大好きな住まいづくりに携われる喜び。一つひとつの経験が、成長につながっていく。
大好きな住まいづくりに携われる喜び。
一つひとつの経験が、成長につながっていく。
このストーリーのポイント
- 地元が大好きだから「エリアスタッフ」を選択。自ら働き方を選ぶ
- 手厚い研修で、商品知識を基礎からじっくりと学ぶ
- 住設機器の手配を通じて工務店とメーカーをつなぐ
建築関係の商社という業態に魅力を感じて入社。同期の仲間とともに仕事を基礎から学ぶ。仕事を通じて、人の暮らしに携われることが大きな喜びだ。
JKホールディングス株式会社
M.M
市場開発室
※取材当時
2021年新卒入社
社会学部社会学科卒。祖父、父が建築関係だったこともあり、幼い頃から住宅や建築には興味があった。今、住まいづくりに関わる仕事に就いていることに、祖父や父も喜んでくれている。
地元が好きだから、エリア限定の働き方を選ぶ
学生時代はアルバイトを3つ、掛け持ちしました。居酒屋と焼き肉屋と雑貨屋です。昼は雑貨屋で働き、夜は居酒屋か焼き肉屋へ、そして次の日は友達と遊ぶという日々でした。稼いだお金で国内外への旅行も楽しみました。
忙しくアルバイトをしたおかげで、効率的な時間の使い方が身についたと思います。特に接客では、1つ先どころか、2つ先の動きまで読んで行動する大切さを学びました。常に先を読んで行動する力は、今の仕事にも活かされていると感じます。
就職活動では商社を志望しました。メーカーだと基本的に自社製品しか扱えませんが、商社ならそうした縛りはなく、豊富な商品からお客様に最適なものを提案する面白さがあると思ったからです。
当社のことはまったく知らなかったのですが、たまたま合同説明会の会場でブースを見つけ、建築系の商社ということに惹かれて立ち寄ってみました。
説明を聞いて、業界トップの大きな企業であることには驚きました。何よりも印象に残ったのは、人事担当の方の人柄です。物腰は柔らかく、丁寧で、私たち学生1人ひとりと大切に接してくれていると感じました。人を大切にするのは当社の素晴らしいカルチャーです。それは就活生に対しても同様で、この心地よい社風の中で働きたいと思いました。
私は地元が大好きで、また結婚や出産という将来のライフイベントを考えたと結果、「エリアスタッフ」を選択しました。
この点も当社を選んだ理由の一つでした。また、将来、変更することも魅力に感じています。
全国で活躍する同期の仲間が励みに
入社後の2ヵ月半は、本社で新入社員研修を受けました。同期入社の仲間が一堂に集まって楽しく過ごしたという記憶があります。マナー研修など、社会人としての基礎の基礎から丁寧に教えていただき、また、先輩社員に働き方などについての話を聞く機会もあって、自分の将来をイメージしながら過ごしました。
その後、同期と2人で2ヵ月間、営業所へ研修に行きました。先輩社員の指導のもと、社内システムを使った商品の発注業務や見積、倉庫の商品管理業務などを実践で学びました。
扱っている商品は合板や床材、トイレなど多種多様。名前を知らないどころか、見たことのない商品も多く、発注作業後に倉庫へ行き、先輩に実物を教えてもらいながら少しずつ商品知識を増やしていきました。
ここで学んだのは、知らないことがあったら自分で抱え込まずにすぐに質問するということです。自分の間違った知識が原因で万が一、お客様に違う商品を届けてしまったら大ごとです。面倒がらず、恥ずかしがらず、遠慮せずに先輩に聞くことが大切だと学びました。
先輩は皆さんとても忙しそうなのですが、新人の私たちが質問すると、仕事の手を止めてちゃんと教えてくれます。とても面倒見がよくて、人を大切にする社風はこういうところにも表れていると感じました。
同期入社の社員は40人ほどで、4分の1が女性です。
約3か月の新入社員研修後、全国の営業拠点へ配属となり、全国へと散っていきました。
年に1、2度、若手の同期研修があります。普段は別々の拠点で頑張っている同期の仲間に久しぶりに会うと、それぞれ成長しているし、同じようにもがいてもいるんだと感じます。一緒にスタートした仲間が頑張っているかと思うと、私も勇気がもらえます。生涯大切にしたい仲間たちです。
