大切なのは、車の知識よりも、育ちたいという意思。ここには人の成長を支える制度と風土がある。
大切なのは、車の知識よりも、育ちたいという意志。
ここには人の成長を支える制度と風土がある。
このストーリーのポイント
- 地元で働けること、接客スキルを活かせることで入社
- 内定者の段階からきめ細かな指導でまっすぐ成長
- “聴く力”を身につけ、1年目から成果を上げる
車の詳しい知識はゼロだったけれど、思い切って飛び込んだ販売の最前線。充実の研修制度に加え、上司・先輩のサポートで着実に実力をつけ、1年目で早くも確かな成果を上げることに。もちろん可能性は無限。さらなる成長をめざす。
iHDジャパン株式会社
岡本 昌也
ロータス軽ステーション
熊本うと店
2024年入社。大分生まれの熊本育ち。経済学部卒。iHDジャパンの経営理念の「お客様の喜びは我が社の喜びである」に共感し、学生時代に接客のアルバイトで磨いたコミュニケーション力を活かしたかったことから志望する。車についての詳しい知識はほとんど持っていなかったが、教育体制が充実していたため不安はなかった。熊本しみず店、熊本うと店でのOJTを経て現在に至る。
丁寧なインターンシップを通じ、人を育てる姿勢を実感
大学に入学した頃はコロナ禍の真っ最中。授業は完全にリモートで、サークル活動もできませんでした。代わりに力を入れたのが、回転寿司のアルバイトです。大学1年生の半ばから卒業まで、ホールスタッフとして週に5、6日働きました。私の接客でお客様に笑顔になっていただくことは、最高の喜びでした。
家族連れの多い店で、特に週末は大変混み合いました。順番待ちをされているお客様の中には、明らかにイライラされる方もいらっしゃいます。そうした方に気づいたら私はお客様が声を上げるより前に「お待たせして申し訳ありません」と声をかけるようにしていました。するとほとんどのお客様は気持ちを落ち着かせてくださいます。こうした経験から、常に人の様子に目を配って気持ちを推し量り、言葉には丁寧に耳を傾けるスキルを身につけました。ここでしか学べない成長が得られました。
アルバイトの経験から、就職活動で接客業を志望するようになったのは自然なことでした。
iHDジャパンを知ったのは、大学の合同企業説明会がきっかけです。当時、当社のことはまったく知らなかったのですが、「ロータス軽ステーション」という店名は地元のテレビCMで知っていて、説明を聞きながら“あの会社だったのか”と急に親しみが湧いてきたことを覚えています。地元の熊本で働きたいと思っていたこともあり、インターンシップに参加することにしました。
iHDジャパンではいろんな種類のインターンシップが用意されており、とても学びになりました。初回は就職活動全般についてのアドバイスが主な内容で、iHDジャパンについて触れることはほとんどありませんでした。就職の軸を持つことの大切さ、自己分析の進め方などについて教えていただきました。次のインターンシップで初めてiHDジャパンの概要について教えていただき、3回目のインターンシップでは当社の人事部の立場になって採用活動を立案するという体験をしました。
学生のことを考えて、学生本位で進めてくれた、非常に丁寧なインターンシップだったと思います。
このインターンシップを通じて感じたのが、iHDジャパンの社風や職場の雰囲気の素晴らしさです。社員同士の距離が近く、上下の垣根のないオープンな雰囲気はとても心地よかったです。また、営業職に対して「販売目標がキツい」「個人の戦い」というイメージがあったのですが、詳しく話を聞いてみると、個人のノルマはなく、店舗と部門で目標達成に向けて社員全員で取り組む姿勢があることを知りました。長く野球をやっていた私はチームプレーを大切にしており、こんなカルチャーも自分に合っていると感じました。
何よりも決め手になったのが「お客様の喜びは我が社の喜びである」という経営理念に共感したことです。アルバイトで常々感じていたことが表現されていると感じて、ここならば同じ価値観を共有しながら働けると思い、入社を決めました。
内定者研修によって、入社前後のギャップはゼロ
学生時代の私は運転免許こそ持っていましたが、せいぜい母の車を借りて運転するぐらいで、車に関する詳しい知識はまったく持っていませんでした。ただ、特に不安を感じたことはありません。というのもiHDジャパンは研修制度がしっかりしていて、焦ることなく、基礎からじっくり成長できると感じていたからです。
入社前には内定者アルバイトを体験しました。これは希望者がお店でアルバイトとして働ける制度で、私は接客スキルはもちろんのこと、自動車メーカーの特徴や車検の仕組みなど、車の販売に携わる上で知っておくべき知識を基礎から学べました。内定者アルバイトは、入社前に専門知識を基礎から吸収できるという点で、非常にいい制度だと感じています。
