良質な住まいの提供を通じた社会貢献。そんな志の高さこそ、一番のやりがい。

良質な住まいの提供を通じた社会貢献。そんな志の高さこそ、一番のやりがい。

このストーリーのポイント

  • 学生時代のボランティアを通じて、住まいづくりの大切さを知る
  • 自分らしく働けそうなカルチャーに魅力を感じて入社
  • 債権回収や地域営業などさまざまな経験を重ねて成長を続ける
  • 将来は商品企画に挑戦したい

「住宅+金融という二軸で社会貢献したい」という志で入構した近藤弘章。
債権管理業務を皮切りに、地域営業、人事と幅広い業務で経験を重ねてきた。幅広い業務によって成長の機会を得られることが、住宅金融支援機構の一番の魅力と感じている。

-profile-

近藤 弘章

住宅金融支援機構

総務人事部 人事グループ 副調査役
平成28年度入構/経済学部経済学科卒

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岐阜県出身。平成28年4月首都圏支店債権管理第五グループ、平成28年5月広域法人業務部法人第一管理グループ(債権回収会社への出向を含む)、平成30年4月四国支店地域営業グループ(地域金融機関への出向を含む)を経て、令和2年4月より総務人事部人事グループ。旅行が好きで四国支店時代にはお遍路にも出た。最後まで回りきれなかったので、いつかその続きの旅に出ることが目標。

東南アジアの貧困世帯のために家づくりに取り組む

大学進学を機に関西で1人暮らしを始めたときに思ったのは、まったく新しいコミュニティで未知の経験をしてみたいということでした。そこで飛び込んだのがボランティアサークル。東南アジアの貧困世帯のために家を建てる活動をしているサークルでした。
実際に私はインドネシア、インド、カンボジア、フィリピンを訪問。家づくりといっても私に特別な技術はありません。現地の人と一緒に汗を流しながら建材を運ぶ手伝いをしました。バイト代のほとんどはこうした活動の費用に充てていました。

ボランティア活動を通して、住まいを手に入れることは、どんな国の人にとっても“希望”なんだと知りました。とは言っても、苦しい経済状況から家を諦めざるを得ない人もいます。お金も、家族が生きていく上で大切な存在だと改めて気づかされました。
大学を卒業するとき、かつて私が建築を手伝った家がどうなっているか、見に行こうと思い立ち、カンボジアに飛びました。私が手伝った家は2軒。遠くからその家を眺められれば十分と思っていたところ、思いがけず家族の方々と再会することに。皆さん私のことを覚えてくれていて「あのときはありがとう」と言葉をかけてくださいました。望外の喜びで、本当にいい思い出となりました。

ボランティアの経験から私が得たのは「住宅+金融という二軸で社会に貢献したい」という就職観でした。住宅金融支援機構こそ、まさしくそれにふさわしい組織でした。
とはいうものの、会社説明会に参加するまで住宅金融支援機構という名前すら知らなかったのも事実です。そこで説明会をきっかけに企業研究を進めました。そして住宅金融支援機構は『フラット35』や『フラット35S』という商品を通じて人々の住環境の向上に尽くし、日本の良質な住宅ストックづくりに貢献していることを知りました。
最終的な決め手となったのは、面接です。1時間という長い面接が4回もあり、毎回じっくりとお話をすることで、私という人間の“素”を伝えることができました。その上での内定でしたから、ここなら自分らしく働けるに違いないと確信したことで、入構を決めたのです。

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人々のマイホームの夢に寄り添う

学生だった私にも、“融資”は何となくイメージできました。しかし“債権管理”や“回収”となるとまるで想像できません。そこで住宅+金融の二軸で仕事をするに際して、まずはお金の全体の流れを理解するためにも、債権管理業務を担当したいと考えました。
配属されたのは、住宅ローンを専門に取り扱うモーゲージバンクの担当部署。借入後のお客さま対応を通じた債権管理業務を経験しました。『フラット35』をご利用いただいているお客さまの中には、ご家族の事情や経済状況の変化などで、当初予定していたとおりに返済するのが難しくなるケースがあります。そうした事情を勘案し、返済額の減額など通じて無理なくご返済いただけるよう金融機関の担当者と連携しながら返済条件の変更を行うことも多くありました。

