人を育てることで、自らも成長する。現状に満足せず、チャレンジを続けたい。

人を育てることで、自らも成長する。現状に満足せず、チャレンジを続けたい。

このストーリーのポイント

  • 「入社1年でストアディレクターに」という目標をかなえる
  • 店舗クリエイターの育成を支えることで会社の成長に貢献
  • 臨店での指導と在宅勤務による柔軟なワークスタイル

東日本エリアで幅広く店舗経験を積んだ後、自分自身の成長のために店舗クリエイター育成の仕事にチャレンジ。自らステップアップの道を開いた。仙台を拠点に店舗を訪問しての指導と在宅勤務をバランスよく続け、今、全社視点での育成の仕組みづくりにも取り組む。

-profile-

佐藤 友佳

株式会社ジンズ

店舗オペレーション部 シニアトレーナー

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2013年入社。宮城県出身。大学卒業まで仙台で暮らし、JINS入社後は東日本の多くの店舗でストアディレクターを経験する。その後、仙台を拠点にトレーナーとして現場の人材育成に取り組む。間もなく第1子誕生予定。

JINSの未来を語る言葉に共鳴して入社

仙台生まれの仙台育ち。現在も仙台に暮らしており、間もなく母親になる予定です。
中学・高校では部活に打ち込みました。中学は吹奏楽部で、担当はユーフォニウム。チューバに似た金管楽器で、温かく柔らかな音色が特徴です。高校では新体操部に所属し、副部長も務めました。
ユーフォニウムも新体操も、実はまったく知らないで始めたものです。ゼロからのスタートでした。未経験のことにチャレンジし、目標に向かって努力を重ねていくという経験は、私にとって貴重なものとなりました。

地元の大学に進学後は接客のアルバイトに打ち込みました。懐石料理店とカフェです。
懐石料理店では日本料理にふさわしい作法を学び、カフェでは自由でフレンドリーな接客を教わりました。対照的な接客スキルを身につけられたと思います。お客さまに満足していただくことで得られる「ありがとう」の一言は、どちらにも共通の喜びでした。
JINSに内定後には、JINSの店舗で内定者アルバイトも経験しました。4ヵ月ほどでしたが、入社前に店舗での仕事を一通り学べたのは自信になったと思います。

アルバイトで身につけた接客スキルを活かしたいというのが就職活動の軸でした。生活に身近な製品がいいということで思い浮かんだのがメガネ。その流れでJINSを知りました。
人事の方の「世界一のアイウエアカンパニーを目指している」という言葉は熱く、キラキラと輝いていました。胸を張って会社のビジョンを語る姿に打たれ、そこに私は自分の将来の姿を重ねたのです。笑顔の写真と私服での面接という「スマイル採用」もユニークで、とてもクリエイティブなカルチャーを感じました。

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成長の踊り場にある危機感から、本部への異動を志す

入社時に決めていたのが、1年以内にストアディレクターになるということでした。
最初に赴任したのが郡山の店舗で、入社10ヵ月目には仙台の店舗にストアディレクターとして赴任することに。予定よりも早く目標をかなえられました。 1年以内にストアディレクターになるという目標を日頃から上司にアピールしていたところ、上司が私の志をしっかりと受け止めてくれ、昇進への後押しをしてくれました。自ら手を挙げて挑戦する姿勢を見せればチャンスを与えてくれるのがJINSという会社なのです。

その後は北海道や青森県、群馬県、宮城県と東日本の店舗でストアディレクターを経験しました。就職するまでずっと仙台で暮らしていましたが、このように様々な土地で仕事をすることに抵抗はまったくありませんでした。どの店舗でもメンバーと一緒にお客さまに喜んでいただけるお店づくりに取り組みました。
転機となったのは入社5年目のこと。JINSの「マイスター検定」がスタートし、自らのスキルアップのために挑戦することにしました。「マイスター検定」とは、接客のスペシャリストである接客マイスター、技術のスペシャリストである技術マイスターを認定する社内制度で、現在でも店舗クリエイターの2%程度しか取得していない非常に狭き門の検定です。私はこの検定に合格することで、自身の成長と同時に一緒に働く仲間の成長にも貢献したいと考えました。

