自分でも気づいていない、無限の可能性に出会うために。
自分でも気づいていない、
無限の可能性に出会うために。
このストーリーのポイント
- ベトナムでのインターンシップで、自分の殻を破る
- 就活生に対して真摯に接してくれたことに惹かれてゴルフダイジェスト・オンライン(以下GDO)へ
- アプリの開発を通じて自分の新しい可能性に挑戦する
小学生の頃に英語を習ったことから、海外志向を強くする。学生時代にはベトナムでインターンシップに挑戦。苦労しながら道を切り開くことを学んだ。現在は未知の分野だったIT系の業務を担当。「若い世代にゴルフを広めたい」というビジョンを胸に、日々を過ごす。
株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)
岡田 洋典
UXD本部
2019年入社/国際経営学部卒
香川県出身。事業の独自性と幅広さ、社員を大切にする社風に惹かれてGDOに入社。現在はIT系の業務に就く。自称、無趣味人間。土日も動画や映画を見たり、ゴルフの練習に出かけたりして過ごしている。
自分には投げ出さずにやり通す力がある
真面目な小学生でした。勉強は苦手ではなく、テストもいい点を取っていた。学級委員のみならず、児童会長も務めました。
外遊びも好きで、学校の休み時間や休日には、友人とドッチボールやキャッチボール、バスケットボールなどで過ごしました。よくいる田舎の元気な子という感じでした。
高校で入ったのが、陸上部です。種目は110m・400mハードル。高校の思い出といえば、部活動がすべてでした。
陸上競技は、自分との戦いです。練習量も自分で決めて、黙々とこなさなくてはなりません。頑張るのも、サボるのも、成長するもしないも、すべては自分次第。結果はしっかりとタイムに跳ね返ってきます。
そんな厳しい競技に、私は全力で打ち込むことができました。ハードルはとてもつらい競技なのですが、自分で決めたことだし、逃げ出さずに最後までやりきれた。この“自分には投げ出さずにやり通す力があるんだ”という認識は、私の大きな自信となりました。
子供の頃の思い出で記憶に残っているのは、祖母の勧めで英会話の塾に通ったことです。小学校3年生か4年生のことでした。なぜ祖母が英会話を習わせようと考えたのかはわかりません。同時に水泳も習っていたので、習い事の一環として英会話を選んだのでしょう。2歳年上の兄と一緒に、楽しく通ったことを覚えています。
その経験のせいか、外国語が話せるようになりたい、留学してみたいという思いを持つようになりました。高校を卒業後、国際的な環境の大学に進んだのは、こうした背景があったためかもしれません。
ベトナムで自分の殻を破ることができた
進学先は大分県の大学でした。そこは学生の半分が外国人で、留学経験のある日本人も多かったです。そんな環境で学ぶうち、私も海外に行きたい、海外の友人が欲しいと思うようになりました。
そして私の耳に飛び込んできたのが、ベトナムでインターンシップに参加できるという話でした。海外に長期滞在できる絶好のチャンスです。私は迷うことなくこの話に飛びつき、2回生終了後、1年間休学してベトナムへ行くことに決めたのでした。
インターンシップ先は、ベトナムのホテルでした。ここは長期宿泊もできるサービスアパート兼用のホテルです。私は日本からやってくる駐在員や出張者に向けて、このホテルを売り込む営業担当者として働くことになりました。
工業団地にある日本企業を調べて電話でアポイントを取って訪問したり、時には偶然見つけた日本企業にノーアポで飛び込んだり、以前使ってくれた顧客に再利用をお願いしたり。自分なりに工夫して、必死で働きました。
ベトナムに知り合いなんていないし、そのホテルで働く日本人もいません。そんな中で、私にとって初めてとなる営業の仕事は、大変につらいものでした。しかもホテル側は私のことを即戦力として期待していたようで、そのギャップも大きなプレッシャーでした。
だからといって、あっさりと投げ出すわけにもいきません。親にもわがままを言って休学させてもらったし、歯を食いしばって頑張るしかありませんでした。
とにかくわからないことは人に質問し、教わる必要があります。待っていても誰も教えてくれませんから、自分から聞きにいかなくてはなりません。そんな状態でもがくうち、私は自然と自ら行動する力を身につけていきました。
