やりたいことは入社してから見つけても良い。仕事が楽しければキャリアはついてくる

やりたいことは入社してから見つけても良い。仕事が楽しければキャリアはついてくる

やりたいことは入社してから見つけても良い。
仕事が楽しければキャリアはついてくる

このストーリーのポイント

  • 取引先と派遣スタッフ双方に信頼してもらうための働きかけを大切に
  • 過去の失敗から得た学びを部下のマネジメントに活かす
  • 仕事が自分に合っていて楽しいからこそキャリアアップできた

責任一貫体制を掲げ、主に製造業への人材提案と、派遣スタッフのフォローを同じ担当者が受け持つシーデーピージャパン。同社の課長代理として活躍する女性社員に、取引先と派遣スタッフ双方の信頼を得るために心がけていることや、部下のマネジメントで意識していることを語ってもらった。

PROFILE
シーデーピージャパン株式会社

日高 有希

厚木営業所 課長代理
環境マテリアル学科
2003年入社

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営業アシスタントとして入社。入社後は早くから営業を任され、今も第一線で営業活動を続けている。一方で、管理職として部下のマネジメントも担当。一人ひとりに合わせた指導と風通しの良い雰囲気作りを心がけている。

「仕事内容が面白そう」と直感で入社を決める

大学では理工学部を専攻していて、物質や材料の性質を中心に学んでいました。卒業研究で打ち込んでいたのは、石油を原料に作られたペットボトルをもう一度ガソリンに戻す実験です。この研究をきっかけに、将来はエネルギー業界の企業に就職したいと思うようになりました。しかし私が就活を始めた時期は、2000年代の就職氷河期真っ只中。エントリーシートをたくさん書き、面接も60社ぐらい受けましたが、希望する企業への内定を得ることはできませんでした。

結局就職先が決まらないまま卒業時期が近づいてしまい、卒業後は学生時代にアルバイトしていた飲食店でバイトを続けていました。ですが「流れに身を任せてこのまま働くのではなく、きちんと就職先を見つけよう」と決心して求人を探し、たまたま見つけたのがシーデーピージャパンでした。

当時のシーデーピージャパンが募集していた職種は、工場で働く派遣スタッフのフォローを行う「営業アシスタント」です。面接ではデスクワークに加えて、スタッフと派遣先の工場へ一緒に行き、職場環境の確認をするような業務もあると聞きました。毎日同じ作業を黙々とやるのが得意ではなかったため、フットワーク軽く外に出ていけそうな仕事に興味を持ちました。

いずれ取引のある企業に人材を提案するような営業活動も任せてもらえると聞き、「面白そう、やってみたい」と直感で入社。入社後は予想以上に早く営業の仕事を任せられて驚きましたが、様々な取引先や、派遣スタッフの皆さんと関わり合いながら充実した社会人生活を過ごしていました。

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取引先企業と派遣スタッフから信頼してもらうために

現在は、管理職である課長代理として部下や後輩と一緒に営業所で働いています。管理職というと部下のマネジメントがメインになるイメージを持つかもしれないですが、私の場合そうではありません。今も第一線で営業活動をしつつ、合間に部下の指導をするような働き方をしています。

主な営業先は、自動車部品メーカーや食品メーカーなど、工場を持つ企業様です。仕事の流れは、まず企業様に人材関係でお困りのことがないかをヒアリングします。企業様から「人手がほしい」と申し出を受けたら、当社に登録している派遣スタッフの中から、企業様の要望に沿ったスキルと条件を持つ人材を探します。条件にマッチしたスタッフを企業様にご提案し承諾をいただけたら、そのスタッフにお仕事を紹介するための面談をセッティング。面談を通して、これまでの経歴のヒアリングや、依頼する業務の説明を行います。その後は企業様の立ち会いのもと、派遣スタッフと実際の現場を見学しに行きます。スタッフにその現場で働くことに同意してもらえたら、入社当日に立ち会い、スタッフを送り届けるまでが一連の流れです。

その後も、企業様には派遣スタッフの勤務状況について、派遣スタッフの皆さんには働く中での不安や困っていることをヒアリングして、場合によっては改善策を提案するようなフォローも欠かせません。

企業様への人材提案と、派遣スタッフの面談やフォローを別々の担当者が行う会社もあります。一方シーデーピージャパンは「責任一貫体制」を掲げており、人材提案とスタッフのフォローを同じ担当者が行います。この体制は当社の強みです。よく企業様からは「私たちとスタッフさん両方のことを十分に理解した人が提案してくれるから、ミスマッチが少なくて安心だ」と仰っていただくことがあります。私も企業様のご期待に応えられると嬉しく思いますし、その分信頼関係も深まり、やりがいにつながっています。

とはいえ、企業様から長く信頼し続けてもらうことは決して簡単なことではありません。残念ながら、信頼を失ってしまった経験もしています。たとえば、派遣したスタッフから急に退職の申し出をされた時。退職者の穴を埋めるために別の人材を派遣する必要がありますが、すぐに人を集められず企業様に迷惑をかけてしまい、信用をなくしてしまったことがありました。

