全力で突き進んでいけるのも、支えてくれる仲間がいるからこそ  自分らしさを発揮しながら、一歩ずつキャリアを高めていける

全力で突き進んでいけるのも、支えてくれる仲間がいるからこそ 自分らしさを発揮しながら、一歩ずつキャリアを高めていける

全力で突き進んでいけるのも、
支えてくれる仲間がいるからこそ
自分らしさを発揮しながら、一歩ずつキャリアを高めていける

このストーリーのポイント

  • 自分に託された役割を何かを理解し、期待に応えられるよう全力で打ち込む
  • 店舗から本部へ。一つひとつのキャリアステージと真摯に向き合う
  • 新たな挑戦を促し、さまざまな経験を糧に成長していける企業風土がある

「この会社で働いてみたい」。自分の直感を素直に信じてアパレルの世界に飛び込む。総合職として、まずは全国各地の店舗で販売に従事。店舗マネジメントの難しさを知る。それらの経験を活かし、現在は本部でEC事業をリードする。常に目の前の仕事にベストを尽くしたいと考えている。

PROFILE
株式会社ナイスクラップ

中田 恵美

第一事業部  ワンアフターアナザーナイスクラップ

2010年入社╱農学部卒業

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栃木県出身。子どもの頃から、目標を決めたらやり抜くまでは諦めないタイプ。バスケットボールや空手などのスポーツにも熱中した。入社後も突破力を強み活躍。マネジメント職についてからは、幅広い視野も身につけるようにしている。

自分がここで働くイメージが自然と湧いて来た


実は農学部に進んだのは、化粧品会社の開発職に就きたかったから。それには有機化学を学ばなければいけなのかったのですが、この分野がどうしても苦手でした。方向転換をしないといけないと考え、就職活動を進めるにあたっては、自分がやりたいことを再度洗い出してみました。

導き出した答えは、人と関わる仕事をしたいということ。飲食店での接客や塾の講師など、バイトの経験が大きかったからかもしれません。人と接している方が楽しくて、有意義な時間を過ごせると思えたのです。

最初は業種を限定しませんでした。アパレル、販売、飲食、テレビ局、ホテルなど幅広く受けました。でも、どの会社説明会に行っても自分が働いているイメージが湧いてきませんでした。

唯一、キラッと光るものを感じたのがナイスクラップ。会社説明会の雰囲気がとても良かったのです。職場の風通しの良さが感じられました。それに、登壇された先輩社員も体験談をすごく生き生きと語っていて、「自分もここで働く気がする」と直感的に思いました。

当社に決めた理由は他にもあります。一つが、ヤングカジュアルブランドとして名が知られていること。そして、もう一つがキャリアパスや福利厚生、待遇なども充実していたこと。長く働ける会社だと判断しました。

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色々な店舗を回り、多様な接客スキルを学ぶ


入社後まずは店舗での販売からスタート。大宮ルミネ店を皮切りに、福岡の天神地下街店、天神ソラリア店、宇都宮インターパーク店など、さまざまな店舗で働きました。

それぞれの在籍が5カ月、1カ月、7カ月、1年半などと、かなり短かい期間で転勤を繰り返していました。もともと総合職は全国転勤ありと聞いていたので、「言われたところで頑張ります」という気持ちでした。むしろ、色々な店舗の景色を見れるのは自分にとってプラスだと思っていたので、異動を楽しみにしていたくらいです。

実際、店舗ごとにお客様の層や風土が違うので必要となるスキルも変わってきます。例えば、地方店はお客様にしっかりと付くことが大事です。一方、都心店では二人、三人のお客様に並行して対応しなければなりません。その分、幅広い視野や言い切る接客力、瞬時にお客様のご要望を汲み取るスピード感が求められます。私は両方を学べました。

「そのやり方にはついていけない」と言われたことをきっかけに自分を見直す


大きな転機となったのは、池袋ルミネ店への異動です。上司から、「予算が取れる店舗にしたい。だから、君に行ってもらう」という話があったのです。自分に託された役割を考えた時に、「大改造するぐらいの気持ちでいかないといけない」と思うと同時に、絶対に結果を出して成功体験にしたいとも思いました。根っから目標を決めたら全力投球するタイプでしたし、とても負けず嫌いな性格でした。前の店舗で数字に対して厳しい店長のもとで、めげずに頑張り続けるメンタルの強さを評価いただけたのかもしれません。

ポジションは副店長格となるサブです。スタッフの動きを見て最初に感じたのは、常連の顧客様だけを接客すれば良いというような対応面での課題でした。常連のお客様に時間をかけて、集中的に対応することで満足度をあげることには繋がりますが、フリーのお客様への売り逃しロスが発生していたのです。そこで、常連のお客様とフリーのお客様に並行してサービスを提供する多客接客のスタイルを働きかけるとともに、店舗の売上目標に対する強い達成意欲を持ってもらえるよう働きかけていきました。

ただ、この取り組みはスタッフにすぐには理解してもらえませんでした。特に、在籍期間が長いスタッフはこれまでずっと常連の顧客様を大事にすることがすべてだと思って接客してきていたので、受け入れてもらうのには時間がかかりました。

顧客様を大切にしたいという気持ちは重要です。しかし、時間を掛けさえすればそれで良いというものでもありません。従来通り丁寧に対応はするものの、それ以外のお客様にもご満足していただくことが、私たちの仕事になると繰り返し伝えていきました。


