アース製薬の営業は、“人がすべて”。人間力が製品力を高めていく。
アース製薬の営業は、“人がすべて”。
人間力が製品力を高めていく。
このストーリーのポイント
- 仕事に真摯に向き合う先輩社員の姿に惹かれて入社
- 前例や常識にとらわれずにチャレンジできる
- 挑戦にNGはない。自由だからこそ、責任のある仕事を任せる
アース製薬の製品を生活者に届ける役目を担う営業社員たち。伸び伸びとチャレンジできる自由な社風の中、日々、業務と真摯に向き合っている。その手応えが、成長につながる。
アース製薬株式会社
営業本部 関東第二エリア支店
営業課 営業課長
2011年入社/経済学部経済学科卒
九州支店を経て2023年より現職。会社の軟式野球部の監督兼キャプテン。
営業本部 関東第二エリア支店
営業課
2022年入社/地域創造学部地域創造学科卒
北日本支店を経て、2024年より現職、会社の軟式野球部のマネージャー。
自由な社風に惹かれて
──就職活動について振り返って
両親、兄弟が薬剤師という一家に育ったので、私も当初はMRを志望していました。アース製薬についても、“製薬”という社名から製薬会社と思ってエントリーしたほどです。
先輩がMR志望だったとは、初めて聞きました。日用品の会社とは知らなかったということですか。
説明会に参加する前は製薬会社、医薬品メインの会社かなと思っていました。そう考えると、改めて就職というのは“縁”だと感じますね。そういえば、エントリーのきっかけは何だったの?
私は学生時代の台湾留学で出会ったベトナム人の言葉がきっかけとなりました。その友人は「ベトナムの生活レベルは高くない」と嘆いており、いつか仕事を通じてベトナムや台湾の人に“当たり前の暮らし”を届けたいと強く感じました。アース製薬のロゴにある『地球をキモチいい家に』の言葉は、そんな私に強く響きました。MR志望だった先輩がアース製薬に決めた理由は何だったのですか?
選考過程を通じて、この会社なら自分に合いそうだなと感じたことが入社の決め手になりました。薬を売るわけじゃないけど、直感的にここなら自分らしく働けそうだと思ったんです。
社風や人の魅力ということでしょうか。
そうですね。人柄がいいというか、明るくて誠実な方ばかりだと感じたんです。それは単に人に対して優しいという意味ではなく、仕事に対する誠実さにも表れていて、目標に向けて時には仲間も叱咤激励し、最後までやり切る姿勢に魅力を感じました。
同感です。今も先輩に質問すると、どんなに忙しいときでも手を止めて、正面から向き合って相談に乗ってくれます。人にも仕事にも真剣に向き合うところが、アース製薬らしさだと感じます。
やりたいことをやらせてくれるし、背伸びしたいときも挑戦させてくれます。自由さがあるからこそ、誠実に取り組むことに対してストイックですね。そうした社風に魅力を感じ、私も入社を決めました。
逆風だからこそ挑戦できる
――ご自分の成長につながったエピソードを教えてください。
ターニングポイントという意味では、入社3年目のことが印象に残っています。当時私は地方の出張所にて、県内で2番目に大きなスーパーを担当していました。そのスーパーでは、虫ケア用品のシーズンエンド(季節製品)売場でアース製薬の取り扱いはゼロ。全国でのシェアは50%でしたから、いかにアウェイだったかがわかると思います。しかし私は、ゼロだからこそ何とかしてみせると考え、フットワークを活かして担当者へ面会を続けました。当然、最初は鬱陶しがられたものの徐々に信頼をいただくようになり、翌年には初めて『アースジェット』を採用いただきました。これをきっかけにシェアもゼロから順調に拡大していったのです。
逆風だからこそ燃えるところが、先輩らしいですね。
今振り返れば絶対にシェアを拡大してみせると決めて、諦めずにやり切ったことがよかったと思います。「どうせ無理」と決めつけず、前例や常識にとらわれずに思い切ってチャレンジすることの大切さを学びました。営業としての私の原点です。
地方の得意先は特に人間関係を大切にしますから、製品力よりも人間力という側面はありますね。
そう思います。アース製薬の製品には高いブランド力がありますが、それに頼っていては売れません。やはりお客様との人間関係づくりがすべてのスタートなんです。アース製薬で大切にしているバリューの中に、「人がすべて」という言葉があります。営業の仕事は、まさに人がすべてだと実感しています。
私は入社して配属されたのが北日本支店でした。奈良出身の私が、人生で初めて仙台で暮らすことになり、そのこと自体がチャレンジでした。1年目は仙台近郊の店舗を担当し、2年目には青森や山形、岩手など、東北各地の得意先の本部を担当。一気に視界が広がりました。特に土地柄なのか、得意先の社長が気さくに面会してくださり、アットホームな雰囲気の中で商談ができました。もちろん最初はガチガチに緊張していたのですが、次第に慣れていって、誰とでも落ち着いて面会できる度胸がついたと感じています。
