新しい時代を創るフロントランナーとなって、走り続けて行きたい

新しい時代を創るフロントランナーとなって、走り続けて行きたい

このストーリーのポイント

  • アプローチは違っても同じ答えに辿りつく、数学の面白さを実感
  • 業界No.1企業だからこそ、実現できることがあると信じて東芝テックへ
  • 新たな職場で、未来型店舗づくりの推進者を目指す

「どうしたら自分の成長につながるか」と考えることを常日頃から考えている。だから、勤務時間の10%を自己啓発や自己成長に投資できる仕組みの名称が社内で募集された時も、すぐに「ジブンジカン」という言葉が浮かび、見事採用された。その時間を使ってもっと活躍していきたいと思い描いている。

-profile-

星野 愛

東芝テック株式会社

リテール・ソリューション事業本部 商品企画開発統括部 サービスソリューション商品部 未来ソリューションチーム
2012年入社/数学科卒

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岐阜県出身。学生時代は数学を専攻。必ず正解がある問題を多数解いてきた。東芝テックでは、SEとして顧客との関係づくりに従事。次は、未来ソリューション担当として何が正解かわからない問題に挑んでいく。

答えは一つでも、考え方は多様。数学の魅力に惹かれる

もともと私は、助産師になりたかったんです。助産師は、人が産まれる時に立ち会える素敵な仕事。でも、高校で自分の進路を大きく変えました。数学の成績が良かったこともありますし、看護であれば大学を卒業してからも専門学校に行って学ぶことができます。それに、できれば若い時期に論理的な思考プロセスを学んだ方が良いのではと考え、数学科のある大学を目指すことにしました。

大学でも数学の勉強にかなり力を入れました。黒板に問題が一文書かれ、それを時間内でひたすら解くという授業もあり、結構鍛えられました。数学は答えは一つであっても、考え方はさまざまです。どんな解き方をしても、一つの答えに辿りつくのが面白かったですね。違う考え方をしても大丈夫、むしろ考えが違うことをすんなりと受け入れられるようになりました。

一方で、吹奏楽のサークル活動にも熱心に取り組みました。勉強で疲れた脳をリラックスさせたいという想いもあったのかもしれません。受け持った楽器は、トランペット。週2回の練習には必ず参加し、その成果をさまざまな場で披露していました。

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就職活動の軸は、「ものづくり」「No.1」「顧客との接点」

就職活動は、大学三年次の期末試験を終えてからスタートさせ、色々な企業の説明会に参加しました。その中で気付いたのは、自社でものづくりをして、出来上がった製品を自社で売る会社が良いということ。それからは、メーカーにどんどん心が惹かれていきました。

業種にはあまりこだわりませんでした。むしろポイントに置いたのは、何かの業界でNo.1の会社であることです。そう考えた理由は、就職活動を続けている中で、「自分が考えたものを会社で製造し、それが世の中の当たり前になったら良いな」とか「いつの日か、これを私が成し遂げたと家族に誇れるような仕事をしたい」と思い浮かんだからです。そのためにも、業界を引っ張っていく、新しい時代を創っていく会社に行きたいと思いました。

東芝テックを選んだのも、ものづくりを手掛け、POS(販売時点管理)システムでは、トップシェアであることが大きな要因でした。また、お客様と接点が持てる仕事であったことも決め手となりました。といって、営業は自分には向いていないし、プログラミングの知識もないので開発でもないと思っていたところ、東芝テックには営業と技術の間を担うSEという職種があると知り、「この職種は自分に合っているでは」と感じました。

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お客様との関係づくりを重視。悔しい経験も

2012年に入社し、最初に配属されたのが東京支社。SEとして飲食店やホテルを担当し、POSやサーバーシステムの入れ替え作業の管理、お客様の要望に合わせたカスタマイズをするための要件定義や仕様決定などの業務を行っていました。

SEとして仕事を進める上で大切にしたのは、お客様との関係づくりでした。どうしてもお客様との接点なしには進まない仕事だからです。関係性が良いとスムーズに物事が進みますし、万が一トラブルが起きたとしても収拾しやすくなります。そのためにも心がけたのは、できるだけ素直になることでした。さすがに、お客様から無理難題な要望があった時に、「嫌だ」とはっきり言うのは立場的に難しかったのですが、「これってどう思うか」と聞かれたら、「自分はこう考える」という意見や考えをしっかりと言うようにしていました。また、何かミスがあった時も隠してしまうと余計に広がってしまうので、素直に謝ることを心がけていました。もちろん、嬉しいことがあれば感情豊かに表現していました。

