諦めなければ人は必ず成長できる。生命保険を通じて人々の安心を支え、感謝される仕事の醍醐味。
諦めなければ人は必ず成長できる。生命保険を通じて人々の安心を支え、感謝される仕事の醍醐味。
このストーリーのポイント
- 「一緒に働きたいと思える人がいる会社」を探して、朝日生命保険を選ぶ
- 指導してくれた上司からの厳しい言葉がきっかけで自身も指導者としてトレーナーを志した
- 「お客様を直接支えるのは自分たちだ」という誇りを持ち続けていたい
朝日生命保険では、女性が活躍する企業の実現を目指し、女性従業員の声や視点を積極的に取り入れ、「女性のキャリア開発」や「仕事と家庭の両立支援」に取り組んでいる。結婚や育児、介護などで働き方が変わっても、長く活躍できるキャリアプランづくりを行ってきた結果、女性リーダー比率は31%に達した。プレイヤーとしての営業職からマネジメント力を発揮できるキャリアを築いていくための入口となるのがトレーナーだ。トレーナーの職務としては、チームメンバーの働きがいやその先にいるお客様の安心を支える大きな責任を担う。
朝日生命保険相互会社
村田 栞
本社営業本部
法人マーケット開発室
入社から最短となる4年目(※)でキャリアパス(昇格銓衡に合格)して、トレーナーに就任。7名のメンバーからは「母のような心が広い存在」と言われるほど慕われている。もっとも大事にしているのはメンバーとのコミュニケーションで、仕事終わりにはたびたび食事に出かけるなど、プライベートの会話も欠かさない。
(※)現在は1年6カ月でトレーナーに移行します
上下関係の壁を感じさせない気さくな雰囲気に惹かれた
日本の大学に通っていたのは2年ほどで、残りの2年間は中国・上海の大学に留学しました。きっかけは、「金融や商業の知識があれば社会に出てから稼げるようになる、中国語まで習得できればかなり希少性のある人材になれるはず」と考えたためです。ただ、大学4年間で2つの大学、8年分の単位を取るのは想像以上にハードで、しかも中国語を使って経営や経済、金融知識を学ぶのは大変でした。中国にいた間はひたすら勉強した思い出ばかりですが、無事に卒業できたのは現地の人たちに助けられたおかげで、そこから人のつながりの大切さを学びました。だから就職活動にあたっては単純に金融系の会社に行きたいというだけではなく、「一緒に働きたいと思える人がいる会社を選ぼう」と考え、社員の人柄を重視するようになりました。
最初は、朝日生命のような女性比率が圧倒的に多い職場は「人間関係でギクシャクすることもあるのではないか」と、ずっと共学校で育ってきた私には少し抵抗がありました。ただ面接や社内見学を通じてフラットで接しやすい人たちが多いと感じたため、入社を決めました。実際にあらゆる上司や先輩が、姉や友人のように接してくれ、どんなことでも相談に乗ってもらえる環境だったので、私の直感は正しかったと思います。
「本気でお客様に貢献できているか」上司からの手紙と変化
私の入社時は最短でも3年間は営業職務に従事しました。その間はトレーナーがついてくれて日々さまざまなアドバイスをしてくれます。私の入社時のトレーナーは、社内見学で案内してくれた気さくな面接官の方でした。私がポジティブな気持ちで仕事に取り組めるように励ましてくれ、契約をいただいたときなど、仕事の成果を褒められると一層誇らしい気持ちになったものです。当時は目の前の仕事を覚えるので必死でしたが、よりよい成果を出すために毎日相談できる上司が温かく見守ってくれたおかげで、着実に成長できてきたと思います。
より鮮明な記憶として残っているのは、上司から手紙をもらったことです。その手紙には周囲の応援に対し、私が全力で応えようとしていないのではないか、本気でお客様に貢献できているのかという厳しい言葉も並んでいました。一生懸命仕事をしている自負はあったので反発する気持ちも芽生えましたが、尊敬するトレーナーからの言葉を素直に受け止め今一度気を引き締め直しました。私たちの取り扱う生命保険は、お客様が安心して日々の生活を過ごせるようにすることが最大のミッションです。トレーナーの言葉のおかげで、「お客様が将来を不安に感じることなく、さまざまなライフイベントを迎えられるようにサポートし続ける」という想いが常にぶれなくなったと感じます。結果として、より多くのお客様から頼っていただけるようにもなりました。
