患者さんや会社への想いを大切にしながら、院長として次世代幹部の育成に力を注ぐ

患者さんや会社への想いを大切にしながら、院長として次世代幹部の育成に力を注ぐ

患者さんや会社への想いを大切にしながら、
院長として次世代幹部の育成に力を注ぐ

このストーリーのポイント

  • 患者への丁寧かつ的確な説明力。自分にはないスキルを習得したいと決心
  • 最短スピードで院長へ昇格し、部下を育てる難しさを痛感
  • 試行錯誤を続け、ようやく見えてきた自分なりの人材育成スタイル

最高の治療技術を患者様に提供することを使命に掲げるGBSメディカル。その実現を目指して、スタッフ全員が学びに対して貪欲な姿勢で臨んでいる。院長として活躍する吉澤もその一人。「GBSメディカルで身に付けたものは、知識力と説明力」と語る。それは、患者への想いから語った言葉であるが、部下に対しても共通していると感じている。

PROFILE
株式会社GBSメディカル

吉澤 大樹

GBS巣鴨地蔵通り整骨院
鍼灸院筋膜整体院 院長
2017年4月入社
柔道整復学科卒

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長野県出身。学内で開催された合同企業説明会で偶然、GBSメディカルの存在を知る。その理念、考え方に惹かれ入社を決意した。柔道整復師としてデビューした当初は、苦労したと語るが、本人の強みであるコミュニケーション力を活かし最年少で院長に昇格。その後、部下の育成に悩んだ時期もあったが、これまでに多数の院長を輩出している。性格が明るく、部下からは院の太陽的な存在と称されている。

説明力や発信力の高さに驚嘆。GBSメディカルへの入社を決める

中学・高校では、バレーボールに熱中していました。スポーツでは幾度かの怪我を経験し、整骨院にはよく通っていました。そのときに、柔道整復師の先生の治療技術を目の当たりにし「こういう職業があるのか」と知ったのが、柔道整復学科に進んだきっかけです。実はその先生は、僕が小学校の頃に取り組んでいた競技ドッジボールのコーチで、会社員から転職をして柔道整復師になっていたんです。その先生にはその後の専門学校時代にも、何度も実習をさせてもらいました。「長野から出て、東京で色々なことを学びなさい」と言ってくれたのもその方でした。本当に、僕の師匠として何かとお世話になっていました。

GBSメディカルの存在を知ったのは、僕が通っていた専門学校で開催された合同企業説明会でした。色々な企業が参画していたのですが、学校側の手違いがあってGBSメディカルのブースは入口から最も遠い場所にあったんです。その配置では、生徒は誰も話を聞きに行こうとしません。そんな様子を見かねた学校の先生に、「あの会社の話を聞いてみなさい」と無理やりブースに連れて行かれたのが始まりでした。なので、出会いとしてはそんなに良い印象があったわけではないんです。

ただ、話を聞き始めたらすごく興味が沸いてきました。特に、自然治癒力を最大限まで高める構造医学という学問に全社で取り組んでいると聞き、「この会社って素敵だな」と思いました。それで、後日職場見学に参加することになったんです。その際に、勤務されている先生方が「なぜこの施術をするのか」「どうしてこの施術が大事なのか」「何でこういう痛みが出ているのか」などと一つひとつ丁寧に説明されていて、患者さんが納得して帰られている姿を多数見かけました。そうした伝えるスキル、発信力は師匠にもなかったものですし、当然僕にもありません。「この会社はすごい」と改めて確信し、「ここに就職したい」と決心しました。

