TOTOグループのビッグプロジェクトに参画。挑戦を通じて成長できる環境がある。
TOTOグループのビッグプロジェクトに参画。
挑戦を通じて成長できる環境がある。
このストーリーのポイント
- TOTOのビジネスに、同じ歩調で携われる喜び
- 若手のうちからビッグプロジェクトを通じて成長
- 社員1人ひとりに寄り添う、TOTOならではのカルチャー
TOTOグループ唯一のIT企業で、販売系システムの開発等に携わる。グローバル企業のものづくりに一緒に携わっている実感が、仕事の喜びにつながっている。
IT企業らしくないところに惹かれて
私は福岡の出身で、大学も地元でした。TOTOインフォムについては大学で企業説明会が開催されるまで知りませんでしたが、TOTOグループ唯一のIT企業ということですぐに関心を持ちました。
IT系の会社に対しては、ずっとパソコンと向き合って仕事をしているというイメージがありました。ところが話を聞くと、実は人とコミュニケーションすることも多い仕事だと説明されたのです。ちょっと意外に感じ、それがきっかけで就職先として意識するようになりました。
入社の決め手となったのは、“人”の魅力です。1週間のインターンシップでは先輩たちが親身に接してくれて、とても柔らかい雰囲気を感じました。職場の雰囲気も穏やかで、いい意味でIT企業らしくないと感じ、こういう社風の中で働きたいと思ったのです。
インターンシップでは要件定義など、システム開発の基礎を経験させてもらい、自分の知らなかった世界にワクワクしました。
専攻は機械系です。ITのバックグラウンドはありませんでした。ただ、不安はなかったです。何とかなるだろうと思っていたし、意外とコミュニケーション力が求められる仕事であるということもわかり、むしろ人と接するのが得意な私に向いている仕事だと感じました。
現在も、機械系という専門性がSEとしての仕事に直接活かされているとは感じません。ただ、研究の際に仮説を立てて、検証し、実験して結果をフィードバックしてまた仮説を立てるというプロセスの訓練ができたことは、今の仕事に役立っています。理系ならではのロジカルな思考力は強みになっていると思います。
ユーザーとの距離の近さが魅力
入社以来、TOTO商品の受発注や見積もりなど、商品販売の根幹を担う販売系のシステム開発に携わってきました。最初はプログラム開発を担当。ひたすらコードを書くところから始まり、2年目、3年目と経験を積むに従って上流工程の要件定義などの業務に携わるようになりました。
私が担当しているのは販売系システムですので、TOTOだけでなく、卸や販売店といった方々も使ってくださっています。ものづくりメーカーであるTOTOと一つになって、一緒に商品のセールスに携わっているという実感があります。この喜びは経験を積めば積むほど、大きくなってきました。
システム会社はTOTOインフォムのようなユーザー系、ハードメーカーの系列であるメーカー系、それ以外の独立系に大別できます。
ユーザー系の特徴は、システムを使ってくれる現場のユーザーや発注を担当する情報部門との距離が非常に近いことです。
以前の話ですが、私がチームリーダーとして、販売系システムをタブレットでも使えるようにしたことがありました。当時はパソコンでしか使えなかったため、接客時に見積もりが必要になると、いったんお客様から離れてパソコンに向かわなくてはなりませんでした。それではお客様と距離が生じますし、販売機会を逃すことにもつながりかねません。その点タブレットならば、お客様とトークを続けながら販売系システムも使えるわけです。
そこでChromeやSafariで使えるようマルチブラウザ対応を行い、販売店の皆さまにタブレットを使っていただけるようにしました。これによってより踏み込んだ接客ができるようになり、売上拡大につながったと考えています。このように導入したシステムを通じて、現場から直接喜びの声を聞けると、TOTOのビジネスの土台を支えられているという実感を感じ、やりがいにつながります。
TOTOインフォムの中でも生産拠点で働いているメンバーもいます。こうした生産系のシステムに携わっているSEは製造現場に入り込んで開発を行っているので、販売系システムを担当している私以上に、ユーザーとの一体感を得ているのではないでしょうか。
TOTOインフォムのSEにとっては、TOTOという巨大なグローバル企業が使っているすべてのシステムに関われることが大きな喜びです。
自分ならではの持ち味を活かす
大きな転機となったのは、入社4年目のことです。
「10年に一度のビッグプロジェクト」と言われている大きなプロジェクトに、入社4年目という浅いキャリアの自分がアサインされたのです。打診があった時はとても光栄に思いましたし、今も気が引き締まる思いで日々業務にあたっています。
なぜ若手の私がこのような大きなプロジェクトにアサインされたかというと、「推進力」を期待されてのことだと受け止めています。明るさと前向きな姿勢は私の持ち味で、これは中学高校とバスケ部のキャプテンを務めたことや、応援団長を任されたことで培われたと思っています。
システム開発は山あり谷ありなのが当たり前。今回のような大きなプロジェクトともなると山は頂上が見えないほど高く、谷は底が見えないほど深くなります。実際、想像以上の高さ・深さに驚いたことが何度もありました。そんなときに周囲を鼓舞し、ポジティブな雰囲気を醸し出す、「推進力」のある人材が価値を発揮すると思います。私にはその役回りが期待されているのではないでしょうか。まさしくプロジェクトの応援団長を自覚しています。
私は地元が大好きで、それもTOTOインフォムに入社した大きな理由でした。しかし、経験を積むに連れて、もっとさまざまな経験をしたいとも思うようになっており、プロジェクトへの参加に合わせて、新たな土地での生活をする機会を得ることもできました。
もちろんすべての希望が叶うというわけではありませんが、社員1人ひとりのライフスタイルを尊重し、寄り添って配慮してくれるのは、TOTOグループならではのカルチャーだと感じています。
大切なのはヒューマンスキル
当面の目標は、現在参画しているプロジェクトを成功させるために全力を尽くすことです。
その後は、IT視点を活かして、TOTOグループ全体としてのビジネスにおける課題発見やシステム企画といった業務に携わってみたいと考えています。
また、当社のグローバル部門に異動し、欧州やアジアのTOTOの拠点に出向いて仕事をしてみたいという希望もあります。SEでありながらグローバルな働き方が具体的にイメージできるのも、TOTOグループの一員だからでしょう。
こうした、さまざまなキャリアアップの道も用意されているので、興味をもって挑戦していきたいと思います。
当社には私のように、学生時代にITを学んでこなかった人材は多数います。文系出身者も珍しくありません。社内では教育環境が充実しているため、仕事に必要なスキルや知識は入社後にいくらでも学ぶことができます。
何よりも大切なのは、ヒューマンスキルです。私は入社以来、「前向き」「自責」「当事者意識」の3つを大切にしてきました。やはり私と同じような価値観をもっている方と仕事がしたいですし、話を聞く力・伝える力といったコミュニケーション力に優れた方に期待したいと思います。
影響力のある仕事に携わり、自分のキャリアを広げたいという方と、新しい価値の提供に挑戦していきたいです。