プロとプロをつなぐやりがいと責任
私の今の仕事は、工務店様からの依頼に基づいてシステムキッチンやユニットバスなどの住設機器をメーカー様に発注、施工現場への納品確認、工事完了まで管理するというものです。
工務店様は、住まいづくりのプロです。一方、メーカー様は住設機器のプロです。プロとプロの間に立ち、情報と商品が確実に行き来するようコントロールするのが私の役目。相手がプロフェッショナルなので、現場で働く職人さんにも納得していただけるような知識が求められるわけです。とはいえ、私はまだまだ知識不足。先輩や上司はもちろんのこと、工務店様やメーカー様にも教えてもらいながら、勉強中です。職人さんたちは怖そうですが、実は気のいい人ばかりで、どんな質問をしても優しく教えてくれます。
今まで印象に残っているのは、2年目になったばかりの頃にミスをしたことでした。お客様からのメールを見落としていてメーカー様への発注が漏れ、工事予定日にも関わらずユニットバスを現場にお届けできなかったのです。そろそろ施工管理課の仕事にも慣れてきた頃で、心の中に油断があったのだと思います。大失敗でした。
お客様はもちろんお怒りでしたが「次からちゃんとやってくれればいいから」とおっしゃってくれました。また、上司は翌朝一番で現場に駆けつけ、現地調査等のフォローをしてくれました。
この経験から学んだのは、失敗したときにはリカバーが最も大切だということ。お客様には誠心誠意謝罪し、すぐに最善の手を尽くすことが重要だと学びました。
お客様からは、時々、時間的に無理なご注文もいただきます。そんなときはメーカー様と交渉するなど、どうにかしてお客様のご希望に添えないか、手を尽くすようにしています。基本はお客様第一。難しいご注文にも何とかしてお応えできたときの「ありがとう、助かったよ」という一言は、とても嬉しいものです。
工事が完了すると、現場からはその旨の写真が送られてきます。私がこの家に住む人と直接関わるわけではありませんが、自分の手配した住設機器に囲まれて新しい暮らしが始まると思うと、心が温かくなります。
長い生活の中で大切に使ってもらえるキッチンやお風呂。それに携われることは、人の暮らしを支えたいという私の職業観にも通じるもので、大きな喜びです。
後輩の皆さんのロールモデルになりたい
お客様からご注文を受けたときは、現場ではどういう工程で施工が進み、どんな課題があるのだろうかといったことを想像します。その上で、次はたぶんこの日に別の発注が来るのではと予想し、準備を進めます。このように常に前後の段取りを考えて仕事を進める上で、アルバイトで培った“2つ先の動きを見て行動する”という力が役立っていると感じます。
私自身は、友達にも明るいと言われるし、お客様と接するときも、明るく元気よくという姿勢を心がけています。レスポンスの速さも大切にしていて、お問い合わせがあった際もできるだけお待たせしないで早くお応えするようにしています。基本的にはポジティブな性格で、それは私の強みだと自負しています。
今でも仕事が手いっぱいになると、周囲の皆さんに助けられています。どちらかと言えば抱え込んでしまうタイプなので、今まで以上に効率的に仕事をこなしていくには、人に頼ることも大切だとと感じています。
将来、子どもができても時短勤務制度等を利用しながら働き続けたいと思っています。これから入社する後輩の皆さんがロールモデルとして見てくれるような、そんな存在になることが目標です。
本格的な人口減少の社会となり、新築住宅の着工件数も少なくなっています。そんな中で当社はリフォームやリノベーションに力を入れるなど、新しい市場を積極的に開拓しています。
また、若い人材や女性の活躍にも期待を寄せており、私自身、上司から「会社を引っ張っていってほしい」と声をかけてもらうこともあります。これから入社される皆さんにも活躍の場は用意されています。ぜひ挑戦していただけたらと思います。