お店のスタッフを通じてブランドの価値をお客さまに届けていきたい

お店のスタッフを通じてブランドの価値をお客さまに届けていきたい

このストーリーのポイント

  • お客さまにワクワクを提供するアダストリアの店舗スタッフ
  • 現場の社員を大切にするアダストリアの社風
  • 店長になったからこそ見える景色と取り組むべき課題

ファッションを楽しむきっかけを作ってくれたのは、「ニコアンド」のお店。訪れる度にワクワクさせられた。自分もその一員になりたいと、就活ではアダストリアを第一志望としたが想いは届かなかった。それでも諦め切れず、新卒で入社した住宅メーカーを退社。アルバイトからでも良いとの意気込みでエントリーし、販売スタッフの中途社員として迎えられることとなった。「ずっと店舗で働き続けたい」という強い意志を持って、現在は店長として活躍している。

Profile

鳥谷部 彩

株式会社アダストリア

ニコアンド営業部 店長
2016年2月入社
感性デザイン学部 感性デザイン学科専攻

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新卒で地元の住宅メーカーに入社したものの、学生の頃から憧れていたアダストリアで働きたくてキャリア採用に応募。念願を叶え、「ニコアンド」の店舗で働くことに。複数の店舗でスタッフとして勤務した後、2019年に店長へと就任。ブランドの魅力を伝えられるお店づくりに邁進している。

就活時の第一志望に中途で再チャレンジ、内定を得る

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もともと接客が好きだったこともあり、学生時代はアパレルやコンビニ、雑貨店などでアルバイトをしていました。
でも新卒で就職したのは住宅メーカー。広報企画部でPOPを作成したり、テレビやラジオに出演してモデルハウスの紹介をしていました。就職先として住宅メーカーを選んだのは、大学で感性デザインを専攻し、インテリアや広告系の勉強をしていたからでしたが、転職を機に入社10ヶ月で退社してしまいました。

転職のきっかけは、2つありました。1つは、新卒で第一志望であったアダストリアにチャンスがあれば中途で入社したいとずっと思っていたこと。もう1つは、やはり直接お客さまに接する仕事がしたいと思っていたことです。

転職することを決めるとすぐに、アダストリアにエントリーしました。ずっとアダストリアで働きたいという気持ちがあったので、もし正社員での採用がだめだったら、アルバイト採用で応募しようと思っていたくらいです。こんな強い気持ちを持ち始めたのは、盛岡や青森のニコアンドのショップの影響。洋服も可愛いし、スタッフも素敵でした。私もこういうお店で働きたいとずっと憧れていました。

選考がスムーズに行き、無事採用されました。家族も、「やりたいことをやったら」と応援してくれたのが嬉しかったです。実は、アダストリアの面接ではビジョンを聞かれました。当時の私は「ずっと店舗にいたい。店長になるのが私の最終ビジョンです」と答えました。

当初、最終ビジョンであった店長。入社4年目で夢を叶え、新たに見えてきたこと

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入社後まずは、神奈川県の店舗に配属となりました。1年半くらいいましたが異動になり千葉県の店舗へ。その後、2018年11月から千葉県内の別の店舗に、2019年6月から同店の店長に就任しました。ブランドはずっと「ニコアンド」です。店長としてはスタッフの指導・育成はもちろん、売上も含めて店舗全体の管理を行っています。

今までで強く印象に残っていることは、初めて店舗に立った時と店長に就任した時です。

初めて店舗に立った時はふわふわした不思議な感じでした。ずっとお客さまとしてお店に訪れていましたが、今度はスタッフとしてお客さまに商品を紹介する立場となり、その違いに戸惑ったことを覚えています。アルバイトでの接客経験があったので、お客さまへの対応ではあまり苦労はしませんでしたが、スタッフとの関わり方で悩みました。副店長として入社したものの、できることは学生バイトよりも少なかったです。レジすらできませんでした。どこに何があるか、何時に何をするかもわからない状況。とにかく、皆に教えてもらえるようお願いし、それらをノートに書き留め、家で復習をしてもう一度聞かなくても済むようにしていました。慣れるまで3ヶ月くらいは掛かったでしょうか。ある日、「これってどうやれば良いですか」と逆に質問され、やっと一人前に認めてもらえるようになったと思いました。

店長就任を言われたのは、2019年5月でした。そこを目標にはしていたものの、いざ言われた時には、「まだこれも、あれもできていない」「大丈夫かなあ」という不安でいっぱいでした。もう少し副店長として学んでおくべきだったと後悔したほどです。今まで店長がやっていて自分では経験していないこと、見ていただけのことを今度は自分がやらないといけません。しっかりとしたマニュアルはあるのですが、イレギュラーが怖いんです。それって経験していないと分からないことですから。それでも、夫の励ましもあって、最後は「やるしかない」という気持ちになれました。

