1,000万人に便利で豊かな暮らしを届ける。下支えするシステムを作る誇り。

1,000万人に便利で豊かな暮らしを届ける。下支えするシステムを作る誇り。

1,000万人に便利で豊かな暮らしを届ける。下支えするシステムを作る誇り。

このストーリーのポイント

  • 新卒で入社した企業ではデータベースの構築を担当し、実務経験を積む
  • より高いレイヤーで仕事がしたいとベネフィット・ワンへの転職を決断、大規模な新システムへの移行に携わる
  • システムが動くことがゴールではない、ユーザー目線でより使いやすいサービスを実現する

ベネフィット・ワンが提供する総合型福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」は、全国で1,000万人以上のユーザーがいる。会員企業の従業員満足度の向上や健康経営を支援できるのは、サービスを下支えするシステムが正常に動いてこそ実現できるもの。より多くのお客様が快適に利用するために、ユーザーの見えないところでシステムの改善や安定的な運用に向けたたゆまぬ努力を続けている。

PROFILE
株式会社ベネフィット・ワン【第一生命グループ】

加藤 由宇太

情報システム事業部 開発・運用部 事業基盤推進グループ 製品基盤構築運用チーム

2020年2月中途入社

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工学部から新卒で入った会社ではデータベースの構築をメインに関わり、3年半の勤務を経て、ベネフィット・ワンに転職した。全体のシステムのクラウド化に関わる大型プロジェクトにも中心メンバーとして関わるなど活躍中。入籍したばかりで、新居の家具選びが最近の楽しみ。

ゲームづくりに憧れてITを学びシステム構築の仕事を選ぶ

将来はゲームを作る仕事に関わりたいと、大学ではコンピューター系の学科を専攻していましたが、実はあまり真面目に勉強をしていた学生ではありませんでした。スポーツ系のサークルでコミュニケーション能力を買われて副代表を務めるなど、まとめ役は好きでしたが、就活も遅めでのんびりした学生生活だったと思います。新卒で入社したのは、大学の就活イベントで巡り合った会社で、顧客企業のもとに常駐してデータベースを構築する仕事に就きました。

お客様先にひとりで常駐するケースもあるようですが、幸いなことに私の職場には同じ会社の先輩数名がいたので、気軽に質問もできて「チーム」の意識を持てる仕事しやすい環境でした。最初は右も左も分からないのは当然ですが、先輩に教わりやすかったおかげで、比較的早くに成長できたのではないかと思います。在職3年ほどでしたが、最後には大きなプロジェクトを任せていただきました。納期が短いうえに、難易度も高く誰でもすぐにできるような業務ではなかったので、中核として関われたことには喜びや自信の成長を実感する場面もありました。

ただ30歳を目前に控えて、これからのキャリアを考えたときに「このままお客様に言われた通りのシステムを構築し続けるのだろうか」という下請け業務の仕事に疑問が湧いてきたのです。この時点ではまだ「自社のサービスのITを支える」という明確な仕事をイメージしたわけではありません。ただ少なくとも、要件定義や設計など上流工程と言われる仕事に就くなら転職するしかないのではないかと考えたのでした。

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ベネフィット・ワン入社で知った自社サービスを支えるおもしろさ

すぐに転職エージェントを頼りましたが、自分のスキルと会社側が求めているものがマッチしないと、なかなか中途採用では結果に結びつきません。いくつか紹介を受けた企業の中にあったのがベネフィット・ワンで、巨大な顧客データベースを取り扱うため私の経験が活かせると思いました。面接では、データベースに限らず「幅広い業務に携わってほしい」と言われた点も、給料のテーブルという点も魅力的に映り、ぜひ入社したいと思いました。会社から求められる部分と、自分のやりたいことが合うのは大事なことだと思います。

最初の配属はシステムの運用部隊で、今作動しているシステムに何か障害が起きたらすぐ対応する部署なので、土日や祝日も電話がなれば出動していました。今までとは異なる仕事だったものの、普段は4~5名ぐらいのチーム、さらに大きなグループという単位で横方向でも会話をしながら仕事するので、前の会社以上にスムーズに仕事ができる充実感もありました。
以前の仕事とは違い「この作業がなんのためか、何につながっているのかイメージできる」というのも自分で思っていた以上に喜びが大きいことが分かりました。やはりお客様とはいえ、まったく別の会社の一角に間借りするのと、自社サービスを同じ社員同士で扱うのは仲間意識のレベルがまったく違います。入社したのが2020年2月で、直後にはコロナ禍で完全な在宅勤務となりましたが、それまでのわずかな期間でも会話を重ねて、信頼関係を作れていたので、戸惑いはありませんでした。

