会社の中核メンバーとして成長し、医療福祉施設のリフォーム事業を支えていく。
会社の中核メンバーとして成長し、
医療福祉施設のリフォーム事業を支えていく。
このストーリーのポイント
- 社内のメンバーや工事関係者との連携を大切に医療福祉施設のリフォームを進める
- 内定者への手厚いフォローが社会人になる不安を解消
- 社内の中核メンバーとして今後の事業を支えていく
創業50周年を迎えたキングラン。グループ会社のキングランリニューアルでは、医療福祉施設のリフォームをはじめ幅広い事業を展開している。会社の中核となり活躍している社員2人が、仕事のやりがいや今後のビジョンについて語り合った。
キングランリニューアル株式会社
宮島 拓巳
営業部 営業2課
2019年入社
以前はグループ会社のキングラン・メディケアにて医療用カーテンの営業を行っており、2023年に同社へ異動。現在は千葉エリアを担当。
篠原 雄飛
営業部 営業2課
2020年入社
建材業界を志望しており、キングランリニューアルの新卒社員第1号として入社。現在は東京23区エリアを担当。
お客様や工事関係者とのコミュニケーションが大切
──お仕事について教えてください。
宮島 病院や医療福祉施設を専門にリフォームの営業を行っています。具体的にはお客様の要望をお聞きして、空調や給湯、照明といった設備の更新や、壁や床の内装工事、外壁の修繕などをご提案しています。案件によっては、国庫補助金を活用したリニューアル工事を提案することも。提案した後は、見積もり書の作成や工事関係者との打ち合わせ、工事の立ち会いなど、施設の工事が完了するまでの流れに関わっていきます。
篠原 当社の工事の進め方の特徴は「居ながら工事」といって、施設の稼働を止めないで行う工事を推進しています。また、改修工事以外に施設のメンテナンス事業も行っています。 例えば、建物の消防点検などを定期的に行うことで、お客様や施設の利用者様に安心して利用していただける体制作りをしています。
宮島 宮島:当社のグループ会社に、病院・医療福祉施設向けのカーテンを扱っているキングラン・メディケアがあります。キングラン・メディケアが、普段から病院や福祉施設と取引していて、そのお客様から「施設をリフォームしたい」という話が来たら、我々を紹介してくれます。その後は、私たちが具体的なリフォームの提案をするといった流れで動くことが多いです。
──仕事を進めるうえで工夫していることはありますか。
宮島 施設によって不具合の状況や建物の条件が違うので、毎回同じ提案をするわけにはいきません。案件を進めていくためには何が必要か、どんな段取りで進めていけば良いかを考えながら提案していく姿勢を大切にしています。
また、工事の詳細については、施設のお客様よりも現場にいる業者の方々のほうが詳しいです。わからないことをいつでも聞けるよう、工事現場に出入りする人とコミュニケーションを取っていくことも意識しています。
篠原 だから私たちにとって京都で働くというのはごく自然な選択肢だったんです。ずっと地元に私が入社したての頃、ある先輩から「現場にはほうきを持っていくのが鉄則」と言われました。多くの業者が作業をしている工事現場では、色々なゴミが出ます。ただ現場に立っていても邪魔なだけなので、業者の方が少しでも仕事しやすいよう、ほうきで現場の掃除をするようにと言われたので、その通りに動きながら現場の皆さんに挨拶をしてみました。
すると、現場の方々が私に施設の工事状況を色々と教えてくれたんです。先輩が伝えたかったのは、「現場の掃除をして協力的な姿勢を示せば、現地の人とスムーズにコミュニケーションが取れる。現場でしかわからない情報も集められる」ということだったんだと気付きました。その言葉を胸に、今も必ずほうきを持って現場に向かっています。
宮島さんは、2023年の4月にキングラン・メディケアから異動してきましたよね。仕事のスタイルが変わって大変になったことはありますか?
宮島 それが、思った以上にギャップがなくて。キングラン・メディケアで仕事をしていた時は、施設をリフォームしたいお客様の要望を受けて、キングランリニューアルを紹介することもしていました。紹介するうえで、最低限の知識がないと動けませんし、時にはリフォームの商談にも同席して話の内容をよく聞いていました。そこでインプットした知識や提案の仕方がまさに今活きてますね。
──今までに関わった印象的な案件はありますか?