背景にあったのは、自分の成長が停滞してしまっているのではという危機感でした。10ヵ月目にストアディレクターに昇格してからずっと現場の責任者として仕事をし、複数店舗を預かる統括ストアディレクターも経験しました。ストアディレクターとしての仕事に大きなやりがいを感じる一方、成長が止まってしまったような感覚もあったのです。
私は現状維持が嫌いで、踊り場にとどまっているのは我慢できないタイプ。新たな成長へ一歩を踏み出そうと考えました。マイスター検定取得後は、店舗から本部へのキャリア選択ができる社内公募の「キャリアチャレンジ制度」を活用し、本部店舗人材開発室(当時)への異動を実現させたのです。

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東日本の店舗を担当し、その育成に取り組む

本部へ異動して私の仕事は大きく変わりました。
所属は本部であっても、住んでいるのは仙台。東日本担当として約70店舗を担当し、月の半分はそれらの店舗を訪問し、ミーティングのあるときだけ上京して出社しました。店舗では社内検定合格を目指すクリエイターのために接客やフィッティング・測定のテストを行い、講評を通じてステップアップを促します。店舗の訪問スケジュールは自分で設定。キャリーバッグを転がして出張を重ねる日々でした。

各スキル検定への挑戦を通じて現場のクリエイターの成長を後押しする仕事は、本当にやりがいの大きなものでした。それまでは自分自身と自店のクリエイターの成長しか実感できなかったのが、東日本の店舗全体の成長が実感でき、ひいてはJINSの成長そのものに貢献できているという手応えが得られました。影響力の大きさが、そのまま仕事の喜びにつながったと思います。
入社したばかりの頃は自信なさそうだったクリエイターが「試験に合格して、準社員から正社員になれました!」と報告してくれたこともあります。その笑顔にクリエイターの成長を実感しました。人を育てる喜びは、言葉では表しきれないほど大きなものです。

「キャリアチャレンジ制度」で私は本部に残ることを希望。同じタイミングで組織改正があり、所属部署の名称が「店舗オペレーション部」に変わり、私の担当エリアは宮城・福島となりました。地域を限定することで店舗との密着度を高め、クリエイター1人ひとりに対してより深みのある指導を行うという狙いです。トレーナーが増え、1人が広いエリアを担当しなくても済むようになったことも背景にあります。
同時に私はストアディレクターの教育体系づくりにも携わるようになりました。現場に深く入り込んで育成を行いつつ、全社視点でストアディレクターの育成にも携わるという、幅広い仕事を任されています。これも私にとっての挑戦です。

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クリエイターの成長を止めてはならないという強い意志

感染症拡大により、育成の仕事も大きな影響を受けました。
今まで各店舗に足を運んで対面指導を行っていたのですが、リモートに切り替えてオンラインで試験や指導を行うスタイルも増えています。研修も、全国から本部に集まってもらっていたのをオンラインに。おかげで地方クリエイターの上京の負担は軽減され、より多くの人が研修を受けられるようになりました。各検定もオンライン化できるものはオンラインに移行しています。
こうした切り替えは、驚くべき速さで行われました。社内検定はクリエイターにとってキャリアアップのチャンスです。コロナ禍であってもクリエイターの成長を止めてはならないという強い意志が、切り替えの速さにつながりました。JINSならではのスピード感だったと思います。

「キャリアチャレンジ制度」で本部に異動した年に結婚しました。仙台を拠点に出張ベースで仕事をするというワークスタイルは、結婚で生活パターンが変わった私にフィットするものでした。個人のライフスタイルを尊重した柔軟な働き方ができるのもJINSの魅力です。
数ヵ月後には第一子も生まれます。男の子です。オンラインでの仕事も増えてきたことで、出産後もワークライフバランスの充実を図りながら仕事を続けたいと思います。これからの女性の新しい働き方を、フロントランナーとして自ら開いていきたいと考えています。

トレーナーは、現在20人。今後はこれを40人へと倍増させ、各エリアに専任トレーナーを置くような体制をつくりたいと考えています。そのためにトレーナーの育成に取り組むつもりです。
また女性としてのキャリアの選択肢をさらに増やしていけたらと考えています。例えばストアディレクターが育児休業で現場を離れ、復職したとき、時短で働きながらストアディレクター職を継続するのは難しいのが現実です。子育てしながらストアディレクターとしても活躍を続けられる、そんな働き方も構築したいと思います。
JINSのさらなる成長のために取り組むべき課題は多く、その挑戦は私自身のこれからの成長にもつながっていくでしょう。

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