いわき市に根ざす地方有力企業ならではの、面白い仕事や魅力がある。
いわき市に根ざす地方有力企業ならではの、面白い仕事や魅力がある。
薬局の外で地域の方々を支える
薬剤師として地域活動は積極的に行っています。市の事業を活用し、公民館などで市民の方々に向けて健康講座を行ったり、小中学校でいのちの授業や薬物乱用に関する教室、思春期講座などを通して、子どもたちに心身の健康に関して伝えていく取り組みをしています。救急夜間診療にも対応して、最近では発熱外来、コロナやインフルエンザの患者さんへの対応をしていました。
患者さんとご家族に寄り添う
高齢者や独居の方が増えている中で、薬を欠かさず飲むことや、治療に関して理解することは難しい部分もあると思います。実際に、ご来店いただいた際には「ちゃんと飲めている」と言っていても、実際にご自宅に伺うと、飲んでない薬がたくさん見つかる場合もあります。そういった間違った薬の使用法をしている患者さんに対して、フォローできるのは私たちだけだと思うので、できる限り患者さんのご自宅へ伺ってフォローしています。
薬局薬剤師として、在宅医療は患者さんだけではなく、そのご家族のフォローも大切だと思いますので、患者さんを含めたご家族全体をトータルでフォローしていくよう意識しています。
薬剤師の仕事はどうですか?
薬剤師の仕事は多岐に渡っていて、知れば知るほど面白いです。そのため色々な地域の勉強会にも足を運んでいます。私自身、外で皆さんのお話を聞くことが好きなこともありますが、薬局だけに収まらず、外部の方と連携を取り、色々な経験を積むことがとても楽しく感じています。結果、それが患者さんのために繋がるのを実感するので、やればやるほど知識も増え、おもしろさとやりがいを感じます。今でも自分に足りないと感じたら、試験受けて身に着けようと思うほどですから、本当に仕事が楽しく、なにより薬剤師でいられることに誇りと感謝の想いでいっぱいですね。
薬剤師として大切なことは?
患者さんのためを一番に思うことが大切だと思います。私が薬剤師になりたての頃に、先輩からいただいたアドバイスがあり、「国家資格というのは、地域の人のために、あなたの知識を使ってくださいという免許だ」と教えられました。その言葉に目が覚める思いでした。それから今日まで、患者さんと親身になって向き合い、地域のために尽力することを心掛けています。これからも若い人にも負けないよう勉強して、この薬剤師さんに会えてよかったと思ってくれる人を、一人でも増やしていきたいです。
くすりのマルトの薬剤師として働くこと
地方において、店舗数が多いことは、魅力の一つです。各地域の店舗を経験することで、多様な患者さんと出会うことができ、成長することができますし、規模的に休みづらい小さな薬局と比べて、休暇が取りやすいこともメリットです。また、地方の薬局は患者さんとの距離が近いことも魅力のひとつだと思っています。市との連携もあり地域の方のお話を伺える機会も多く、地域包括支援センターとの関わりも、地方の方が密になっていると思うので、在宅医療も含め、地域の方との関わり合いが深いのも薬剤師としてとてもいい環境だと思います。
また業務の安全と効率化のための機材を導入していただけるので、業務をする上での環境がとても充実しています。効率化した分、患者さんに対し、より時間をかけて丁寧に対応することができますし、本部との情報共有も整っているのでミスも事前に防ぐことができます。人の健康に携わる仕事なので、業務上の安全性をサポートしていただけるのは、現場で働く私たちにとって精神的にも大変助かっています。
スタッフも多いので、いつでもみんなで相談し合いながら、全員で切磋琢磨して成長できます。24年ここで働いてきましたが、いろんなところに行かせてもらって勉強ができ、たくさんの人達との繋がりを作ることができました。それはやはりここだからできたことだと思っています。
薬学生へのメッセージ
色々な経験を積んでほしいと思います。たくさんの経験と、そこで出会えた人達との繋がりは、いつか皆さんの助けになってくれると思います。薬剤師の仕事は一人ではできないので、一方通行で見るのではなく、広い視野で状況を把握して、患者さんを想い、そして行動できたら、素晴らしい薬剤師になれると思います。
薬剤師の仕事は本当に楽しいです。もちろん辛いこともありますが、それ以上に患者さんから「ありがとう」「よかったよ」と言われることが生きがいになると思います。是非一緒に仕事をしたいと思いますので、みなさんを待っています。頑張ってください。