とことんポジティブに。その姿勢がJINSと自分自身の成長につながる。

とことんポジティブに。その姿勢がJINSと自分自身の成長につながる。

とことんポジティブに。
その姿勢がJINSと自分自身の成長につながる。

このストーリーのポイント

  • 最初に配属された店舗のストアディレクター(SD)を“師匠”として仰ぐ
  • 若くしてストアディレクター(SD)に昇格し、クリエーターに現場を託すことを学ぶ
  • 全国転勤は成長の機会。各地で経験を重ねていきたい

3年目でSDに昇進を果たす。一方で壁にもぶつかり、乗り越えていく過程で、SDとしてのあるべき姿を学ぶ。次に目指すのはエリアディレクター。より大きな挑戦が待っている。

PROFILE
株式会社ジンズ

三浦 周

小田急エース店 ストアディレクター(店長) ※取材当時

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2018年入社。人文学部英語英米文化学科卒。入社後、ららぽーと磐田店、名古屋ユニモール店、渋谷店を経て、2021年に丸の内店でSDに昇格。その後、オリナス錦糸町店を経て原宿店とゲートシティ大崎店の統括SDに。引き続き原宿店と自由が丘店の統括SDを担った後、2023年5月から現職。ジョブチャレンジ制度を利用して新卒採用業務も経験する。

オーケストラに学んだチームマネジメント

学生時代はオーケストラの活動に打ち込みました。担当はバイオリンです。3年生の時は団長も務めました。
オーケストラでは、何十人という仲間と一緒に一つの曲を演奏します。しかし演奏する曲は同じでも演奏者1人ひとりの曲の解釈や表現に対する考え方は違いますから、私の理想とみんなの理想はたびたび食い違いました。その結果メンバー内に不満がたまって演奏もまとまらなくなってきたのです。
そこで私はメンバー全員と面談し、お互いに思っていることを話し合いました。すると次第に演奏にまとまりが生まれてきて、演奏会も成功しました。
どんなに優秀なプレーヤーをそろえても、お互いへの理解がなければいい演奏はできません。大切なのは自分がグイグイと引っ張っていくことではなく、話し合いながらみんなで前に進んでいくことだと学びました。今のSDの仕事にも通じることです。

アルバイトは塾の講師をしていました。対象は小・中学生です。
当然子供たちの理解度は様々で、わかってくれているはずだと思って授業をしても、ちっとも伝わっていないことが度々ありました。大切なのは相手の目線に合わせ、相手が求めているものを察して伝えることだと学びました。「なぜこんなことがわからないんだろう」と思ってはダメなんです。
同じことは雑貨屋のアルバイトでも経験しました。こちらは大人相手でしたが、やはり様々な考えや嗜好の方がいらっしゃるわけです。中には機嫌の悪いお客様がお見えになることもあります。まさに千差万別。相手の目線で考えて接する大切さを学びました。

その頃、まさか将来、メガネ屋になるとは想像もしていませんでした。きっかけは、就活でたまたま知った「Magnify Life」というJINSの理念が心に響き、説明会に足を運んだことです。その後店舗を見学に行ったところ、誰もがイキイキと働いている様子が本当に印象的で、シンプルに自分もその一員になりたいと思ったのです。クリエーター同士も心から楽しそうに会話していました。
その様子は、理想的なオーケストラのように思え、私はJINSで働くことを決心しました。

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人に任せることで自分も成長する

入社後に配属されたのは、地元・静岡県磐田市の店舗でした。実はこの店舗は、私が高校生の頃にメガネを買いにきたお店です。その点でも思い入れは一際でした。地元の友達もたくさん来てくれて、同窓会のようだと笑ったこともありました。
ここで私は“師匠”に出会いました。当時のSDです。とてもチーム力の高い店舗で、その中心にはSDがいて、SDの周りには不思議と人が集まっていました。彼自身も常に笑顔でとても楽しそうに働いていました。そういうキャラクターと言えばそれまでですが、SDの姿を見るたびに自分もいつかはこうなりたいと思いましたし、今も目標にしています。
もちろん同じキャラクターになれるわけもなく、その必要もありません。けれど、常にクリエーターと正面から向き合い、どんな話にも真剣に耳を傾ける姿勢は、吸収できると思いました。とてもポジティブな方なんです。
今もこの先輩は私にとっての“師匠”。エリアディレクターに昇格されていますが、その背中はこれからも私の目標です。

3年目にSDに昇格し、丸の内店を経てオリナス錦糸町店に異動しました。ここで私は壁にぶつかりました。初めてSDを務めた丸の内店は売上もよく、いい結果を出せたので、オリナス錦糸町店でもきっとうまくやれると確信していたのですが、結果は散々だったのです。
オリナス錦糸町店は大きな店舗で、私はクリエーターに負担をかけまいと、自分で何でもこなそうとしました。その結果オペレーションが回らなくなり、お客様の満足度も下がっていって、売上も伸びなかったのです。とにかく空回り状態。こんなに頑張っているのになぜ結果が出ないんだろうと落ち込みました。
そこで学んだのが、クリエーターを信じて仕事を任せることと、そのために話をしっかり聞くこと。最初の磐田の店舗で学んだことを、SDとして意気込むあまり、忘れていたのでした。
この反省のもと、次の統括SDとなったときは、仕事の仕方をガラッと変えました。統括SDは複数店舗をまとめて管理する立場で、現場には副店長が常駐しています。私は2店舗の副店長と、目指す店舗の姿や数字などをしっかりと共有し、あとは大胆に副店長に委ねることにしました。私は現場から一歩引いて、それぞれの店舗に一日おきに顔を出すような形です。
副店長に任せた結果、店舗はうまく稼働し、お客様の満足度も上がっていきました。あわせて副店長も成長。今ではSDとして活躍しているほどです。

