入社前に感じた雰囲気の良さは今も変わらない

私の出身は栃木県で、県内の大学に進学しました。卒業後も地元で働きたいと思い公務員を目指していたのですが、残念ながら試験には合格できず。それまで全く就職活動をしていなかったので、同じ学年の人たちより遅いタイミングで就職先を探すことになりました。

地元で働きたい思いは変わらなかったので、以前大学で開かれた合同説明会に来ていた企業の資料に改めて目を通してみました。数ある企業の中から目にとまったのが、シーデーピージャパンです。地元から宇都宮方面へ向かう時によく本社の看板を目にしていたので、「あの会社だ」とピンと来たのを覚えています。

何をしている企業なのかは全くわからなかったので、説明会に行ってみることに。そこで初めて、主に技術系の人材を製造現場へ派遣するビジネスを行う会社であることを知りました。

話を聞く中で、当社の営業スタイルに興味を持ちました。営業担当として新たな派遣先を開拓するだけでなく、派遣スタッフへの仕事の紹介や、スタッフが就労した後のフォローにも関われることに強く惹かれたことを覚えています。

そして何より印象的だったのが、シーデーピージャパンの雰囲気の良さです。説明会では人事担当者や先輩社員と楽しく話せましたし、面接でも普段会話をするのと変わらないくらいリラックスできました。

入社後は栃木県外の営業所に配属になったのですが、地元から離れる不安を感じさせないほど社内の風通しが良く、のびのびと働けています。改めて、選考の時に感じた雰囲気の良さを信じてこの会社を選んで良かったと思っています。

一連の流れに関われるからこそ、目的意識を持って働ける

先ほども少し話した通り、当社の営業担当は派遣スタッフの就労先を開拓するだけでなく、その企業にふさわしい人材を採用し、長く働いてもらうためのフォローにも関わります。

実際の仕事内容について少し詳しくご紹介します。当社には製造現場で働く経験豊富なスタッフが多く在籍しているので、営業先は自動車や半導体作りなどを行う製造業界の企業様が中心です。始めは営業所の周辺エリアに拠点のある企業様に、電話でアポイントを取ります。採用に関わるご担当者がいらっしゃったら、人材採用に関する課題がないかをヒアリング。話を聞く中で「人員が足りていないからぜひ話を聞かせてほしい」と返答があれば、先方の会社へ訪問して商談を進めていきます。

商談を進める時に重要なのは、いかに企業様が求めるスキルや条件にマッチした人材を提案できるかです。当然、企業様によって扱う機械設備は異なるため、その機械で作業をするのが得意な人材を派遣する必要があります。難しいですが、ベストなマッチングをご提供できれば企業様からの信頼の獲得にもつながるため、真剣に取り組んでいます。

商談の結果、企業様から正式に人材派遣をご依頼いただけたら、次は派遣スタッフの採用と管理を中心に行います。具体的には、企業様が求める条件に合ったスタッフとの面談を行い、働いてもらえそうかを確認します。スタッフにその職場で働くイメージを持ってもらえるよう、企業様立ち会いのもと一緒に現場を見学させていただくことも。スタッフの合意をいただけたら企業へ派遣するための手続きを行います。

どのスタッフにとっても、新しい職場で一から仕事を始めるのには大きな不安が伴います。なので私はスタッフの入社後も、できるだけ不安を解消できるようなフォローをしています。たとえば、入社初日が終わったら「おつかれさまでした」と直接電話をかけたり、その後も派遣先に行って直接顔を合わせて話したり。もちろんスタッフが抱えている仕事の悩み相談にも乗ります。一人ひとりのスタッフに長く安心して働いてもらえるようなコミュニケーションを心がけています。

もし私が、取引先の新規開拓だけを担当していて、スタッフの採用に関わっていなかったら。企業様の課題を解決できているのかわからないまま仕事を続けることになり、目的意識を持てなかったでしょう。スタッフの提案や採用管理にも関われるからこそ、企業様の課題にアプローチできている実感が持てて、強いやりがいにつながっています。

入社1年目の成功体験がターニングポイントに

今でも印象深いのは、入社1年目の夏に初めて新規の企業様のご契約を獲得できたことです。当時はアポイントを取るために一日何十社もの会社へ電話をかけていましたが、どの会社にも「人手は足りている」「ほかの人材派遣会社を使っている」と、断られる日々が続いていました。仕方がないとはいえ断られると落ち込みますし、先が見えないことに不安を感じていました。

