26卒の就活がやばい?原因や有利に進める対策を徹底解説!
26卒の就活がやばいと言われる理由5選
ここでは26卒の就活がやばいと言われる6つの理由について紹介していきます。
1.就職内定率
2.インターン参加が前提になってきている
3.専門人材は前年の3月から選考が可能に
4.就活の時期がさらに早まる
5.選考のオンライン化
それでは解説していきます。
1.就職内定率
26卒の就活がやばいと言われる1つ目の理由が「就職内定率」です。
コロナ禍の影響で新卒採用や内定取り消しが発生しており、そのイメージがまだ強く残っていることで不安に感じている人が多いのでしょう。
また、実際にコロナ前である2020年の「1.83」2015年の「1.61」の水準には戻ておらず、このことから就活を心配している26卒が多いようです。
ただ、2023年では、大卒求人倍率は1.58で、2022年より0.8ポイント回復しているので、緩やかではありますが回復している様子が見られます。
2.インターン参加が前提になってきている
26卒の就活がやばいと言われる2つ目の理由が「インターン参加が必須になってくる」からです。
これまでは、インターン生を企業が採用活動に利用することを政府は認めていませんでした。
しかし、25卒からは採用活動の利用が認められ、これからはインターンシップを積極的に活用していく企業が増えることが予想されます。
年々早期選考が進み、企業側も優秀な人材を早く確保しておきたいと考えているので、インターンに参加することを視野に入れてスケジュールを立てることが重要になってきます。
3.専門人材は前年の3月から選考が可能になった
26卒の就活がやばいと言われる3つ目の理由が「専門人材は前年の3月から選考が可能になった」からです。
2023年12月に、政府は2025 年度(2026 年3月)以降に卒業・修了予定の学生に関して、インターンを通じて高い専門的知識や能力を有すると判断された学生は前年の3月から採用選考活動を可能とする新たな就活ルールを追加しました。
そのため、専門的な知識を持つ理系就活生はインターン参加によって早期内定を狙うことができます
このように早い段階で優秀な学生を確保すると企業は通常選考での採用人数を減らすこともあるので、可能な限りインターンに参加した方が良いといえます。
4.就活の時期がさらに早まる
26卒の就活がやばいと言われる4つ目の理由が「就活の早期化」です。
先述したように、26卒から企業がインターンシップで収集した学生情報を選考活動に利用することが公認されました。
そのため、「インターンシップ=早期選考」という位置付けで、例年より多くのインターンシップが夏前から開催されるでしょう。
この時期にインターンシップに参加しないと周りと大きく差がついてしまう可能性があります。
また、インターンシップの実施期間は大体、5日間か2週間以上と規定されています。
ただ、独自の先行スケジュールで募集を行う企業もあるので積極的に幅広く情報を集めることも重要です。
5.選考のオンライン化
26卒の就活がやばいと言われる5つ目の理由が「選考のオンライン化」です。
最近ではコロナの影響もあり、オンライン選考と対面選考を交えた「ハイブリッド選考」を多くの企業が導入し始めました。
例えば、「説明会、一次、二次面接はオンライン」「最終面接だけ対面選考」などというような形です。
就活生にとっては移動時間と費用の節約ができる分、積極的に興味のある企業にアプローチできるメリットもありますが、オンライン選考でのマナーや注意点を意識した対策を行う必要があります。
26卒の就活は本当にやばい?実はやばくない理由2選
ここまでは26卒の就活はやばいと話してきましたが、実際はどうなのでしょうか。
結論から言うと、26卒の就活はやばいとは言えません。
そこでここでは、26卒の就活はやばいとは言えない理由について解説していきます。
1.就職率が上がっている
2.採用数が増加傾向にある
それでは解説していきます。
1.就職率が上がっている
26卒の就活が実はやばくない理由1つ目が「就職率が上がっている」です。
以下の図をご覧ください。
卒業年度 | 就職先が決まった人 |
令和2年3月卒 | 98.0% |
令和3年3月卒 | 96.0% |
令和4年3月卒 | 95.8% |
令和5年3月卒 | 97.3% |
このように、ここ数年では100人中95人以上が就職できている状況で、企業の採用意欲は高いことがわかります。
そのため、26卒の就活生も内定を獲得しやすい状況であると予想されるので、「やばい」とは言えないことがわかります。
参照・厚生労働省が発表した令和5年3月大学等卒業者の就職状況
2.採用数が増加傾向にある
26卒の就活が実はやばくない理由2つ目が「採用数が増加傾向にある」です。
DISCOが発表した新卒採用に関する企業調査よると23卒以降、採用数は右肩上がりに増えています。
また、最新の25卒のデータを見ると以下のようになっていました。
- 増加:29.7%
- 増減なし:54.9%
- 減少:7.9%
このことから企業は積極的に学生を採用していることがわかります。
そのため、26卒も変わらずこのままだと予想されます。
ただ、だからと言って誰でも簡単に内定が取れるわけはありません。
次の章で26卒で就活がやばい状況になってしまう人の原因について紹介していきます。
26卒の就活がやばくなる人の原因5選
ここで26卒の就活がやばくなる人の原因について紹介していきます。
ここで原因を知っておけばあらかじめ回避することができます。
1.何からすればいいかわからない
2.スケジュールの把握をしていない
3.インターンに参加していない
4.就活を始めるのが遅い
5.大手企業しかエントリーしない
それでは解説していきます。
1.何からすればいいかわからない
26卒の就活がやばくなる人の原因1つ目が「何からすればいいかわからない」です。
近年就活の早期化で、「やることが多く何からすればいいのかわからない…」というような状態の就活生は多くなってきています。
そして、そのまま分からずに月日が経過してしまうと、就活準備が何も無いまま就活することになってしまい、そうするとかなり就活では「やばい」状態になります。
まず何からすればいいのか分からないと言う方は、自己分析から取り掛かってみましょう。
「どんな業界で働きたいのか」「どのような仕事をやりたいのか」「自分の強みは何か」を考えるためにも自己分析はとても重要です。
また、以下に自分に合う仕事を見つける方法について詳しく書かれている記事を用意したので、気になる方はぜひご参照ください。
関連記事
▶︎自己分析のやり方8選!志望動機の作り方から例文まで一挙公開!
