北欧発のテクノロジーカンパニーを舞台に、 輝く自分を追い求める熱い想いとひたむきな情熱。

北欧発のテクノロジーカンパニーを舞台に、 輝く自分を追い求める熱い想いとひたむきな情熱。

清水 美奈
シーセンス株式会社
営業部
カスタマーサクセスマネージャー
2015年入社 理工学部情報工学科卒

少女時代に憧れた大都会・東京。
大学へのチャレンジを機に上京を果たす。

私は生まれも育ちも岐阜県関市。刃物の生産で有名な街ですが、山あり川ありの自然豊かな環境の中で育ちました。幼い頃は、何でも自分でやることが好きで、できないと悔しくて泣いてしまうような女の子。小学校に上がってからも、何事にも積極的に取り組み、クラスの中心になって周囲を引っ張っていくようなタイプでした。

この少女時代、今の自分に至る決定的な出来事がありました。私の家は、毎年、父親の運転する車で家族旅行することが恒例だったのですが、ある年、東京ディズニーランドに行ったことがあります。東名高速道路から首都高速を抜けて現地に向かっていく際、東京の立ち並ぶ高層ビル群に圧倒されました。

そして子ども心ながらも、あのビルの下にはどんな世界が広がっているのかと胸がときめきました。その瞬間から、東京が憧れの地となったのです。東京という場で暮らし、生きてみたい――。

そして、東京に行く最初のチャンスが大学進学だと思いました。しかし高校入学後、具体的な進路を選ぶ時期になって高いハードルが待っていました。両親が地元の大学への進学を希望し、東京行きに難色を示したのです。

私が東京の大学に進みたい旨を訴えると、「名の通ったであれば許可」という条件が示されました。小学、中学とそれなりに成績が良かったとはいえ、それは私にとって高いハードルでした。

そのハードルのクリアを目指し、高校時代は文字通りがむしゃらに、人一倍勉強に打ち込みました。結果、慶応大学理工学部に合格。3年間の努力が報われたという手応えと、諦めずチャレンジすることの大切さ、自分の力で新しい人生をこじ開けたという実感がありました。

こうして憧れの大都会・東京での学生生活が始まったのです。

学業に励んだ大学生活とアルバイトで得た貴重な経験。
海外への興味から参加したインターンシップ。

大学では、数ある理系学科の中でも情報工学科を選択しました。実は、中・高校時代からITに興味があり、自宅にあったパソコンでサイトを作るなど、私にとって情報系の世界は身近な存在でした。

また今後、IT関連のスキルは社会に要請されると思ったことも情報工学科を選択した理由の一つです。プログラミングを中心に学びましたが、最終的には言語分析を専攻。月曜日から土曜日まで講義があるなど、学業一色の大学生活でしたが、一方で、長く続けたカフェでのアルバイトは印象深いものでした。

ある時期から、店舗のマネジメントに関わる時間帯責任者という役割を任されたことで、自分の行動に責任を持つことの重要性を改めて自覚。私にとって、学生生活の中で貴重な経験となりました。

こうして就職活動の季節がやってきました。大学で学んだことを活かしたいと考え、IT系の企業にアプローチしている中、知人に紹介されたのがシーセンスでした。

周囲の仲間は大手企業中心に活動していましたから、シーセンスの企業規模の小ささは、当初不安に感じました。しかし、ノルウェーのオスロに本拠地を置くCxense社の日本法人であることに興味を惹かれました。

学生時代、学業一筋だったこともあって、海外経験がない私にとって、海外の人と話し、付き合い、仕事をするということは、非常に魅力的だったのです。加えて、対応してくれた社長の江川が語った、シーセンスが提供する最先端のデータ活用ソリューションサービスそのものにも惹きつけられました。