褒めるだけでなく、ときには耳が痛いことを言ってくれる人ほど大切な存在はないと思います。私たちが「誰のために仕事をしているか」を考えるよいきっかけになったと同時に、私もこの上司のようにトレーナーとなって後輩の道を照らしたいと、トレーナーの道をはっきり意識するようにもなりました。当時トレーナーになるには成績だけではなく、筆記試験も受けるのですが、このときは週末もフルに勉強時間に充てていました。留学時代以来のハードな勉強を頑張れたのは、トレーナーになることで朝日生命というチームのためにも、また、より多くのお客様への貢献にもつながるはずだと考えていたからです。
(※)現在は入社後1年6カ月でトレーナー職制に移行します
諦めないで努力し続けることが成長への道
現在は7名の部員の育成や指導を任されていますが、性格は十人十色です。適切なマネジメントもそれぞれで、普段から快活な人も、おとなしいメンバーもいますが、ただ共通して必要だと言えるのは「諦めてはいけない」ということです。私も粘り強い性格だと言われてきましたが、部活動や留学経験、これまでの仕事を通じて最後までやり遂げる責任感のようなものは自然と育まれた気がします。
メンバーの目標がやり遂げられるように「いつでも、なんでも相談してもらえる関係を築くこと」に、もっとも注力してきました。そのためにとにかくコミュニケーション量を増やそうと、事あるごとに話しかけてきました。私自身が迷った際にもトレーナーが支えてくれたように、ひとりきりで頑張る必要はありません。ときには弱音を吐いてもらっても構いません。困難なことがあっても諦めることなく努力をし続けるには、心をさらけ出せる上司の存在はとても重要なものです。
この「いつでも、なんでも相談してもらえる関係を築くこと」の大切さは、お客様と接するときもまったく同じで、お客様から信頼を寄せていただき、長く暮らしに寄り添っていくことが私たちの使命です。それにはお客様のことを深く知り、言いにくいことも言ってもらえる間柄でありたいと考えてきました。だからお客様との商談時にも生命保険とは関係のないおしゃべりの時間を大切にしますし、メンバーとも仕事の相談と同じくらいプライベートの話もしています。
入社して間もない新入社員の中には、思うような営業成績を出せずに悩むメンバーもいます。このとき、ただこちらの考えを押し付けるだけでは、これまで築いてきた関係性が崩れてしまいますし、まじめな性格の人ほど必要以上に自分を追い込んでしまいがちです。そこで下を向かないように、一緒に営業先のリストを作り直したり、お客様のもとへ同行訪問したりしました。はじめはお客様との会話を恐がっているようにも見えましたが、徐々に結果が出始めると数か月後には「最近は仕事が楽しいです」という発言も聞けるようになりました。「いいね。なにがあったの?」と尋ねたら、お客様からかけられた感謝の言葉が変化のきっかけになったということでした。お客様の人生を支えるという実感とともに、成長できる素晴らしい仕事だと、改めて実感しました。本人の努力はもちろんですが、こちらも諦めずに指導を続けていると、開花するタイミングは突然やってくるのだと思います。
よりスケールの大きな仕事を通じて貢献し続けたい
私自身、多くのお客様からいただいた「村田さんに任せたい」「あなただから契約する」などの言葉に支えられて、やりがいを感じてきました。後輩たちにも同じような経験を多く積ませたいと思っています。それが積み重なれば、より多くのお客様の人生や生活を支えていることにもつながり、社員自身の人生も豊かになるからです。もとは自分のことや目の前のお客様のことしか見えていなかった私でしたが、トレーナーになり責任が増すとともに視野が広がり、さらに多くのお客様の人生をサポートしたいという想いが強くなりました。トレーナーとなりマネジメント業務が増えると、直接お客様と顔を合わせる機会は減りますが、メンバーを通じてお客様のことを想いながら日々仕事ができています。だから次は「トレーナーを育てていく仕事」にも挑戦したいと思っています。今よりもさらにスケールの大きな業務で、より多くの方たちの人生に関わりたいというのが目標です。
今はまだ先の話だと思っていますが、やがて出産や育児を経ても、いつまでも楽しく仕事を続けたいという希望があります。幸いなことに、女性が多く活躍している環境なので、ライフステージが変わることの影響は心配していません。ただ生命保険という目に見えない商品なので、「お客様を直接支えるのは自分たちだ」という誇りを持ち続けていたいです。そのような想いも後輩に引き継いでいきたいですね。