実際、店長になってみると抱いていた不安な気持ちは消えていきました。スタッフをはじめ、SV(スーパーバイザー)、マネージャーも助けてくれます。色々相談できるので安心です。バイトの皆とは店長になる前から一緒に働いており、私のことを良く分かってくれています。他店からの異動ではなかったのが私にとってはラッキーでした。

スタッフが育てば結果は付いてくると方針を転換

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店長になってすぐの頃は売上アップばかりを意識してしまい、スタッフに売上を押し付けていました。でも、結果として数字は全く伸びませんでした。試行錯誤を続けていく中で、「もう売上は良い。そうではなくて、スタッフが明るく働ける環境がお客さまの満足につながるんだ」と思い直しました。考え方が変わったのは、売上ばかりを気にしていることで、スタッフにも数字数字と言ってしまい、本来は接客が好きで、お客さまの笑顔をやりがいに働いてくれているのに数字のための接客になってしまっているのではないかと反省したからです。いまは「スタッフが育てば自然に売上が伸びる」と考えて、接客に対する意識付けに重点を置いています。

いま私が店長として心がけているのは、「価値のある時間を作りましょう」という店舗の目標を実現することです。お客さまにはお店に来て楽しかったとか、良い品物が買えたと思っていただきたいです。また、スタッフがもし辞めることになったとしても、ここで働いていたことが楽しかったと思ってほしいです。この目標に込めた想いをミーティングや面談の時にスタッフに伝えるとともに、「今月はこれができるように頑張りましょう」というテーマを1人ひとりに合わせて設定するようにしています。それぞれ得手不得手があるなか、社員の協力のもと、スタッフの良いところを1日1個は見つけて「ありがとう」と伝えています。

店長になってから私自身が一番変わったことは、仕事に対して自信を持てるようになったことです。サブの時は「どうしようどうしよう」「店長助けてください」でしたが、今は分からないことは誰かに聞けば教えてもらえる。また、たくさんの業務があるなかで「分からないことがあるのは仕方がない」と割り切っています。実際に分からないことがあったときには、自分が理解するだけでなく、スタッフとも共有してお店の皆ができるようにしています。スタッフが育っていくところを見るのが、一番のやりがいとなっています。

それに加えて、他店の店長や商品に携わる本部の方など、店長になって以来、関わる人が多くなり刺激をたくさんもらえています。正直店長になる前は、「このまま店長になれなくても良いかな」と思っていたことがありました。今となっては店長になって本当に良かったと実感しています。

アダストリアの良さは、本当に良い人しかいないということ。出会う人皆が、お客さまやスタッフのために一生懸命なんです。SVやマネージャーは売上が取れていなくても「あなたのおかげで、お店の雰囲気がとてもよくなったね」と、MDやVMDも「お客さまにブランドの想いを届けてくれて本当にありがとう」と言ってくれます。そう声をかけてもらえると少しでもブランドに貢献できている気がしてやる気が湧いてきます。

自分の強みを生かした店舗づくりが今後の目標

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もちろん、店長としての課題はまだまだ沢山あります。第一には数字を作ること、結果を残すことです。ありがたいことに、数字だけを見て本部や上司から何かを言われることはありません。言われないからこそ、自分が主体的に結果を残そうという気持ちになっています。そのために、スタッフの教育以外にも、店頭に立つ時間を少しでも確保し自分が接客している姿をスタッフに見せるようにしたり、店長会で共有される商品やブランドの魅力をスタッフと共有するようにしています。また、毎週火曜には各店舗の前週売上の数字や、今週のブランド方針が店長である私に降りて来るので、この日には必ず出勤して、自分たちの店舗での目標数字やスタッフの動き方、おすすめアイテムなどを考え、スタッフに伝えることで、同じ目標を持ったチームとして運営できるようにしています。

今後の目標は、店長として自分の得意なことを明確にしていくことです。他の先輩店長は皆、自分の強みを活かした店舗運営を行っています。私には本当に得意と言えるものがまだないので、それを見極めて伸ばしていきたいです。福利厚生は整っているので、できればライフステ―ジが変わってもお客さまやスタッフの近くで働き続けたいですね。

私自身が目指しているのは、自分が学生の頃に感じていた、いつも楽しそうで、きらきらとしたスタッフがいるお店を作り上げること。そのスタッフを通じてブランドの価値をお客さまに届けていきたいと思います。そしてお客さまにずっとニコアンドを好きになってもらえるお店にしたいです。

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