仕事も、子育ても、欲張りに楽しみたい。地元に暮らしながら、その想いをかなえる。
仕事も、子育ても、欲張りに楽しみたい。
地元に暮らしながら、その想いをかなえる。
このストーリーのポイント
- 充実したワークライフバランスを求めてAIG損害保険株式会社へ
- 仕事を通じた成長を実感しながら、子育てもしっかり楽しむ
- 自らの意思で“転勤しない”という働き方を選択する
自分の人生だから、働き方は自分で決める──。そんな志で仕事と家庭を両立させている2人。地元に根を下ろして生活できるという安心感も、働き続ける上でのエネルギーに。
AIG損害保険株式会社
西 愛子
東海・北陸地域事業本部
名古屋支店営業第三課
2011年7月入社(中途)
岐阜県出身。新卒で地元の印刷会社に入社。その後、通信関連企業の営業職を経て、2011年に入社。名古屋支店でソリシターとして保険専業代理店へのフォローを担当している。名古屋市在住。夫、2人の娘の4人家族。
坂下 記美
東海・北陸地域事業本部
名古屋支店営業第三課
2012年4月入社(中途)
愛知県出身。第一子出産後、地元の不動産会社に就職。約4年間勤務した後、2012年に入社。名古屋支店でソリシターとして保険専業代理店へのフォローを担当している。愛知県知多郡在住。夫、4人の子供の6人家族。
子育てのために仕事をおろそかにはしたくない
──お2人とも東海地方のご出身ですね。AIG損害保険株式会社への入社の経緯を教えてください。
坂下 私は地元の会社で経理と営業を経験した後、AIG損害保険株式会社に転職しました。子育てしながら働くためには地元企業がよかったのです。地元の会社での仕事はやりがいがあり、楽しみながら打ち込めたのですが、どうしても土日・祝日の接客が中心となるため、子供と一緒に過ごす時間が限られることが厳しかったです。繁忙期には残業も多かったですし。それで次第に転職を考えるようになりました。
西 仕事そのものは好きだったんですね。
坂下 ええ。お客さまのご希望を伺って、それにふさわしい住空間を提案する仕事はとても楽しかったです。一方で、いくら仕事が好きでも子供のことを考えたら環境を変えるべきだという葛藤はありました。
西 私も坂下さんと同じです。AIG損害保険株式会社は3社目で、前職は通信関連企業でした。もともと営業がやりたかったので、前職では法人営業として思う存分取り組みました。年齢や性別に関係なく評価してもらえる環境だったことも、私に合っていたと思います。ただ、子供が生まれてからは、仕事と家庭のバランスを取るのにとても苦労しました。頑張ったのですが、役職を持ち責任者としてハードワークしながら子育てを続けることは難しく、転職に至りました。
坂下 その気持ちは、とてもよくわかります。私がAIG損害保険株式会社に惹かれたのは、損害保険という社会貢献度の高い仕事に携われるという点でした。社員の方とお話ししたら、皆さんそのことに誇りを持ってイキイキと働いていたのです。家庭は大切にしたいけれど、だからといって仕事で成長することを諦めたくないという気持ちがあったので、ここならモチベーション高く働けると思ったことが、入社の決め手になりました。
西 私は営業として経験を積んできたので、そのキャリアを活かせる場として当社を選びました。損害保険について詳しくはなかったですが、どんな商材でも営業としてのスキルは必ず発揮できるという自信があったので、不安はなかったです。決め手となったのは、しっかりお休みが取れるという点ですね。土日・祝日はもちろんのこと、子供が熱を出したときでも気兼ねせずに休める風土に惹かれました。
坂下 お休みについては私もマストの条件でした。女性が様々なライフイベントを乗り越えながら長く働く上で、この点は必須だと思っています。当時、子育てしながら正社員として働いている女性は一般的に少ないと感じていましたが、今は着実に増えてきたと感じます。
人生の大先輩に学びながら
──ソリシターというお仕事について、やりがいなどを教えてください。
西 私も坂下さんも入社以来ソリシターとして働いています。ソリシターの仕事は、保険代理店に対して目標達成のサポートを行うこと。つまり間接営業です。
坂下 代理店はご自身で独立・起業された方ばかりですので、私からすれば人生の大先輩です。常にリスペクトの念を持って接していますし、中途半端な気持ちでサポートしたら見透かされてしまうという怖さもあります。そんな緊張感の中で次第に信頼関係を築いていくところが一番の面白さですね。
西 目標の数字を達成していただくために具体的な施策を提案したり、保険を販売する際の新たな切り口を提案したり、訪問先への営業同行をすることもあります。
坂下 代理店の方々はバックボーンもキャラクターも様々ですから、それぞれのニーズを的確につかんで提案しなくてはなりません。このあたりもソリシターとしての腕の見せどころです。