そして3年生の3月からインターンシップに参加、様々な業務を経験する中で、シーセンスが提供するサービスや製品の仕組み、クライアントについて知見を深めていきました。

リスペクトできる社員の存在が入社の決め手。
チャレンジすることで手にした成功体験。

インターンシップは大学卒業まで続きました。その間、大手IT企業からも内定を受けていましたが、シーセンスへの入社を決めたのはいくつかの理由があります。

一つは、2010年の設立であり、自分たちで創っていく、これから始まる新しい会社であることの魅力。さらに、インターンシップを通じて、社会に貢献するソリューションを提供していることを実感したこと。

そして決め手となったのが、「人」でした。当時社員は6名でしたが、誰もが魅力的でリスペクトできる人であり、それぞれが独自の高いスキルを有していました。この人たちと一緒に働くことで多くのことを吸収し、成長できると感じたからです。

シーセンスのサービスの基本コンセプトは、「サイトに訪れるユーザーの情報をリアルタイムで分析し、ユーザーの欲する情報を先回りして提供する」というものです。

それによって、広告配信やサイト分析、リコメンデーション、データマネジメント等の各種ソリューションを提供しています。たとえばサイトに訪問してきたユーザーがどんな人で、どんなものを買おうとしていて、次にどのような行動を取ろうとしているのか、それをリアルタイムに分析・活用できれば、最適なレコメンデーションや広告配信を実行することができます。

私は入社後、約2年半はプリセールスとして、新規顧客獲得に向けて、営業活動を技術的にサポートする業務を担当しました。驚いたのは、入社早々から戦力の一員として、仕事の最前線に立ったことです。

たとえば、大手出版社の獲得に向けて提案書を作り自らプレゼンテーションするなど、様々なチャレンジする機会を与えられました。ちなみに、この大手出版社からは新規受注を獲得、強く印象に残る成功体験となりました。

シーセンスの顔としてフロントに立つ。
5年後も10年後も最先端であり続けるために。

当社のサービスは、基本的にサブスクリプション(一定期間の利用に対して料金を支払う方式)のビジネスです。したがって課題の一つとしてあるのが、契約の継続、つまりクライアントにサービスを使い続けてもらうことです。

現在所属するセクション名が「カスタマーサクセス」とあるように、私の今のミッションは、お客様の成功のためにサービス利用継続を実現することです。

そのため、いかに効果的に利用しているかどうか「ヘルスチェック」を行い、問題があればより有効的な活用法によって、お客様の収益確保に寄与する提案を進めています。

ポジション的には、シーセンスの顔であり、その責任は大きなものがありますが、徹底してお客様サイドに立ち、お客様に寄り添って信頼関係を築き、お客様の課題解決を実現していきたいと考えています。

もちろん、失敗もありました。私は学生時代から、直感やスピード重視の人生を送ってきましたが、仕事でもスピードは大切な要素だと考えていました。しかし、社内外の多くの人を集めたミーティング開催で日付を間違え、関係者に多大な迷惑をかけてしまったことがあります。スピードを重視するあまり、確認する作業を怠ったためでした。きちんと考え、きちんと伝える、その当たり前ともいえる姿勢の大切さを痛感しました。

右も左もわからない中での入社でしたが、入社以来、ビジネスパーソンとしての基礎を身に付けたことのみならず、常にチャレンジすることで着実に成長してきたと感じています。何一つ、無駄なことがない時間を過ごしてきました。

今後、自分が伝えたいことを明確に言葉に置き換えて発信する力や、チームや組織をマネジメントしていくスキルを培っていきたいと考えています。私たちは最先端のデジタルソリューションを提供しているという自負がありますが、5年後も10年後も、最先端であり続けることで、今後生まれるであろうまったく新しい異なるニーズにも的確に対応していくことが目標です。

憧れの東京に来て、10年近く経ちました。学生時代から社会人の生活を通じて、改めて強く感じているのは、人にはそれぞれの考え方、価値観があるということです。そうした多様な人たちとの交流が自分を成長させてきたと実感しています。だから仕事の上でも実生活の上でも大切にしていることは、相手を理解し、その人が持ついい部分を見つけてリスペクとして付き合うこと。それが仕事も人生も、プラスの方向に動かす力になると確信しています。

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