▶︎自己分析ツール16選!初心者用・無料・自己理解特化・適職特化などタイプ別に紹介していきます!
▶︎自分に合う仕事を見つける方法とその見極め方
2.就活のルールに囚われている
26卒の就活がやばくなる人の原因2つ目が「就活のルールに囚われている」です。
就活が本格的に始まるのは、「マイナビ」や「リクナビ」などの大手サービスが利用の開始をしてからだと思っている人は多いです。
しかし、最近では同業他社よりも先に優秀な学生を確保しようと早期選考の活動を行う企業が増えてきました。
そのため、就活ルールに囚われず、就活のスケジュールに敏感になっておくことが重要です。
3.就活を始めるのが遅い
26卒の就活がやばくなる人の原因3つ目が「就活を始めるのが遅い」です。
大学3年の就活開始時期は「6月〜8月」が平均的だと言われています。
この時期に開始せずに先延ばしにしてしまうと他の就活生に差をつけられてしまうので、注意が必要になります。
短期インターンの参加が必須になってくるので、まだの方は参加するようにしましょう。
また、長期インターンの参加も就活では効果的なので、余力のある方は検討してみてください。
4.インターンに参加していない
26卒の就活がやばくなる人の原因4つ目が「インターンに参加していない」です。
先ほども少し触れましたが、インターンをやっているとやっていないでは、大きく差が開いてしまうので要注意です。
インターンに参加しておくことで、企業のリアルな雰囲気や業務内容を知ることができます。
また、入社後のミスマッチが起きにくく「社会人として働くこと」への理解を深めることができるのです。
そのため、自分の視野を広くするためにも複数の参加をお勧めしています。
複数のインターンを通して業界や職種以外にも企業の違いなどを見極めて、自分の就活の軸を完成させていきましょう。
以下にインターンシップの選び方とそのポイントをまとめた記事があるので、気になる方はぜひ参考にしてください。
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▶︎インターンシップの選び方とそのポイントとは?
5.大手企業しかエントリーしない
26卒の就活がやばくなる人の原因5つ目が「大手企業しかエントリーしない」です。
就活をやっていくと「大手病」になってしまうことがあります。
大手病とは、就職活動で「業界最大手」または「有名企業」しか興味を持たない状態のことです。
就活開始直後によくみられる傾向で、9割以上の学生が大手病にかかると言われています。
以上のように大手は人気が高く、特に知名度の高い企業にはエントリーが集中しているので、大手の内定は1つも取れないなんてことは大いにあるのです。
そのため、中小やベンチャー企業の中で、大手企業以上や大手並みに待遇の良い企業を見つけるのが就活のコツになります。
探してみると沢山良い企業があるので、大手以外にも目を向けてみましょう。
26卒の就活はやばい?26卒が就活を有利に進めるポイント5選
ここでは26卒が就活を有利に進めるポイントについてしていきます。
1.早めに取り組む
2.自己分析を徹底する
3.幅広い手段で就活を進める
4.長期インターンへの参加
5.逆求人サイトの登録
それは解説していきます。
1.早めに取り組む
26卒が就活を有利に進めるポイント1つ目が「早めに取り組む」です。
就活を始めるのが6月くらいが平均とすると、その2ヶ月前の春休みくらいから「自己分析」や「業界研究」を始めておきましょう。
時間に余裕があるうちに「自己分析」や「業界研究」のことを終わらせておくことで、スムーズに夏のインターンシップに参加することができます。
2.自己分析を徹底する
26卒が就活を有利に進めるポイント2つ目が「自己分析を徹底する」です。
自己分析を怠ってしまうと、本当に自分は「どの業界に行きたいのか」「何をしたいのか」が後々ブレてしまい、もう一度自己分析をやり直さなければいけなくなります。
また、自己分析をしっかりしていない人は、面接の際に言っていることに一貫性がなくなったり、矛盾したことを言ってしまうので、面接官に本気度を伝えきれずに落ちてしまいかねません。
そうならないためにも、自分のことをよく知り、「自分がどのような人物で」「どのようなことを今後していきたいのか」しっかり決めておくことが重要です。
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3.幅広い手段で就活を進める
26卒が就活を有利に進めるポイント3つ目が「幅広い手段で就活を進める」です。
1つのアプリや就活エージェントにこだわってしまうと必然的に視野が狭くなってしまい、良い企業を見落としてしまいがちです。