また、債権管理業務には世相が反映されます。私が入構した平成28年には熊本地震が発生し、被災者の中にはローン返済どころではないという方もいらっしゃいました。そうしたお客さまの状況に応じて返済条件の変更を行うなど、被災した人々の住まいの再建を支援していることに、大きなやりがいを感じました。
マイホームは一生の夢です。誰だって手放したくはありません。その想いは、学生時代のボランティア活動で感じたものと同じです。そうしたお客さまの想いに寄り添い、マイホームを手放さなくても済むようにお手伝いすることには、大きな意義を感じました。

私の同期入構は13名でした。住宅金融支援機構の採用はこのように少数ですので、各部署に配属されるのは1人か2人。それだけにとても大切に育てられていると感じます。職場内はもちろんのこと、違う部署の先輩も何かと声をかけてくれ、組織全体で若い人材を育てていこうとする風土を感じます。
出向も、そうした育成の機会の一つ。年に2回、部長と将来のキャリアプランなどについて話し合う機会があるのですが、私はその場で、エンドユーザーのお客さまと直接関わってみたいという希望を伝えました。そうした希望をくんでいただき、債権回収会社へ出向することができました。おかげで債権回収業務の経験を通じて、住宅金融支援機構の果たしている社会的な役割の重さを改めて実感できました。

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地域営業を通じて、地方創生への貢献を実感する

入構3年目に四国支店に異動しました。香川県の高松です。まったく知らない土地で生活することは嬉しく、内示にはワクワクしたものでした。
四国支店では地域営業を担当しました。地元の住宅メーカーや工務店、地銀などを訪問し『フラット35』や『リ・バース60』などの商品概要を説明する仕事です。いわゆるPR営業で、各社の新人向けの勉強会なども行いました。地方では住宅金融支援機構の商品の認知度は今ひとつ。認知度向上ために、地域営業は重要な仕事でした。

また、『フラット35』には借入金利を一定期間引き下げる子育て支援型・地域活性化型の仕組みがあります。これは政府の重要な施策である地方創生に紐付けられた取り組みです。地域営業を通じて『フラット35』の認知を図っていくことはU・I・Jターンの促進、空き家対策などを通じて、地方経済を元気にすることにつながっていくでしょう。そうした社会貢献のやりがいを感じながら、取り組みました。

四国支店に赴任中、地元の銀行への出向も経験しました。地域営業で訪問する中、「『フラット35』は難しい商品ですね」と地銀の担当者に言われたことが頭に残り、金融機関の現場ではどのように推進活動に取り組んでいるのかを知りたいと考え、出向を希望したのです。1ヵ月ほどの出向でしたが、お客さまへの説明会や住宅ローンの受付業務のお手伝いをさせていただきました。
新卒で入構して経験を重ねてきた私にとって、短い期間とはいえ、地銀という外の立場から住宅金融支援機構を見つめ直したことは非常に意義深かったです。仕事の進め方や人への気配りの仕方など、学ぶべきこともたくさんありました。若いからこそ吸収できることも多くあるはずです。そんな成長の機会を得たことに、感謝しています。

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高い志を大切にできる方をお待ちしています

現在私は総務人事部に所属し、主に採用の業務を担当しています。この異動は正直、想定外でした。まったく知見のない領域であり、自分に何ができるかという不安のもとでの挑戦となりました。
採用というのは、非常に重い仕事です。面接等を通じた判断によって、若い皆さんの人生を左右しかねないという責任を負っています。だからこそ自分の中にぶれない軸をもたなければなりません。改めて自分自身を見つめ直す機会になると感じています。

これまでの経験を通じて住宅金融支援機構がいかに社会に貢献し、地域の課題解決に役立っているかを実感してきました。今後は商品開発の業務にも従事してみたいと思っています。
そのためにはまずは現在の仕事に全力投球し、あらゆる経験を自分の財産にしていきます。どんな部署のどんな仕事も必ずプラスになりますし、想定外の経験が思ってもみなかった成長をさせてくれることもあるでしょう。そんな気持ちで、一歩ずつ進んでいきたいと考えています。

私がそうだったように、今まで住宅金融支援機構を知らなかったという皆さんも多いことでしょう。
住宅金融支援機構にはさまざまな活躍の場が広がっており、2、3年のジョブローテーションを通じて多様な経験を積むことができます。全国への転勤を通じて、知らなかった土地で新しい出会いが得られるのも喜びです。成長の機会の多さこそ、大きな魅力です。
何よりも、良質な住ストックの供給を通じて、人々の住まいづくりに対する想いに応えるというやりがいが得られます。そんな志を大切にできる方と一緒に働けたら嬉しく思います。

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住宅金融支援機構についてもっと知りたい方はこちら

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