入社後は約1ヵ月間、新卒者基礎マナー講習を受けました。挨拶の仕方や電話対応、名刺交換の仕方など、社会人としての基礎を学びます。
同時にオイル交換など、車のメンテナンスについても基礎から学習しました。当社のビジネスは車を売って終わりではありません。むしろ販売はスタートで、その後もメンテナンス等を通じてお客様とは長いお付き合いになります。その意味でもこの研修は、とても意義のある時間でした。
その後、店舗でのOJTがスタート。私は「熊本しみず店」と「熊本うと店」で約4ヵ月間、実際に店舗で接客をしながら営業の基本を学びました。
販売の前に、まずは先輩がロールプレイングで接客について丁寧に教えてくれます。その後は実際に接客をしている先輩の隣に座らせてもらい、先輩の仕事ぶりを目の当たりにして、“こういうお客様にはこういう対応を”と自分なりにメモを取りながら学んでいきました。そして最後は自分が接客をして、先輩が隣に座るというスタイル。終わったら先輩からフィードバックをいただきました。
このように内定者の時点から入社後に至るまで非常にきめ細かな研修が用意されています。人材育成に力を入れる当社の姿勢が、よく表れています。
大切なのは話し上手ではなくて、聞き上手であること
研修期間が終わって正式に配属されたのが、OJT先の「熊本うと店」です。ここでいよいよ営業としてひとり立ちの時を迎えたわけです。営業デビューは早かったのですが、研修が充実していたこともあって、違和感を抱くことなくスムーズにスタートを切れました。
「熊本うと店」は郊外のお店ということもあり、非常にフランクなお客様が多いと感じています。初対面でも友だち口調で話しかけてくるお客様もいらっしゃり、最初は戸惑ったものの、すぐに慣れました。
初めて売れたお客様のことは、今でもよく記憶に残っています。まだOJT期間のことでした。
30代の、赤ちゃんを連れたご夫婦のお客様で、私は先輩に隣に座ってもらいながら、教わったことを思い出しつつ必死で接客しました。当社が販売しているのは未使用車、つまり登録はしたもののまだ誰も乗っていない車ですので、新車に比べて安価にも関わらず安心して長く乗っていただけることが魅力です。私はその点をアピールし、無事に成約に至りました。初めて自分で車を売ることができ、感動したのをよく覚えています。
お店の先輩も大変喜んでくれ、社内メールに初成約記念の写真を貼っていただき、お祝いのメッセージをいただきました。職場の皆で新人を盛り上げ、育てていこうとするカルチャーが根付いているのです。
入社間もない新人の私でも車を売ることができたのはなぜなのか。
自分なりに思うのは、“聴く力”が身についたからだと感じています。もともと人の様子に目を配って気持ちを察することは、学生時代のアルバイトで磨きました。私ならではの“強み”です。それに加えてロールプレイングやOJTを通じて、お客様のニーズを探るためにその言葉をじっくりと聞くことの大切さを教わりました。
営業は決して話し上手である必要はありません、むしろ聞き上手であることが重要です。わずかな期間ながらその点で自分自身が急成長したことを実感しており、それが早くも成果として表れたのでしょう。当社には人が育つ環境があると、改めて実感しました。
“聴く力”にもっと磨きをかけていきたい
そんな自分の成長をさらに強く感じたのが、1年目の9月です。
この1ヵ月で私が車を販売したのは9台。一気に力が伸びたのです。「熊本うと店」は週末が大変にぎわうので、上司や先輩から指導されたことをすぐに接客で活かしながら、自分のスキルとして定着させることができます。フィードバックも、そのつど、何度でも受けられます。こうした環境も成長を後押ししてくれたことは間違いありません。
もっとも1ヵ月9台という販売台数には少しも満足していません。お店の中でもこの数字は少ない方ですし、全社でトップ営業マンになると1人で月に50台近く販売しています。ですから私はまだまだ。むしろようやくスタートラインに立てた感じです。
今後さらに成果をあげていくには、車に関する専門知識を増やさなくてはならないと感じています。お客様の中には非常に詳しい知識をお持ちの方が少なくありません。そうした方に信頼し、ご満足いただくためにも、知識を増やしたいと考えています。それにはお客様に教えていただくのが一番ですから、持ち味の“聴く力”にさらに磨きをかけていくつもりです。
また、書類の作成が多いことも車の営業の特徴なので、事務的なスキルも高めていかなくてはなりません。そしていつかは店長として販売の現場をリードしていける人材になれたらと考えています。
車の知識がほとんどない私もこうして第一線で接客をしていますので、これから入社される方も、この点で心配はいりません。挨拶がしっかりできて、素直に何でも吸収する姿勢があれば、当社ならではの研修制度の中、着実に成長できます。
私が先輩方に育てられたように、今度は私は後輩の皆さんに声をかけ、成長をサポートしたいと思います。