「Uターン就職して良かった」。慣れ親しんだ富山の街で、自分らしく働きながら、地域に貢献できるのが嬉しい

「Uターン就職して良かった」。慣れ親しんだ富山の街で、自分らしく働きながら、地域に貢献できるのが嬉しい

「Uターン就職して良かった」。慣れ親しんだ富山の街で、自分らしく働きながら、地域に貢献できるのが嬉しい

このストーリーのポイント

  • やりたい仕事ができるならと、富山にUターン就職
  • 勤務地、業務内容の希望を最大限考慮してもらえていることに感謝
  • 若手であっても裁量を委ねられるのでどんどん成長していける

学生時代を東京で過ごす。そのまま東京で働くことも考えたが、「地域への貢献を実感できる場に身を置いた方が良いのでは」と考え、生まれ育った富山に戻り北陸銀行に就職。銀行員として、都市部勤務と地元勤務の両方を経験するとともに、営業店から本部へと活躍の場を広げている。

PROFILE
株式会社北陸銀行

T.K

人事部
2019年入社╱教育学部卒

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富山県出身。「面白そう」と思えば、すぐに行動を起こすタイプ。教育学部出身でありながら、金融業界を志したのもそのため。入行後も自分がどんな仕事をしたいのかを周囲に明確にアピールするとともに、努力も怠らない。1年目に受験した銀行業務検定試験では、法務で最高点の100点を獲得。個人最優秀賞を受賞している。

選択肢を広げてみようと思い、地元企業にも着目

富山で生まれ育った私。地元の高校を卒業後、「外の広い世界を見てみたい」と思い東京の大学に進みました。学生時代に最も打ち込んだのは、サークル活動です。所属していたのは、ダンスサークル。仲間と共に練習し、その成果を学園祭や大学対抗のコンテストなどで披露していました。

正直言うと就職活動では当初、地元に帰ることはあまり想定していませんでした。「このまま東京で働こうか」と何となく考えていました。最初は業種・業界問わず、幅広く見ていたものの、教育学部に在籍していたこともあって、主に学習塾を始めとする都心部の教育系企業を受けていました。

気持ちが変わったのは、家族のアドバイスでした。「東京で働くのも良いけれど、地元にも魅力的な企業はあると思うよ。」と軽い感じで勧められたんです。選択肢を広く持つことには素直に同意できたので地元の企業も見てみようと思いました。

実は、地元企業の中で最初にインターンシップに参加したのが北陸銀行でした。北陸地域では有名な企業ですからね。ただ、私には経済系の知識は全くありませんでした。それに、金融はどちらかというと馴染みが薄い気がしていました。ですがインターンシップであるグループワークを経験し印象が大きく変わりました。そこでの課題は、家系図に基づいて相続の割合を計算し、相続コンサルティングを実施するという内容でした。もちろん、初めてだったので難しいと思うところは多々あったものの、内容が意外と面白かったんです。それで興味を持ちました。

そのまま選考に進んでいく中で感じられたのが、行員が末永く働けるようなサポート体制が充実していることでした。今では転職のハードルは低い時代かもしれませんが、私としてはせっかく新卒で入る会社だから、長く働き続けたいという想いが強かったので、良い印象を持ちました。実際、今迄見ていた教育系企業よりも制度が充実していましたね。

また、働く地域も気に入りました。ある企業だと全国のどこの拠点に異動になるのかわかりません。といって、多くの銀行は営業店が地元に限定されがちだったりします。その点、北陸銀行は地元だけでなく都市部にも支店が複数あります。いずれも自分には馴染みがあるだけに、安心して働けると思えたのも決め手となりました。さらには、「希望を出せば、東京で働けるチャンスもある」と聞いていたので、気持ちが楽になりました。

もう一つ決め手となったのが、面接を通じて伝わってきた職場の雰囲気の良さです。他の企業は、選考を受けている中でいつも自分が試されている気分になっていました。それは当たり前なのかもしれませんが、北陸銀行は違いました。人事の方とやりとりしていると、まるで「あなたのことを応援していますよ」といった感じで声を掛けていただけたのです。それだけに、自分らしさを伝えることができたと思っています。

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気持ちだけは、いつも前向きな新入行員でありたいと心がける

入行後、2カ月弱の新人研修を経て配属されたのは、都内の大きな支店でした。実は事前に希望を出していました。転勤があることは受け入れていたとは言え、都内を離れることで大学の友人と会えなくなってしまうのは勿体ないと思っていたからです。もちろん、「希望が必ず通るわけではない」と捉えていただけに嬉しかったですね。

在籍したのは融資課でした。そこでは、主に法人向け融資に係る契約書作成や企業分析を担当していました。同じ部署には同期もいたので心強かったですね。ただ、最初は金融の知識も少なく、先輩方が何をされているのか分からないこともありました。正直、そのレベルからのスタートでした。でも、気持ちはいつも前向きでした。むしろ、新入行員なのだからわからないのは当たり前。良く理解できないことがあったら、遠慮なく先輩に質問し確認するようにしていました。