もともと私はオープンなコミュニケーションが得意なタイプではなかったのですが、そんなことは言っていられません。気がつけば初対面の人でも、人見知りすることなく、コミュニーションできるようになりました。自分の殻を破ることのできた、大きな体験でした。
自分らしさが発揮できる道を見つける
ベトナムから帰り、大学に復学した頃、友人がゴルフを始めたのに影響され、私もクラブを握るようになりました。その縁でGDOを知り、ユーザーとしてサイトをのぞくようになりました。就職活動の時期を迎え、たまたま参加した合同企業説明会で、見つけたのがGDOのブース。「ここなら知っている」と足を止めたことが、最初の出会いとなりました。
そもそも就活に対して当時の私は業界や業種で“軸”を持っていたわけではなく、その企業のやっている事業の独自性や会社や社員の雰囲気という部分を大切にしていました。そんな私に対してGDOの人事の方はとても親切で、私の就活について真摯にアドバイスしてくれたのです。
そうした雰囲気に加え、あまり堅苦しくない会社であること、さらにゴルフ関連のビジネスという事業自体が個性的であったことに惹かれ、私はGDOに入社を決めました。
GDOが何をしている会社かは知っていたけれど、GDOで自分が何をやりたいのかは固めていませんでした。そんな状態で入社した私を待っていたのが、新人研修でした。
研修ではGDOの4大事業である「予約」「ECショップ」「メディア・広告」「レッスン」について詳しく学び、まずはそうした事業の広さを知りました。その後、人事面談で配属先の希望を伝えることになったのですが、まだ私は自分がどの部門に行きたいのか見つけられていませんでした。そんな気持ちを思いのままに話したところ、UXD本部への配属と決まりました。
私はベトナムでのインターンシップの経験から、自分には営業はあまり向いていないように感じていました。一方でこの経験を活かすため、いずれ海外関連のビジネスに携わるチャンスがあるなら挑戦したいという思いもありました。
そうした思いを面談で伝えたところ、UXD本部が適していると判断されたのでしょう。UXD本部は提供するサービスの質を向上させてユーザーの体験価値を高める部門。その為、新しいアイデア、施策を想像することも求められます。そうした業務の特性も、人と違うことをしたいと考える私に向いていると思われたのではないでしょうか。
就職活動中、GDOに対して感じた面倒見のよさ、人をじっくりと見る姿勢は、配属の際にも表れていると感じました。
主体的に仕事に取り組む姿勢を身につける
現在私が担当しているのは、ゴルフのスコア管理ができるオリジナルアプリ『GDOスコア』の開発と、このアプリの広告出稿です。プログラミングなどの作業はパートナー企業のエンジニアに依頼しますが、私はそこにいたる前の段階として、お客様のレビューやお問い合わせでくるご意見などを整理し、アプリがより使いやすくなるための開発のサポートをしています。また、リリース前のテストも行います。
もちろんアプリの開発なんて初めてですし、ITの知識もありませんが、まだ2年目の自分に任せてくれることに、大きなやりがいを感じています。知らないことばかりですから毎日が勉強です。
配属当初は、言われたことをミスしないようにこなすだけで精一杯でした。しかし仕事に慣れてくるにつれ、主体的に取り組めるようになりました。まず、何のためにこの作業をするのだろうと意味を考え、結果が出たら振り返って、その意味が正しかったかを検証し、次の作業に反映させていく。その繰り返しで、仕事の精度を高めていきたいと考えています。
ユーザー様からお問い合わせがあっても、そのままエンジニアに伝えるのではなく、まずは私がご指摘の内容を確認し、ポイントを整理した後で伝えるという工夫をしています。
周囲の期待に応え、チームの一員としてまずは1人のチームメンバーとしてのミッションをしっかりと果たせる人間になりたいと思います。その上で、次はできることややりたいことを踏まえて、個人として具体的なミッションを考えられるようになりたいと思います。
個人的な思いとしては、若い世代にゴルフというスポーツを広めることに貢献したいと思っています。残念なことにゴルフ人口は減っており、特に若い世代にはあまりなじみのないものになっています。ゴルフを楽しむ若者が少しでも増えるよう、私なりに貢献できたらと思うのです。それこそがGDOが私に期待していることではないかと考えています。