その後、私はサブから店長に昇格したものの、そのタイミングでショックな出来事がありました。「店長のやり方にはついていけない。会社を辞めようと思っています」とあるスタッフから言われてしまったのです。

会社には「どうしたら良いか」とすぐに相談しました。もちろん、本人とも一対一で何度か話しました。私も一方的に「自分のやり方に合わせてもらいたい」というつもりはありません。そのスタッフの意見も大事にしたいと思い、結局は柔軟性を持って対応するということでお互いに理解し合うことができました。

気持ちが入りすぎた余り、自分のやり方に合わせてほしいというマネジメントスタイルを周りの皆に押し付けていたのではないかと反省させられました。自分を見つめ直す良いきっかけになりました。

また、それまでは数字を出すことが店長の仕事だとずっと思っていたのですが、その道筋が間違っていたことにも気づかされました。皆が気持ち良く働けた時にこそ数字が上がると実感したのです。自分ひとりでできることには限界があります。そうなると、やはりチームプレイが大切になってきます。一人ひとりが生き生きと働けるような店舗にする。それが、店長の役割だと捉え直しました。

おかげで数字も伸び、社内表彰も何度か受けました。挫折もありましたが、最終的には店長として実績を出せたことが、今の自分の自信につながっています。

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店長経験を活かし、本部で新たにEC業務に挑む


現場での経験を活かし、その後私は本部スタッフとしてone after another NICECLAUPのEC業務に携わりました。メインで担当したのは、最も予算規模が大きなZOZOTOWNサイトの運営。もっと売上を上げるためには何が足りないのかを洗い出し、仮説をもとに行動していきました。

具体的に取り組んだのは、Web限定アイテムの拡大でした。なぜなら、ZOZOTOWNの平均年齢は35歳。当社のターゲットが25歳でしたので、もう少し上の年齢層をカバーするために洋服のテイストを広げる必要があったからです。ただ、当社らしさを壊してはいけません。レギュラーで作っている洋服にいかにプラスオンするかを社内のスタッフや協力会社と一緒に考えました。

最終的に、「もう少し年齢層が高めでナイスクラップを知らない層を獲得するために検索されているキーワードのリサーチと分析を念入りに行い、大人っぽくてシンプルは意識しつつも、それだけにはならないようなアイテムを作っていきたい」と上司に報告したところ、「自由にやってみてよ。任せるから」と承認していただけました。サイト上だけではなく、実際の店舗でお客様がどのような商品を手に取っているのかもリサーチしました。普段はルミネに行くことが多いけれど、マルイにも足を運んでみるなど実際に市場に出てリサーチするようにしていました。

ECサイト限定の別注商品が当たったこともあって、ZOZOTOWNサイトの運営は順調にスタートしました。こういうデザインにしたらヒットするのではというリサーチと分析が上手く行ったからです。その後も売上を伸ばすことができ、目標数字もクリアしました。

自分が「やりたい」と言ったことに対してまずはやらせてもらえる、これは当社の風土だと思います。新たに挑戦できるチャンスを与えてもらうことができます。自分たちから色々提案しても、「ダメ」と言って潰されることはありません。トライするからこそ学ぶことができるというスタンスなので、とても働きやすいです。当然ながら、モチベーションも高まります。本当に自分次第で実績を作り出していけるのです。

評価も年功序列ではありません。成果をどれだけ生み出すことができたのかを見てもらえます。私自身、そこが当社で頑張り続けたいと思う理由になっています。


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これからもチャレンジすることを楽しんでいきたい


ECでもキャリアのステージが色々あります。次のステップに行くために、まずは今のステップで結果を出すことが重要です。今置かれている状況が今後のキャリアにとって必要になってくると思っているからです。

ZOZOTOWNの後には公式通販サイトの店長やEC統括、マーチャンダイザーなども経験させていただきました。現在はECサイトの運営を離れ、ECの撮影責任者とSNS活用を推進するデジタル・スーパーバイザーを担当しています。より広い立場からECモールに関わり、各店長のシナリオを把握した上で、どのような画像を撮影するか、SNSを通じていかに情報を拡散させていくかが私の命題です。それらの戦略を練るとともに実務を担っており、毎週のようにリーチ数を分析してバズリの法則を見出すようにしています。

また、ECサイトの若手店長の育成にも携わっています。ただ、いつになっても人を育てるのは難しいと感じています。どうしても一人で突き進んでしまうタイプなので、今でも一番苦手と言っても良いかもしれません。当面はSNSを活用したブランド認知の拡大に取り組んでいくつもりです。フォロワー数も伸ばさないといけませんし、InstagramだけでなくYouTubeやTikTokなども活用していきたいと思っています。どこまで売り上げを最大化できるかは、まだまだ未知数なだけにやり方次第では大きくブランドを成長させることができると信じています。

私のキャリアは順風満帆のように見えるかもしれませんが、正直言って上手くいかないことも多々ありました。いつも心がけているのは、チャレンジすることを楽しむことです。「あなたがいてくれたから良かった」と思ってもらいたいので、中途半端にはしないよう、やれることは全力でやり切りたいと思い続けてきました。そんな私をいつも上司や周りが何かとサポートしてくれたことに感謝しています。目標を決めるのも私一人ではありません。躓いた時は優しくフォローしてもらいました。同期にもいつも相談に乗ってもらいました。本当に恵まれた環境で働けていると痛感しています。まだまだ、挑んでみたいこともあるので仲間と一緒に頑張っていきたいです。

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