あなたと一緒につくるインターンシップにしたい。
あなたと一緒につくるインターンシップにしたい。
AIGがこの夏スタートする「AIG Japan Academy」は、同社にとっても新たなチャレンジとなる意欲的なインターンシップ。非常にオープンで、誰でも参加しやすい内容である一方で、参加者の声を柔軟に採り入れて一緒につくりあげていきたいと考えています。その狙いについて伺いました。込められた想いはとても熱いものです。
AIGビジネス・パートナーズ株式会社
猪股 雄介
人事部採用チーム
2011年新卒入社/Instructional Design Development専攻
社会に貢献できる仕事に就きたいと考え、幅広い領域のリスクを扱える損保会社に興味を持つ。その中でAIGの顧客志向の姿勢が自分の価値観にマッチすると感じ、入社を決めた。オペレーション部門に5年間勤務後、Job Posting System(社内公募制度)を利用して採用チームに異動。万一のときだけでなく、事故や損害を未然に防ぐ支援をするという事業戦略コンセプト「ACTIVE CARE」を理解し実践できるような“人材”の採用を通じて、顧客に貢献できることに誇りを感じている。
──インターンシップ「AIG Japan Academy」導入の背景を教えてください。
私が新卒採用を担当するようになって約1年半が過ぎましたが、その間にわきあがってきたのが、現在の就職活動のあり方に対する根本的な疑問でした。採用の早期化などにより、企業も学生も互いに深くわかり合えないまま走って、採用決定というゴールに駆け込んでいます。その結果が、入社後の「こんなはずではなかった」というギャップにつながり、早期退職という不幸な結末を生んでいるのではないでしょうか。企業にとって大きな損失であると同時に、若い人材のキャリアにとってもマイナスです。
本来の就職活動とは、企業と学生がじっくりと向き合い、熟考を重ねて理解を深める期間であるべきです。そうした思いから、ぜひ時間をかけて保険業界を学び、AIGを研究していただく場を提供したいと考えました。
また、保険業界に対して、学生の皆さんがネガティブなイメージを抱いているのでは、という危惧も背景にありました。保険そのものが学生の皆さんにとって縁遠い存在であるせいかもしれませんが、保険会社に対して先入観なく接していただき、どれだけ大きな貢献をしているか、知っていただきたいと考えています。
さらに外資系企業に対して抱きがちな“ドライ”“冷たい”というイメージも払拭していただきたいと考えました。AIGは非常にオープン&フラットな社風で、常に開拓者として新しい挑戦を続けています。その一方で、挑戦の結果失敗しても切り捨てられることはなく、むしろ再挑戦を後押ししてくれる風土があります。そんな和魂洋才の、“いいとこ取り”がAIGのカルチャーなのです。こうした企業像を先入観なく理解していただきたいという想いも込めています。
──今年が初めての開催ということですが、ご苦労はありましたか。
今も申し上げたように新しい挑戦を歓迎する社風ですので、社内でこの企画に対する反対の声はなく、人事部だけでなく部門の垣根を越えてOne AIGとしてこの挑戦に取り組んでいます。
AIGの重要な事業戦略コンセプトとして「ACTIVE CARE」があります。保険というと「わかりにくい」「万一の時にならないと価値を実感しづらい」と思う方も多いかと思いますが、テクノロジーやグローバルの知見を活かした、シンプルでわかりやすいお客さま目線のアプローチを通じて、事故や損害を未然に防ぐ支援を行っていこうという考えです。それによって未然に防ぐことのできるリスクがあるはずです。現状の就職活動によってもたらされるリスクを事前にケアしようという「AIG Japan Academy」の狙いは、この「アクティブケア」のコンセプトに通じるものです。つまり会社の経営戦略と重なるという点でも、社内の期待は大きいと感じています。
──「AIG Japan Academy」のポイントについてご紹介ください。
一言で言うと、非常にオープンで参加しやすいインターンシップです。
7月から12月までの6ヵ月間、毎月2回のセッションがオンラインで開催されますので、インターンシップへの参加を希望される方は、このセッションを受講していただくことになります。テーマとしては「業界研究」「企業研究」「就職対策」といったもので、時間をかけて十分に練り込んだ内容です。単に業界について、AIGについての講義を視聴いただくという内容ではなく、社会情勢と保険がどのように結びつくのか、AIGでの働き方から「ワークライフバランス」について考えていただくなど、多角的に保険について、働くことについて考えていただくことが出来る内容です。参加を希望される皆さんは、好きなセッションを選んで受講いただければよく、また、「就職活動はまだ先だけれど興味があるので」といった1年生、2年生の参加も歓迎します。
各セッションを受講後は、疑問や意見などを、直接当社の社員にぶつけることのできる、オンラインOB訪問の機会もあります。業界のこと、会社のこと、就職活動のこと、どんなことでも自由に質問し、フィードバックをもらうことができる仕組みです。
このように、興味があれば、誰でも気軽に参加いただけるのが「AIG Japan Academy」の一番の特徴です。途中からでもいいですし、途中で抜けても大丈夫。そうした意味で、非常にオープンというわけです。
さらに「AIG Japan Academy」は今年が初回ですので、試行錯誤しながら進めていくという面もあります。皆さんのご意見を聞き、それを反映させ、時には一緒にテーマを決めるなど、お互いの声を採り入れながら協力してつくっていくようなインターンシップにしたいと考えています。私たちが一方的に場を提供するのではなくて、同じ目線で一緒につくっていくわけで、これこそがまさに「アクティブケア」なインターンシップだと自負しています。
──参加を希望する皆さんにメッセージをお願いします。
まずは、少しでも興味があるなら気軽に参加していただきたいですね。ハードルはかなり低いと思います。
ただ、皆さんと一緒につくっていくインターンシップですから、「こんな話が聞きたい」「こんなことを知りたい」といったご意見は積極的に寄せていただきたいと思います。それにはインターンシップに参加する中で、何を学びたいか、何を持って帰りたいかという目的意識をはっきりさせることです。皆さん、それぞれの思いで参加していただければと思います。