成長の出発点は好奇心 失敗をおそれず、「がむしゃら」に取り組まなければそこに成長はない
成長の出発点は好奇心 失敗をおそれず、「がむしゃら」に取り組まなければそこに成長はない
このストーリーのポイント
- 人材こそ最高の財産。その育成は企業としての重要な使命
- 最も大切なのは人間性。商品知識やビジネススキルは入社後に経験を通じて学んでほしい
- 少子高齢社会だからこそ潜在的な市場の開拓に挑戦する
「快適で豊かな住環境の創造」を理念に掲げ、住まいに関わる幅広い領域で事業を展開するJKグループ。その成長の原動力は、言うまでもなく人材である。育成にかける想いや、これからの時代を担う人材へのメッセージをお伝えしたい。
JKホールディングス株式会社
Y・S
経営管理本部
※取材当時
1996年入社
関西出身。幼少期は海外で過ごす。
関西営業部で営業担当を8年、営業所長を4年務めた後、プライベートブランド(Bulls)商品の開発・販売促進の責任者として東京本社に。その後、首都圏の営業部長を務める。
座右の銘は「満は損を招き 謙は益を受く 時れ乃ち天の道なり」。慢心することなく、常に謙虚な姿勢であり続けることを自らに課している。 好奇心旺盛で、興味を持ったものにはとことんのめり込むタイプ。趣味はゴルフ・ドライブ・読書。好きなジャンルは歴史、特に戦国時代と幕末。内定者に薦められた『キングダム』から、現在は史記にのめり込んでいる。
求めるのは新しい価値をつくりだせる人材
企業にとって最も重要な財産は“人”。メーカーではないJKホールディングスにおいては人の魅力がそのまま企業の魅力に直結します。また、社員の成長が、企業の成長に直結します。
JKホールディングスには「住」道(JAPAN WAY)という行動指針があります。それは、仕事をする上で社員一人ひとりが大切にしている姿勢や価値観を明確にしたものです。ここに示された「研鑽」「感謝」「情熱」「先陣」「覚悟」という5つの資質をバランスよく磨いていくことで、魅力溢れる社会人へと成長していただきたいと考えています。
育成のキーワードは、「自律・協働・共創型人材」。
私たちは今、正解が見えない時代を生きています。課題すら見えづらくなっていると言ってもいいでしょう。緩やかに人口が減少し、創意工夫なしではビジネスマーケットもシュリンクすることが予想され。かつての成功体験だけでは通用しなくなってくるでしょう。
常に学ぶ姿勢を持ち、自らの頭で考え、自らで課題設定し、多様な個性や考え方を尊重しながら共に取り組み、周囲と強固に連携しながら新しい価値を創り出せる人材こそがこれからの時代を切り開く重要な人材であると考えます。
正解の見えない時代は、幕末の浦賀沖に黒船が来航した時代と重なります。先の見えない中、強い志をもった人材が常に腕を磨き、力を合わせ、心を一つにすることで、明治維新へと突き進む、そんな幕末の志士のように新しい時代へと切り拓く集団でありたいと考えています。
若手が育ち、大きく成長する評価制度
評価制度においてもJKホールディングスは「住」道(JAPAN WAY)に軸足を置いています。具体的には「住」道(JAPAN WAY)の5項目がどれだけ実践できているかを評価する「JAPAN WAY評価」の他に、売上や・利益額等を評価する「業績評価」、社員一人ひとりが個人目標を掲げ、その進捗・達成度を評価する個人目標評価です。さらには、生産性の高さも加えて評価しています。
ポイントはキャリアに応じてこれらの評価割合が変わる点です。若手(チャレンジグレード)のうちは「JAPAN WAY評価」を重視。つまり仕事に対する姿勢・考え方を重視。管理職になると逆に「業績評価」の比重が高くなります。若いうちから業績すなわち数字だけを追うようになると、人としての目指すべき姿・あるべき姿を磨くことが疎かになってしまいます。「住」道(JAPAN WAY)をバランスよく向上させることで人間性を高めて欲しいという思いが、この評価制度に込められています。
私にとっての人生道場とは
私にとってJKホールディングスとはまさに人生道場そのものです。
日々、わくわくしながら通うのが楽しみ。自ら進んで自分磨きができる。
強くなっているという成長実感がある。仲間を誇りに思える。私も学生時代はテニス部に所属していましたが、団体戦で仲間と総力をあげてライバルに勝つようなイメージですかね。
倒れても倒れても仲間と手を取り合ってまた立ち向かっていける、そんなイメージがJKホールディングス人生道場です。
成長には限りがありません。生涯を通じて学び続けることで、生涯を通じて成長することは可能です。
JKホールディングスには60社以上のグループ会社があります。卸売から小売、建設、製造、金融まで、業種は多種多様です。生涯学習の姿勢があれば、各々の成長に合わせて幅広いグループ会社で自分を磨き続けることができるでしょう。こうした選択肢の広さ、奥深さは、JKホールディングスならではの魅力です。
JKホールディングスでは若手のうちから大きな裁量権をもって、責任ある仕事に挑戦できます。お得意先の経営者様と膝を突き合わせて接する機会も少なくありません。そのような環境だからこそ大きく成長ができるのです。
そして、成長と連動して役職も上がっていく。若手にとっては働きがいのある魅力ある環境であることは間違いなく、「最年少で管理職を目指す!」と公言する若手社員も多くいることはとても頼もしい限りです。
求める人物像は、人から学べる人
