お客さまと真剣に向き合い、生まれ育った地元長野に貢献する。
お客さまと真剣に向き合い、
生まれ育った地元長野に貢献する。
このストーリーのポイント
- 生まれ育った地元に恩返しがしたいと、長野県信用組合にUターン就職
- 新人時代は上司や先輩に助けられながら、一人前の渉外担当として成長
- 「やるからには上を目指す」と決めた通り、実績を重ねてステップアップしていきたい
大学時代は東京で過ごしたが、卒業後は地元・長野県に貢献できるような仕事がしたいと考え、長野県信用組合に入組。渉外課員として、個人・法人のお客さまとの信頼関係を築きながら、個々のニーズに応えられる金融サービスの提案を行っている。
長野県信用組合
中村 礼生
渉外課
2018年4月入組
長野県生まれ。学生時代は空手一筋の生活を送り、日本一を目指すため厳しい稽古に励んできた。長野県信用組合入組後も、「上を目指す」気概は変わらない。まずは課長になれるよう実績を積み重ね、ゆくゆくは部下から信頼される支店長になれるよう、日々の業務に全力を尽くしている。
地元・長野に恩返ししたくてUターン就職
父が空手道場を経営していたこともあり、幼い頃からずっと空手をやっていました。春の高校選抜大会では全国2位、団体戦でも全国大会へ出場した経験があります。大学時代も体育会空手部に所属し、週6日厳しい稽古に励んでいました。
空手は武道であり、忍耐力や精神力を養うものです。辛いことがあっても、簡単には折れない強い心を持てるようになりました。その気概は、社会人生活を送るうえでも大いに役立っています。
大学時代は東京で過ごしたのですが、卒業後は生まれ育った長野県に何かしらの恩返しがしたかったため、就職活動は県内の企業に絞って行いました。とある合同説明会において、ブースに足を運んだ企業のひとつが、長野県信用組合でした。もともと、生活になくてはならないお金を軸にしたサービスを提供する金融業界にも興味があり、説明会をきっかけにエントリーしました。
選考が進む過程で、当時の人事担当者と話す機会がありました。そのときにかけてくれた「一緒に上を目指して頑張ろう」という言葉が、強く心に響いたのを覚えています。
学生時代は、空手で日本一になることを目指して、毎日厳しい練習を乗り越えてきました。「社会人になっても目標を持って上を目指したい」と思っていたため、私はその言葉を聞いて、今度は金融のプロフェッショナルを目指して頑張ろうと、長野県信用組合への入組を決めました。
失敗もありつつ、周囲のフォローに助けられた新人時代
2018年4月に入組後は、実家からも近い営業店の融資課に配属となりました。まずは書類の整理から始まり、決算書の読み方などを教わりましたが、当時は融資どころか金融全般の知識に乏しかったため、話についていくだけで精一杯でした。しかしながら、今思えば新人時代にみっちりと金融の基礎を叩き込まれたおかげで、その後渉外担当としてお客さまに融資の提案をするうえでも、一連の流れをスムーズに理解し、説明できるようになったと思います。
同年12月に渉外課に移った後は、個人宅での預金の手続き、年金受け取りの案内や、個人事業主、法人の方への各種ローンの借入相談など、さまざまな金融サービスを提案する仕事に関わりました。渉外担当は、あらゆる金融商品の中からお客さまのニーズに合わせて最適なものを提案しなければいけませんが、始めはたくさんある商品の特徴などを理解することに時間がかかりました。
当然それまでは営業の経験もなかったため、探り探りでお客さまのもとを訪問する日々でしたが、どのお客さまも「よく来てくれたね」と、新人の私を孫のように可愛がってくれました。支店のある地域が、私の生まれ育った地域と近いということもあり、地元のスポットや思い出話で盛り上がることも多かったです。
優しくてあたたかいお客さまに恵まれてはいましたが、その優しさだけに甘えていてはいけないと痛感したエピソードがあります。
融資の借入申込書を記入してもらうため、とある法人のお客さまの事務所を訪問したのですが、社判の向きを間違えたまま押印のご案内をしてしまい、後で同じ書類をもう一度もらい直すことになってしまいました。
再度の手間を取らせてしまうことについて、非常に申し訳ないと素直に謝ったところ、「いいよ、それぐらい。この失敗をもとに勉強してくれりゃいいわ」と許してくださいましたが、この経験をきっかけに、より一層気が引き締まりました。お客さまに迷惑をかけないのはもちろんのこと、自分を信用してもらうためには、もっと勉強しなければならないと反省し、同時に責任の重さをひしひしと感じたできごとです。
そんな私を、支店の皆さんがフォローしてくれる環境にも助けられました。渉外担当になりたての冬、お客さまのお宅を訪問した際に、年金の受け取り手続きを依頼されました。しかし手続きの方法が分からず、支店に助けを求めて電話すると、当時の上司が「今から行くからそこで待ってろ」とバイクを走らせ、私のもとへ駆けつけてくれたことも。お客さまに手続きを丁寧に説明しつつ、私にも「この書類はこう書いてもらうんだよ」と、教えてくれました。