振り返ってみると、この統括SDを経験したことが私のターニングポイントになったと感じます。副店長を成長させることができましたが、一番成長したのは私自身だったからです。
仲間を信頼して大胆に仕事を任せる。そのために日頃からコミュニケーションを重ねる。常に笑顔で、ポジティブな姿勢で接する。チームをリードしていくために最も大切なことを私は統括SDとして学ぶことができました。
私が次のステップへ成長するために必要なのは、どんなことか。会社はそうした目で私を見ていて、キャリアアップに挑戦させてくれたのだと感謝しています。

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否定の言葉は絶対に口にしない

現在私は都心の小田急エース店でSDを務めています。非常に大きな店舗ですが、クリエーターのポテンシャルはそれ以上に大きいと感じています。SDとしての私の務めは、クリエーター1人ひとりをつないでチームをつくりあげることで、そのポテンシャルを引き出していくことです。
そのためにはクリエーターの考えていること、やりたいと思っていることに耳を傾け、個性を発揮できるようにしていかなくてはなりません。基本は徹底的にポジティブなコミュニケーション。店舗はオーケストラと同じなんです。

SDとしての私のポリシーは、自分から心を開くこと、つまりオープンマインドです。クリエーターの言葉に耳を傾ければ、当然私とは違う考えにも接することになりますが、私は絶対に否定はしません。どんな意見でも肯定的に受け止めます。そうすることによって、最初は心を閉ざしていたクリエーターも次第に心を開いてきて、素の意見を言うようになっていきます。もちろん店舗の方針や私の考えと違ったとしても、クリエーターの意見が正しいと思えたらすぐさま採り入れるのは当然のことです。
そんな取り組みをしていく中で私がイメージしているのは、“師匠”の姿。最初の上司となった磐田のSDのように、1人ひとりのクリエーターらしさが全開の店舗にしていきたいと思っています。1人ひとりの強みが発揮され、やがて全体で一つのチームとしての強みが生まれてくる、そんな店舗を目指していきます。

全国に店舗があるJINSでは、社員は全国転勤をすることになります。転勤とは成長の機会でもあります。
地域によってお客様の層はまったく違うし、クリエーターにもそのエリアらしさが表れます。例えばこだわりの強いお客様が多いとされる地域の店舗ではクリエーター1人ひとりのプライドの強さが邪魔することがあるし、そういう店舗ではとにかく丁寧にクリエーターの話を聞くことが大切です。あるいはファミリー感を大切にする地域の店舗はアットホームなのはいいですが、時に緊張感に欠けるきらいもあります。こうした地域の違いによる様々な経験を重ねていくことでSDとしての引き出しは確実に増えていくことでしょう。
私はそれが楽しいですし、自分の成長につながると思っています。どこへ転勤することになったとしても、ワクワクできるのがJINSです。

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「出る杭は伸ばす」カルチャーがある

これから目指すのはエリアディレクターです。エリアディレクターは7~8店舗をマネジメントすることが仕事で、担当地域の責任者となります。
ただ、SDとしてエリアディレクターと接していると、自分にはまだまだ及ばないところが多いと痛感します。一番は、未来を予測する力ですね。エリアにはどういう層のお客様がいて、今後その層はどう変化していくかということを見る力が自分にはまだ欠けています。経営者的な視点と言っていいでしょう。それを身につけていくのは簡単なことではありませんから、SDとして経験を重ねていく中で吸収していきたいと思います。その意味でも全国転勤は格好の機会になると思います。

JINSにはジョブチャレンジ制度があり、私も自ら応募して人事部の新卒採用のサポートをさせてもらいました。SDとかけもちで、面談や座談会などに関わることができました。
その際は学生の皆さんから様々な質問もいただきました。それによって自分が大切にしてきたことは何だったかを考え直し、言語化することができました。私自身が自分を見つめ直すことのできた機会になったと思います。
面談させていただいた方が入社してくれ、私が統括SDを務めていた店舗に配属されたときは、とても嬉しかったです。こうした喜びをもっと味わうために、将来は人事の仕事にも携わってみたいと思っています。

「出る杭は伸ばす」のがJINSのカルチャーです。私もそうして育ってきました。だから大切なのは、自らチャレンジする姿勢です。
挑戦することが大好きな人にJINSに入社してほしいし、人と一緒に店舗が成長できたらと思っています。決して歯車ではなくて、自らが動力となってJINSを動かしていく、そんな気概にあふれた方をお待ちしています。

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