社内では同じ部門以外の営業やサービス開発など関わることが多いのですが、相手がシステムの専門用語に詳しくない場合がほとんどです。一方で、IT部門には難しい説明しかできない人も少なくないため、私は普段から、誰が聞いても分かるようにかみ砕いて説明することを意識していました。「加藤さんの説明だと、システムに詳しくない人でも何が問題になっているのか、どうすれば実現できるかが分かるんだよね。すごく助かっているよ」と声をかけてもらったことがあり、これもうれしかったです。自分の持ち味であるコミュニケーション能力を活かせたかなと思います。

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自身の成長を実感した2年がかりの巨大プロジェクト

入社から約2年、現在も進行中の大きなプロジェクトに、自分が思っていた以上の責任ある立場で関わっています。これまで全国1,000万人のデータベースをはじめあらゆるデータが社内サーバーに蓄積されたいものをクラウドに置き換えつつ、システム自体も最新のものに更新しようとするものです。私がいるのは基盤グループと言って、クラウド化を推進するうえでの土台を整備する部分です。ただ実際にシステムが動いている中でさまざまなテストを実施しなくてはなりません。何かエラーがあった場合のユーザーへの影響範囲を想定しながら、グループのメンバーで慎重に確認したり、影響の少ないものは本番の環境でチェックするという時間との戦いと安全性を両立させる仕事です。これまでに味わったことのないやりがいとプレッシャーの両方がありますが、チーム内の連携をうまく取ってお互いの仕事をカバーするのが肝だと思っています。

またシステムの移行にあわせて、新たな認証技術も採り入れることになり、こちらはプロジェクトマネージャー、リーダーに近い責任ある立場を任されました。認証技術はシステムのセキュリティの根幹を成す、とくに間違いがあってはならない部分です。パートナー企業や社内でのスケジュール調整も担い、テストを重ねることで予定通り導入にこぎつけられました。入社した頃の自分自身の経験値や業務の幅を思えば、想像できないくらいの大きな仕事に携わているのは、本当にありがたいです。

社外でも自分の仕事に誇りを感じられる瞬間が増えています。たとえば電車の中で、隣の人がスマホで当社の「ベネフィット・ステーション」で映画鑑賞やフィットネスの計画を立てているのがちらっと見えたときなどは、社会や働く人のためになっているのだと充実感を感じます。会員限定でUSJの貸切イベントが行われたことがあったのですが、パーク内にいらっしゃる方が全員、お客様なのだと考えたら胸が熱くなりました。

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自分の好奇心次第で可能性はさらに広がる

「システムが動いていればOK」とは決して思いません。大切なことはユーザーのみなさんが使いやすく、わかりやすいサービスであることです。システムを作る部署であっても、ユーザー目線を忘れてはいけないと常に自分に言い聞かせています。当社の福利厚生サービスは、自分たちもユーザーのひとりとして使える点がいいところなので、ユーザーの気持ちになりやすいはずです。サービス内のページ数や機能があまりにも豊富で、ユーザーによって表示されるページが変わる場合も多いため、全容を知るのは大変ですが日々研究を続け「なぜこのような動きをするのか。もっと良い方法はないか」にこだわっていきます。

会社のカルチャーとしても、やりたいことがあればどんどん任せてくれる風土があります。
私が業務の幅を広げた結果、ますますいろんな仕事に興味が湧いてきたのもあるのですが、あまり部署の役割などにとらわれず「興味あるなら、別部署のミーティングに一度参加してみれば?」というカジュアルな感覚で自分の知見を広げられるのは、働きやすいと思います。ほかにも「ジュニアボード」という当社独自の制度があり、この1年、情報システム事業部の代表として直接社長と意見交換する機会に参加させてもらいました。若手の役員会という意味があるのですが、全社員の若手から部署を越えて10名が選抜される制度です。オフィスのフリーアドレス制度も何年も前から、ここでの発案がきっかけで採用されたアイデアもいくつもあります。従業員が1000名を超える企業で社長と直接話ができるのも貴重ですし「よし、やってみよう!」というスピード感にも驚かされます。

他の部署を代表するメンバーとの距離も近づき、今後、自分次第でもっと大きな仕事にチャレンジできると思うとワクワクします。福利厚生にとどまらず、より多くの会社員が充実感と幸福感をもって仕事に取り組める社会の実現に、私も貢献していきたいです。

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