各々抱えている仕事が忙しいにも関わらず、どの上司や先輩に分からないことを聞いても、親切に教えてくれた環境はありがたかったです。そんな皆さんに感謝しつつ、いち早く戦力になれるよう働いた3年7ヶ月でした。
お客さまに真摯に向き合ってきた結果が花ひらく
2020年に異動した先は、長野県第2の中核市、松本に根ざした大型店舗。以前より担当するエリアが広くなり、1日に応対するお客さまの数も増えました。
支店が変わっても担う業務は同じなので、今までの経験を生かせば大丈夫と思っていましたが、前任店と比べて土地勘も薄かったため、慣れるまではスケジュールの組み方にも苦労しました。また、お客さまとも地元の共通話題で盛り上がることができないので、最初の会話のきっかけをどう作るかも考える日々でした。
そんななかでも、お客さまと真摯に向き合っていて良かったと思える出来事がありました。とある個人のお客さまが車を購入するというので、マイカーローンを提案したところ、「他の金融機関とそこまで金利が変わらないため、迷っている」と言われてしまいましたが、諦めずに足しげくお客さまのもとへ通い続けたところ、「中村さんがそんなに熱心に来てくれるなら、使ってあげるよ」と言ってもらえたのです。金利などの条件面ではなく、私自身を評価して選んでもらえた気がして、とてもうれしかったです。
また、このようにお客さまに全力で向き合えるのは、お店の雰囲気のおかげでもあります。大型店舗であるがゆえに掲げられる目標も大きいですが、それを達成すべく全員で努力を重ねられる、とてもエネルギッシュな支店だと思っています。支店中にみなぎるエネルギーを感じながら、私もより多くの実績を残せるよう、業務に励んでいます。
渉外業務を行ううえで、意識しているポイント
今までの経験を踏まえ、渉外業務にあたるうえで意識していることが2つあります。
まず1つ目は、「お客さまと楽しく会話をすること」です。こちらが一方的に事務的な話ばかりをしていると、お客さまは身構えてしまいます。もちろん礼儀はわきまえつつ、私はいつも、お客さまと世間話をしにいくつもりでコミュニケーションをはかることを心がけています。それは個人の方でも、法人の社長さまと相対するときでも変わりません。和気あいあいと会話を楽しめれば、自然とお客さまとの結びつきも深まると思います。
もう1つは、「先入観を持たないこと」。これは異動した際、前任者からお客さまの引き継ぎをしたときに実感したことです。
定期的に訪問しており、他の取引はあるものの、年金は他の銀行で受け取っている方がいらっしゃいました。私は、年金も当組合で受け取ってもらえればお客さま側のメリットも増えると考え、受け取り先の変更を提案してみることにしました。その際、前任担当者にお客さまの情報を聞くと「この方に受け取り先の変更を提案してもダメだと思う」と言われてしまいますが、果たして本当にそうなのか自分で確かめずにはいられなくなり、訪問の都度アプローチしてみました。
すると私の熱意が伝わったのか、最終的には年金の受け取りを当組合に変更していただくことができたのです。このような体験から、「お客さまに先入観を持たないこと。また情報に振り回されず、まずは自分の目で確かめてみること」の大切さを学びました。
上を目指すべく、実績向上と自己研鑽に励んでいきたい
「やるからには上を目指す」と決めて入組した通り、まずは課をまとめる課長を目指し、ゆくゆくは支店を統括する支店長になりたいです。支店長といえば、新人時代を過ごしたお店の支店長が、私を含めた支店内全員の士気を高めてくれる人でした。
例えば、ささいな実績でも「よくやった」とほめてくれましたし、最終的に実績につながらなくても、お客さまに一生懸命提案した過程を評価してくれて、「頑張ったな」と声をかけてくれました。そんな前向きな声かけが私にとってはうれしく、より結果を残していこうというモチベーションを高めてくれたと思っています。
そんな風に、支店全体を盛り上げられるような支店長を目指したいですが、まずは目の前の仕事をきちんとこなし、それが実績につながるよう地道に努力を重ねていきたいです。また、昇進するには実績も大切ですが、さらなる金融知識の習得や、業務にまつわる資格取得も重要です。勉強もおろそかにせず、仕事とバランス良く両立させていきたいと思います。
長野県信用組合には、私のようにUターン就職をしている人がたくさんいます。金融業界に興味のある人、お世話になった地元に恩返しをしたい人にはぴったりの環境ではないでしょうか。最初は金融に関する知識がなくても、やる気さえあればそれは後から身についていくものです。意欲ある方と切磋琢磨しながら、一緒に上を目指して働けたらと思います。