人間関係も広がったのではないでしょうか。
ええ。これも地方ならではと思うのですが、競合他社の営業社員と親しくなり、各社の若手が集まって一緒にご飯を食べることもありました。仕事の上ではライバルであっても、オフタイムには同じ土地で成長を続ける仲間として、たくさんの刺激をいただいたと思います。おかけで初めての仙台生活でも、寂しさや不安はまったく感じませんでした。
新しい風を吹き込んでいきたい
――現在のお仕事について教えてください。
現在は2人とも関東第二エリア支店(主に北関東エリアを担当)に所属しています。営業の仕事は大きく企業軸・店舗軸に分けられ、私は店舗軸の仕事をメインに携わっています。具体的には大手ホームセンター、スーパー、ドラッグストアを担当し、店舗を巡回して担当者とコミュニケーションを取りながら、売場獲得、受注につながるよう働きかけています。先ほど「人がすべて」いうお話があったように、担当者とすぐに仲良くなれることもあれば、なかなかうまくいかないこともあります。そんな日々を通じて人間関係を深めていき、数字が伸びていったときは大きなやりがいを感じます。
私は大手ホームセンターの本部、すなわち企業軸メインの担当です。得意先のバイヤーに面会し、アース製品の取り扱いを増やしていただけるよう働きかけています。最近のエピソードとしては、『ゴキッシュ スッ、スゴい!』が印象に残っています。これは先行する競合メーカーの対抗品として発売されたもので、売り込みには後発のチャレンジャーとしての戦術が必要でした。私は、1社独占では市場には限りがあるけれども、競合する製品があることで市場そのものが拡大していくというデータを使って提案。アース製薬だけのメリットではなく、得意先のメリットを強調することで売り込みに成功しました。こうした戦術を考えて、自分の手で実現させていくところがアース製薬の営業ならではの醍醐味で、これも「人がすべて」の好事例だと思います。
アース製薬らしさという点では、チームワークのよさにそれを実感します。店舗を巡回していると、売場のレイアウトを変えたり、製品を並べ替えたりといった作業が必要になることがあります。担当者と私だけでは手が足りないので、チャットやメールでチームの仲間に応援を頼むのですが、すぐにみんな駆けつけて手伝ってくれます。特に入浴剤の立ち上げや虫ケア用品のコーナー展開など、シーズンの切り替えにはそんなことが日常茶飯事で、いつも仲間との絆の強さを実感しています。。
頑張っているね!若手のホープで成長がとても楽しみです。経験豊かなベテランも多いのですか、そこに新しい風を吹き込んでほしいと思っています。会社もそれを期待して仙台から異動させたのではないでしょうか。ミーティングでも自分の意見をはっきり言ってくれるし、遠慮せずにどんどん暴れてほしいと思います。
先輩の凄いところは、人を動かす力です。指示を出すときはご自分の経験に基づいて的確におっしゃってくれますし、なぜこれをしなければならないか、その結果何が得られるか、納得いくまで話してくれます。オフィスで仕事中、若手にアドバイスする姿をよく耳にしますし、誰からも頼りにされていると感じます。
「やったらええやん」のカルチャーがある
――今後の目標について教えてください。
今後もずっと営業を続けたいと思っていますが、機会があれば海外営業にチャレンジしたいと思っています。入社動機でもお話ししたように、海外の人たちの生活向上に貢献したいという思いがあるので、ぜひ挑戦したいですね。現地に駐在して営業に携わる働き方、輸出入を通じて現地の代理店に製品を提案をしたり、マーケティング調査を行う仕事など、活躍のフィールドが無限大に広がっていることはアース製薬の大きな魅力です。
アース製薬って、あんまりNGがない会社だと感じています。社長もよく「やったらええやん」と口にしています。これって、とてもシンプルだけれど、人の背中を押す力を最大限に応援する言葉ですよね。だから海外営業を「やったらええやん」と思います。
自分のやりたいことにチャレンジできるカルチャーがあるという意味で、とても自由な会社だと思います。
要するに「やるか、やらないか」だけですね。チャレンジの結果の失敗は誇りにしていいし、チャレンジしないことがそもそもダメですから。
そうした考え方や姿勢を現場でも体現して、先輩は若手を集めた勉強会を開催したり、自分の担当エリアだけでなく、新入社員や若手に営業の極意を教えてくださっていることに感謝しています。それも自主的な取り組みなんですよね。
私自身も営業としてまだまだ未熟だと感じているので、もっと経験を積み重ねていきたいと思います。新入社員や社歴の若い社員は未来のアース製薬を担う大事な人財ですし、私の経験が若手の道しるべになれば嬉しいと感じます。その中で、私自身も営業としての道を究めていきたいというのがビジョンであり、最大のチャレンジです。