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施術の経験を積み重ね、自分の成長につなげる

入社後はまず、千駄木にあるGBS千駄木はりきゅう整骨院に配属となりました。ただ、そこにはわずか一カ月ほどしか在籍しませんでした。GBS日暮里整骨院がリニューアルオープンするに当たり、そちらに異動することになったんです。
「施術家としてスムーズにデビューできたのか」と聞かれると、「全くできていなかった」というのが、正直な気持ちです。関わり方や技術のいずれにおいても、患者さんを満足させられるレベルではありませんでした。当時は「新人に求められるハードルが高すぎるのでは」と挫けそうになったぐらいです。正直言うと、専門学校時代に師匠の下で実習を経験していたので、「自分の実力が十分通用するのでは」という自信がありました。だからこそ、何もできない現実との大きなギャップを感じて落ち込むこともありました。

しかし、GBS日暮里整骨院には毎日多くの患者さんが来院されていたので、施術の機会を多数得られたことが成長につながりました。自分の無力さを痛感することもあった半面、「体が楽になったよ。ありがとう」と言ってくださる患者さんも次第に増えていきました。このような患者さんの存在が、モチベーションの源となり、自分がやりたい治療を少しずつできるようになっていく。段々とこうした好循環が生まれ始めました。

おかげで、入社1年半でGBS一心駒込整骨院(駒込院)の院長に昇格することができました。社内では最も早い院長昇格で、最年少記録は今でも破られていません。ただ、「院長を任せたい」と社長に言われたときには、本音を言えばかなり驚きました。今振り返ると、恐怖心に近い感情がありましたね。その一方、「やってやるぞ」という想いもあり、その場で申し出を受けました。実際には、不安と期待が半々といったところでしょうか。何しろ、学生時代を含めて人を束ねた経験は、全くなかったですから。

後になって、自分は何を評価されたのかと振り返ってみたときに浮かんできたのが、〝想い〟の強さでした。患者さんへの想いもそうですし、「会社がどうあるべきか」と考える機会も多かったように思います。なぜなら、僕には独立志向がありません。社長の意向や考え方、会社としての信条に共感して当社への入社決めたので、「それを全うしよう」という気持ちで取り組んできました。人一倍のやる気もあったので、「やります」「やれます」と何でもプラス思考で臨んでいました。

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考えるよりも感じろ。その指導方法の大切さを知る

僕が院長になったばかりの頃は、部下が二人いました。一人が同期。もう一人が後輩でした。社長が気を遣ってくれたのか、年上の部下はいませんでした。しかも、「当面は売上数字にそれほどこだわらなくても良い」「前任者は気にせず、お前らしさを作り上げてほしい」とまで言ってもらえたんです。少しは心が救われたものの、それでも色々な想いが錯綜し、大きなプレッシャーとなって押しかけてきたのは事実でした。

院長となってからしばらくは、苦難の連続でした。当時の失敗を列挙すれば枚挙にいとまがありません。当時の最大の苦労は、部下の育て方でした。最初に接することになった部下は、患者さんとコミュニケーションを取ることに強い苦手意識を持っていました。しかし、そこを克服しなければ、患者さんと向き合えない仕事です。そのため、どう改善したらよいのかと試行錯誤しました。といっても、僕自身がコミュニケーションスキルに悩んだ経験がないので、「どうしてできないのか」「どういう方向で育てていけば良いのか」が全くわかりませんでした。「こんなにも部下のことを考えなければいけないのか」と思ってしまったぐらいです。

また僕自身、会社の理念に固執するタイプでしたが、院長になってからそれが空回りしてしまったことがあったんです。「理念って何だろう」「理念を理解しているとは、どういう状態なのか」「どうすれば皆に伝えられるのか」と毎日考えていく中で、理念からあるべき姿、あるべき姿から行動指針へと落とし込んでいったら、より良い組織になれるのではと思い、取り組んでみたんです。しかし、そう簡単に結果は変わりませんでした。後日、社長から指摘されたのは、「どれだけ自分で考えて紙に起こして皆にやらせたとしても、理念や行動指針は自分たちで実践したいと思わない限り何もできない」と言う言葉でした。思わず、自分が紙ベースで書いて、「これをやってほしい」と言うよりも、もっと皆の心に響くフレーズがあるんだと気づかされました。そうしたことが積もり積もって、社長が良く口にしている、「考えるよりも感じろ」という施術スタイル、指導法の重要性を再認識しました。

