「ベイシア」ならではの地域への貢献。店舗でも、本部でも、その喜びが味わえる。

「ベイシア」ならではの地域への貢献。店舗でも、本部でも、その喜びが味わえる。

「ベイシア」ならではの地域への貢献。
店舗でも、本部でも、その喜びが味わえる。

このストーリーのポイント

  • 地域に新たなコミュニティを創出する力に惹かれて、ベイシアへ
  • オープニングスタッフ、店長と、新人時代から挑戦を重ねる
  • 人財の育成を通じて、さらなる“For the Customers”を

入社1年目から新店のオープニングスタッフを担当するなど、様々な経験を通じて自分を磨いてきた。それらを活かすべく、現在は人財育成に取り組む。未来のベイシアのために、未来の人財づくりを進めていきたい。

PROFILE
株式会社ベイシア

宮原 陵介

人財育成部 第一トレーナーグループ
2013年入社

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経営学部卒。埼玉県出身。「ベイシア寄居北店」「ベイシアスーパーマーケット深谷国済寺店」「ワールドスポーツ西部モール店」「ワールドスポーツ山梨店」副店長、「ワールドスポーツ本庄早稲田店」副店長、「ワールドスポーツ渋川店」店長を経て5年目に教育部(当時)に異動。組織改編により2021年より現職。

お店ができると新たなコミュニティが生まれる

就活サイトで「ベイシア」の名前を見つけたとき、中学生の頃のある記憶が甦ってきました。
私は埼玉県北部の出身なのですが、中学生の時、近所に大きなスーパーがオープンしました。「ベイシア寄居北店」です。何もない小さな町にとってはまさに一大イベントでした。誰もが楽しみにしていたスーパーで、そこへ行けば同級生の誰かがいたり、知り合いの家族連れに会ったりしたことを覚えています。
当時は中学生ですからそんなに深いことは考えなかったのですが、今になって思うと、ベイシアによって町に新しいコミュニティが誕生していたのでしょう。

そんなことを思い出して、就職先としてベイシアもいいかなと考えるようになり、改めて店舗を見学に行きました。店内は大勢のお客様でにぎわっていて、あちこちで井戸端会議が開かれていたり、子どもたちが走り回っていたりしました。その様子を見て、こういう形での地域貢献をしてみたいと思うようになりました。
何よりも衣食住がワンストップでそろうスーパーセンターという業態だからこそ生まれたにぎわいがあって、小売業の他社も見学はしましたが、ベイシアのお店の雰囲気が一番良いと感じました。

入社して最初に配属されたのが、地元の「ベイシア寄居北店」です。かつて自分がお客様として立ち寄っていた店舗に今度は社員として立つのは、不思議な気持ちでした。
相変わらず同級生が買い物に来ましたし、友人の両親がパート社員として働いていました。そんな中で働くのは少し照れくさくもあったのですが、皆さんにとても可愛がってもらいました。地域に密着した仕事ならではの喜びです。

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経営者としての姿勢やスキルを学ぶ

新店の立ち上げは、小売業で働く社員にとって一つの醍醐味です。ベイシアでは若手社員にもオープニングスタッフとしてのチャンスがあります。私も1年目でありながら「ベイシアスーパーマーケット深谷国済寺店」にオープニングスタッフとして異動しました。当然、店舗では一番の若手ですので、先輩社員に教わりながら準備に奔走しました。とてもいい学びができたと思います。
オープニングスタッフとしてはプレッシャーや緊張感がありますが、やりがいも非常に大きかったです。新しい店舗を立ち上げ、足を運んでくださるお客様がだんだん増えていき、私の顔も覚えていただいて、それにつれて売上も伸びていきます。ちょっとずつ、着実に地域に浸透していくという実感は大きなやりがいでした。 “For the Customers”という経営理念の体現を実感できました。

次に異動したのが、今はもうない業態なのですが、スポーツ専門店の「ワールドスポーツ」という店舗です。スーパーマーケットの仕事が楽しかったので、もうちょっとやりたかったという気持ちの一方、私自身スポーツが好きなのでぜひ挑戦したいという思いもありました。
結局「ワールドスポーツ」は4店を経験し、2年目は副店長、3年目には店長も務めました。経験の浅い若手であっても副店長、店長となれば経営者です。どのように売上を上げ、利益を出していくか、一つひとつの施策に対してシビアに取り組みましたし、リーダーシップも求められました。この経験で、1人のビジネスパーソンとしての実力を磨くことができたと思っています。ここでの組織を動かしていった経験が、現在の人財育成部での仕事に活かされているのは間違いありません。入社1年目から3年目という若手のときにこのようなチャレンジができたことを、ありがたく思っています。

