様々な領域で活躍する「人」こそが、IBMの魅力 ―IBMが私のキャリアの出発点
様々な領域で活躍する「人」こそが、IBMの魅力
―IBMが私のキャリアの出発点
このストーリーのポイント
- 様々な領域で活躍しているIBM社員との関わりを通じて、本当にやりたいことを見つけようと思った
- ITスペシャリストに期待されていることは、システム作りだけではなかった
- 受講生としてインターンシップを経験し、現場のプロジェクトも知っているからこそ、伝えたいことがある
様々な領域で活躍している社員との関わりを通じて、本当にやりたいことを見つけようと思った
IBMのことは、大学院1年生の春に参加した就活セミナーで知りました。セミナー全体としては「ザ・説明会」という形で、各社人事の方が会社説明をしていた中、IBMだけは違っていました。現場のエンジニアや研究員の方がメインで、楽しそうに仕事の話をしていたことが印象的でした。ちょうどその場で夏のインターンシップの話を聞き、面白そうな会社だし参加してみようと思いました。
IBMのインターンシップは、ITスペシャリストのコースに参加しました。物理を専攻し、ITのバックグラウンドを持たない私でしたが、インターンシップを通して世の中に求められているものをチームで一生懸命考えて形にする楽しさ、ITの可能性や魅力の大きさを十分感じることが出来ました。
何より、インターンシップを通して、IBMの人材の幅広さを感じました。どの方面にも専門家がいるのではないかと感じるほど多様な方がいて、そこに魅力を感じました。グローバル企業の脆弱性を分析している方、量子コンピューターの開発をしている方など、とても面白そうなことに取り組んでいる、自分もこのような人たちになりたいと純粋に思いました。
そしてインターンシップ中も、終わった後も、多くのIBM社員が私のために快く時間を割いてくださいました。質問や相談に何度も付き合っていただき、このような人たちと働きたいなと思いました。社員のみなさんとの話を通じて、IBMはどのような会社なのか、自分が入社したら、どのように働くのかという姿をリアルに想像することができました。これが、IBMのITスペシャリストの選考にチャレンジした理由です。
正直、入社後に「何をやりたいか」のイメージが明確にあったわけではありません。ですが、「どうありたいか」という思いは持っていました。様々な領域で活躍している社員がいて、そういう方々と気軽に関わることができるような会社で働きたいという思いを持っていました。様々な領域で活躍している方々との関わりや、自分の経験を通じて、本当にやりたいことが見つかればいいなと思っていました。IBMならばそういった働き方を実現できると思えたのが、入社の決め手です。
ITスペシャリストに期待されていることは、システム作りだけではなかった
「モノづくり」が、ITスペシャリストに対して一般的に抱かれるイメージなのかもしれません。ある設計があって、それに従ってシステムを作るという仕事です。もちろんそのような一面もありますが、それだけではありません。IBMは、お客様のビジネスをより成功させるためのご支援をしています。そのためにコンサルティング・サービスや、テクノロジーをお客様にご提供しています。ITスペシャリストは、技術のエキスパートとして、提案から実行まで幅広くご支援することが求められます。
一例として、私が関わった次世代ITプラットフォーム構築プロジェクトをご紹介します。
ビジネス環境の激しい変化に直面しているお客様が、自社のお客様に、より良い体験を提供しようと考えている。そのためには、実現手段の中核にあるITを、ビジネス変化に追従できるようにする必要がある。その全社的な課題に対して、次世代のITプラットフォームを整備し、より高速に、より高価値なサービスの提供が可能な形を実現する。これがプロジェクトの目的です。決まった答えや、与えられた設計書などが存在しない中で、何がお客様の成功に結び付くのか、そもそも目の前にどのような課題があって、どのように解決していくべきなのかを一生懸命考え抜き、提案、検証を行う毎日でした。
入社1年目、ITスペシャリストに必要なのは、技術力だけではないことを実感
「ITスペシャリストは、技術オタクの人が務める仕事ですよね」と聞かれることが多々あります。確かに技術のエキスパートとして、お客様にコンサルティングを行う立場として、専門性は求められます。ですが、どれだけ技術スキルが高くても、それだけでは意味がないと思います。だからこそ、ITのバックグラウンドを持たない人でも、ITスペシャリストとして力を発揮することが出来るのだと入社後に実感しました。
入社1年目に、私が作ったアプリをお客様にデモをしたときのことです。
私は元々、プログラミングができたわけではありません。本当に色々なことを勉強しながら、アプリを作りました。特に画面作りには拘りました。自分なりに試行錯誤をし、「こんなこともできる」ことをお客様に見ていただけるよう、新しい機能を付けました。ただ、お客様の反応はイマイチでした。なぜだろうと考えたときに、お客様がやりたいことを履き違えていたことに気がつきました。プロジェクトとして求められているものを意識しきれていなくて、目の前のモノを作ることで頭がいっぱいでした。
「ITスペシャリストに必要なのは技術力だけではない」という言葉を、言葉として理解していたつもりでしたが、実際に現場に出て本当にそうなのだと実感しました。どれだけ技術力があっても、お客様の反応は変わらなかったと思います。もちろん技術力はあるに越したことはないです。ただ、技術力があればお客様に価値をお届けできるかというと、全くそんなことはないでしょう。お客様が本当に何に困っているのか、それを理解することができなければITスペシャリストとしては何の意味もないことを感じました。
それ以降は、本当に取り組まないといけないことは何かという視点を持ち、今まで以上に目の前や、周りを見るようになりました。その甲斐もあったのか、ある日、お客様から直接感謝の言葉をいただくことができました。「あ、この仕事のやりがいは、これかもしれない」そう思えた日でした。
インターンシップ参加経験者として、コースの設計者として、みなさんにお伝えしたいこと
企業のインターンシップを受けるかどうか悩んでいるという相談を、よく学生の方からいただきます。間違いなく行った方が良いです。会社や社員を知ることができる絶好の機会だからです。インターンシップは、長い時間触れ合ってみないと分からないこと、説明会やHPからは見えない会社選びに必要な情報をたくさん学ぶことができます。特にIBMのインターンシップは、お客様とのプロジェクトを経験している社員がプログラムを0から作り、学生のみなさんにお届けしています。
ITスペシャリストのコースでは、現場に近しい状況を作る予定です。スキルや情報、時間に制限がある中、どのようにしてお客様の期待に応えるのか。答えのない課題に対して、チームで力を合わせて考え抜き、最善の解を導き出すことの楽しさを感じてほしいです。
2023年のIBMのインターンシップ ITスペシャリストコースは、自身が就活生の時に受講生の立場として参加した私が、プログラムを設計しています。インターンシップを経験した後に、ITスペシャリストとして入社し、実際のお客様とのプロジェクトも経験した上で、みなさんの前に立ちます。自分だからこそ伝えられることが、たくさんあると思っています。
プログラミングの経験がないけど参加できるのだろうか。情報系の専攻ではないので、やっていけるのだろうか。そういった不安を抱いている方もいるかもしれませんが、大丈夫です。私もそうでした。興味を持っていただけたのなら、ぜひ一歩踏み出し、チャレンジしてみてください。そして不安や疑問があれば、インターンシップで、私やメンターにぶつけてください。IBMのインターンシップでは、講師やメンターをはじめとする社員に話を聞くチャンスがいくらでもあります。会社選びに必要な情報を学ぶ機会として、インターンシップをご活用ください。