そんなこともあって、院長に就任して2年ぐらいは部下も育たず、数字も伸びず、不甲斐ない日々でした。ずっと低空飛行が続いていた気がします。さすがに、2年目には周囲の視線も厳しくなってきました。「売り上げが伸びないのは部下育成ができていないのと表裏一体だ。育てられない吉澤に問題がある」と叱咤激励されることもありました。それで、育成法を見直し、ようやく3年目あたりから数字が出始めるようになってきたんです。

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これまで、僕の部下が次々と院長として巣立っていきました。立派に育ってくれた姿を見ると嬉しくてたまりません。やはり、部下が成長してくれるのが、院長としての一番のやりがいです。それは、僕にとって二院目となるGBS巣鴨地蔵通り整骨院 鍼灸院筋膜整体院の院長になった今も変わりません。

何かコツを掴んだのかどうかは、未だにわかりません。ただ、コミュニケーションを図ることは大切にしています。「相手が何を思っているのか」「何を感じているのか」をしっかりと認識すると共に、「部下のモチベーションがどこに向かっているのか」「何をしたいのか」を汲み取った上で、会社が進んでいきたい方向性をきちんと説明してすり合わせるようにしています。その上で設定した目標に対して一緒に進んでいく。そんな指導法に切り替えてからすごく上手く行くようになりました。

それに、最初の頃は良い意味で、後輩にとって上司ではなく友達になろうとしていた気がします。嫌われたくなかったのでしょう。3年前にスタッフが入ってきたタイミングで、ジェネレーションギャップというか、年齢の差を感じてしまい、「友達という関係性ではない」と徐々に気づけるようになってきました。「本人が成長してくれるのであれば、別に自分は嫌われても良い」「部下の成長につながることを伝えることが大事だ」と今は考えています。

何人かの後輩が院長として育ってくれましたが、やはりコミュニケーションに長けているメンバーは強いです。人間力と言うんでしょうか。皆、人を引き寄せる力があります。ポイントは、小さな気づきができるかどうかです。例えば、院の中に小さなゴミが落ちていたとします。それを拾ってゴミ箱に捨てることができるかどうかということです。それを拾わずに仕事をしてしまう人であっては困ります。恐らく、そういう人はGBSメディカルの理念に合致していないので入ってこれないでしょう。その意味では、入社した社員は全員活躍できるポテンシャルを持っているはずです。後は、僕ら院長の育て方に掛かっていると思います。

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スキル、ノウハウ、マインドを身に付け「本物の治療家」を目指せる

GBSメディカルも僕が入社した頃と比べると、組織の規模が格段に大きくなってきました。拠点もスタッフの数も年々増えています。その分、会社の理念が一段と重要になっています。理念への共感があるからこそ、組織として強く結束し、成長を遂げることができるからです。社長もその点を認識しているのかもしれません。理念を考える「理念会」という社内行事を毎月開いていますし、社員旅行をした際にも理念をテーマに皆でディスカッションを行っています。これは、今後も続けていくべきだと思います。

僕自身の今後の目標は、院長の次のステップである〝プレイングマネージャー〟になることです。実は、今そのための試用期間中で、夏辺りには結果が出る予定になっています。プレイングマネージャーになるためにクリアすべき項目は幾つもあります。今はただ直向きにそれらに取り組んでいるところです。社長からも、「吉澤なら必ずやり遂げられる。頑張りなさい」と発破を掛けられています。

学生や求職者の皆さんには、GBSメディカルが確かな技術力と優れた説明力、そして患者さんを思う心を育ててくれる会社であるとお伝えしたいです。まさに、スキルとノウハウ、マインドを身に付けることができます。「本物の治療家」を目指したいのであれば、ぜひGBSメディカルに入社してください。お待ちしています。

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