副店長として赴任した「ワールドスポーツ山梨店」はベイシア山梨店に隣接しており、一昨年の夏、このスーパーに出張で立ち寄りました。折あしく落雷で店舗が停電し、私はお客様の誘導の手伝いをしました。すると真っ暗な店内で「宮原さんじゃないですか」という声がしたのです。
驚いて振り向くと、誘導しているお客様の中に、私が副店長時代に一緒に働いていたパート社員がいらっしゃったのです。本当にすごい偶然で、驚きました。そして「声だけでわかりましたよ」という言葉に、とても温かい気持ちになりました。社員は異動して別の店舗に行きますが、パートさんは地域に根付いて暮らしています。私のことを、何年過ぎても同じ仲間として覚えてくれて、声をかけてくれる、その関係性が嬉しかったです。

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教育による人づくりを通じて、地域に足跡を

5年目に教育部(当時)への異動が決まりました。組織経営にはヒト・モノ・カネという資源をいかに活用するかが重要です。私はそれを副店長、店長の経験を通じて学びました。その中で特に「ヒト」という資本に特化した仕事を任されることになったわけです。上司にもそのようなことを言われた記憶があります。
自分としては特に意識したのではないですが、「ヒト」に関する業務にポテンシャルを発揮できるのではないかと、私のことを評価してくれていました。一人ひとりをしっかり見て、本人も気付いていない可能性を引き出してくれる、そんな風土がベイシアにはあります

初の本部勤務となった教育部では、主に教育・研修や、新入社員が組織に定着するまでのオンボーディングといった業務を担当しました。まさに私が店舗で経験し、培ってきた知見を発揮できる仕事でした。だからこそとても楽しかったです。
店舗の善しあしは人財で決まります。特に新店なら、なおさらです。その意味でも私の仕事は責任が重く、非常にやりがいがありました。店舗を訪ねて、私が研修を担当した若手社員が笑顔で働いている様子を目にするのは、本当に嬉しいものでした。

新店のオープン前には、店長と二人三脚で準備に奔走しました。パート社員の募集にも携わりましたし、応募してくれた方への教育も行いました。もちろん私がお刺身の切り方を教えることはできませんから、鮮魚部門の社員に協力を依頼します。そうして周囲を巻き込みながら人を育て、開店に向けて準備を進めていきました。
その結果、オープンを迎える瞬間の喜びは格別です。驚いたのは、オープンの朝、たくさんのパート社員が感動して涙を流してくれたことでした。スーパーマーケットができると地域が変わるというお話をしましたが、同じ地域に暮らす大勢のパート社員が全力で準備を進めてくれていたのです。お客様には見えない場面ですが、私はこれも大切な地域貢献の形だと感じ、とても嬉しかったです。
何もなかったところにスーパーマーケットができて、地域に新しいにぎわいが生まれていく。人財育成を通じて、そこに自分の足跡を刻むことができたと思いました。

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“For the Member”の先の、さらなる“For the Customers”

2021年、教育部は人財育成部へと変わりました。創業以来、28年で売上3000億円を達成したベイシアでは、5年後に売上5000億円を達成することを中期経営計画に掲げており、この背伸びした目標のためには社員一人ひとりが成長しなくてはなりません。そうした使命のもとで発足したのが人財育成部です。
ここで私はまず、社員が自律的に成長できる組織風土の実現を目指し、上司が部下の成長をサポートするための、管理職向け1on1を導入しました。
当社はもともと風通しの良い社風ですが、真面目で責任感の強い社員が多いことも相まって、上司が部下に初めから正解を教えてしまうことが多く見られました。
しかし、社会の中で、多様性が広がり複雑性が増している現在、絶対的な正解はありません。誰しもが正解を持ち得る中で重要なのは、部下自身も主体的に考え、自由に表現していくことだと捉えています。
そこで、部下が経験を効果的に振り返り、自分自身で解決策を導き出し、成長へとつなげる「部下が主語の成長支援」を実現するために、1on1ミーティングを導入しました。

手応えは十分で、特に「自分の視野が目の前の業務に偏りがちになってしまうところを、一段上の視点で考えるきっかけになった」「上司からアドバイスをいただく際に、自分の意見を用意する習慣がつき、主体的に行動できることで仕事がより楽しくなった」という声をもらえたのは嬉しいかぎりです。

新評価制度の導入にも取り組んでいます。これは、報酬を決めるための考課から人財育成のための評価へと変えていくためのもので、本格的な運用はこれからです。
ベイシアでは人事について“For the Member”というミッションを掲げています。新評価制度の導入はまさに社員が成長できる会社を実現するためのものです。社員が成長すればお客様の満足度はより高まっていき、 “For the Customers”のさらなる推進につながっていくことは間違いありません。

この先も私は、人事パーソンとして会社に貢献していきたいと考えています。ベイシアを選んで入社してくれた皆さんには、自己実現できる環境を用意したいですし、しっかりサポートしていくことで、「ベイシアに入ってよかった」と思っていただけるようにします。入社してくれた皆さんにも、一人ひとりが主体的に仕事と向き合い、キャリアを切り開いていただきたいと思っています。
ベイシアは、「お節介な会社」です。困っていれば絶対に誰かが手を差し伸べてくれますし、孤独感を抱かせるようなこともありません。なにか困ったことがあれば、些細なことでも相談してください。私たちが必ず力になります。皆さんが輝ける場は、きっとここにあると確信しています。

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