々に自由に語ってもらう場としました。結果として、説明会・選考満足度の向上はもちろんのこと、内定になった学生が泣いて喜んでくれたりと(私も思わず泣いてしまうこともありましたが笑)、明らかにこれまでと違う手ごたえを感じられるようになりました。営業のときに大切にしていたお客様目線を採用にも取り入れた結果、このような成功体験が出来たことは今でも仕事をする上で財産になっています。
同様に入社して難しさを痛感させられたのは社員の教育です。関西酵素では、毎朝社員総出で10分間社内清掃をすることになっているのですが、中には掃除に来ない社員も一定数出ている状態でした。入社したばかりの当時は管理部門として、「どうして来ないんですか。他の人は皆来ていますよ」とちょっと厳しく伝えることもありましたが、それでも状況は変わらない。。「自分と他の人の常識は違うのかなあ。どう対応すれば良いのか」と困り果ててしまいました。
そんな中、私の考えを180℃変えるような衝撃的な出来事が起こります。ある日の朝、いつも通り掃除に参加しない社員に対して「どうして掃除に来ないですか」と注意したところ、当人は「朝、顔を合わせたら普通は『おはよう』っていうものじゃないの」と切り返し、その場を去ってしまいました。ただ、数日経ってから、その人は掃除に来てくれるようになりました。どうやら、社内の誰かが「どうして掃除に来ないのか」という理由を聞き出し、説得してくれたみたいなんです。伝え聞いたところ、「掃除自体の意義が感じられなかった」と本人が言っていたとのこと。今思えば当たり前のことですが、一方的に押し付けるのではなく、相手の心に向き合うことの重要さを学んだ出来事になりました。
相手ファーストの仕事観を大切にしていくことで、仕事観が激変。
このような出来事があってからは、相手への思い込みや一方通行のコミュニケーションは辞め、相手の気持ちに寄り添い、話を聞くことに努めました。変えたことはたったこれだけなんですけど、気が付けば私に気軽に相談してくれる人が徐々に増えてきました。それに合わせて、私自身も社内のさまざまな部署の事情だけでなく、所属している社員の気持ちまでを把握することで、何をしたら良いかもより明確に見通せるようになりました。
今後は、周囲を巻き込みながら、成果を創出していけるようになっていきたいと考えています。
聞き役に留まらず、課題解決への良きアドバイザーになりたい
そのように今思えるのは、社内にはいざとなったら助けてくれる人がいるという安心感が持てる社風ということも要因の一つです。産休の取得申請をした際も、「職場にまた戻って来てね」と言われとても嬉しかったです。前職では言いづらかったこともあり、取得できるかどうかも不安でしたから。また、係長への昇格を打診された際も、「もう一人子供が生まれてから」と答えたところ、「会社は今の君を評価している。気兼ねなく受けてほしい」と言ってもらえたことも非常に嬉しかった思い出の一つです。
今後目指しているのは、子育てをしながらも仕事をバリバリとこなす女性社員になることです。今はまだ時短勤務中とあって、フルスロットルで働ける環境にはありませんが、できれば出産・育児などを経た後も頑張りたい人のロールモデルの一人になっていきたいです。そして自分が役立てられる社労士の資格も取得しようと思い、勉強をスタートしています。今後も自分自身をスキルアップしていって、会社の中核を担う存在になっていきたいです。
インターンシップ情報
関西酵素 ウズウズインターン~ガチの化粧品企画を体験できる仕事体験!~
内容 | 実際の消費者へのインタビューから、社員と一緒にガチの企画会議、最後には消費者からフィードバックをもらえます。 「知る」「練る」のステップを通じて、商品企画やマーケティングを、ほぼガチで体験出来ます。 「世の中にないものを作ってみたい」「自分の実力を試してみたい」というあなた! ぜひふるってご参加下さい! ※ご参加いただいた方限定で、さらに実践的かつ難易度の高い、スペシャルインターンにご案内予定です♪ |
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開催日程 | 2020年8月4日(火)・7日(金)・18日(火)・25日(火)・28日(金) 2020年9月1日(火)・4日(金)・8日(火)・11日(金)・16日(水) ※全て1日終日 |
実施場所(方法) | WEB(zoom)にて実施 |
参加申し込み | 下記マイナビの弊社ページよりエントリーをお願いします |
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