西 そこは一番の醍醐味ですよね。代理店はAIGの商品だけを扱っているのではなく、他社の代理店も務めていることが多いです。私たちが働きかけたことで、AIGの商品やサービスの良さが届いて、保険販売につながったときは、本当に嬉しいです。私のサポートが届いたんだという達成感が得られます。ソリシターは間接営業ですので直接販売するわけではありませんが、代理店の業績が伸びていくと、自分のことのように喜びを感じます。
坂下 西さんは前職も含めて営業としてのキャリアが長く、スキルも高いので、フォローしていただくこともあります。“お姉さん肌”のところがあってとても面倒見がよく、いつも頼りにしています。
西 自分でも「お節介かな」と思うことがありますが、できるだけ力になりたいと思っています
坂下 ソリシターとしては他社との競争も意識しなければなりませんが、当社の強みについてはいかがですか。
西 私が感じるのは、コンサルティングを通じてお客さまのニーズにうまくカスタマイズした商品を提案できる点ですね。加えて“出口”、つまり保険金のお支払いのところでの満足度が高いことも大きな強みです。私はこの点を強調してお伝えしていますし、代理店の方々も高く評価してくださっていると思います。
望む土地で働けるという安心感
──ワークライフバランスについて、どんな点に魅力を感じていますか。
西 女性が働く上でライフイベントとの兼ね合いは大きな課題ですから、お休みがしっかり取れるというのは重要ですね。
坂下 土日・祝日が休めるのは当然のことで、有給休暇も完全に消化しています。私は入社後、産休・育休を2回取得しましたが、上司も同僚も快く私を送り出し、復職を迎え入れてくれました。
西 育休取得後の復職には、みんなウェルカムです。
坂下 助かるのは、「フレックスタイム制度」ですね。私は子供を保育園に送り届けてから出勤しているのですが、ちょっと遅れたとしても遅刻扱いになりません。この制度は全社員に適用されており、柔軟な働き方ができます。
西 希望勤務地制度の「Work@Homebase」は、特に地元で働き続けたいと希望する私たちのような社員にはとてもありがたい制度です。原則として会社都合による希望勤務エリア外への転勤がないという制度で、私も坂下さんも転勤なしの働き方を選択しています。
坂下 これは女性だけに限ったことではなく、育児や介護の都合でどうしても地元を離れられない社員は男性にも多いはずです。金融業界は転勤が多いというのはかつての常識でしたから、以前ならば転勤を命じられて不本意ながら退職せざるを得ないケースもあったと聞きました。自分の生活の事情に合わせて希望の勤務地から離れずにすむのは、素晴らしいことだと思います。
西 転勤の有無や希望勤務地は、ライフステージに応じて変更することも可能です。
坂下 子育てが一区切りするなどライフステージの変化に合わせて、転勤を希望するかどうするかを自分で決められるのがいいですね。私も将来的には違う土地で働くことを希望するかもしれません。多くの選択肢があるというのは、長く働く上で大切なことだと思います。
西 自分で決められるという点では、日々の業務についても同様です。ソリシターは代理店という相手のある仕事なので自分の都合だけで仕事を進めるわけにはいきませんが、それでも自分で業務を管理しながら取り組むことができます。
また、職場全体で早く帰ろうという意識が定着しており、残業していると上司から「早く帰りな」という声もかかります。誰かに遠慮して先に帰りづらいということはまったくないですね。
もっと女性が活躍できる社会のために
──これからの目標について教えてください。
坂下 これまでの経験を活かし、営業推進や営業戦略立案に携わり、女性の活躍する場の拡大に貢献できればという気持ちがあります。また、常に職場全体を盛り上げて、名古屋支店に不可欠の人材と言われることを目指します。
西 女性活躍という点で日本はだいぶ変わってきたとは思いますが、まだまだ十分ではないというのが実感です。特に子育て中の女性が最前線で十分に力を発揮するための仕組みづくりは、これからではないでしょうか。私自身、女性が今まで以上に輝ける環境づくりに取り組み、仕事も家庭も欲張りに楽しめる社会の実現に寄与したいと思っています。そのためにもまずは管理職を目指し、マネジメント力を磨いていきたいと考えています。
坂下 確かに私自身、子育てしながら仕事を続ける中で、様々な壁にぶつかってきました。後輩の皆さんにはぜひポジティブな思考を大切にして、前向きに進んでいただきたいと思います。道はきっと開けるでしょう。
西 同感です。大切なのは、自分自身がどう歩んでいきたいかという志をはっきりと持つことですね。就職活動を通じて、その志をかなえるためにふさわしい環境を見つけていただけたらと思います。