篠原 入社2年目の冬に、練馬区にある福祉施設の大規模な改修工事に関わったことが印象深いです。この案件はキングラン・メディケアからの紹介ではなく、こちらからダイレクトメールを送ってスタートしました。その施設が使える補助金が3種類あったので、補助金を含めた改修のご提案をしたところ、施設側の持ち出し金額を最小限に抑えた工事の成約に成功。大きな金額を動かす案件に携わることができて、やりがいを感じました。
宮島 大活躍しているね。私は、以前キングラン・メディケアに在籍していた時に改修工事の話を聞いていたお客様の案件に関われたことが印象に残っています。まだ異動したてではありましたが、また違う立場でお客様の役に立てる働き方ができたことに、達成感を味わえました。
内定者への手厚いフォローが社会人になる不安を解消
──入社のきっかけと、内定時に印象に残っていることを教えてください。
篠原 元々インテリアに興味があって、建材業界について色々調べていたらキングランリニューアルがヒットして。その流れで面接を受けたのですが、内定をもらったのはキングラン・メディケアの営業職としてでした。
その後人事部と面談した時に、私が建材業界を志望していたことを覚えてくれていて、「キングランリニューアルで営業をやってみない?」と声をかけてもらえたのは嬉しかったですね。内定者に寄り添ってくれる会社であることを実感しました。
宮島 そんな経緯があったんだね。私の場合、医療福祉業界は業績が安定しているイメージがあったのと、土日休みなので仕事とプライベートのメリハリが利きそうと思って入社しました。
今でも印象深いのが、内定者のフォローの手厚さです。内定者と先輩社員で交流できる食事会を開いてもらったり、内定した同期全員で動物園に行ったりしたこともありましたね。学生から社会人になるのは誰もが不安だと思います。そういった不安を少しでも取り除こうと、色々配慮してくれたのがありがたかったです。
篠原 私の時の内定者の食事会には、なんと先輩社員の代表として宮島さんが来てくれました。普段の仕事についてざっくばらんに話してくれて、社会人として働くイメージが持てて安心しましたね。憧れていた先輩と、今こうして仕事ができていて光栄です。
笑い合えて、困った時は支え合える関係性
──お二人の関係性について教えてください。
宮島 今は、篠原君と同じ課で働いています。ある程度キングランリニューアルの仕事内容はわかっていましたが、いざ異動してみたら、キングラン・メディケア時代と比べて業務のやり方が違うことに最初は戸惑いました。そんな時に、篠原君がここでの仕事の進め方を色々と教えてくれて。そういえば、最初は稟議書の出し方を聞いたよね。ちょっとしたことを気軽に聞ける頼もしい存在です。
篠原 私が新卒入社した時は30代、40代くらいの先輩が多かったので、初めて年の近い先輩と仕事ができるようになって嬉しいです。宮島さんとはちょっとした冗談を言い合えるのが楽しいですね。
宮島 課全体がちょっとしたことで笑い合えるムードだよね。前にいたキングラン・メディケアの部署と変わらない雰囲気であることに安心しました。
そういえば、篠原君はキングランリニューアルの新卒社員第1号なんだよね。同期がいない中、自分で先輩の動きを見ながら成長していって、今や東京23区の中核エリアを担当する営業マンとして活躍しています。ただ数字を追うだけじゃなくて、他の部署との連携や事務の対応も丁寧で、助かっている人も多いと思います。
篠原 そう言ってもらえると嬉しいです。宮島さんは、キングラン・メディケアでも数々の実績を残していたエース的な存在で、一緒に仕事ができて心強いです。どんなことがあっても冷静で、落ち着いて行動できる余裕を私も見習っていきます。
中核メンバーとして会社をリードしていく存在に
──キングランは、2022年に50周年を迎えました。今後の50年に向けて、キングランリニューアルとして実現していきたいことはありますか。
篠原 今は設備の更新工事や施設の内装、外壁修繕をメインに行っていますが、ゆくゆくは施設の新築工事に関われたら面白そうだなと思います。
宮島 一から病院や福祉施設を建設する案件にも関わって、事業の幅を広げていけると良いよね。会社としても、少しずつ新築工事を手がけていこうと準備を進めているところです。また、医療福祉施設に特化して設備の定期メンテナンスを手がけているところは少ないので、メンテナンス事業のように当社でしかできないことを増やしていきたいです。
篠原 あとは、今は案件の約7割が設備の更新ですが、今後は内装、外壁の設計、施工の案件も積極的に獲得していきたいですね。今後の50年に向けてより安定して売上を伸ばしていけることにつながるので、前向きに取り組んでいきます。
──そういったビジョンに対して、おふたりの抱負と学生へのメッセージをお願いします。
篠原 3年半ほど業務に関わってみて、建設業の競合他社が非常に多いことを実感しています。そういった中でも会社に貢献できるよう、もっと提案力を磨いていきたいですね。見積もりを出す時は、他社との価格競争になってしまう場面もありますが、そこでむやみに価格を下げるのではなく、提案で他社を一歩リードできる営業マンを目指します。
宮島 キングランリニューアルの従業員は比較的年齢層が高く、あと5年10年経つと、定年を迎える方もいます。なのでこれからは、私たちが会社の中核になる必要があります。今のうちに色々な現場を経験して、社内で頼られる存在になりたいですね。あとは、先ほど話した新規事業のビジョンも実現できるように動いて、会社の今後を担っていけるよう頑張ります。
篠原 これから入社して来る人たちは、まさに会社の中核メンバーになりますよね。宮島さんは、どういう人と一緒に働きたいですか?
宮島 建設業界の知識はなくても大丈夫。入社して業務に関わりながら学んでいけるので、少しでも当社の事業に興味を持ってくれた人に来てほしいです。
篠原 キングランでは、入社前後にも様々な研修を用意しています。名刺の交換など社会人としての基本が学べるビジネスマナーの研修から、業務で扱う補助金について学べるセミナーまで充実しています。私も大学は経営学部出身で、建設業界の知識は全くない状態で入社しましたが、知識は後から身につけられるので大丈夫です。
宮島 あとは最初に話した通り、現場に出入りする業者さんや、社内の設計部門など他の部署と積極的にコミュニケーションを取っていける人と働きたいですね。
篠原 そうですね。新しい案件が発生した時に自分から学んでいく意欲のある人も大歓迎です。
宮島 とはいえ、入社したてはわからないことばかりだと思うので、まずは基本的なことを一つひとつ大事にしてほしいです。例えば、お客様との約束を守るとか、来たメールにすぐ返信するとか。そういった気遣いを大切にできる人であれば、きっと当社で活躍できます。