文系出身、地方出身…。背景は違っても、仲間としての思いは同じ。
文系出身、地方出身…。
背景は違っても、仲間としての思いは同じ。
このストーリーのポイント
- 最前線で活躍したいとの思いで、地方から東京へ
- 入社前後の丁寧な研修で無理なくスタート
- 成長した仲間の姿が、自分にとっての刺激に
実力主義のベースでは、多様なバックボーンの人材が、それぞれの持ち味を活かして活躍している。心強いのは同期の存在。互いに刺激し合い、支え合いながら、未来へ向かって走って行く。
ベース株式会社
【理系】清水 翔(偽名)
第3システム本部第4システム部
2021年入社
沖縄県出身。工学部工学科知能情報コース卒。実力主義であることに惹かれて、ベースに入社。入社以来、SAPの運用・保守業務に携わっている。
【文系】中谷 優里(偽名)
第3システム本部第1システム部
2021年入社
西日本出身。国際関連学部卒。安定と成長の両面を備えていることに惹かれて、ベースに入社。スポーツ用品メーカー向けSAP新規導入案件に携わる。
お2人とも地方の大学の出身ですね。
清水 私は沖縄県の出身で、ベースに入社して上京しました。
中谷 私は、生まれは西日本で大学も地方です。清水さんと同じく、就職を機に上京しました。
清水 最初は寮で暮らしていたんですよね。
中谷 ええ、入社して6ヵ月間、会社が用意してくれた寮に同期3人で入りました。とても楽しかったですよ。東京はびっくりするくらい家賃が高いので、経済的にもとても助かりました。
清水 私は東京の親戚がアパートを経営していたので、そちらにお世話になりました。中谷さんが言うように東京は物価が高いから、給料の高さは会社選びの重要な条件にしていました。ベースに入社したのは、この点も決め手になったのは間違いありません。
中谷 そもそも最初から就職は沖縄県外と決めていたんですか。
清水 そうです。県内にはIT企業は少なかったし、せっかく大学で学んだ専門性を活かすならやっぱり東京がいいと思っていましたから。
中谷 その気持ち、わかります。
清水 中谷さんは文系の出身ですよね。なぜIT系に?
中谷 長く働くためには何か専門性を身につけたいと考えたからです。プログラミングのスキルがあれば、将来もずっと活躍できると考えました。清水さんは情報系の出身なのでIT企業に進むのは自然なことだったと思いますが、その中でベースを選んだのはなぜですか。
清水 就活関連のイベントに参加した際、たまたま出会ったのがベースの採用担当者だったんです。何気なく話してみたところ、とてもフランクな方で、就活生1人ひとりのことを真剣に考えてくれているのがわかりました。面接しているという雰囲気ではなくて、本音で話し合えると感じたのです。その経験で、こんな人たちと一緒に働いてみたいと思ったことが、きっかけになりました。
中谷 会社の雰囲気に惹かれたんですね。
清水 あとはERPシステムに興味があり、ERPパッケージであるSAPの導入・保守支援に豊富な実績があるという点にも惹かれました。
中谷 私の就職活動の軸は、“安定”と“成長”の2つでした。その点ベースは、黒字経営を続けている点が“安定”につながり、一方で手を挙げればチャレンジさせてくれる風土のあることが“成長”につながると思い、入社を決めました。
入社前後の研修について振り返ってください。
清水 入社前は半年間のJavaプログラミング研修がありました。プログラミング経験のない人でも抵抗なく学べるような、基礎的な内容です。
中谷 だから私のような文系出身者にはちょうどよかったです。それでも入社前のJavaプログラミング研修は、私には難しかった。もし参考書だけで独学していたら、きっとついていけなかったと思うので、オンラインで体系的に指導していただいて本当に助かりました。お勧めの音楽をレコメンドするプログラムを作成して発表したときは、「人生初のプログラムだ」と嬉しかったです。
清水 同期は35名いましたが、そのうち文系の割合は?