このような事態を防ぐには、スタッフの皆さんにできるだけ長く勤務してもらえる環境を作り上げていくことが不可欠です。そこで私が大切にしているのは、スタッフ一人ひとりのことを自分なりに理解する姿勢です。たとえば仕事の紹介をする時の面談では、過去の経歴から得意としていることや、逆に苦手な対応などをできるだけ詳しく聞いていきます。また、相手の話し方からもどんな性格かをイメージして、就労先の雰囲気と合うかどうかを見極めています。

当たり前のことをきちんとこなすことも大事です。本当に基本的なことで、企業様からご依頼いただいた資料を期日までに作る。スタッフから業務に関する相談を受けたら必ず対応し、企業様にも共有する。自分で動けば果たせる約束は必ず守ることを心がけています。

そんな地道な働きかけが、企業様との関係性を続けていくために、そしてスタッフにも安心して働いてもらうために何より大切であると心にとどめながら、日々仕事をしています。

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一人ひとりに合わせた指導で部下のモチベーションを高める

先ほど少しお伝えしましたが、上司として部下の営業活動をマネジメントするのも私の役目です。ここ2、3年は営業担当の新入社員が配属になっていて、一から仕事を教える機会が増えました。指導で心がけているのは、どんな教え方がその部下に合っているかを考えること。まずは知識を頭に入れないと行動しづらいタイプの部下であれば、一旦全ての流れを教えます。逆に、実践を通して仕事を覚えるのが向いていそうな部下には、取引先に同行してもらい、その場でできそうなことを一緒にやってもらっています。

気をつかわずに、雑談のようなスタイルでもなんでも話してもらえるような雰囲気を作ることも配慮しているポイントです。私の場合、部下に堅苦しく業務報告をしてもらう時間は取っていません。ささいな雑談から彼らが何をしていたかをこちらで拾うようにしています。最近は、部下の方から自発的に仕事で困ったことや些細な愚痴を私に話してくれるようになりました。良い意味で、上下関係を感じさせない風通しの良い雰囲気が作れていると実感しています。

一人ひとりに合わせた指導や、話をしやすい雰囲気作りを心がけるようになったきっかけは、とある過去の失敗です。

入社3年目に、後輩数人の指導にあたる機会がありました。指導の目的は、間もなく立ち上がる新しい営業所で即戦力になる営業マンを育てること。営業所のオープンまで余裕がなかったこともあり、当時の後輩たちには失敗を厳しく責めたり、自分でも完璧にできないことを「やって当たり前だよ」と要求したりしていました。後輩たちは私にこれ以上怒られたくないと思ったのでしょう。萎縮してしまい、積極的に仕事をする姿勢を見せなくなってしまいました。

このままではいけないと思った私は、改めて後輩たちに何が嫌で、どう指導してほしかったかを聞くことに。幸い皆が本音を打ち明けてくれてほっとした一方で、自分の振る舞いを深く反省しました。それからは、部下や後輩を萎縮させるような空気は作らない。自分のやり方を押しつけたりしないと心に決めて、今の育成スタイルに至っています。

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入社してからやりたいこと、得意なことを見つければ良い

シーデーピージャパンに入社して20年以上が経ち、その間に主任、係長、課長代理と昇進していきました。私自身はキャリアアップを強く意識していたわけではなかったものの、こうして昇進できたのは、この仕事が楽しくて自分に合っているからだと感じています。

営業として企業様や派遣スタッフと関わる過程では、本当に色々なことを経験します。企業様が持つ工場にヘルメット姿で足を運んでお困りごとを聞いたり、日本語が得意ではない外国人のスタッフと一緒に役所へ就労手続きをしに行ったり。毎日違う仕事を経験できる新鮮さが働くうえでのモチベーションになり、キャリアにもつながっていきました。

また、シーデーピージャパンが仕事とプライベートを両立しやすい環境であることも、キャリアの形成に大きな影響を与えています。企業様との約束さえ調整すれば、定時に退社できますし、平日でも有給が取りやすいです。私も休みの日は釣り、ゴルフ、レザークラフトと趣味を思いっきり楽しんでますね。リフレッシュすることでオンとオフが自然と切り替わり、その分仕事にも集中できています。

就活生の皆さんの中には、自分が何をしたいか、何ができるかがわからなくて悩んでいる人もいると思います。そんな方には「色々考えるより、まずはやってみたら」と声をかけたいです。

実際に私も、元々志望していた業界とは全く違うこの会社に「楽しそうだから」と直感で入社して、こうして働き続けられています。入社して初めて、自分のやりたいことや得意なことを見つけるのでも決して遅くはないはずです。説明会で話を聞いて、少しでも興味を持った会社があれば、思い切って飛び込んでみてはいかがでしょうか。

当社では様々な人とコミュニケーションを取る営業職だけではなく、派遣先の工場でじっくりとものづくりに没頭する製造職の社員もいて、それぞれ得意なことが違う人たちが活躍しています。どんな人でも受け入れる環境は整っているので、シーデーピージャパンに興味を持ったらぜひエントリーをお待ちしています。

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