ある日、ダメもとである会社に電話をかけてみたら、たまたまその会社が人材を募集していて、商談の機会をいただけることに。その瞬間、話を聞いていただけるチャンスが来たんだと、気持ちが明るくなりました。

このチャンスを成果につなげるために工夫したのは、先方に提案をするための営業資料を徹底的にこだわって準備すること。企業様からは電話でのヒアリングで「人材がなかなか定着しない」という話を聞いていたので、その課題にアプローチできる資料を作ろうと考えました。

実際にアピールしたのは、当社がLINEのチャットを通じて派遣スタッフのフォローを行っている点です。電話やメールよりも気軽に相談してもらいやすい体制が整っていること、早期離職の防止にもつながることをアピールポイントに加えました。

自分で作った資料をもとに提案しに行ったので、商談中も自分の言葉で話せました。先方も私の提案にご納得いただけたようで、「小池さんにお任せするよ」と言ってもらえた時は本当に嬉しかったです。後から聞いた話ですが、その企業様は同じ時期に他社の派遣会社の利用も検討していたそうです。そのうえで私の提案を採用いただけたことも、自信につながりました。

この成功体験によって、仕事のモチベーションが格段に向上しました。その後のスタッフの採用、管理の仕事についても流れでどんどん覚えることができるようになったんです。一連の流れがわかったら仕事がもっと楽しくなり、実績も上がっていきました。初めて取引先を獲得できた経験は、自分のキャリアにおいての大きなターニングポイントになりました。

自分の意見を否定されないから自信が持てる

こうして成果を上げられたのは、上司や先輩方がまだ若手である自分の営業スタイルを否定せずに、受け入れてくれたからです。まだほとんど経験がない私に営業資料の作成を任せてくれたのもそうですし、資料をチェックしてもらった時も、私の考えを受け止めたうえでのアドバイスをもらえました。

直属の上司も、自分の考えややり方を押し付けることはまずありません。「私はいつもこうしているんだけど、どう思う？」と、必ずこちらの意見を聞いてくれます。私がミスをしてしまった時も責めるのではなく、どうしてミスが起こったか、改善するためにどうすべきかを一緒に考える機会を与えてくれます。おかげで自分の頭で考えてから行動する習慣が身につき、前よりミスが少なくなりました。

入社した直後は自分自身もどんな先輩がいるのか不安を感じていましたが、手厚いフォローがあったのですぐに不安も解消されました。また、当社の場合、慣れるまでは上司と2名で営業先を訪問する体制を取っています。上司の話し方や商談の進め方を参考にしながら、自分なりの営業スタイルを見つけていくことができました。

部活動「eスポーツ部」により趣味も充実

最近は上司に教えてもらうだけでなく、私から上司へ仕事に役立つような情報を共有する機会も増えました。このようなフラットなコミュニケーションが取れているのは、やはり風通しの良い雰囲気があるからです。

風通しの良さだけではなく、ワークライフバランスを実現しやすい環境にも働きやすさを感じています。営業所全体が仕事を早く切り上げる雰囲気があり、無駄な残業をすることはありません。有給も上司に気兼ねすることなく取れます。私はよく、平日に開催される趣味のゲーム関連のイベントに行ったりしています。

ゲームといえば、2024年に社内に「eスポーツ部」が立ち上げられました。ゲーム好きな私は迷わず入部して、今は部活動の運営にも携わっています。活動内容は、仕事が終わったら部員の皆さんとひたすらオンラインゲームに熱中すること。部活のおかげで、今まで関わりのなかった役職の人や他部署の人たちと共通の話題で盛り上がれて、とても楽しいです。

また、当社はeスポーツチーム「Human Academy CREST GAMING」とスポンサー契約を結んでいます。部活に参加していれば、チームに所属するプロ選手からゲームを教えてもらえる機会もあるんです。ゲーム初心者でも中級者でも楽しめるので、興味がありそうな社員に積極的に声かけをしているところです。

今後の目標は、引き続き営業職として実績を上げていき、昇進することです。そのためには業務に関わる資格の取得が必要なので、学び続ける姿勢が不可欠だと実感しています。いずれは地元に帰りたいと思っていますが、今の営業所で楽しく仕事ができているので異動は悩ましいですね。これからも企業様とスタッフをつなぐ架け橋としての役割を果たしながら会社に貢献できるよう、全力で頑張っていきます。