そのため、複数の就活アプリや人材サービスを使うことで、幅広く企業を知ることができるので、就活を効率よく進めることができるでしょう。
4.長期インターンへの参加
26卒が就活を有利に進めるポイント4つ目が「長期インターンへの参加」です。
長期インターンとは、3ヶ月以上の長期間の職業体験のことです。
大企業からベンチャーまで業界職種問わず幅広く求人を募集しており、時給が発生する有給インターンが多いので、アルバイトのような感覚で始めることができます。
また、短期インターンではすることのできない、実際の業務の体験ができるので企業のことを深く知るきっかけになります。
その上、学生時代に頑張ったこと「ガクチカ」でも語ることができるのでお勧めです。
5.逆求人サイトの登録
26卒が就活を有利に進めるポイント5つ目が「逆求人サイトの登録」です。
登録しておくだけで、インターンや早期選考のオファーが届くので、入れておいて損のないアプリです。
また、内定をもらいやすのも特徴なので、内定が取れるか不安な方は入れておきましょう。
26卒の就活はやばい?就活準備を始める具体的な方法4選
就活準備を始める具体的な方法について紹介していきます。
1.自己分析で自身のことを知る
2.業界研究・企業研究で行きたいところを絞る
3.エントリーシートを書く
4.面接の練習
それでは解説していきます。
1.自己分析で自身のことを知る
就活準備を始める具体的な方法1つ目が「自己分析で自身のことを知る」です。
上述しましたが、自己分析をしなければ何も始められません。
しっかり自分のことを分析して、どのような業界に興味があるのか、自分の考えをブラッシュアップしましょう。
2.業界研究・企業研究で行きたいところを絞る
就活準備を始める具体的な方法2つ目が「業界研究・企業研究で行きたいところを絞る」です。
自己分析に続き「業界研究・企業研究」も重要です。
どのような業界でどのような仕事があるのかを理解しつつ、自分に合いそうな業界を絞り込みます。
志望業界を絞ることができたら、次に業界内の企業を研究しましょう。
同じ業界でも経営者によって考え方やビジネスプロセスが大きく違うので、自分の就活の軸や価値観にあった企業を見つけることが重要です。
また、「どこでもいい訳じゃない。あなたの会社がいい。」と言えるような説得力のある志望動機を作るためにも、他社との違いを明確に理解しながら企業研究することが重要です。
3.エントリーシートを書く
就活準備を始める具体的な方法3つ目が「エントリーシートを書く」です。
エントリーシートでは自身のことを最大限アピールするためにしっかり考えなければいけません。
長々と書いてしまうと面接官の興味を害いかねないので、論理的で端的に文章を展開していくことが重要になります。
「結論→理由」を意識して書くのが良いです。
また、書き終えたら第三者に添削してもらい、客観的なアドバイスをもらうと良いでしょう。
4.面接の練習
就活準備を始める具体的な方法4つ目が「面接の練習」です。
面接では緊張してうまく伝えられなことがほとんどです。
そのため、実際に質問されるであろう「想定問題集」を活用して事前に練習しておきましょう。
キャリアセンターに行けば快く協力してくれます。
ただ、それがハードルが高いという方は、友人や家族でも構いません。
自分の話し方の癖や相手に与える印象など客観的なアドバイスを貰うことで面接スキルをブラッシュアップすることができます。
本番を意識して練習すると自信になるので、面接が不安という方は特に練習をしておきましょう。
26卒の就活やばいでよくある質問
26卒の就活やばいでよくある質問につて答えていきます。
1.就活はいつ始めればいいのでしょうか?
2.インターンにはどれくらい参加すべきでしょうか?
それでは解説していきます。
1.就活はいつ始めればいいのでしょうか?
大学3年生の就活を開始する時期は、平均で6月だと言われていますが、早めに対策することが重要になってくるので、春休みごろから自己分析や業界研究・企業研究を始めるのがおすすめです。
2.インターンにはどれくらい参加すべきでしょうか?
短期インターンは最低でも2社は受けましょう。
1社だけでは比べる対象がないので、選んだ会社が本当に良いところなのかわかりません。
そのため、別に気になっている業界があればそれらも含めて4〜5社は受けておくと良いでしょう。
また、長期インターンであれば1個を長く続けるのがお勧めです。
26卒の就活やばいのまとめ
「26卒の就活やばい」とサジェストにあると心配になる方は多いとお思います。
しかし、以上のようにしっかり対策をしておけば問題なく就活を進めることができます。