これから社会に飛び出す皆さんは、無限の可能性を秘めています。研修制度は整っているので仕事に必要な能力やスキルは入社後に身につけていただければ大丈夫。若いうちは明るく元気に周囲を鼓舞するような存在であってほしいと考えています。さらに私たちが求めるのは、まっさらな状態でなにごとも吸収しようとする“素直さ”です。同時に謙虚かつ貪欲に人から学ぶ姿勢も大切です。真摯に教えを請う姿勢があれば周囲は皆さんを心から応援します。成長の上でその姿勢は絶対不可欠なものだと考えています。
そうした素直さや学ぶ姿勢を、お会いした時に見せてください。面接という形でお呼びしますが、意味合いとしては面接というよりは人間同士の対話の場といったほうが相応しいかもしれません。対話を通じて皆さんの人間性に触れさせてください。
当社の得意先様や仕入先様は、個性豊かで魅力溢れています。当社同様“人”を大切にする方ばかりです。会社の垣根を超えて、若い人材を育てようとしてくださる方も少なくありません。義理や人情といった普遍的な価値観を大切にする方もたくさんいらっしゃいます。その中でもまれることで人格は形成されていきます。そして成長することで、将来、得意先様や仕入先様に仕事で恩返しができるのだと思います。人間力で勝負したい方は、我々の業界はぴったりだと考えます。
幸せな人生をここで実現して欲しい
少子高齢化、労働人口の減少は、我々を取り巻く環境に少なからず変化をもたらすことでしょう。業界としては新築住宅着工戸数も緩やかに減少することが予想されます。しかしJKホールディングスの強みはレジリエンスな体質だと考えます。しなやかで柔軟な発想で、潜在的なニーズを積極的に掘り起こすことで、まだまだ成長戦略を描くことは可能であると考えています。
我々の戸建住宅に納める住設建材の他に、既に非住宅領域にまで展開。公共施設や教育施設、また商業施設や駅舎等の分野にも進出。さらには、今後まだまだシェアの拡大が見込める家具や電材商品、サッシなどの窓まわり、ブラインドやカーテン等のインテリア商材、外構等のエクステリア、納材に関わる工事も取り込んでいくことで一戸あたりの受注金額を増やすことは可能だと考えます。また、コロナ禍による、「巣ごもり需要」が住宅業界にも広がっています。いわゆる「おうち時間」が増えることで、住宅の在り方も大きく変わりました。「テレワーク専用の部屋をつくりたい」「室内で木のぬくもりを感じたい」「「壁を抗菌仕様に替えたい」「非接触の自動水栓機能付きの水まわり(キッチン・洗面化粧台)に替えたい」「ペットを飼ったのですべりにくく、消臭機能のある床材を張りたい」「エアコンは省エネがいい」「防音機能のある部屋にしたい」等々、様々な需要が顕在化し、普段の暮らしの『心身の健やかさ』『居心地の良さ』を求めるニーズが高まっています。様々な商品を取り扱っているJKホールディングスにとって、ポスト・コロナの時代は、大きなチャンスなのです。
もう一つのフェーズとして地球温暖化に起因する気候変動による災害は国際的な問題となっており、日本を含む124ヵ国と1地域が『2050年カーボンニュートラル』を表明しています。我が国の住宅に関してもCO2削減の為、高断熱化・省エネルギー化が求められていますが、現状、新築着工住宅の20%ほどしか目標基準に達しておらず、残りの80%を2030年までに100%にしないと、2050年のカーボンニュートラル達成は難しいと言われています。この分野についても、全国の得意先である販売店様・工務店様と共に新たな取り組みをスタートしており大きな需要が見込まれます。
また人口減によって問題となっている空き家を含めた中古住宅についても、その改修を手掛けることで流通の活性化を図っていきます。また、企業の事業承継も社会課題の一つです。積極的なM&Aもリーディングカンパニーとしての大きな使命だと考えています。人材育成に力を入れているのは、こうした企業の経営を託せる人材を育てたいという背景もあるのです。
このようにJKホールディングスでは、一見すると逆風のように思えることも追い風へと変えていく力があります。時代の変化に対して受け身にならず、能動的に自ら攻め込んでいくことで、自らの可能性を高め『快適で豊かな住環境の創造』という企業理念の元、社会貢献できる会社になりうると考えています。
“成功者のキャリアの8割は偶然によって形成される”
これはスタンフォード大学ジョン・D・クランボルツ教授が提唱した理論です。要するに、個人のキャリアは偶然起こる予想できない出来事で決まることが多い。偶然の出来事は、自らの行動で生み出すことが重要で、その出来事を最大限に活かすことで、自らのキャリアを大きく変える事ができるということです。
日本には400万社を超える企業があります。その中からJKホールディングスに興味を持っていただいたことは、まさに皆さんの行動が生み出した偶然の出来事なのではないでしょうか。
終身雇用の時代は終わったと言われています。しかし私は敢えて言いたい。入社した会社で定年までしっかり勤め上げていただきたい。
自分自身で決断し、入社した会社であるなら、覚悟を決めてその会社で社会人生活を全うして欲しいですし、大きく成長し、自己実現をしていただきたいと願っています。また、社会人生活を通して皆さん自身に幸せになっていただきたいし、皆さんの家族をも幸せにしていただきたいと願っています。もしも、最初の配属先にミスマッチを感じても、JKホールディングスには様々な部署がありますし、60数社のグループ会社もあります。異動配置を通じて多くの人々に触れ、様々な経験を積み、大きく成長できる環境がJKホールディングスにはあると考えています。それでも違和感がある場合は、自ら会社を変えてやるというくらいの気概を持ってほしいと願っています。
私のそんな思いに共感してくださる方と、ぜひ一緒に仕事をしたいと願っています。
※現在は営業グループの責任者として活躍の場を広げている