印象的だったのは、入社3年目の出来事。他社のPOSを利用しているお客様から、「東芝テックのPOSをテスト的に導入しても良い」という話があり、3店舗で導入いただきました。ところが、季節の変わり目でお店のメニューも変わる時期だったこともあり、POSの設置や機能設定、メニュー変更でミスが生じてしまったんです。夜、急きょお客様のもとを訪ねお詫びをしたのですが、その時にミスをしたことを怒られるよりも、「そもそもこの仕組みではだめだ」と厳しく言われてしまったことが、とても悔しかったです。システムに関しては自分ではどうすることもできません。その場で何も言葉を返せない自分がはがゆく思えてしまいました。それ以来、「社内の製造部門ともっと連携しなくては」とか、「より良いシステムにするためにも言うべきことは言おう」という気持ちになりました。

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自ら異動を申し出て、0から1を創る仕事へ

結局、東京支社には9年間在籍し、2021年10月にサービスソリューション商品部へ異動してきました。この部署のミッションは、色々な会社と協業して新たなソリューションを創出し、実証実験を進めることです。まさに、0から1を、1から2を創る部署となります。そのなかで、私が属する未来ソリューションチームは、未来型店舗づくりを担っています。今はPOSで決済をしていますが、それにずっとこだわり続ける必要はありません。代わり得るものは他にもあるかもしれないので、今までつながりのなかった会社とも手を組んで新しい店舗を作り上げていこうとしています。チームのメンバーは7名。SE経験者は私ともう一人。他には、開発や商品などの部門出身だったりします。

私の仕事は提携先を探したり、提携して何をするかを考えたり、実際に作り上げた仕組みが上手く稼働するかといった実証実験を行うこと。メインで関わることになっているのは、株式会社TOUCH TO GO(※)との業務提携のもとで進めている、無人決済店舗システムとPOSデータを組み合わせて社会問題の解決や新たなサービス展開を目指していくプロジェクトです。お互いに手を取り合って新しいソリューションを生み出していきたいと考えています。

部署が代わったことで、私が関わる会社も従来とは全く違っています。今は同じベンダー同士との打ち合わせが大半。お客様にとってより良い仕組みは何か、もっとわかりやすいものはないかと同じ方向を見ながら会話ができます。また、一緒に何か新しいものを作れそうというワクワク感も味わえています。それらが新鮮であり、面白いです。

実は、今回の異動は自分から申し出ました。就職活動をしていた頃から、「どの会社で働くことになっても、常に新しいことに取り組んでいたい」という想いをずっと持ち続けていました。それが社会に広がるということはありません。そこにもどかしさを感じていたんです。また、新しい商材を作りたいと言う気持ちも強くありました。加えて、何年もSEを続けてきたことで自分の中でルーチンワーク的に仕事をこなしてしまっている印象がありました。「従来通りの解法で良い」と思い込みがちというか。だから、何か変化が欲しかったというのが本音です。

※ https://www.toshibatec.co.jp/release/20210930_01.html

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ものづくりだけでなく、より良い会社作りにも挑む

今はまず、未来ソリューションチームで何かを成し遂げたいという気持ちで一杯です。もちろん、私一人でできるものではありません。色々な立場の人の協力があってこそです。そうしたムーブメントの先頭に立って、仲間を引っ張っていくリーダーになりたいです。できればどんどん昇進もしていきたいです。なれるものなら、女性初の役員だって本気で目指したいと願っています。

もう一つは、東芝テックという会社そのものや職場環境をより良くしたり、働く人々の意識をもっと高めていくチャレンジをしていきたいです。東芝テックに入社したら成長できるというイメージを構築するとか、社員一人ひとりが何となく働くのではなく、「何故、この会社で働いているのか」「どんな目標を持って働いているのか」「どんなキャリアを目指していくか」を明確にイメージできるようサポートができたらと思い描いています。事業本部の風土改革に関わっているのもそのためです。言いたいことが言えるよう「オフサイトミーティング」を行っていますが、そうした場を意図的に設けなくても良いような職場にするというのが最終的なゴールです。

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