中谷 3割ぐらいでしたね。少数派ではあったのですが、とても丁寧に教えていただきました。落ちこぼれる心配はなかったです。
清水 入社後は新入社員研修が始まりました。新入社員が5~6名ずつのグループに分かれて、Javaプログラミングについて2ヵ月ほど学びました。私は大学の講義でJavaの基礎を学んでいましたので、難易度的にちょうどよかったです。ただ、開発で使うのは初めてでしたので、学んだことを活かしながら新たなチャレンジができて良い経験だったと思っています。チームにはJava経験者と未経験者が半々で、みんなで教え合いながら学べたのも楽しかったですね。
中谷 講師は先輩社員が務めてくれて、常に近くで見守ってくれました。疑問があればすぐに質問できる距離感だったのが嬉しかったです。
清水 その後、約1ヵ月間のERP研修がありました。
中谷 SAPの担当部署への配属を希望するメンバーが集まって研修を受けました。SAPの汎用モジュールのコーディングなど、専門的な学びができたと思います。
清水 SAP研修では、午後は自習時間だったので、お互いに教え合ったり振り返ったりでできたのがよかったと思います。あとはビジネスマナーやロジカルシンキングなどを学ぶ研修も役に立ちました。学生から社会人へと意識を切り替える上でも有効だったと思います。
中谷 社会人としての基礎を教えていただきました。ここで学んだことは今も役立っています。
2人の仕事について教えてください。
清水 2人ともERPソリューションのプロジェクトに参画しています。私が最初に担当したのは、既にERPパッケージを導入している様々な業界の企業から依頼を受けて、改修を行う業務でした。会計系やロジ系のモジュールが多かったのですが、多様な案件に触れたことで、技術的に基礎から学ぶことができたと思います。またERPに携わるには顧客の業務知識が必須となるのですが、多様な業界の企業に接したことで幅広い知識が吸収できました。
中谷 私は最初に、スポーツ用品メーカー向けに新規でERPパッケージを導入するプロジェクトに参画しました。お客様の要求にお応えする機能を実現するには、ERPの仕様を理解すると同時にお客様の業務についても正しく理解する必要があり、その点には苦労しました。わからないことは先輩に教えてもらい、自分でも電車の中で本を読んで勉強しました。おかげで、今ではお客様の要求が理解できるようになったのはもちろんのこと、逆にお客様に仕様の提案ができるようになったのは、我ながら大きな成長だと思っています。
清水 中谷さんは文系出身だけれど、そんなことを感じさせないですよね。
中谷 1年目は苦労したけれど、そこで頑張って勉強したことで、2年目にはスムーズに取り組めるようになったと思います。特に「仕様を鵜呑みにせずに、本当にこれでいいのかと考えながら仕事をするように」と先輩に指導されたことが、私の力になったと感じています。
清水 私は改修や運用保守を担当した後、現在はERPパッケージのバージョンアップに対応する業務を担当しています。今まで経験したことのない技術も多く、毎回、新しいことを吸収しながら取り組んでいます。また大阪に出張し、お客様と直接コミュニケーションできたこともいい経験となりました。
中谷 最近、私は新入社員のフォローも担当するようになりました。質問に答えたり、進捗管理をしたりといったことが中心ですが、新入社員時代の私を先輩が支えてくれたように、今度は私が後輩を支えなければと思っています。
清水 中谷さんとこんなふうにじっくり話すのは新入社員研修以来だから、とても成長されたんだと驚いています。
中谷 私も同じです。同期の頑張っている姿に接すると、自分も負けないようにもっと頑張らなければという気持ちになります。
将来の目標について聞かせてください。
清水 まずはリーダーを任されるような存在になることが目標です。当社はやる気があれば早い時期から責任ある仕事にチャレンジさせてもらえるので、いざリーダーを務めるようになったときに慌てないよう、今から準備をしたいと思います。
中谷 チームに後輩はいますか。
清水 1人います。この後輩への指導を通じて、リーダーになるための心構えを身につけたいですね。1、2年後には複数のメンバーを束ねてプロジェクトをリードできるようになっていたいと考えています。
中谷 私が目標としているのは、組織にとってなくてはならない人材になることです。具体的にはプロジェクトマネージャーだったり、SAPコンサルタントだったり、ERPコンサルタントだったり。昇格すればするほど会社にとって重要な人材になれると思うので、意欲的に上の立場を目指していきます。当社には女性の部長がいて、女性にも管理職への道が開かれていますから、ぜひ自分も後に続きたいと考えています。
清水 情報系の勉強をしている学生の皆さんには、大学で学ぶのは基本的なことであって、実際に社会に出てからが本当の学びであるということを伝えたいと思います。
中谷 私のように文系で学んでいる方にお伝えしたいのは、プログラミングも言語なので、英語を学ぶような感覚で吸収できるということです。「文系にIT系は無理」と決めつけないで、ぜひ挑戦していただけたら嬉しいですね。