面接の入室マナーを分かりやすく解説!好印象を与えるポイントから注意点まで!

面接の入室マナーを分かりやすく解説!好印象を与えるポイントから注意点まで!

面接入室時の正しいマナーから細かいポイントまで紹介していきます。また、退室や応用編など面接のマナーに関して徹底解説していきます。

【面接入室マナー】基本

ここでは面接入室時の基本的なマナーを紹介していきます。

1.ドアはゆっくりと3回ノックする
2.返事をしてからドアを開ける
3.部屋に入り静かにドアを閉める
4.椅子まで来たら面接官にお辞儀をする
5.椅子の横に立ちお礼のあいさつする
6.面接官に着席を促されてから着席

それでは解説していきます。

1.ゆっくりと3回ノックする

面接入室マナーの基本の1つ目が「ゆっくりと3回ノックする」です。

待合室や待機場所で名前を呼ばれた際には、ドアを3回ゆっくりノックしましょう。

早くノックしてしまうと急かすような印象を与えてしまうので注意してください。


ドアが開いている場合はノックしなくても大丈夫です。

ドアの手前で「失礼します」と言いお辞儀をして、入室の許可が出るまで待ちましょう。

2.返事をしてからドアを開ける

面接入室マナーの基本の2つ目が「返事をしてからドアを開ける」です。

部屋の中から「どうぞ」や「お入り下さい」と声がしたら「失礼します」とドアの外で返事をしましょう。

そして、静かにドアを開け入室します。

ドアが開いたままの場合は、この時点で「失礼します」と言い、許可を頂くことができたら入室しましょう。

3.部屋に入り静かにドアを閉める

面接入室マナーの基本の3つ目が「部屋に入り静かにドアを閉める」です。

ドアが最初から閉まっていた場合は、静かに再度ドアを閉じましょう。

なるべく音が立たないように静かに閉めることで丁寧な印象になります。

また、軽くドア側を振り返ってから閉めましょう。

ただ、完全に面接官に背を向けてしまうと失礼になってしまうので、斜めを向くイメージで閉めましょう。

コロナなどの関係で開放している場合や「開放中」なのど張り紙がある場合は、担当者に確認するのが良いです。

ただ、この場合では基本的に扉を開けたままで構いません。

4.椅子まで来たら面接官にお辞儀をする

面接入室マナーの基本の4つ目が「椅子まで来たら面接官にお辞儀をする」です。

ドアを閉め、改めて面接官の方に向き直り、「本日はよろしくお願いします」と言葉を添えてお辞儀をしましょう。

動きにメリハリを出すために「背筋を伸ばし、30度の角度で頭を下げ一呼吸置いたら頭を上げ、また一呼吸置いてから椅子の方へ歩き始める」と見栄えが良いです。

5.椅子の横に立ちお礼のあいさつする

面接入室マナーの基本の5つ目が「椅子の横に立ちお礼のあいさつする」です。

椅子まで来たら、椅子の横に立ち「本日はお時間をいただきありがとうございます。〇〇大学から参りました〇〇と申します。よろしくお願いいたします」と挨拶をしましょう。

挨拶は、時間を用意してくれたことの感謝が伝わればなんでも良いのですが、上述したのが例ですので使ってみてください。

6.面接官に着席を促されてから着席

面接入室マナーの基本の6つ目が「面接官に着席を促されてから着席」です。

挨拶を終えると面接官から着席を促されますので、勝手に座らないように注意してください。

また、着席を促された際に、何も言わずに座るのでなく「失礼いたします」と言ってから着席しましょう。

座り方は、少し浅く座り、背筋が伸ばして座るようにしてください。

【面接入室マナー】受付・待機編

ここでは面接入室時の「受付・待機」を紹介していきます。

1. 10分前に到着する
2. 指示に従う
3. 面接の準備をしておく

それでは解説していきます。

1. 10分前に到着する

面接入室マナーの受付・待機編の1つ目が「 10分前に到着する」です。

面接会場には5分〜10分前には到着していましょう。

そのため、遅刻はもちろん、あまりにも早くにつきすぎることもマナー違反になるので気をつけてください。

しかし、エントランスなどで受付がある場合も考慮して、15分前に到着するようにしておくと何かトラブルが起こった時にも対応しやすくなります。

2. 指示に従う

面接入室マナーの受付・待機編の2つ目が「指示に従う」です。

受付後に採用担当者や案内係の方から指示が出た場合は従いましょう。

どのような指示が出るかは企業次第なので、相手の言葉をしっかり聞いて行動するようにしてください。

3. 面接の準備をしておく

面接入室マナーの受付・待機編の3つ目が「面接の準備をしておく」です。

面接まで待ち時間がある場合は、面接準備時間として活用しましょう。

面接で話す内容や面接のシュミレーションをしておけば、本番で本領を発揮できることでしょう。

【面接入室マナー】進行中編

ここでは面接入室時の「進行中」を紹介していきます。

