インターンシップの選び方とそのポイントとは?
「インターンシップをすると就活に役立つ」、「将来やりたい仕事かどうかを知れる」などの理由でインターンシップに参加する学生も多くいます。実際の業務をやらせてもらえる実践型のインターンシップと、何かプロジェクトを立てて行われるプロジェクト型インターンシップの2つがあり、実施して得られる経験も大きく異なります。数多くあるインターンシップの中でどのような選定基準を持って選んでいけばいいのか、その基準となるポイントをご紹介します。
インターンシップの種類とスケジュールを知る
まずはインターンシップの種類とスケジュールを把握するところから始めましょう。
インターンシップの種類
まずインターンシップには、1day~1weekなどの超短期、1カ月の短期、それ以上の長期があります。それぞれ実施内容が異なっており、長期になっていくにつれて、より実務の経験を積むことができるように組まれます。プロジェクト型の場合は超短期、実践型インターンシップの場合は長期、短期の場合は課題を提出してから進めるプロジェクト型インターンシップを行うケースが主流です。
インターンシップのスケジュール
インターンシップのスケジュールとしては、実践型の長期インターンシップの場合とプロジェクト型の短期インターンシップとで大きく異なります。長期インターンシップは大学1年生から院生までどの学年も応募することができ、通年で募集しているところも見られます。短期のプロジェクト型インターンシップの場合は、就職を意識する3年生からスタートするケースが多く、超短期は3年の夏休みにサマーインターンシップとしてスタートすることがほとんどです。超短期のインターンシップに応募する場合は、就職先としての選考を兼ねている場合と、体験だけ行う場合があり、同じ企業でもその年度ごとに変わる可能性があるので、情報をよく調べて応募しましょう。
インターンシップで得たいことを決める
では次にインターンシップを選ぶ時の基準として、「得たいと思っていること」を決めてください。
選考通過のため
3年生から始まるインターンシップは実際の選考通過に関連していることが多く、良い成績を修めれば面接をスキップできる、あるいは内定パス(内定を出してから数年間はいつでも入社できるパス)がもらえる場合もあります。3年生などの時期は、選考の条件としてインターンシップを入れているところも多いため、選考を通過するのが難しいものも多くあります。業界研究や企業研究、志望動機など就活の面接と同様に準備しておかなければ、参加は難しいでしょう。
業界・企業研究のため
長期の実践型インターンシップの場合は特にですが、長期間企業で働くことでしか知れない具体的な業務や社内の雰囲気を知ることができます。また、企業の社風が自分に合うかどうかや、職種が自分に合っているかを判断する材料となります。企業によっては、ジョブローテーションといってさまざまな職種を経験させてくれる場合もあるでしょう。企業によって学生に求めているプログラムが異なるため、経験としてインターンシップを複数行うのもよいでしょう。
インターンシップを選ぶ方法
目的が定まったら、インターンシップを選ぶ方法を決めていきましょう。
就職サイトや募集サイトを閲覧
就職サイトや募集サイトを閲覧すれば、たくさんの案件が載っているため、自分の目的に合うところを検索で探すことができます。就職サイトはプロジェクト型インターンシップが多く、選考を兼ねているケースも多い傾向です。逆に募集サイトの場合は実践型であることが多いため、1・2年生のうちから応募することができます。
キャリアセンター
大学のキャリアセンターには、その大学の学生に来てほしいと考えている企業からのスカウトが多数あります。キャリアセンターを通じてしかないインターンシップもあるため、一度は見ておくとよいでしょう。基本的にはその大学の学生に興味があるので、一般的な応募方法よりは高い合格率が期待できます。
OG・OBに聞いてみる
OB・OGにインターンシップ先を紹介してもらえる場合もあります。紹介でしか応募できない案件を見つけることもできますし体験談も聞けるため、ぜひヒアリングしてみてください。同じ部活やサークルに入ったという共通点が、仕事の共通点につながる可能性もあるでしょう。
将来に役立つインターンシップの選び方を押さえて、就活をスムーズに行おう
将来的に自分がやりたい仕事に役立つ体験ができる、就活に役立つなど、メリットの大きいインターンシップ。どこでどんな経験をするかは時間に限りがありますから、しっかり選定する目を養っておくことが重要です。ぜひ自分の希望に合ったインターンシップ先で勤務ができるよう、参考にしてみてください。