当然ながら、いつまでもそのスタンスでもいけないので、慣れてきた時には、疑問点があればまずは自分で調べた上で、「ここから先が良くわからないので教えていただけませんか」と聞くように心がけました。皆さん優しい方々ばかりなので、丁寧に考え方などを教えていただけました。この部署には2年ほどいましたが、金融知識など多く身に着け、大きく成長できたと実感しています。

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自分がやりたい仕事が見つかり、それができる本部へ異動

営業店の次に配属となったのが、本部のリテール推進部です。実は、ここも希望を叶えていただいての異動でした。きっかけは、入行1年目に行われた若手向けの研修でした。その際に、こちらの部署の方がいらして信託に関する講義をしてくれたんです。私にはまだまだ馴染みのない分野でしたが、リテールの専門分野は「人々にとって重要なお金の専門支援だからこそやりがいが大きそう」と興味を抱きました。「せっかく関心が持てたのであれば、その部署に異動を希望した方が良いのでは」と考え、年に一回提出する配属希望に2年連続で「リテール推進部に行きたい」とアピールしていたんです。

本部となると、富山にUターンすることになります。大学時代の友人とも離れてしまいます。ただ、せっかく自分がやりたいこと、興味があることが見つかったのであればそれができる環境に行った方が、社会人として幸せなのではないかと思いました。

リテール推進部で担当したのは、住宅ローンの企画推進業務でした。銀行として住宅ローンをもっとお客さまに利用していただけるよう新たな施策を考えたり、商品を改定するといった仕事でした。他にも、住宅ローンの専門拠点である「ローンプラザ」の統括や住宅ローンの取扱いを増やしてもらうために実施している若手社員向けの研修講師も務めていました。当然ながら、最初は何もわかりません。なので、先輩のアシスタントからのスタートし、段々と業務を習得していったという流れです。さすがに、2年目ぐらいになると自分でかなり動けるようになりましたね。元々、大きなチームではなかったので、若手も進んで企画立案をし、責任ある仕事を任せてもらえました。この部署には2年9カ月ほど在籍し、初任店とは別の分野でも銀行員として大きな成長を果たせたと感じています。

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リテール推進部を経て人事部へ。希望に近いポジションに就く

人事部にはつい最近異動してきました。人事部も自分が希望した部署でした。興味を持ったきっかけは、私が若手行員を対象とした講義研修の講師を務めたことです。ここで、北陸銀行で働く行員の成長や生活をより充実したものにする仕事をしたいと強く思ったんです。配属となったのは、人事企画グループでした。このグループは人事制度や労務管理、ベースアップなどを企画立案している部署です。特に私は今、健康経営というテーマに取り組んでいます。といっても、まだまだ理解できていないところが多く、現状を把握している段階です。ただ、毎日、高い関心を寄せて新たな知識を吸収しながら仕事ができています。正に、北陸銀行で働く仲間の生活を支えていけるよう、更にスキルアップし、良い企画ができるよう努力をしている真っ只中です。

ここまで営業店と本部で2つの部署を経験しましたが、いずれも希望したポジションに就かせていただいたことにとても感謝しています。もちろん、これは私に限った話ではありません。周りの話を聞いても、努力を続けている人は希望した部署に配属されている方が多いのは、北陸銀行の魅力なのかなと思っています。都市部勤務と地元勤務、営業店と本部、それぞれに良さがあり、魅力がありますからね。

特に私の場合、富山には慣れ親しんだ家族や友人もいます。少し気を遣って暮らしていた東京とは違い、オンオフが柔軟に切り替えられます。やはり、Uターンしてきて良かったという想いは強いですね。

お客さまや行員への貢献を何らかの形で実感できるようになりたい

そんな職場環境の中で、私が目指していきたい目標は、直近だと人事企画グループでの仕事に精通することです。人事の制度や規則は、営業店や他の部署にいた時も知らないわけではなかったものの、自分事としては認識できていませんでした。部署の役割をしっかりと理解し、行員の方々が高いモチベーションを持って、より良い銀行員生活が送れるように企画や制度を整えていきたいと思います。その先までは今はまだ考え付きませんが、目の前の仕事をこなすことに留まらず、広い視点・視野で物事を考え、お客さまや行員のために貢献していきたいです。欲を言えば、自分の貢献が何らかの形で実感できるとやりがいもあって嬉しい気がします。

営業店から本部への異動となると、キャリアアップに映るかもしれませんが、私自身は常に「あの人のような仕事ができるようになりたい」と思えるロールモデルが身近にいたことがモチベーションの原動力でした。キャリアアップがどうのではなく、目標となる人に少しでも近づきたい。そのために頑張ってきました。いつの日か、私が後輩のロールモデルとなれるような日が来たら、それはそれで喜びになると思います。

就職活動に向けて、Uターンをするか、しないかと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。確かに、都市部には魅力的な企業が多いのは間違いありません。それに、一旦都会に出ると「地元に戻ろう」という気持ちも起きにくくなりがちです。そう思いながらも、やはり慣れ親しんだ土地で、自分が子供の頃から知っている企業に籍をおいて、そこで仕事をして地元に貢献できる良さがあることもぜひ知っていただきたいです。

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