1. 目を見て話す
2. 結論と理由の順を意識する

それでは解説していきます。

1. 目を見て話す

面接入室マナーの進行中編の1つ目は「目を見て話す」です。

面接官に質問されて答える際には、必ず面接官の目を見て話しましょう。

時々目線を逸らすのは問題ありませんが、終始目を合わせないと自信がない印象を与えてしまいます。

相手の目を見て話すというのは入社後でも必要になってくることなので、できるようにしておきましょう。

以下に「面接練習の効果的な仕方」について詳しく解説している記事があるので、気になる方はぜひご参照ください。

2. 結論と理由の順を意識する

面接入室マナーの進行中編の2つ目は「結論と理由の順を意識する」です。

面接では緊張や練習不足から、長々と質問に対して答えてしまうことがあります。

それでは結局何を伝えたかったのかが分からなくなってしまうので、質問に答える際には「結論→理由」の順を意識するようにしましょう。

最初に結論を簡潔に述べることで、その後に話す情報が入ってきやすくなります。

理由の部分では、裏付ける事例や体験談を話すと説得力が増します。

以下に「自己PRの書き方」について詳しく解説している記事があるので、気になる方はぜひご参照ください。

【面接入室のマナー】退室編

ここでは面接入室時の「退室編」を紹介していきます。

1.着席したままお礼を伝える
2.椅子の横で一礼
3.最後にドア付近であいさつ

それでは解説していきます。

1.着席したままお礼を伝える

面接入室マナーの退室編の1つ目は「着席したままお礼を伝える」です。

面接が終了したらまずは、着席したままお礼をしましょう。

「本日はお忙しい中貴重なお時間をいただきありがとうございました。」と言い、着席のまま頭を深く下げます。

2.椅子の横で一礼する

面接入室マナーの退室編の2つ目は「椅子の横で一礼する」です。

椅子の横で一礼し、椅子の横に立ち、姿勢を正してからもう一度「ありがとうございました」とお礼を伝え一礼しましょう。

この際に何もせずに、真っ直ぐドアの方向に向かうのはマナー違反になるので気をつけてください。

上述したことが済んだらドアの方に歩き出しましょう。

3.最後にドア付近であいさつ

面接入室マナーの退室編の3つ目は「最後にドア付近であいさつ」です。

ドア付近まできたら「失礼いたします」と言い、一礼してから退室します。

その際には面接官になるべく背を向けないようにしましょう。

退室の際にドアを閉める時もなるべく静かに閉めてください。

面接の入室・退室時に見られているポイント

ここでは面接入室・退室時に見られているポイントを紹介していきます。

1.ビジネスマナーが身についているか
2.気配りができているか
3.常識や態度
4.会場から退場するまで

それでは解説していきます。

1.ビジネスマナーが身についているか

面接の入室・退室時に見られているポイントの1つ目が「ビジネスマナーが身についているか」です。

面接の場では身についているビジネスマナーが自然と現れます。

そのため、礼儀を感じない振る舞いをすれば面接官からの印象は悪くなるでしょう。

具体的には挨拶やお辞儀、服装、髪型などです。

面接自体が慣れないことなので、難しく考えてしまいがちですが、どれも決して難しいことではありません。


そのため、リラックスして難しく考えずにいつも通り行いましょう。

2.相手への配慮ができているか

面接の入室・退室時に見られているポイントの2つ目が「相手への配慮ができているか」です。

面接官は就活生の動作を見て気を配り人に配慮できる人間なのかを見ています。

例えばドアを勢いよく閉めたり、服装が乱れている、言葉遣いが荒いなどです。

このようなことがあると人に配慮できない感謝の気持ちなどがないと感じられてしまいます。

一つ一つの動作が見られていると思って、丁寧に行動しましょう。

3.常識や態度

面接の入室・退室時に見られているポイントの3つ目が「常識や態度」です。

面接の最初の方は緊張していても、最後の方になると緊張が解け、態度が変化してしまう就活生がいます。

面接官は一般的な常識や最後まで態度が変わらないかなどを見ているので、面接が終わりそうだからといって少しでも気を抜くと印象が悪いです。

最後まで緊張感を持ち気を抜かないようにしましょう。

4.会場から退場するまで

面接の入室・退室時に見られているポイントの4つ目が「会場から退場するまで」です。

常識や態度に付随するのですが、会場から退場するまでも気を抜いてはいけません。

面接会場では、採用担当者や人事担当が居てもおかしくないので、会場を出るまでは採用担当者に見られていると思って行動することが重要です。

【面接入室マナー】入室・退室時の注意点

ここでは面接入室・退室時の注意点を紹介していきます。

1.案内されてから入室・着席・退室をする
2.複数の動作を同時に行わない
3.ハンガーラックを無断で使わない
4.面接での名刺交換は基本NG

それでは解説していきます。

1.案内されてから入室・着席・退室をする

面接入室マナーの入室・退室時の注意点の1つ目は「案内されてから」です。

面接官に催促されてから、入室・着席・退室をするようにしましょう。
もし、面接官の指示がないのに着席や入室をすると、マナーがない人だと判断されます。

最後まで面接の指示をしっかり聞いて行動してください。

2.複数の動作を同時に行わない

面接入室マナーの入室・退室時の注意点の2つ目は「複数の動作を同時に行わない」です。

返事をしながら着席したりドアを開けることなど、複数の動作を同時に行うのはマナー違反になるので辞めましょう。

必ず「失礼します。」と言い終えてから着席やドアを開けてください。

同時に行うことで取り敢えず「言ってる感」が出てしまいます。

気持ちのこもった挨拶やお礼をするためにも一つ一つの行動を丁寧しましょう。

3.ハンガーラックを無断で使わない

面接入室マナーの入室・退室時の注意点の3つ目は「ハンガーラックを無断で使わない」です。

面接の場では、ハンガーラックが用意されている場合がある時がありますが使用を勧められなければ、必ず許可をとった上で使用してください。

勝手に使ってしまうのはマナー違反になります。

4.面接での名刺交換は基本NG

面接入室マナーの入室・退室時の注意点の4つ目は「面接での名刺交換は基本NG」です。

基本的に面接での名刺交換は不要ですので、名刺を持っていく必要はありません。

稀に名刺を求められることがありますが、レアケースなので心配しなくて大丈夫です。

ただ、面接官から名刺を求められていないのに、自ら名刺を渡す行為は常識がないと思われますので注意してください。

なお、面接官から名刺を渡された場合は、立ち上がり両手で丁重に受け取りましょう。

面接の入室・退室時のイレギュラーに対処する方法

ここでは面接の入室・退室時のイレギュラーに対処する方法を紹介していきます。

1.案内係から指示があった場合
2.入室して待っている場合
3.採用者の見送りがある場合
4.Web面接の場合

それでは解説していきます。

1.案内係から指示があった場合

面接の入室・退室時のイレギュラーに対処する方法の1つ目が「案内係から指示があった場合」です。

案内係の方や面接官から個別に指示があった場合は従いましょう。

一般的なマナー以外にも指示が出た場合も従うようにしてください。

指示を無視してしまうと話を聞いていないと思われてしまうので気をつけてください。

2.入室して待っている場合

面接の入室・退室時のイレギュラーに対処する方法の2つ目が「入室して待っている場合」です。

面接官よりも先に入室して待つケースがあります。

まずは案内係の方に「ありがとうございます」とお礼を述べて入室しましょう。

特に指示がないのであれば、椅子の横に立ち待つのが無難になりますが着席の指示があれば座って待ちましょう。

ただ、面接官が入室した際には立ち上がり面接官が着席するまで立って待ちましょう。


その後は普段の面接変わりありません。

注意
・面接官がきたら立つ
着席の指示があっても、面接官が入ってきたら必ず即座に立ち上がりましょう。

3.採用者の見送りがある場合

面接の入室・退室時のイレギュラーに対処する方法の3つ目が「採用者の見送りがある場合」です。

退室の準備が整うと面接官がドアを開けて退室を催促してくれます。

そのため、出口までは面接官の少し後ろを歩きましょう。

また、他の社員の方とすれ違った際には軽く会釈してください。

出口まで来たら、面接官に向き直り、「本日はどうもありがとうございました。」とお礼をします。

注意
・ラフな口調や世間話
緊張が解け世間話をする就活生がいますが、それは印象が悪いです。
会社から出るまでが評価対象ですので、最後まで緊張感を保ちましょう。

・お礼を忘れる
見送りに来てくれる面接官にだけお礼をしてしまい、面接会場に残った人へのお礼を忘れてしまうケースがあるので、全員へのお礼を忘れないようにしてください。

4.Web面接の場合

面接の入室・退室時のイレギュラーに対処する方法の4つ目が「Web面接の場合」です。

遠方の企業やフルリモートの企業ではオンラインで面接が行われることがあります。

その際は以下のことを意識してください。

・5分前にログインしておく
・カメラを見て受け答えをする
・面接のお礼を伝え相手が退室するのを待つ

対面とは異なることがいくつかあるので注意してください。

注意
・機材チェック
カメラが起動するかや声の大きさなどの機材は面接前にチェックしておきましょう。

面接入室マナーまとめ

面接の場では緊張のあまりに基本的なマナーが疎かになりがちです。

面接を受けている方もこれから受ける方ももう一度自分のマナーを見直して面接に挑んでみてください。